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教団X
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教団Xの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全329件 201~220 11/17ページ
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厚みのわりに得られるものはあまりない超大作。一生懸命取材したことをどこかに織り混ぜたい気持ちはわかるがいらない部分が多いと思います。 また登場人物が多く、話を広げすぎて上手く回収しきれなかった感が否めない。 でも次の展開が気になって夢中で読みました。 もう少し寝かせて、自分の熱が覚めた頃に推敲してほしかったです。 | ||||
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評判の一冊とのことで図書館で予約し借りてみましたが第二章の途中でリタイヤしました。 色んな参考文献を盛り込んでて「どう?意味深で深いでしょう」と言われ続けている感じ。 読み進めてもなんか不快感が増すだけでした。 小説というよりどこか哲学書みたいな感じ。 これを絶賛する人とは永久に分かり合えないだろうと思いました。 | ||||
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作者の頭の弱さと社会経験の無さを楽しむための本。 この出来で有料なので注意です。 本で聞きかじった情報を垂れ流す前半、多少物語は動くけども謎の政治的主張と可哀想になるくらい稚拙な性描写がめくるめく後半。 これのプロットがあるなら見てみたいです。 エピソードに繋がりがないので本当にイライラしました。 キャラクターには申し訳程度の個性があるだけで、作者の顔が全く見えない。リアリティーを付けようとする努力を放棄している様。 あくまで作者の意見のスピーカーとしてキャラクターを扱ってます。 こんなクソを垂れ流した作者と、又吉さんのステマに乗ってしまった自分の浅はかさに呆れます。 あと、この本を褒めるにあたってドフトエフスキーを持ち出すのはやめて欲しいです。 これが作者にとってのカラマーゾフの兄弟? 恥を晒すのも度がすぎると笑えません。 みなさん、ちゃんとした本を買いましょう。 これは本当に酷い。 | ||||
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教祖様の言葉を借りれば、「んん......ひどいね」。 芥川賞作家、なんですよ、ね...。 【疑問点と不満 ※ネタバレあり】 ・巻末に参考文献がズラリと列記してあるもののカルト教団についての参考文献が1つもなく、それが多くの低評価レビューの裏付けとなっているのでは? ・現実の宗教団体の維持や運営、信仰者、カルトやインチキ宗教に巻き込まれてしまった人などについて取材をしていないのだろうな、と思わせるリアリズムのなさ。 ・宗教、靖国、世界の貧困問題についての参考文献がほぼ同量だけれど、本来なら、本のタイトルでテーマである宗教についての参考文献が圧倒的に多くなくてはいけないのでは?(本書のテーマが国家右傾化への警鐘や厨2病だったらごめんなさい) ・せっかく量子論や宇宙物理学などの科学的ウンチクをからめて、仏教について松尾に興味深く語らせているのに、ストーリーに何ら影響を与えていない。宗教を隠れ蓑にしたエキセントリックな描写が多すぎて、結局読者を「宗教ってコワーイ」といった無意味な感想に導きかねない。 ・いろんな登場人物のセリフに出て来る「でも」「は?」などの言葉使いが安っぽい印象。 ・教団Xの教義と実態がほとんど描写されていない。なぜ多数の信者が集まる教団になりえたのか、説得力がまるでない。 ・教団Xはなぜマンションまるごとを教団にできたのか?松尾を詐欺に合わせた資金で買ったのか?信者は毎日を何している?教団運営の資金はどうやって作っているのか? そういう細かな描写が一切ないから、公安がマークするような教団としての凄みを全く感じない。 ・松尾の言葉使いが若くて薄っぺらい(作品世界を2010年代だとすると、20歳で徴兵された松尾は確実に85歳以上のはずなのに)。 ・沢渡がアジアで神を感じた経験と、その後立ち上げた教団のあり方につながりが感じられない(教団の活動ポリシーがない)。 ・立花は義兄であり深い仲である高原を、なぜ「高原君」と苗字で呼ぶのか(峰野と間違える!)。 この作品のジャンルが、純文学であろうとエンタメであろうと関係ない。 性描写が多い=けしからん ではなく、 貧弱な性描写でしか教団の内部を描けていない=面白くない のだ。 最後の終わり方は、映画化を狙っていそうな感じ。 ★は、「おお、面白そう!」と思わせる本の装丁に1つ、 「人間は無数の原子が集まっているだけ」という視点を紹介してくれたことに対して1つ。 | ||||
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最新の脳科学と仏教の類似を説いて、仏教スゴイ!と言っているチンケな小説です。そういうのって昔からの仏教スゴイと言っているように見せかけながら実のところ最新の科学を信奉している事に気付かないのか?最近のテレビ番組で、日本は世界でこんなに活躍!だからスゴイ!って言ってる構図と同じです。 登場人物の視点の移動が雑です。主語の人物が時折入れ替わりますが、必要性を感じません。小説家としての怠慢を感じます。あと、カスみたいなカットアップの技法が使われていてムカつきます。 エロい場面を客引きのためにふんだんに使ってます。うぶなガキが密かにエロい気分になるのに丁度良い小説です。 | ||||
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あるカルト団体と国家権力との対立を軸に、多くの人々の運命が絡まり合う著者最大の長篇小説……なのですが、読んだ感想はとにかく「雑」の一言。 まず「教団X」の造形がいい加減を通り越して意味不明です。ろくな教義も思想性も示されず、ひたすらセックスをしていて公安からもマークされている閉鎖的な教団――まずもってこのような組織に入りたがる人間がいるとは思えませんし、言うまでもなく宗教団体の実相からもかけ離れています。そもそもカルト教団を主軸に扱うのに、それに関する参考文献が一冊も挙げられていない(靖国や脳科学に関しては色々参照しているのに)というのがよくわからないわけで、こういう適当な仕事をしてしまうということ自体、作者が宗教に関して不見識であるという以上に、超越的なものに縋らざるを得ない人々に対する想像力を全く持ち合わせていないことが窺えます。 警察描写も酷いもので、公安が自分の権力拡大のためにカルト教団の幹部にテロを実行させるなどという、「相棒」の脚本家も鼻で笑いそうなレベルの陰謀が「国家権力の闇を暴いた」と言わんばかりに得意気に描かれています。もう全編こんな感じで突っ込むのもバカらしくなってきますが、後半の自衛隊機が暴走して中国に向かうくだりなどは流石に笑いを堪えきれませんでした。作者ももう自棄になっていたとしか…… 貧困や多様性、過去の戦争やテロリズムなどアクチュアルなテーマが多数記述されており、作者がドストエフスキー的な「総合小説」のようなものを目指していたことは分かりますが、これはいずれもきわめて表層的な知識の羅列でしかありませんし、また何かしら新しい視点を提供してくれるわけでもありません。高校の教科書を書き写して持論をちょろっと付け加えたレポートみたいな感じです。何の面白みもない。 文章は緩みきっており「女を惹きつける外見」などという陳腐極まりないレトリックが同一の段落で二回も使われていたり、挙句「命が消えたことを、唇の感触で知った」とか、もう何を言っているんだという感じです。 しかしこうしたディティールの甘さ(甘いというレベルではないですが)は、ある程度短い作品であれば作者も気にするはずであり、これはひとえに作品自体の「長さ」「大きさ」に起因している気がしてなりません。結局この作者は長篇向きではない。中村文則の初期作品は好きですが、こういう大仕掛けの小説となると全然ダメなんだなあ、と思った一冊でした。 | ||||
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正直言って、何が言いたいのか、何が伝えたいのかがわかりにくかったです。特にまだ中学生だったりしたら、難しくて性描写もびっくりする方が多いと思います。又吉さんや西加奈子さんが薦めていた分、残念に感じました。 面白いと思った方には申し訳ないです。 | ||||
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壮大な思考実験装置 この作品を一言で説明するなら、この表現が相応しいのではないかと思う。 正直膨大な参考資料のわりに舞台背景の考証がしっかりしているとは思えないし、一部には言葉のプロとは思えない語彙を使っていたり、登場人物の心理描写や設定が薄っぺらかったりと綿密な取材、徹底した考証、奥行きのある世界観の中繰り広げられる人間模様こそが小説の醍醐味であると感じる人向けではないと思う。 実際中盤まで読み進めると、感じるのはこの作品を面白いと評価している方達に対して強烈な嫉妬心。 「みんなはなんで夢中になれるの??」 裸の王様みたいに自分だけお馬鹿さんになったような気持ちで読み進めてもやっぱり理解できない、けれど不思議な読書感に助けられなんとか読了。 読了後も不可解な気持ちでなんとか解釈しようと悪戦苦闘すること2週間、遂に思考実験という言葉でストンと理解できた。 有名な思考実験「シュレーディンガーの猫」に例えてみる。 この実験で猫の種類(猫である必要すらないけれど)、実験者の心理状況、実験を行うに至った物語性は不要であり、ただガスで死ぬ動物が部屋に入れられたという仮定だけが必要である。 同様に、教団Xという作品でも、登場人物の心理描写や細かい背景の設定は不要であり、作者が綿密に組み立てた仮定の中でどのような事象が起こりうるかを思考することがもっとも重要であり、この作品の見所だと思う。 そう理解して改めてこの作品を俯瞰してみると、作中の全ての要素をフレームとして組み立てられた、まるで重化学製品の工場のような壮大で複雑で立体的でメタリックな思考の実験装置が見えてくるのではないかと思う。 | ||||
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内容が全く入ってきませんでした。 性描写が何とも不快でぼくには合いませんでした。 あんなに書く必要があったのか甚だ疑問です。 | ||||
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宗教と素粒子を結びつけるのはいとも容易い。 その存在が、ふるまいが、あまりにも宗教的であるからだ――。 順を追って説明すると、まずこの小説でも触れられているとおり、素粒子は量子の一種であり、量子は粒子と波の性質を併せ持つ。 色々端折って言ってしまえば、つまりは(① 科学的・哲学的)に語るところの、この世界を構成しているあらゆる存在は、「ここには何もかもが存在しておらず、同時に何もかもが存在している状態である」、ということになる。 そして、前述の(①)の部分を「宗教的」という言葉に置き換えても、何ら問題はない。 だからこの小説で初めの方に紹介されている、仏教の「無」についても、素粒子論や量子力学であっさりと裏付けしてしまえる……。 私も二重スリット実験やシュレーディンガーの猫から量子力学、素粒子論に興味を持ったのだが、知れば知るほど意味がわからなくなり混乱するし、多分全体の1%も理解できていない。 しかし、宗教と素粒子の親和性については、ちょっと頭をひねればすぐに納得がいくのだ。 科学と宗教の融合はそう遠くない未来で行われる、というかもうすでに行われている。 唯物論は崩壊し、あるいは唯心論に回収され一体化される。 マルクス・レーニン主義以降、物質に疎外され、振り回され続けた人々はようやく解放され、心の活動を重視し始める(だろう)。 この小説は、その臨界点を描いているように、私は思う。預言書のような役割も持っているし、啓蒙書のようでもある。 それをエンタメっぽくうまく包み込んでくれているから、読んでいて楽しいし勉強にもなる。 良書だと思うのだけれど、何でこんなに評価が低いのかしら……。 最後に、何で宗教の話なのに科学の説明が結構な尺で小説の中で展開されるのだろうと思った方は、このレビューも是非参考にして欲しい。 稚拙だが、ちょっとはお役に立てるはず。 | ||||
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分厚さ以上に、文字量がはんぱない!読みごたえはあるけど、疲れるかもしれない | ||||
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純文学というものは元々一般向けを狙ったものではありません。 ストーリーに分かり易い起承転結が無いような作品も多くて、暴力描写や性描写は激しくて当たり前、不道徳的な内容がほとんどです。 それを知らずにただただ批判をする人達、貴方達はこの作品を叩く以前に純文学が嫌いなのだから面白くないと思うのは当たり前です。 テレビで紹介されたから読んだ人達にはもったいない作品です。 純文学好きの方とても良い作品なので是非読んでくださいね。 | ||||
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面白い本はあっと言う間に読み終わり、何度か読みたくなりますが、 この本は、なかなか読み進めず、二度と読み返す事もないでしょう。 あくまでも個人的感想ですが、全く面白くありませんでした。 登場人物だれ一人にも感情移入出来ずに、何の共感も沸きません。 新興宗教やカルト教団が教義に利用する様な、 性的な奉仕の強制システムに利用される者、利用する者。 心の隙間に入り、この場所なら自分が必要とされる…と洗脳されていく。 自分には関係ないと思っていても、ふっとした隙間につけ入る洗脳。 不愉快な読後感。 ですが、この読後感が筆者の意図するものなのかもしれません。 | ||||
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良い本だと思うのですが、 思想がだらだらと書かれていて、肝心のストーリーがあまり面白くなく 楽しめる本ではありませんでした。 思想の部分を少し我慢して、ストーリー部分をもっとからめて欲しかった。 少しもったいないような感じでした。 | ||||
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読み進めていくと止まりません! 現代科学の見識に優れた作者が書かれた 御本と認識できます。 | ||||
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と~っても時間の無駄でした いつ面白くなるんだろうと期待して読んだが。。。 参考文献のコピペと、ゲスネタと、主人公誰??誰が何言ってんの??の嵐 はぁ、苦痛でした・・・ アメ〇ーークの芸人の方、みな絶賛してたけど…謎 蛍原さんの途中で辞めたの正解でした あのおすすめ度・称賛ってなんでしょうか? ただ活字読んでるのがすきなんでしょうね | ||||
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所々描かれるセックスシーンがなんとも下品。 これじゃ通勤電車の中や、公共施設のなかで読むことができませんねぇ。 官能小説自体を読んだことはありませんが、いくら何でも女性の性器を連呼して 書かれたんでは、なんともいただけません。 (昨日そのものずばりをこのレビューに書いたのですが、しっかりはじかれました。 なので、また書き直していますが、)小説ならいいの?「だめ、だめ、おまん・が、」 って。なんどもなんども。 ストーリー自体がカルト教団に潜入したような気分になれて、とても楽しくそして面白く ドキドキしながら読めるだけに、残念でなりません。 私なら知り合いの方たちにはおすすめしない作品です。ごめんなさい。 | ||||
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テレビで絶賛している人がいて、紹介文も面白そうだったので、珍しく文庫化を待たずに読みました。 大後悔です。 導入部から退屈感はあったのですが、登場人物に語らせる思索的台詞には興味を持ちました。 でも、どうにも登場人物に感情移入出来ません。出来ないどころか、一体誰のことを今読んでいるやらわからなくなりました。ポルノ小説みたいだし。一体なんなんだ。 読後感も悪いです。 沢渡の過去の?サイコぶりが最高に気持ち悪かった以外は、記憶に残りません。 オススメしません。 電子書籍だから売ることも出来ない。 | ||||
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購入して損した。 期待して読むのは止めておいたほうがいい。 内容が薄っぺらいので、本の分厚さの割にはサラッと読み終わる。 本を読んで何も考えさせられない、何も残らなかったのは初めてだ。 | ||||
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「教団X」と呼ばれるカルト宗教集団と、 それに関わる男女を描いた作品。 主要な登場人物たちに感情移入することが出来ず、 また、彼らの一つ一つの行動の根拠や理由を 理解することが出来ないことが多かった。 作者が伝えたいことを、理解することは出来る。 しかし、あまりにも観念的かつ抽象的、 そして悪意に満ちており不快感が募ってしまった。 ブッダ(仏教)、宇宙、素粒子、魂、脳科学、意識など、 難解な理論をページを割いて展開する意図も解りかねた。 性描写や凌辱シーンに関しても、 女性を理解できない男性の表現だと思った。 最もガックリ来たのは、「教団X」の教祖の 最後の行動(指示)である。 目的や内容が意味不明であり、 「最後に何かが起こるはず」という かすかな期待を完全に裏切られてしまった。 | ||||
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