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(短編集)
medium 霊媒探偵城塚翡翠
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medium 霊媒探偵城塚翡翠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全375件 281~300 15/19ページ
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この本は本屋でたまたま見かけた。目立つ位置にたくさん置かれており、帯でべた褒めされていた。「このミステリーがすごい」「本格ミステリ・ベスト10」「2019年ベストブック」それぞれで1位を獲得したらしい。騙されたと思って買って読んでみた。 確かに、物語の構造は推理小説の中では斬新なのだろう。ただ、面白いとは思えなかった。というか、読んでいて不快だった。 不快に思った点は以下。 1.文章が単調 文章が全体的に薄っぺらいと感じた。淡々と物語が進んでいく。遊びや間がほとんどなく、単調に感じた。情景描写がほとんどない。 2.ヒロインの表現が気持ち悪い 「ちろりとピンクの舌を覗かせる」(この作品のヒロインは、やたらと舌をちろりと覗かせる)や、「ウェーブを描いて落ちる髪の房が、キューティクルの光と共に踊った」といった表現が受け入れられなかった。 3.「これが小説だったら~」を使った 物語の終盤で出てくる「推理小説なら、ここで読者への挑戦状が挟まれるタイミングです」という言葉。個人的に、小説の中で「もしこれが小説だったら~」とかやる作品が嫌いなので、不快だった。 この作品が第1位3冠というのが信じられなかった。構造が斬新だったらそれだけで高く評価されるの? この作者の本は今後読まないだろうし、「このミス」をはじめとした3つの賞も信用しないことにする。 | ||||
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話題になった本なので、購入しました。 | ||||
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"霊媒というのは、生者と死者を媒介する存在です。だとしたら、僕はあなたの力を、論理を用いて現実へと媒介する、お手伝いをしましょう』"2019年発刊の本書は、2020ミステリーランキング2冠を達成したのも納得の【残り80ページで全てが変わる】伏線だらけのミステリー傑作。 個人的には最近ミステリーにはまりつつあることから、評判の良い本書も読んでみようかな?と手にとりました。 さて、そんな本書は推理作家として難事件を警察に協力しながら解決してきた香月史郎が、霊媒として【死者の言葉を伝えることが出来る天然メンヘラ美少女】城塚翡翠とコンビを組んで【絆を育みながら】サイコパスな連続殺人鬼に挑んでいくのですが。 いやね。犯人はそうかな?と何となく思ってましたが、残り80ページで視点を【そんな風にひっくり返してきますか。見事にやられた!】という構成力には驚きました。(表紙イラストも伏線?) もっとも、各話の謎解きに関しては【城塚翡翠の解説】は私には【そんな簡単にわかるわけがない!】と思ってしまったのですが。。ミステリー慣れしてる方だと、そうでもないのかな?。。とか悶々としてしまいました。 ミステリー好き、ホームズ&ワトソンの様なバディ物語が好きな人にもオススメ。 | ||||
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文章は稚拙、キャラクターはわざとらしい、話は凡庸。退屈で退屈で何度も途中で挫折しそうになりながらも、最後に大どんでん返しが待っている!という多々のレビューに励まされて、たどり着いた最終章…だが、脱力しかない。この感覚、「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出した。 | ||||
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予想していたものとはだいぶ違ったけれど、面白かったです。 後半、どんでん返しがあるんですが納得です。それまでに感じていた、言葉にしづらい気持ち悪さが一気に解消されました。 どんでん返しなしにそのままだったら、それはかなり怖い……。いやあ、良かった良かった。 | ||||
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ミステリー小説が好きな人には、拍子抜けするほど予想通りで、唯一騙されたのは翡翠の二面性ぐらいです。 最初の殺人も中身が薄っぺらくて面白くないし、ラストで説明されても「フーン」程度としか感じられず 拍子抜けしました。 表紙に興味をもったけど中身はライトノベル程度でした。 | ||||
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驚愕のラスト、という評判を聞き、期待して読んでみた。正直な感想としては、確かに驚きはあったが全体として面白くはなかったといった感じ。あと、連続殺人犯の正体は結構早い段階で、何となく予想できた。 何で面白くなかったと感じたのかを振り返ってみると、物語の中の3つの事件があんまり魅力的で興味を惹かれるようなものではなかったからだと思う。 多分、全体のどんでん返しを考えた後で、各事件をつじつまを合わせながら、作っていった結果ではないか。 ミステリーをあんまり読んだことない人にはいいかも。 | ||||
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YouTuberべるりんの壁さんの書評動画に釣られて読んでみたけど、見事に時間の無駄だった。 内容はクソだし、良かったのは表紙のイラストくらい。 全4章の『最終章』こそがこの筆者の1番、気合入れて書きたかった場面だし、他のレビューの方の言うような『ドンデン』なのだけど そこに行き着くまでの長い、長い、長過ぎる!前ふりの他の3章のページに付き合わされなきゃいかん読者の立場的には辛いものがあるし ぶっちゃけ他の3章も短編の連作みたいな連なりで、そんなに言うほど面白いわけでもない。 何度か途中で読むの辞めようかとも思ったけど、ラストが『衝撃だ』という他のレビューさんの意見を信じ喰らいついたけれど、 翡翠の長台詞の独壇場状態というか、ペラペラペラペラ長い演説の数十ページに 劇中『あぁ、喉が乾いたわ』ってセリフが2回くらい登場するのだけど これは作者なりのメタ認知的ギャグなのかとも思ったくらい あと説明台詞も多すぎるし、翡翠が美人キャラという設定はいいのだけど、美人を美人って言葉を使わず別の描写でそれとなく読者に連想させるのが 小説家の腕の見せ所のはずなのに 最終的には翡翠本人の口から『美人で可愛い翡翠ちゃんが尾行や張り込みなんかしてたら目立ってしょうがない』なんてセリフみたときには あぁこの小説家は腕がないわとも感じました。 ナントカ賞というのもアイディア賞で、2度目、3度目の偶然はありえないし、同じネタも使い回しできないし、 次回作のプレッシャーに本人が1番悩んでて潰れてそう。 | ||||
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「すべては伏線」のキャッチコピーはまさにそのまま。ラストの怒涛の謎解きは引き込まれ読み留まることが出来なかったです! 「まさか、そんな?!」という驚きを味わえる、そんな作品です。 | ||||
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面白かったです。 何を書いてもネタバレになりそうですが、細かく練られていて、オチも決まってます。 連続殺人鬼の正体は推理小説を読みなれた人ならば察しがつくかもしれませんが、 最終章の怒涛の展開に吃驚したのでお勧めです。 | ||||
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表紙絵の翡翠ちゃんが脳内で演じるぶりっ子に世の男はメロメロ間違いなし! 男性にはかなりおすすめです。 女性にはその出来すぎた女性の見せ方に反吐が出る方もいそうなので無理におすすめはしません。 ドラマティックな最終章はページをめくる手が止まりませんでした | ||||
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本格ミステリ好きですがあくまでこの作品を単体で見た際の感想を記載します。 ちなみに各章の犯人及びオチは全て解りましたがそこはこの本の本質ではないため評価から除外します。 物語の構成としては3つの異なる事件とその間に入る最終章犯人目線のごく短編の話が続き最終章でその犯人と対峙するという流れです。 正直、最終章に入るまでは中の下くらいの作品だと思っていました。 人物描写(特に女性)が浅く記号的でハーレムアニメのキャラのような男性の妄想する可愛い女の子を具現化した言動にも辟易しました。 これも伏線のうちとはいえリアリティを感じられず物語に入り込むことを難しくさせる一因でした。 この辺りはもう少し自然な描写が出来なかったものかと感じます。 また、語彙力が乏しいのか同じ単語や似通った台詞が数ページの内に何度も登場するのも美しくはなかったです。 しかし全体の7割くらいからの真相解明パートは良く出来ており中々に読み応えがありました。 恐らくこれを書きたくて全体的な骨組みを構築したのだろうと思いますがそういう意味では作者のやり方は正解だったと感じます。 劇中の女性主人公の台詞に「簡単な謎を提示しそれを読者に解かせることによりさらなる謎を隠す」的な言葉がありましたがまさにそれをやってのけたのだなと。 そのため各章の犯人探しなどは評価の対象外とした次第です(ミステリにありがちな動機、トリックなのも狙っている可能性があるため)。 ただし、少しネタバレ感が出てしまいますが、その技法を行うためにこういった設定を用いたのは言ってみれば北斗神拳は秘孔で人間を破裂させられるという描写を続けていたのに実は秘孔ではなく小型の爆弾を使ってましたといきなり告げられるような狡さも否めませんでした。 読者は「この世界ではそういうものなんだな」と感覚を作品にリンクさせて読み進めているでしょうからそりゃないよと感じる人がいても仕方ないことだと思います。 これは物語の核心に近い部分なのでこれ以上の明言は避けますが・・・。 先に述べたこの作品における見せ場の部分については確かに数十ページに渡り延々と会話が続き少したるい感じはあるもののよく考えて作られてるなと自分は素直に感心しました。 会話相手のリアクションがこれまた漫画的で凡庸なのが残念でしたが本筋から気が逸れないよう当たり障りのない反応しかさせなかったのかもしれません。 大げさな煽り文句や賞の威光のせいで逆にマイナスの読後感を覚えた方もいらっしゃるようですが読んでみても損のない良作だと思います。 | ||||
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レビューを読んでしまうとどうしても楽しみが減滅する作品だと思うので、ぜひ何も考えずに読んでほしいなと思います。私もなーんにも考えずに読んだら、顎が外れそうになるびっくり仰天の結末で、さらに、自分の中の、いやーな男性性にも気づかされました。 超能力をミステリーのエッセンスとして上手に取り入れて、科学や論理の本質は崩さない、むしろ魅力的に生かす、という点では今村昌弘さんの『魔眼の匣の殺人』と同じようなイメージですが、個人的にはこちらの作品の方が、謎が残らずにすっきり読み終わることができるので、とても好印象でした。 作品の構造的には、連作短編の最後で伏線回収という形になっていて、古くは『ぼくのミステリな日常』、新しいところでは、『本と鍵の季節』『Iの悲劇』でもみられるタイプの作品ですが、、、こういう前情報もいらないですよね。とにかく、レビューは読まずに読んで楽しんでほしい作品です。 | ||||
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美少女探偵もの。警察と協力して解決するという、ありえないけどある意味王道。帯のあおりを気にせずに読んだ方が楽しめる気がする。ときどき文章が急にかためになったりやたら描写が細かくなったりするところもあるけどそれって伏線だろうか。このあたりもミステリー王道たるゆえんか。キャラクターがいいのでちょっとダークになりがちなはずの話だけれどカラッとしていて読んでいて楽しい。なんといっても表紙の女の子が妖艶。ジャケット、文庫版はどうなるんだろ。 | ||||
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ミステリー小説にハッピーエンドなんて求める方が悪いのですが、私的にこれは完全無欠のバッドエンドでした。 | ||||
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途中までは、ラノベっぽいのに割としっかりしたミステリ、という印象。このままキャラクター重視の作品なら面白く読めると思いつつ、あちこちでしつこいくらいに「衝撃」とおすすめポイントとして書かれているから、犯人はインターバルであっさり解ってしまう。 その後伏線を回収してまわる解決編が長い。 未だかつてこんなに「探偵と犯人どっちが悪役か判らない」嫌な気持ちのする解決編に出会ったことはなかった。スッキリした!と言える人はすごい。 コナンのように「あれれ?」を連発して挑発したり小馬鹿にするのは、例え探偵の性格が内容の前半部分であったとしても、本質は後半なんだと思うと、読んでて不快でした。 キャラクターでミステリを読む訳ではないけど、それでもキャラクターも大事な要素です。問題編と解決編だけで作品の良し悪しはきめられません。 続編には手を出さないてす。 | ||||
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装丁は「魔眼の筐」と瓜二つ。「霊媒」という、これまでのミステリーでは本筋であまり扱われていないテーマを扱っているところは「屍人荘の殺人」を彷彿とさせます。著者がこれらを意識していないとは考え辛く、今、流行るステリーは何かという点を追求された作品だと思いました。求められているものを書けるという才能には感服です。 最後のどんでん返しについては、説明口調が強く、また、多少のこじ付けも感じました。これについては、扱っているテーマの都合上、致し方ない部分もあると思います。 帯の書評が壮大なため、読者の期待値を上げすぎているのがもったいないと思いますが、純粋に楽しめる作品だと思います。 | ||||
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霊媒の城塚翡翠は絶世の美女。霊媒として得た情報には、証拠能力がない。それを補うのが推理作家の香月史郎であり、二人で殺人事件を解決していく。その頃、シリアルキラーによる連続殺人事件が起こっていた。満を持して二人は、この連続事件を解決しようとする。ここから先はネタバレになるので言えないが、どんでん返しの、そして裏の裏が待っている。ちょっとイヤミスぽくもあるかな。いや、ちょっと悲しい?この作家の「午前零時のサンドリヨン」は途中でつまらなくなって、読むのをやめてしまったのだが、うーん、ちょっと認識を変えないといけないかな。 | ||||
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ミステリ要素とラノベ要素が混じったような作品です。 しかし、普段ミステリを読まない私でも途中から犯人が分かってしまいました。 分かったのはまだ良いのですが、最後のあれは… 解説が長い、無駄に挑発するような口調で翡翠がただの嫌な女にしかうつらない。 大どんでん返しよりもこれらが気になり後味が良くなかったですね。 ミステリよりもラノベとして読んだ方がいいかも。 どっちとしても中途半端だけど。 | ||||
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まず、装画が抜群にいい。 今村昌弘氏の話題作『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』の装画も手がけている、遠田志帆氏の描く主人公「城塚翡翠」の魅力は最高だ。これだけで本書を手に取りたくなる。というか実際、私はこの表紙で手に取った。講談社の狙いに乗るのは癪だが、事実だから仕方がない。 本書は、三つの事件と、それらの陰で進行している大きな事件とで構成されている。 三つの事件に関しては『女子高生絞殺事件』が一番規模が大きく、それ以外は小規模の事件である。なので単体での魅力は乏しい。特に、シリアルキラーの内面には、もっと深く挑んでほしかった。 しかしそれはあくまで表の事件で、裏で進行する連続殺人事件こそが本作の肝である。 『vs.エリミネーター』と名付けられた章で、城塚翡翠は連続殺人鬼と対決する。ここで翡翠の口から吐き出される言葉は、それまでの彼女の振る舞いに騙されていた読者にとっては、かなりキツいものである。ここで心折れた方も多いと思う。 だがエピローグで、翡翠の友人・千和崎真は、そのときの翡翠は〇〇を〇〇っていての対決だったのではないかと推測する。そして、対決後の翡翠の行動を見れば、それはほぼ真実であろうということがわかる。 賛否が分かれる理由のひとつは、これを翡翠自身の視点で描かなかったからではなかろうか。ここを彼女の視点で書いていれば、賛否の率はもっと変動したかもしれない。 しかしそれは、翡翠が〇〇〇としての顔を持つがゆえ、あえて書かなかったのだと感じ取れる。私個人としては「でもエピローグは絶対に翡翠視点で書いてほしかった!」が本音だが。 救済者としての翡翠と、連続殺人鬼の心を完膚なきまでに叩き潰す翡翠。彼女の本質がどちら寄りなのかは、それこそ推測するしかないが、霊媒探偵としての活動を考えれば、おそらくは……だろう。 しかし本作では、他の推理作家陣からの評価の山がいただけない。これらが逆に、本作をミステリの枠内に限定し、娯楽小説としての価値を狭めてしまっている。「期待値を上げすぎ」とレビューしていらっしゃる方がいるが、まったくそのとおりだと思う。 ミステリ賞三冠作品と言うが、そこまでの作品かと問えば疑問が残る。少なくとも、綾辻行人や京極夏彦の破壊力に匹敵するものではない。乙一の『GOTH』のようなシリアルキラーの凄みもない。だからこそ、もっとエンタメ小説と位置づけて売ってもよかったのではないか。 私はミステリ小説を、頭を使う本格推理ものではなく、単純に娯楽作品として読むので、ミステリファンから言えば外道者であるが、だからこそ本作を本格推理の枠で縛ってほしくなかった。 ただ、他の方々が指摘するラノベ感は気にならなかった。というより、そうは感じなかった。いまのラノベの多くは、もっとずっと質が低い。文章や雰囲気は、あくまで作者の個性であろう。 『vs.エリミネーター』以外の三事件の面白さには、犯人像が類型的でばらつきを感じるし、全体としての後味も良くない。だが、ラストの千和崎真が推測する城塚翡翠の人物像は印象的だ。これをエンターテインメント作品、連続ドラマとして考えれば、なかなかの秀作だと思う。 | ||||
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