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教団X
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教団Xの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全329件 221~240 12/17ページ
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読みやすいしよく勉強されてるなぁ。とは感じるけれど、ちょっと説得力が足りない。 いくら社会に不満があるとか孤独だから、トラウマがあるからと言って何故この教団を選んだのか。 そんな人間はいくらでもいる。そんな人たちが何故そこまでのめり込んだのかが最後までふわっとしてた。 あそこまで性を描かれると、セックスしたいからこの教団なの?依存症なの?と疑ってしまう。 沢渡の過去の話は興味深かった。排他的であり破滅型な人っていうのは存在するんだろう。 かと言って魅力的かと言われるとうーん・・・。沢渡が人を惹きつける何かを持っているらしいのは わかるけど、それをもうちょっと書いてほしかった。 これ読んでガダラの豚ってすごいんだなぁとしみじみ感じてしまった。 | ||||
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底の浅い作品だと思いました。 多数の文献から引用した情報の羅列。ダラダラと続く性描写。子供じみた陰謀論。で、これといったオチも無く雑に終わる。ただそれだけ、といった作品です。 性描写もアダルトビデオ的で、誤解が満載です。若い男性読者がこれを読み、このような性行為で女性が喜ぶのだ、と誤解したら最悪ですね。 他人の知識を寄せ集めて集約し、アダルトビデオのエッセンスをまぶした最悪の作品でした。 ほんと、底が浅い。呆れてしまいました。 | ||||
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どこにいくのかわからないストーリーに引き込む筆力はあるのだと思う。しかし人物に深みがない。 主要登場人物である二人の教祖と高原の過去が語られる部分で、かれらの怪物性を造形したかったのだろうが、その戦争体験やアフリカの武装勢力たちの物語が、巻末の参考文献の範囲を超えられたのか疑問だ。 この点、小説的なウソをつききれなかった作品だと思う。 | ||||
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う~ん、なんて不器用な作品なんだろう。。。これが最初の感想です。 図書館では三桁予約待ちで、アメトークでは又吉が絶賛し、 Amazonでは139のレビューとその内の評価点1と2が48%の小説。 しかも576頁もあって著者は現時点での自分の全て、だと言い切っている。 コレは心して読まねばなりますまい。。。と、最初は正座して読みましたよ。 カルト教団と穏健な宗教サークルの二つの集団の中で翻弄される男女の群像、 それぞれの指導者が説く宗教観や量子論のよる世界観。 そして国際的なテロ組織まで引きずったクーデター計画が動き出します。 なんとなく本書に抱いていたイメージは頭のいいタイプの芸能人が読んでることを ファッションとかキャラとして売りにできるようなスタイリッシュで知的な本。 読むことによって自分は体験組に参加できてちょっと知り合いに自慢できる本。 というものでした。未読の方は同じように思ってらっしゃる人もきっと多いと思います。 でも違います。。。。 どう言えば良いのか、、?この本はそういうアイテム的な本では無いのです。 どちらかと言うと公の場所で読了を公言しているよりも、 もっと読んでいることが恥ずかしい本、或いは個人的なプライベートな本。 であったのでした。 この本のニオイは太宰とかキタセクスアリスとか、、まあ、そんなジャンル に共通している。そんな気がします。 きっと作者の書いている時の心境も同じようだったに違いありません。 不器用な物語、と言った主旨はその辺りにあります。 作者の思い、生き方、宗教観、政治や経済のダークサイドに対する意見、 戦争や靖国神社問題などが次々と登場人物の台詞を借りて満々と綴られます。 それぞれの人物の凄惨な体験や境遇がディテールたっぷりにリアル感を持って 語られます。読み手は作者の、書きたい、伝えたいという目一杯の熱量に 読者として相対することを強いられるのです。 まったくスマートでない、不器用で、泥臭い物語。作者でさえもきっと 10年後には、あんな小説を書いちまってオレってなんて恥ずかしいヤツ。。。 そんな稀有な小説を読むことが出来る。それが教団Xを読む、ということ なのだと思いました。 | ||||
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自分が歳をとったのでしょうか、全く読み進められませんでした。 | ||||
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文章力は確かだと思います。個人的に気に入らないところがありながらも、流れるように読めました。 読後感をひとことでいうと、「ストーリーはまあまあだけど、内容が薄い」ということでした。 ストーリーは、「主人公が、怪しげな宗教団体にふと迷いこみ、彼らの破戒的な計画に巻き込まれていく」というキャッチーなものです。 宗教をテーマにするわけですから、筆者は、さまざまな領域に手を出します。宇宙論、量子論、脳科学、哲学、そして政治学や社会問題。前半2つくらいは面白く、濃く読めました。しかし、哲学の領域で失速。政治学・社会問題にまで手を出したのは、はっきりいって失敗だったと思います。というのも、あとがきに参考文献がありますが、「あ~勉強して書いたんだろうなあ」という"筆者の若さ"を感じてしまったのと、社会問題については、筆者の個人的な意見を、2ちゃんねるにコメントするように、アツく語ってるなあと興ざめしてしまった点です。 もちろん、社会問題に対する考えを作中人物に語らせることは問題ありません。ただ、社会問題は言うほどシンプルではなく、相当に深い見識を以て書かないと、"客観的に浮き上がってこない"(=筆者の独りよがり)になってしまうという点です。 まだまだ筆者は若い!これからに期待! | ||||
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この本は新聞で広告を見たことがあり、書店で平積みされているのを目にしたこともあったので気にはなっていた。しかし、あまりに分厚くそれなりに値段もするので、なかなか購入には踏み切れなかった。レビューを見てみると、あまりに評価が低いので、売れているのに評価が低いのはどういう事かと逆に興味を引かれた。とりあえず図書館で予約をしようとしたが、少なくとも18週は待たないといけない予約状況だった。そうなると余計に気になって仕方なくなり、次の日に購入した。読み始めると内容に引き込まれ、最後まで興味深く読むことができる作品だった。脳も原子の集まりであるはずなのに、そこになぜ意識が生まれるのか、その謎に迫る文章で読んでいてワクワクした。これだけ難しい内容を扱っているのに、それを見事に文章化しているところに感動し、さすがプロだ!と唸らされる作品だと思った。図書館で借りるまでに順番待ちをしなければならなかった事を考えると、早くこの作品を味わうことができた分、私にとっては購入して正解であった。著者の作品を読んだのは初めてであったが、ぜひ他の作品も読んでみたいと思う。 | ||||
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序盤のブッダと量子力学で期待に胸をふくらませてはいけません(そんな人がいるのかは知りませんが)、それは撒き餌です、罠です。 この分厚い本は色狂いと粒子と陰謀論で出来ています。 しつこく繰り返されるチャチな性描写に辟易しました。 質の低いAVあるいは18禁漫画、あるいはエロゲー、エロアニメが参考文献ですと言われたら納得します。 もうちょっと読めば面白くなるかも…終盤は面白いのかも…なんて思いながら我慢して読んだんですけれども。 終盤では浅薄な思想の垂れ流し、お茶請けに教主様による冗長なエロ語り…じゃなくて自分語り。 最後は何となくいい感じで締めくくってはいるものの、消化不良で胃もたれ必至。 作中で多様性を語っていますが、登場人物達は多様性という言葉とは無縁のようです、つまるところ語彙が貧困です。 色んな登場人物が個性の欠片もなく同じ言い回しばかり、だとでもだとでも~。 それぞれに不幸な過去(設定)を用意したものの、後の扱いはおざなり。 件の夫婦くらいなものです、ちゃんと物語しているのは。 この作者さんの本を読んだのは初めてなのですが、好きなことを好きなだけ書かせたら駄目になるタイプの方なんでしょうかね。 | ||||
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一寸展開がダレる所も有りましたが、面白く読破後は清々しい気持ちになりました。 | ||||
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著者の作品は初めてだが、陰鬱なテーマと展開のわりに伊坂幸太郎のような、書くこと自体を楽しんでいる感じがあった。蘊蓄多目なところもにている気がする。なので「ブンガク」と肩肘張らずに、やや厚目のミステリだと思うとそこそこ楽しめた。これ読んで人間に絶望することも神の存在に思いを馳せる必要もない。ただ少しだけ我が身を振り返る、そんな手応えの小説だと思う。 | ||||
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タイトルやモチーフ(カルトやテロなど)にエンタメ性を感じるが、純文学の典型のひとつ、かな。 主に、作者の思考と志向が語られている。 観念的な内容ながら、読みやすくページをめくりたくなる文体はさすが。 しかし、プロットはいきあたりばったりで(たぶん作者はきちんと考えていない)、キャラクターは貧弱。 AVのようなセックス描写は、ちょっとやり過ぎ。 個人的には、大江健三郎的な臭みが気になった。 ただアマゾンで3桁のレビューがつくのは、この作品がそれだけのものを持っているのだろう。 | ||||
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感想が長い時間書けなかった。ずっと考えていたら、ゴギャーンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』を何故だか想起した。生まれて、死ぬまで人間の歩み。確かに松尾が言うように、日々入れ替わる原子の塊である人間、生物、事物。人間は、それらの原子を分節化して認識し、それらを使って物語を作り上げていく。一人一人の物語は、集団として共有されれば増幅されて大きな物語として語られる。 理性的で物質的な松尾の集団、エロスとタナトスの沢渡の教団。これは何を意味するのか、我々が持つ二面性なのか、それは、片側だけでは生きていくことは出来ないものであるはず。理性は、そのエロスとタナトスから進化して昇華していくのだろうか。それとも現代では、無理矢理分離されたことで、様々な矛盾を生み出しているのか。そうだとすれば、それは再度、統合されるのだろうか。 理性として進化していくのか、理性とエロスとタナトスが融合して進化するのか。この物語の続きはある、それは,我々が何処へ行くのか という、答えることの出来ない課題をずっと考えなければならない先にある。 人間への根源的な問いかけを提起し、ずっと考えなければならない課題として提起する小説だと思う。 | ||||
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仏教に興味を持てるような そんな導入なのですが、途中からなんだか崩れてきます。 性で束縛する宗教の描写。。 これは、ただのエロスティックな官能小説そのものです。 セックスシーンを読みたい人は買って興奮すればいいでしょう そうでない人は、速読を身に付けている人以外は時間を無駄にしてしまう 私にはそう思いました。 | ||||
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おもしろく読めました。 村上龍氏の「コインロッカーベイビーズ」を読んだときとよく似た興奮がありました。 登場人物のセリフまわしに若干抵抗がありましたが・・・。 セックス描写に抵抗がある人は、それを不潔だと思い込んでいる不幸だと思います。 村上春樹氏の作品には必ずセックス描写がありますが、村上氏の作品レビューにセックス描写云々をもってくる人はほぼいません。 小説を読んで、何か心に残るものなんて必要なのでしょうか。 漫画ばかり1万冊持っているという知人がいますが、彼はいろんな人から嫌われています。 漫画から得られる道徳って小説以上にあると思いますが、彼は漫画を1万冊読んでも何も得ていないんでしょう。 それでも生きていけるんです。彼はしょちゅう仕事を休んで人生を楽しんでいます。 | ||||
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ハードカバー約570ページに及ぶ大作も、ストーリーが薄く内容が入っていこない。本を持つ手がただ疲れただけ。 | ||||
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物語の構成や展開に 読むのが苦痛なくらい稚拙....。表現も陳腐。無駄に下品な性描写が圧倒的に多く、経験の浅い未成年の 小説家志望が 妄想で書いたのかってくらい読むのがストレス、ぶ厚いのに内容はっていうと、読んだあとなんにも残らない... ていう作品に久しぶりにであいました。後半は作者も惰性で書いているのではなかろうかと思える位、なにを訴えたいのかわからない 作品でした。分厚い本なだけに費やした時間が悔やまれる。 | ||||
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小説としては、正直面白くない。 ストーリーらしいストーリーはないから。 登場人物の独白が延々と続き、内容は面白いのだが、小説を読む面白さとは違う。 だが、今のように言論が抑圧されていく状況下で正論を語るには、 このような方法があるのかと(このような方法しかないのかと)感心させられた。 | ||||
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説法に素粒子論・宇宙論が用いられるのですが、、文章からは著者の(恐らくは)高校理科も充分に理解してない背景が見え隠れし、「素粒子」という単語を見る事が滑稽を通り越して不快になりました。 宗教論、脳科学等は全く知りませんが、このザマではその他知識も「斜め読みして都合良く単語を拾った」様に思えてならず、拠り所である説法に感化されなかった私は物語に深く入る事ができませんでした。 しかし、文体は好みではありませんし唐突な設定もありましたが、構成力や話の展開には巧みさも感じました。 著者が凝り固まったイデオロギーから解放されればまた読む事もあるかもしれません。終盤の、極端な右翼の主張を論破して著者の思想をプレゼンするシーンは本当に気持ち悪かったです。 | ||||
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アメトークを見て読んだうちの1人です。 低評価を見て読まないのは勿体ないです。様々な要素が巧みにぎっしり詰め込まれ、超具沢山黒豚肉まんみたいな満足感。 途中暗い話もありましたが読後感は気持ちよく、世界を見る目が温かくなり、地道に自分の道を生きていこうと思えます。心の闇や隙間の話など暗い話やドロドロした話が沢山あるのに、最後には読者に人間への愛と希望を感じさせる、作者のかたの凄さを感じました。 評価の低い性描写について、私は女性ですが違和感なかったです。数多ある小説の中ではけっこうオーソドックスな気が。主観的なものだから必ず誰もがしっくりくるものでもない…。主題でもないし合わなければ「この作家は性描写についてはこう書くんだ~」くらいで流してよいのでは? 宇宙、宗教、貧困、歴史、性、様々な心理描写などをこんなに熱く旨く描いた作者の力量を感じます。比較的自分が知らなかった分野をもっと知ってみたくなるオマケも。 各々の分野に前提知識が足りなすぎると躓いてしまい読みにくい、面白くないと感じるのかも? 宇宙好きですが、粒子やひも理論まで非常に旨く分かりやすく表現していて、説明的でなく文学性もあり表現力に感動しました。 多種多様な知識と文学的表現力の素晴らしい共演を観ました。 | ||||
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中島らもさんの「ガダラの豚」読んだ時も、荻原浩さんの「砂の王国」読んだ時も、XJAPANのToshIさんの洗脳の特番見たときも、オウム真理教も、人が人を操る話って興味深い。途中の宇宙とか宗教の話とか語りの部分が長いと感じてしまったしまった自分が勿体ない。理解出来るようになりたいよ | ||||
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