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教団X
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教団Xの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全329件 101~120 6/17ページ
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表紙絵に魅せられ購入。中村文則の作品は初めて読んだが、どこか屈折した人の心を、ときに冷淡にときに激情的に表現する文体は好みだった。宗教というメインテーマに加え、宇宙論、政治、紛争、飢餓などのサブテーマの描き方が上手かった。多くの視点で物語は進んでいきそれぞれの世界観、倫理観が垣間見え、これからどうなっていくのだろうとワクワクしながら読んでいました。自分は合理主義的なので自分の観測できない事象を信じて行動することはあまりなく、登場人物の考え方に理解できない部分が大きかったが、理解できないことに不快さを覚えることはなく、むしろ存分に楽しむことができた。この作品がミステリなのかサスペンスなのか純文学なのかよくわからないまま読んでいたので最後はどのように収束していくのか全く読めないままだった。終わり方は自分の思っていたよりそれぞれの物語につながりはなかった。私はミステリ作品が好きなのでいわゆる「最後にどんでん返し!」、「バラバラだったピースが1つになる!」といったタイプのものが好きだが、今回はそういったものではないまた違った楽しみ方ができたので良かった。中村文則のファンになったので他の作品も読んでみようと思う。 低評価が多いことについて。 星1評価が多いので不思議に思ったが、コメント欄でこの作品がテレビで紹介されたことを知った。純文学は万人受けするものではないので、最初にこれは純文学的であることをアピールした方が良い気がする。完全にミスマッチが起こっているのでどちらも得をしない感じがする。 純文学の場合は最後のどんでん返しは基本的に存在しないと思うので半分くらい読んで苦手だと感じたら本を閉じることをお勧めしたい。 | ||||
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どんどん引き込まれている自分。 一言で、素晴らしかった。 教団の中の1人になったかのような感覚だった。 | ||||
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沢山人が出てくるけど、誰にも共感出来ないから、全然面白くなかった。 どこかで面白くなるんじゃないかって思いながらやっと最後まで読んだけど、面白い所は最後まで無かった。 苦行のようだった。 | ||||
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再読した。ピュアに禍々しく、真剣で、力強い小説だと思う。 このタイミングでこの本を書いた中村文則をすげえなと思い、これからも彼の小説を追っていきたいと思った。 この小説が好きなだけに、辛いレビューがあまりに多く、その内容もざんねんに思う。 自分の狂気を見つめたことのある人はきっと楽しめるはずだ。つまらないと言っている人は、きっとそういったものを見つめた経験がない人なのだろう。 理解できない責任を小説だけに押しつけるのはいかがなものか。 | ||||
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最近本を読んでなかったのですがスマホの充電がきれたときに電車の中でヒマつぶしになると思い購入しました 内容的にはエロが多いですね ちょっとうんざりするくらい あとネタバレになるといけないので多くは言えませんが哲学的なことを登場人物が喋る箇所がなかなか難しくて私の頭では理解しきれない部分もありました ただよく練られた内容の小説だと思いました | ||||
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ストーリーは可もなく不可もなくと言ったところだけど、作中人物の発言から著者の左寄り思想がこれでもかという程伝わってきて純粋に楽しめなかった。百田尚樹の「カエルの楽園」と同じで期待していたものと全然違った。 | ||||
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600pの大著だったが、確かに半分で済む内容ではある。感想は一口には困難だが、中身は「エロ4、宇宙哲学3、テロ3」個人的には好物なので素材としてはドンピシャなのだが・・・。 二人の対照的な「教祖」を通じて仏教哲理や量子宇宙論、ドストエフスキー的善悪の超克的体験を、ラノベ的な「教団テロ対右傾国家」図式プロットの合間に「教養的」に差し込んだ、「まとめ」小説? 多くの低評価は、オウムというよりラジネーシ教団や千石イエス的印象の「おっさん教祖」の語りや、「昆虫のように女の唇を吸うセクス教団」のファウスト風怪物教祖の二人の語りが、キャラは魅力的だが、どこか「解説蘊蓄」の説教や独白に寄りすぎで、嫌われたのかと思う。(ただし、元医師教祖のアジア少女との悪の実存を確かめる殺人に至る異常性欲、手術メスの下りは、カバーイラストのギーガーみたいに悪魔的で傑作だった) 「まとめ方」のなかにも、作家の個性が弱く、スッキリさせすぎで、特におっさん教祖が最後に「9条教祖」みたいな節法をはじめる始末で興覚め。いくら善悪の教祖の対比を描くにしてもあれはない。テロの暴走で信徒の自衛隊ファントムが北京侵犯をおこなおうとするオマケ迄かいていたが、あれは必要だったのか?そういうのを書くなら、ちゃんとまじめにやるべき(笑) 「アメトーク」の読書芸人に絶賛されて紹介された事で売れたが、確かに、同じ表題を二人の村上、多くの作家も過去チャレンジして、こけているが、文学作品としては、残念ながら対象が壮大すぎて、まだ表現として吐き出すにも経験不足では。(神がふと横にいて、自分もフィルム進行をみてるという描写はいい) | ||||
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本屋で平積みになっていたの手に取りました。 結論は「よく最後まで読んだな、おれ…」です。 ★ゼロでOK。 教祖様のご講義や、高原君の体験など、物語に関連する(のか?)相当量の無駄文字が記載されていますが、 致命的なのはその無駄を排除してストーリーを冷静に見たとき。 なんとスカスカで、真実味もなく、すべてがこんなに簡単に進むわけないだろう!という怒り。 きっとこの作者の本は2度と読まないだろう。 でも、ここまで賛否(否の方が圧倒的のようだが)がある本も珍しいのか? 時間とこの本を買う無駄を費やしても、という奇特な方はどうぞ。 | ||||
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父から聞いた事のある話や仏教に関する話は母から等、ほとんどのページがそのような内容でした。常々「信仰宗教に入れ込むタイプの人間は、そこに何を感じるのだろう?」と不思議に思っており、この作品を手にとりましたが…もっと他に楽しめる作品が数冊は読めたのではないか?という「色々な事に対しての後悔」を感じております。作者の中村氏が伝えたかった事も全く分かりません。他のかたも書かれていますが、中村氏の別の作品を読む気にはなれませんでした。登場人物の言葉なのか、説明として第三者的な言葉なのかも区別しづらく、とにかく無駄な部分が多かった。性描写も幼稚な表現ばかりで正直、不快としか思えない。 私の理解力が足らないのなら、すみません。 一体、何の話が書かれた作品だったのですか? | ||||
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途中まで読んで投げ出した方は正解です。 決して嫌いな作者じゃないのですが、長編を書く力量は無かったみたいです。 バラバラに空中分解しちゃってます。 散文じゃなくて小説を読みたかったんですけど。 作者があとがきで「たとえ部分からだけでも何かを感じてくれたら嬉しい」って書いているのを読んで心底腹が立ちました。 | ||||
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登場人物が突然みな同じ政治思想を語りだすのに辟易。 それも作者に許される自由かもしれないが、単純に物語として面白くない。 女性が急に頭が弱くなって始まるAVみたいな性描写は、女性蔑視だと批判を受けるのもしょうがない。 後半、突然陰謀論が始まってご都合主義展開が続く。 読んでいる間、気分が悪くなった。 露悪的なエログロも文学かもしれないが、それだけではないでしょう? 量子力学やまだ科学で解明されていない意識の話から、宗教、幽霊、あの世の問題につなげるのも ありがちなようで自分はあまりハマれなかった。 わざと読みやすくしているのかもしれないが、文章も登場人物も展開もどこか安っぽさが漂っており、 ドストエフスキーやサルトルに言及されると少し悲しい。 とはいえ、作者がこの小説にかけた覚悟や書きたいものを書くという情熱は伝わってきたし、 とてつもなく大きな熱量を持っている作品ということはわかる。 簡単に駄作と切って捨てられるような作品ではない。 それだけにもうちょっとどうにかならなかったか、という印象。 | ||||
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本は分厚いが内容が薄っぺらい。 正直に言って全部は読んでいない。 とても最後まで読む気にはなれなかった。 なのであくまで途中まで読んだ感想を書く。 物語は陳腐だし、面白い表現もない。 人物も魅力的に描けていなかったように思える。 思想に至っては自ら「アマチュア思索家」を名乗る人物による、付け焼き刃で作ったようなつまらない話を延々と読まされる。 例えば、仏教について。 参考文献を見たら『スッタニパータ』という、仏教の初心者が最初に読む本が記されていた。 他の量子力学やら宇宙論なども同じように初心者レベルのにわか知識をつなぎ合わせたという感じだった。 「アマチュア思索家」とは恐らく作者自身のことであり、内容が陳腐で薄っぺらなことを他人に指摘される前に、自分で「アマチュア思索家ですから」「下手の横好きが考えたものですから」と先手を打って言い訳したものだろう。 門外漢が無理をしてよく知らないことを書くとこうなると言うことがよくわかった。 本人は恐らくドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のような複合的なテーマを扱った小説を書きたかったのだと思われる。 その意気込みは結構だが、ちょっと背伸びしすぎたのかもしれない。 | ||||
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評判がよいと聞いて読みましたが、不快な表現も多く、読後感も悪く、読まなきゃよかった。この題材でもう少しおもしろくできたんじゃないの?て思う。他の人はどこが良かったのか不思議でネットをチェックすると、これは純文学である。純文学とはこういうものである。ということだったので好みのジャンルではなかったのだと納得した。 | ||||
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すごく知識欲が刺激された。例えば、 全ての物質は原子でできており、人が死んでも、原子は消滅せず、 再び別の構成物になりうること。 身体を構成する原子は、一年もすればすっかり入れ替わってること。 原子の集合体である脳が先に閃いて、人の『意識』を決定づけること。 日本が戦争に向かい敗戦するまでの17年間で17回政権が変わったこと。 貧困な国の国民がいつまでも貧困な理由。などなど。 大人として、こんくらい知っとこうよと、作者の思いを感じた。 悪の沢渡と善の松尾、を強烈に対比させることにより、人間って素晴らしいんだ、 生きるってすごく価値があるんだと、作者の叫びが聞こえる。 これは作者の中の悪と善の表象だろうか。ご本人も壮絶な体験をされてるのかもしれない。 最近読む本は、(一度きりの人生、しっかり生きよう)みたいなメッセージが伝わってくることが多い。 それはそれでいいんだが、人生とか人間って、善悪や甲乙や幸不幸つけれないものだから、 読者にもっと深く考えさせるようなものでもよかったのではないか、と思った。 ドストエフスキーを再読したくなった。 | ||||
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内容は政治批判から原子から、世界の様々な事象とそれを取り巻く人の善意という名の悪意について述べられてて面白いですが、 セックス教団を描いたのに、 女性の性に対する感覚をあまりにも分かっていなくて笑えます。 濡れてたから相手も感じてたと思うとか言っちゃう自己中心極まりない痴漢の発想と同じ。 出てくる女性がみんなキレイでスタイルが良いのも不自然。陳腐でセックスにはまり込む男性目線でしかとらわれていないです。 せっかく宇宙論とか量子力学とかブッダとかたくさんの文献を読んで知識を得てるのだから、一冊くらいは女性のセックス論を学んでほしかったですね。 | ||||
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ここに描写されている程 セックスなんて気持ち良くないし まさに 男の勘違いと妄想で描写されている 性描写の数々にため息と 失笑しかありません。 作者の方の 自分に陶酔しきった性描写 アホか といいたくなります。 読む価値はありません、この本は。 分厚いし、いつ面白くなるのかと 我慢して読みましたが 全く面白くなることは ありませんでした。 何がベストセラーなの? 「んん」がやたら でてきました。文章も稚拙で雑です。 | ||||
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小説好きに愛される小説だと思う。本の面白さがこれでもかというくらい詰まってる。 偉そうな言い方すると、芸術性とかエンタメ性とか思想とか哲学とかの観点から見て、この小説より優れた作品は沢山ある。でもこんな面白い小説はめったにない。こういう小説に出会えると小説読んでてよかったな、って思える。そんな小説。時代が変わっても古典として残ってほしい。 | ||||
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傑作と感じるかどうかは個人それぞれでありますが。 それでも、Amazonのレビューがこんなに低いのは明らかにおかしい。 アメトークで紹介され、売れた。 大体、テレビに影響されてそれを買う人なんて そもそも小説を読まない人が多い気がします。 これは偏見のようですが。 しかしそれでも、明らかにそうではないですか? 小説を常々読む方なら、既に教団Xの存在を知っている可能性は高いですし 知らなかったとして、 アメトークに影響され読んだとして、 内容全てを理解出来なかったとして、 「意味不明」や、「性描写が嫌だ」などと 低評価を付けることに恥ずかしさはないのでしょうか。 純文学という存在も知らず、 理解できないという、浅はかにも気付かず。 評価は人それぞれなのは承知です。 しかし、法律が最低限のモラルであるように 最低限のラインは必要ではないでしょうか。 理解できないことを調べ、理解しようともせずに この世界の在り方を問うた懸命の一冊に そういった、変わろうということを知らない人達が こういった本のような、経験をしてまでも 変わらないという事実達が 変わらなければいけないことではないのでしょうか。 悪口のようになり、申し訳ありません。 | ||||
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同じ行為でも、意識的であれ無意識的であれ、善と感じる人もいれば、悪と捉える人もいる。しかもそれは、時と場合、立場等によって柔軟に、流動的に変化する。 善と悪は表裏一体なのか。それぞれの多面性を強く感じて、固定観念が揺らぐ気がした。今まで普遍的だと思っていたものなんて、気のせいだったんじゃないかと思うほどに。 また、集合体の怖さを知った。個々の人間にしかり、一宗教団体にしかり、一国家にしかり。 構成物がバラバラの方向を向いていたとしても、結局は一つの意志として統合されてしまい得る可能性を怖いと思った。 その意味では、神や運命の存在を私は信じてしまいそうだ。 個人的には、読むべき小説のひとつだと思った。読後に何が深く残るかは十人十色過ぎるだろうから、感想を言い合ったら面白いだろうな、と。 | ||||
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心臓を切開したら人工心肺なければ即死ですよ。 真実を知らないひとを在らぬところへ誘導する可能性があります。 登場人物が、なぜそうなったのかが、量子だとか素粒子とか、理解できない人に押し付けて、真実かどうかの判断もままならないまま後付けされ、ただのクズとして羅列して、最後は平和を願う。 平凡な生活の中で平和を願っていないものなどいないのにね。 思想と性癖の公開は、さぞかし気持ちいいでしょう。 | ||||
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