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教団X
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教団Xの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 1~20 1/3ページ
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面白い箇所もあったが、全体としては期待してた感じでは無かった。 | ||||
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三日坊主にならんように、ちょっとづつ読もうと思います。しかし今年はたいへん変な年でした。この国の変な所がスケスケ網タイツのように あらゆる方面に伝線しました。 新年から、かなりハードな仕事に入るこも知れないので、覚悟して、来年の目標は倒れないことと、しっかり食べて寝るだけの時間を作る事です。あと、やさしいおバカさんでいること!みんなができるだけ笑って元気でいてほしいです。 | ||||
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始めての長編だったので、休み休み読みました | ||||
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他の方もレビューで言及しているように、性的描写がエグイです。私も途中で読むのを止めようと思ったくらい下品です。ただ読み終わった後に、その受け付けない描写は私が教団の外側の人間なので、おかしいと思いますが、渦中の信者?の人は特におかしいと思わないくらい、その団体に染まっている、ということも意味していたのかなと勝手に思いました。細かいところまでは読み解けないのですが、結局現実社会で理解できないやおかしいと思って別の"世界"に駆け込んでも、人が絡んでいる上、思想や信念にコントロールされている状況は変わりはなく、人自分で"道"を見つけていかないといけないかなと。ただ、人は強くないので、果たしてどれだけの人が、自分の頭で冷静に考えられるのかは分かりません。誰かが作ってくれた考えに従っていくほうが楽です。 やっと読み切った、、という感じでしたが、最後まで読んで良かったかなと読了後感じました。 | ||||
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前半は大変面白く読んだ。 教祖の奇妙な話をずっと読んでいたかった。 特に人間は単なる素粒子の集まりで、死んだらバラバラの素粒子になってまた誰かの細胞になるという話。 輪廻転生のような。 宇宙の話も好きなので楽しく読んでいたのに。 後半はとくに教団Xのエロさグロさと、作者の重い主張を延々読まされるのがきつかった。 | ||||
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又吉さん達が絶賛してたので、興味を持ち読んでみましたが、良い勉強にはなった気がするが、わたし理解するには難しいかったかな。 | ||||
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この著者の作品は初めてだと思っていたが、『去年の冬、きみと別れ』を以前読んでいたことを思い出した。 観念性の強い作品だったというような記憶があるが、それ以上のことは忘れてしまった。 さて本書だが、ある教団(セックス教団のような)と、「神は存在するのか」という「問い」を教義とするようなもう一つの教団が交錯し、アフリカの原始宗教過激派もからみ、そこに公安警察が介入し、登場人物の内奥が詳細に描写されていく。 しかも、もう一つの教団の主催者が語るのは素粒子論とビッグバンを中心とした世界観や宇宙観で、それ自体はぼく自身もそれほど違和感を感じない。 かなり最新の知見も入っている。 このような位相や次元の異なる話が、絡み合って本書は構成されている。 「あとがき」によれば、著者は本書を「世界と人間を全体から捉えようとしながら、個々の人間の心理を奥の奥まで書こうとする小説」だと説明している。 確かに読者を引っ張っていく力は感じる。 が、どうにも上記した絡み合いがうまく行っているような感じがしない。 何よりも、教団Xともう一つの教団の正邪というか善悪というかが、対照的すぎるように感じられるし、そこには何の屈折もないように描けれてしまっているのが類型的のようでもある。 世界でも評価が高いようなのだが、ぼくとしてはこういう「新しいタイプ」には馴染めないのかもしれない。 | ||||
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中村文則さんの本です。 セックス教団にとらえられ、スパイとしてしたてあげられた楢崎。 松尾が主宰する教団に潜入するが、 実は松尾の教団から分派した、沢渡の主宰する別の教団があり、そこではテロを計画しているらしい。 セックス教団では、おセクスおセクスな毎日で、教祖沢渡はいつもおセクス。 このセックス教団の目的は…? 楢崎が主人公かな、と思ったら、視点人物を切り替えてやってくので、 松尾の説法がはいったり、松尾から分派した沢渡の過去が語られたりしていきます。 なんつーか、頭の中だけで考えた「教団」というか、セックス教団という感じがしてしまいまして、 リアリティはないんですよね。 ただ、時代の閉塞感というか、そういう雰囲気はよく描かれているかな、という気はしました。 また、沢渡の独白のところが、白眉なんじゃないか、と思いましたね。 これが軸になって、この作品はあるというか。 逆にいえば、沢渡の独白のところがないければ、この作品は駄作だったでしょう。 分厚い本ですが、負担にならず、読み終わりました。 大名作ではないですが、暇つぶしにはよいでしょう。 | ||||
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プレゼント | ||||
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感想は正直書きにくい。 他のレビューにある通り、本文中には宗教哲学・物理生物学・戦争テロ・政治などの要素がみられ様々な視点によって評価できると思う。 最もシンプルな見方としては教祖として現れる松尾と沢渡の対比が最も分かりやすいであろう。 途中、随所に他の話の流れに割って入る教祖の話(物理生物学など)が長く読み続けるのが辛い。後々の物語の布石となるほどでもない、教祖の話を理解した上で読むと理解が深まる気もするが、重要ではない。学術的には知っておいて損はないが・・・。 性描写に関しては稚拙な感じだが、そもそも官能小説と違い、逆にこの教団の生々しさ、卑猥さが伝わってくるようにも思えた。 物語を通してゾクゾクするようなスリル、物の見方が大きく変わるような衝撃、性を掻き立てられるような刺激、学問としての知識を得ることの快感などはない。 シンプルでスッキリした話の流れではないため、読者個人個人の視点、一歩も二歩も引いて客観的に考えて評価しないと、ただつまらないという感想にはなってしまうことは仕方がない、読んでいる中でどんどん物語に引き込まれるという内容ではない。 玄人向きの小説ではないかと? | ||||
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大作ではある。ただ、長すぎる気がする。特に、宗教感、科学的知見を語るところが全体的に冗長で読み続けるのはかなりしんどい。 内容的には「教団SEX」と言われかねない性交シーンの多さが一つの特徴だが、刺激的ではあるが官能的な表現ではないのが残念だ。 物語の作りは複数の中心人物の過去、しかも海外を舞台にしたり戦争時代に遡るなど、設定を欲張り過ぎな気がする。それらをモザイク状につないでいるので作者の主張も借り物をつなぎ合わせたように感じてしまう。 理想主義的な世直し論、宗教感、愛憎、これらに捕われた博愛主義的な人々や、精神的に壊れてしまった人、公安などが入り乱れることで散漫な印象になってしまったとも言える。 テーマや材料はそのままに、もっと違った料理の仕方があったのではないだろうか? | ||||
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登場人物の口から語られる思想が表面的で引用感があるので不自然さがどうしても否めないです。 ですが、小説の最後の方で、立花が高原に対して泣きながらの説得に使った言葉は、まさしく私自身が最も大切にしているモットーであり、ここまで正確に文字に変換してくれたのはこの小説が初めてだったので、このような評価にしました。 | ||||
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この分厚さで400円は正直お得感あった 京極夏彦かよ!と言うくらい分厚いが、中身は向こうさんとは比べ物にならない程チープ 内容は、はっきり言って糞つまらなかったけど、400円で3時間ちょいの暇をつぶせたのは良かった 作者の歪んだ思想と性癖の開陳はかなりきつかった 文体は中二病真っ盛りのリアル中学生が頑張って書いたのかな?と思うほどで正直苦笑 著者近影から漂う強烈な自己愛と相まって、結構鳥肌(悪い意味で)物だった 作品としては星一つに相当だが、400円と言う破格に対して星3つ | ||||
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前半の量子論や自由意志が云々の話は最新科学の 知見がベースとはいえ、所詮は教祖の(筆者の?) 妄想に過ぎないし、それをベースに人生論を説教しても何だかなあ。後半の戦争論や貧困論は特に 目新しさもなく耳タコ。ストーリーも暴走を思わせて、結局何も起きないし、最後のよっちゃんの演説も唐突でストーリーの主題とも思えない。結局、鍋の中に美味しそうな食材を思いつく限りぶち込んだけど、出来上がった鍋は不味かったって典型。まあ各食材は不味くはないから星3つかな。 | ||||
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登場人物の(主に過去の)話に結構引き込まれます。 最初の松尾の話は気軽には読めなくてしんどいところもあります。 まだ続くのかとも思いながら読んでいましたが、内容はなかなか興味深いです。 松尾:「原子」「意識」の考え方 戦争の過酷な体験や、帰還後の以前の団体について 高原:アフリカで強制されたテロ活動について 沢渡:東南アジアで善意/悪意が共存しながらの医者としての活動について あと、教団に多くの女性たちがいる理由も後半見えてきてちょっとスッキリしました。 | ||||
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この本購入したのはちょうど一年前でした。 一か月ほど前にやっと読み終えました。 ポルノ、サド、自意識過剰、子供の頃のトラウマ体験、テロル、、、で最後に人間賛歌が来る。 素粒子がくっついたり離れたりする、、、ここの展開が一番面白かったかも。 大人の教養書?? ひつこいくらいのポルノシーンは要らなかったな~ まじで。 あれらがちりばめられた意味は?? | ||||
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内容は政治批判から原子から、世界の様々な事象とそれを取り巻く人の善意という名の悪意について述べられてて面白いですが、 セックス教団を描いたのに、 女性の性に対する感覚をあまりにも分かっていなくて笑えます。 濡れてたから相手も感じてたと思うとか言っちゃう自己中心極まりない痴漢の発想と同じ。 出てくる女性がみんなキレイでスタイルが良いのも不自然。陳腐でセックスにはまり込む男性目線でしかとらわれていないです。 せっかく宇宙論とか量子力学とかブッダとかたくさんの文献を読んで知識を得てるのだから、一冊くらいは女性のセックス論を学んでほしかったですね。 | ||||
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宗教はその時代背景を必ず含んでいる。信じたいことを信じるだけの話なんだろう。そのようなことを感じさせられた。 | ||||
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又吉が勧めていたので拝読。少なくとも言えることは、火花よりは圧倒的に面白かった。 ただ迷ったのがこの唐突に入れ替わる群像劇ですね。 誰が誰の事を言ってるのか分からないこともしばしばあり、これは今誰の感想なのだろう、と思いを巡らすのも楽しいのですが、なにせ登場人物が多いのでそういう意味でも疲れてしまう。最初の方に出てきたドアに穴をあけて覗いていた男が誰だろうな、と思い読んだら、最後まで名前無しの「色狂い」という男でした。(これには正直笑った) うーん。連作短編という形式でも良かったのでは? と思いました。 あと松尾さんの話が結構面白かったのですが、こう~最初のスタンスのような真理を探究する人ではなくなっていったのが少し哀しかったです。彼の人生を考えたり、自分が何にもタッチしてこようとしなかった姿勢を考えたとしても最終的に一本にまとめようとし過ぎてそこがやや強引な印象がぬぐえなかったです。 物語の登場人物の個人個人の動機は良かったです。ここはグッド。ただ、これ高原が主人公だろう、と思いましたね正直。群像劇だし主人公がいないんだよ、って言われたらそれまでですけど、書き方みると楢崎が主人公で、でも彼が話の中心にいなくてほっとかれる、という不思議なお話。ピントをどこに合わせるべきか大いに悩みます。あと最初に誰を主人公と思うかって凄く重要だと思います。そういう意味でもやはり連作短編の方がよかった。ここがやはり雑に感じてしまった。 あと全体的な印象では伊藤計劃の「虐殺器官」に感じたような乱雑さを感じました。 この物語はもう一個上にいけそうな気もするのに、作者の落書きのようにもなってしまった。だから星3です。光る物はある。 | ||||
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人は、何かにすがりたいもの。 それが、神か、愛か、力か、性か、解らないが。 何でもできると思っていたあの頃、世界をも変えられる、そんな力があると信じてた。 でも、世界はおろか、自分さえも変えることはなかった。 それでも世界は美しい。 何故に、そこまで苦しんでまでも、生きなければならない? そうまでして生きる理由は? クソみたいな人生でも、それを生ききることに意味があるわけで、誰かと比較して自分を卑下することも、他人を羨むんでも、そこに正解は存在しない。 どこまで行っても、私は私。 他人は他人。 今、私は歩きだす。 未来に向かって。 この道が、どこに繋がっているを知らなくても。 小難しい話なら学術書を、エロスなら団鬼六かフランス書院文庫を、読むがね。 芥川賞作家に求めるは、・・・。 | ||||
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