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教団X
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教団Xの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全329件 21~40 2/17ページ
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他の方もレビューで言及しているように、性的描写がエグイです。私も途中で読むのを止めようと思ったくらい下品です。ただ読み終わった後に、その受け付けない描写は私が教団の外側の人間なので、おかしいと思いますが、渦中の信者?の人は特におかしいと思わないくらい、その団体に染まっている、ということも意味していたのかなと勝手に思いました。細かいところまでは読み解けないのですが、結局現実社会で理解できないやおかしいと思って別の"世界"に駆け込んでも、人が絡んでいる上、思想や信念にコントロールされている状況は変わりはなく、人自分で"道"を見つけていかないといけないかなと。ただ、人は強くないので、果たしてどれだけの人が、自分の頭で冷静に考えられるのかは分かりません。誰かが作ってくれた考えに従っていくほうが楽です。 やっと読み切った、、という感じでしたが、最後まで読んで良かったかなと読了後感じました。 | ||||
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この本で書かれている宗教的な知識、宗教を歴史として見る見方、素粒子などの知識などは持ち合わせていました。中村元さんの著作僅かながら読んでいます。なので新しい知識なり知見なりが得られた感覚はありませんでした。 人物描写はどうかというと、あまり上手とは言えない印象です。確かに一人ひとりの人生は書かれているのですが、その見せ方が雑です。ある場面まで来ると、物語の展開とは無関係に、いきなり個人の過去というか体験談がまとめて語られます。唐突に語られるので、取ってつけた感が否めません。その部分は小説を読んでいるというよりも設定資料集を読んでいるかのようでした。物語に絡めて出していくものではないのでしょうか? この書き方を見ると、登場人物の過去を物語に絡めて出していくといった構成づくりの時点で手を抜いていたのではないかと勘ぐってしまいます。また外見の描写も淡白だし、登場している時点での性格も不明確なので、せっかくの「ギャグ」も空回りしてしまっています。 では物語の構成の面から見ると、どうか? これもやはり雑です。視点がころころ変わったり、時間も行ったり来たりが激しくて落ち着きません。そのせいで全体の流れが掴みにくいです。 多くの人物を書くあまり、一人ひとりに割く割合が少なくて、全体として薄っぺらくなってしまってる感が否めません。話の流れでもハッとするところはありませんでした。中古で買ってよかったです。 | ||||
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私はこの『教団X』を、優秀な小説だとは思えませんでした。 私は中村さんの小説を読み漁っている人間ですが、『悪と仮面のルール』を読んだ辺りから彼の作風に違和感を持つようになりました。『悪と仮面のルール』には古来から悪事を繰り返してきた「邪の家系」が登場するのですが、この「邪の家系」という設定が非現実的な漫画じみていて違和感を持ちました。『教団X』は話の筋書きが娯楽漫画や二流のハリウッド映画みたいで、純文学らしい品性が感じられませんでした。中村さんご自身は自分の小説の世界観を壮大に進化させているつもりかもしれませんが、世界観が壮大になった代償として内容が低俗になっていると思いました。 『教団X』の過剰なエロ描写にうんざりする人は多いと思います。私はエログロについては寛容なので、執拗なエロ描写もどんと来いと構えています。ですが、中村さんは文体が良くも悪くもシンプルなので、エロ描写が上手くないです。エロ描写に定評がある作家ならこの小説のエロ描写をもっとねちっこくしてもおかしくないですし、変態にしか思い付かない発想の奇抜なエロ儀式を描きそうです(笑)。この小説はぎこちないエロ描写に満ちていて、その結果「中村さんはエロ描写に向いていない」ことが露見していると思います。そこが残念でした。 『教団X』の良い所を誉めるとしたら、政治や宗教・量子力学に関するウンチクがとても多い所でしょうか。これらのウンチクは引用したら自説をそこそこ強化できそうなので、私は『教団X』を「ウンチクレシピ集」として利用していこうかなと思っています。巻末の参考文献を見た感じだと、入門書レベルのウンチクっぽいですが。 | ||||
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前半は大変面白く読んだ。 教祖の奇妙な話をずっと読んでいたかった。 特に人間は単なる素粒子の集まりで、死んだらバラバラの素粒子になってまた誰かの細胞になるという話。 輪廻転生のような。 宇宙の話も好きなので楽しく読んでいたのに。 後半はとくに教団Xのエロさグロさと、作者の重い主張を延々読まされるのがきつかった。 | ||||
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この著者のを初めて読みましたが…酷い内容ですね。他の作品はもしかしたらマシなのかもしれませんが、敢えて挑戦する気になりません。 | ||||
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西加奈子さんが絶賛していたので読みましたが、残念ながら最初から最後まで酷い作品でした。 まず教祖の講義が長い。ストーリー展開に大きく影響するならまだしも、読み飛ばしても問題ないレベル。作者が知識をひけらかしたいだけ?とまで感じてしまいました。 そして、登場人物全員が、狂人とマトモな人間のどちらも演じます。「人間とはそういうもの」と言えばそうなのですが、物語として役位置がコロコロ変わっては着いていけない。 何より不快だったのは、性描写の下品さ。 「性への欲求」が物語の軸の一つでもあるのでソレ自体は否定しませんが、とにかく表現が幼稚。 人間の心理描写も一辺倒で、奥行きが全くありません。 総じて、残念でした。 | ||||
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なんやらかんやらで楽しく読みました みじんも悪が心にない方は ただただ不愉快な本かもしれません しかし普通の人間ならば楽しく読めるかな? 偽善者みたいな人には合わないだろ〜な〜 あくまで小説ですよ??こういう娯楽も 良いのでは?と思います。多少勉強にも なりました…貧困と国と富裕層の成り立ち とか…貧困のなくならない世の中の仕組み 性描写はうらやましいなぁ〜という感じ 自分の中の悪を感じました。 | ||||
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宇宙と世界と人間が全て素粒子たちで再利用されて今がある。と言うような話は、私自身好きな話しなので、読んでて面白くて引き込まれました。 他の方のレビューにあるように性的な描写が多くて生々しいので、それを嫌がる人が多いかもとは思いました。私も正直エロいなーと思いながら読んでいた時がありました。 ですが私的には、生きる事と性とは切り離せなくて、人間の内面をきちんと描こうと真摯に向かい合えば合うほど、いやらしく生々しくなるのかもと思い、必要な描写なんだと納得しました。 読み終わった後に、自分の人生を自分で前よりも受け入れられた感じがして、テンション上がる感じではなく静かに安心したような、何となく穏やかな気分になりました。読んで良かったです。 | ||||
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扱ってる題材は好みでしかないんだけど、読むのがしんどい、がっかり | ||||
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一気に読んでしまいました。 「人間とは何か」「宇宙とは何か」というような抽象的な問いに向き合うことができ、大変面白かったです。 「世界が自分に関心を寄せる」また、「自分が世界に関わっていく」という考え方、とっても好きです。 | ||||
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集英社はよく出版したなと思います もう少し時間をかけて整えるべきだったのではないでしょうか どのような本かと聞かれれば「何かと何かと何かを足してブラッシュアップしなかったもの」と答えます 私が評価を下げる理由は理解が出来ないからではなく読み物として売って良いレベルに達しているのか疑問を感じたためです | ||||
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星1をつけたい気持ちだけど、大筋だけは良かった。書く人が書けば面白い小説になったと思う。 他の方が指摘するようなエロ描写についてはさほど気にならなかったけど、突如長セリフで始まる陳腐な左傾思想には閉口。SNSでこれをやるとボコられるので自分の作品内で思い切りブチまけて仮想ネトウヨに「んぐぐ…」ってやらせてるだけ。あれですよ、一時期話題になった『クロエの流儀』。 まぁ、その作者の思想(と呼べるほどのものでもない、ネットに溢れる陳腐な左傾思想そのもの)がうまく作品と融合していれば読めるものになったのでしょうけど、長セリフで垂れ流すだけではね。最後の芳子の「演説」も「市民集会」か何かに見えてしまいました。 かなり分厚い「力作」ですが、中身が薄いので2時間程度で読み終えてしまいました。 | ||||
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ストーリーとか文体とか色々難点があったとしても、一冊の本の中に、インパクトのある一節があるならば、手にした甲斐があるというゆったりした気持ちで読んでいる。 ・人間の自然治癒の能力は凄まじいものがある。 | ||||
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又吉さん達が絶賛してたので、興味を持ち読んでみましたが、良い勉強にはなった気がするが、わたし理解するには難しいかったかな。 | ||||
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会社の先輩に薦められて購入しました。哲学的な部分は正直まだ理解できていない箇所もありますが、だからこそ何回も読みたくなります。 | ||||
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この著者の作品は初めてだと思っていたが、『去年の冬、きみと別れ』を以前読んでいたことを思い出した。 観念性の強い作品だったというような記憶があるが、それ以上のことは忘れてしまった。 さて本書だが、ある教団(セックス教団のような)と、「神は存在するのか」という「問い」を教義とするようなもう一つの教団が交錯し、アフリカの原始宗教過激派もからみ、そこに公安警察が介入し、登場人物の内奥が詳細に描写されていく。 しかも、もう一つの教団の主催者が語るのは素粒子論とビッグバンを中心とした世界観や宇宙観で、それ自体はぼく自身もそれほど違和感を感じない。 かなり最新の知見も入っている。 このような位相や次元の異なる話が、絡み合って本書は構成されている。 「あとがき」によれば、著者は本書を「世界と人間を全体から捉えようとしながら、個々の人間の心理を奥の奥まで書こうとする小説」だと説明している。 確かに読者を引っ張っていく力は感じる。 が、どうにも上記した絡み合いがうまく行っているような感じがしない。 何よりも、教団Xともう一つの教団の正邪というか善悪というかが、対照的すぎるように感じられるし、そこには何の屈折もないように描けれてしまっているのが類型的のようでもある。 世界でも評価が高いようなのだが、ぼくとしてはこういう「新しいタイプ」には馴染めないのかもしれない。 | ||||
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中盤までの存在と素粒子について、あたりまでは楽しめた。 後半になるにつれて『僕の考えた宗教、政治観』が押し出されてキャラクターは置き去りに、その内容も薄っぺらい。 夢枕バク作品の方が作品と宗教の距離感は上手いな。 | ||||
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実際の戦争での出来事であれが書かれていない、これを書くべきなどの非難を見かけましたがこれは歴史の教科書でもドキュメンタリー小説でもないのでお門違いかと思います。 ですがこれは小説の域を越えています。 もちろん良い意味で。 親や周りの人に何か言われた訳ではありませんが 戦争、主に第二次世界大戦について知らなければいけないと強く感じ 小学生の頃からたくさん本や映画を見てきました。 親に頼んで広島や知覧に連れて行ってもらい 初めて一人で旅行に行ったのは靖国神社でした。 アメリカの博物館にもいくつか行きました。 なので私なりに戦争や宗教についての確固たる持論はありました。 ですが本書を読み終え、まだまだ消化しきれてはいませんが 新たな視点を増やして考える事が出来そうです。 死刑制度はあるべきか、何故人は人を殺してはいけないのか、宗教とは、戦争とは。 中村さんの作品にはいつもとても考えさせられます。 もちろん小説としても楽しめました。 性描写がなかなかガッッツリあり、 たまたまその辺りを電車で読んでいたので焦りましたが、 いい大人ですしセックスの描写も男性の独り善がりなものでもなく不快感なく読めました。 これだけの世界観、重量でどう締めくくられるのか気が気でなかったですが 予想より遥かに清々しい読後感で安心しました。 ですがなかなか体力というか気力のいる作品だったので 2.3冊はライトな小説かエッセイでも読んで休憩したいと思います。 | ||||
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中村文則さんの本です。 セックス教団にとらえられ、スパイとしてしたてあげられた楢崎。 松尾が主宰する教団に潜入するが、 実は松尾の教団から分派した、沢渡の主宰する別の教団があり、そこではテロを計画しているらしい。 セックス教団では、おセクスおセクスな毎日で、教祖沢渡はいつもおセクス。 このセックス教団の目的は…? 楢崎が主人公かな、と思ったら、視点人物を切り替えてやってくので、 松尾の説法がはいったり、松尾から分派した沢渡の過去が語られたりしていきます。 なんつーか、頭の中だけで考えた「教団」というか、セックス教団という感じがしてしまいまして、 リアリティはないんですよね。 ただ、時代の閉塞感というか、そういう雰囲気はよく描かれているかな、という気はしました。 また、沢渡の独白のところが、白眉なんじゃないか、と思いましたね。 これが軸になって、この作品はあるというか。 逆にいえば、沢渡の独白のところがないければ、この作品は駄作だったでしょう。 分厚い本ですが、負担にならず、読み終わりました。 大名作ではないですが、暇つぶしにはよいでしょう。 | ||||
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素晴らしい。 | ||||
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