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星籠の海



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星籠の海の評価: 3.22/5点 レビュー 60件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 41~60 3/3ページ
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No.20:
(5pt)

やっぱり面白い

やっぱり御手洗ものは面白い。不満も結構あるけど。
例えば序盤にでてくる東京の話。あれ全部カットでいいんじゃないの?
面白くない上に暗いし。
それにやたらに携帯電話で連絡とるのもどーかと。お手軽すぎる。
しかも1993年の携帯電話の普及率って2%以下ですよ。
御手洗が持ってるなんて設定が95年ならねぇ。10%くらいの普及率。
だけど95年って龍臥亭事件の時。この時には石岡さん携帯もってなくて四苦八苦してたし。
時代考証が変だよね。大型の液晶だって30インチが発売されたの2001年。
世界最大の大型15インチって言われたのが98年。
敵が宗教家ってのもね。
だけどそれを差し引いても面白い。これが国内最後とか言わすにもっと書いて欲しいね。
星籠の海(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:星籠の海(上) (講談社文庫)より
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No.19:
(2pt)

期待は失望の母

島田荘司ファンは、敢えてこの作品はパスをした方が賢明かと思います。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000
No.18:
(5pt)

時代考証が…

相変わらず読んでる最中が一番面白いです。

…が、93年夏には携帯も大きな液晶テレビも…ありませんでしたよね?島田センセ(笑)
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
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No.17:
(4pt)

ミステリー?

面白いのは面白い。一気呵成に読める。
瀬戸内海に流れる死体の謎、水軍の秘密兵器とは? 怪しげな宗教団体(教祖の名前から出身国が分かるので、どの宗教団体をモデルにしているかもすぐ分かる)などなど、かなり盛りだくさん。
それゆえ、御手洗は、手際良く、悩むことなく「謎」をどんどん解決していく。石岡君がついていけなくても関係ない。専門の歴史学者が悩む問題にさえ、道筋をつけていく。

ただ、ミステリーとして考えると、本質的な「謎」は一つだけ。
水軍の秘密兵器は簡単に想像がつくし、オチも予測できないわけではない。
それでも、こういった枠組みの大きなミステリーを書ける人があまりいない(社会的なネタでも、枠組みを大きくできない作家は少なくない)現在、氏の著作の力強さは際立つ。
また、今回のように著者の出身地(広島)あたりを舞台にした作品には、地域制といった独特の魅力も存在する。
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
406218589X
No.16:
(4pt)

軽快で重厚

美しい瀬戸内と 対比的に利己的な現代の人間たちの振舞いと 今だに引き継がれる水軍の誇り
うーん 参りました
大好きです ぜひ瀬戸内に行ってみようと思いました
石岡さん あんまり絡みがなかったのが心残り
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000
No.15:
(5pt)

瀬戸内と水軍と

久しぶりの御手洗潔 嬉しくてたまりません。
大好物です。
早速 下巻を購入します。
kindle便利ですね。
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
406218589X
No.14:
(4pt)

上巻だけでも楽しめる

取り上げる謎をサクッと解決しちゃう辺り、サービス精神旺盛のようにも感じましたが、この作品のボリュームからは致し方ないのか。
音楽CDアルバムで言う、曲を揃えてアルバムとして構成する前半部分とでも言いますか。
軽快に、ドライブ感満載で走り抜ける御手洗チームにワクワクしちゃうこと請け合いです。
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
406218589X
No.13:
(4pt)

最後の冒険譚としての雰囲気十分

普通より倍あるトリックと歴史的ドラマを突っ込み更に上下巻構成というからには、こういう別け方になっちゃったんでしょうけど、個人的には謎解き全部下巻にもってきて、エンディングの寂寥感をもっと盛り上げてもらえれば良かったかなとは感じます。
これでもかというくらいの集大成にした上で、一つの作品してまとまらせた豪腕っぷりがある意味では新本格派を体現されたのかもしれません。
社会風刺もいつもの5倍くらいあったようです。
しかし、読みやすく一気に読める、読後に楽しくポジティブな気持ちとなる一冊でした。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000
No.12:
(4pt)

さすがです

往年の島田作品のような壮大なトリックや奇想天外な仕掛けはなかったものの、ストーリーとしては完成されており、すべてのミステリーファンや歴史ファンにも読んでもらいたい一冊。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
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No.11:
(2pt)

なんだかな。

御手洗の国内最終章ということで、上下巻の刊行。
楽しみにしていたのに・・・。
読み始めてこの話は成立しないだろうと思ったのです。
それは、他の方もおっしゃっていますが1993年ではあまりにも困難なものが登場するからです。
またそれが物語りに良く絡んでくるから始末が悪いのです。
ああ、なんだかなって・・・。
福山が出てくるから「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」は頭のすみに浮かんでくるし・・・。
なんか、福山を御手洗国内最後の事件に登場させたいがためにこの話を書いたのかな?
とにかく、御手洗ファンの私には満足できませんでした。
星は2つです。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
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No.10:
(2pt)

本格推理にあらず。

小説としてはある程度おもしろい。しかし、御手洗シリーズに読者が期待するのは、この世にあり得るはずのない謎を、御手洗が鮮やかに解いてみせるストーリーではないか。残念ながらこの作品では、占星術殺人事件であっと言わせた、島田荘司の卓抜なトリック手腕はどこにも見られない。ある種の群像劇であり、冒険活劇である。
切ないシーンは相変わらず上手く、社会批判のニオイも当然ある。島田ワールドが感じられるのはそのあたりだけであって、昨今の作品群にも共通するが、読者のニーズと作者の書きたいものにズレが生じ始めているような気がしてならない。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
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No.9:
(5pt)

御手洗潔、国内最後の事件 楽しみました。

世界でも稀な時計仕掛けの海=瀬戸内海という強大なトリック。
村上水軍がなぜ強大な存在だったのか?そして星籠とは?
歴史的な興味も盛り込みながら、カタルシスのある痛快な最終シーンまで、
楽しみました。
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
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No.8:
(1pt)

残念

一言で言えばご都合主義に尽きる。
警察の全面協力体勢、偶然に発見される資料(おまけに登場人物が「見つかる時ってこんなものなんですよね!」と言い訳するから、体中がむず痒くなる)、時間が間に合わなくなるとどこからか現れるヘリコプターや高速艇、都合よく通りかかって情報を与えてくれる第三者。中学生が書けばこのような筋書きになるのでは。

会話の語尾にやたら音引きが多いのも苛々させる。若者言葉のつもりなのだろうか。警察にPCがあるかどうかを気にするのも不自然。この辺りは編集者が正してしかるべきではないか。
また、原発のことを批判したいがために登場させられている登場人物、その描き方(処理方法)も不愉快。

本来なら枝葉末節に過ぎない福山、鞘の歴史が延々と書かれているのは、著者がその昔に批判していた80年代トラベルミステリーそのもの。本筋に関係していなくはないが、9割の記述は無駄に紙数を増やしているに過ぎない。

肝心のミステリーは貧弱極まりなく、奇想天外なトリックや大掛かりなトリックが使われているわけでもない。かつて巨匠といわれた作家も老いてしまえば大風呂敷すら広げられなくなる現状。残念至極。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
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No.7:
(3pt)

「巨匠」ならではの大長編

島に流れつく死体、狂気的な女の行動の謎、「星籠」という歴史上の秘密、猟奇的な誘拐事件、強大な犯罪者との対決…作者の故郷の瀬戸内海を舞台に、御手洗の縦横無尽の活躍が存分に楽しめるスペクタクルな大長編。

超人的な御手洗潔の頭脳と"権力"がなければ解決しえない事件だったろう。「梅沢家の占星術殺人」から作中時間で14年でよくもここまで、と感慨も深い。御手洗ものの「国内最後の事件」としては、よい事件譚だったと思う。『暗闇坂』以降の広大なスケール感が好きな人には、とてもオススメ。国内を舞台によくもここまで大きなスケールの物語を書けるな、というあたりは、さすがは「ミステリー界の巨匠」。

だけど。第9章の冗長ぶりはなんとかならなかったものか(第2章のあれにはまだ説得力があるのに)。半分の分量に収まっていれば、またはその分、犯人の極悪人ぶりがさらによく書けていれば…。素直に「傑作」と呼べる要素はたくさんあっただけにもったいない。
破綻はしていないが、書きどころのエネルギー制御がうまくいかず暴走してしまった感じは否めない。それもまた「巨匠」ならではなのか…。80年代の「時代の反逆児」だった島田荘司を知る者には、ビッグネームならではの"権力"を纏ってしまった作者には、思うところも多いだろう。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
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No.6:
(1pt)

古本でよかった

装丁も凝っていて、上下巻という事もあり楽しみにしていました。レビューも良かったんで…。
私は島田さんの作品は好きで、特に猟奇的な事件やトリックをを御手洗さんが最後に一気に明かすという爽快感が気に入ってました。たとえいらないエピソードが長くても、読み終わった後には蘊蓄として残るし読後の達成感も伴い、損をした気分にはなりませんでした。しかしこの「星籠の海」は、まず女性の会話が軽い(言葉は悪いけどバカ)。「えー」「そうなんだー」「うそー」など、語尾を変に伸ばして話します。メインの30代半ばの女性も知識人のはずなのに言葉づかいはこんな感じ。変に御手洗に媚びてる感がイライラします。刑事も御手洗さんの意見(上からの紹介があったとしても身分は一般人ですよね)をやたらに聞くので頭が悪い印象。しかも殺人事件が関係しているのに「疲れた」とかやる気を感じません。
ネタばれになると思うので内容には触れられないのですが、御手洗さんがどうしてあの人物をそんなに重要視しているのかその辺が伝わってこないので緊張感がわかなかったです。
せっかく日本国内の事件で、面白そうな歴史の謎を扱い、最後には大がかりなトリックを見られると思っていたのに無駄なやり取りやエピソードが長く(中には重複してるエピソード)、一冊でまとめればよかったのにと思いました。
多分、月日が経ってもこの本は再読しないでしょう。御手洗さんの国内最後の事件なんですよね。期待が大きかった分、このイライラ感と落胆はきつかったです。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000
No.5:
(1pt)

内容でなく、、、

上巻には帯がついてなかった。上下の応募券でプレゼントに応募できるのに。
本屋で買えばよかった。
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
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No.4:
(5pt)

超絶推理の御手洗。慌てふためく石岡君。

『御手洗潔国内最終章』と聞き、残念だ、という気持ちと、これは楽しみだ、という思いが交錯しました。

最初の数十ページ、御手洗の超絶的な日常の推理に、思いっきり感激するファンの女の子、そしてデートを邪魔され慌てふためく石岡君。もう大爆笑です。『暗闇坂の人喰いの木』の冒頭のような、最高の御手洗節が楽しめます。

そしてあれよあれよという間に展開する謎めいた事件、ヘリに乗る御手洗と石岡君、怪しい軍団、流れ着く死体、御手洗シリーズ特有の正直なエゴに満ちた不幸な女性、なんだか頼りなさそうな、でも人のよい刑事…。瀬戸内海の伝説、『星籠』とはなんなのか?

圧倒的な面白さで迫る作品です。御手洗ファンならぜひ!下巻まで一気にいっちゃってください!
星籠の海 上Amazon書評・レビュー:星籠の海 上より
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No.3:
(5pt)

圧倒的な浪漫、『星籠』。

謎めいた怪物、蠢くように構築された謎、追い詰められた女性の行動原理、時計仕掛けの海、瀬戸内海の謎、すべてが当てはまる終盤のスピード感に、「やっぱり御手洗潔は最高の名探偵だ!」と感激しました。

御手洗でも苦戦する今回の事件ですが、タイトルでもある『星籠』の謎が解かれるとき、起こる奇跡。涙が出る程面白い。これぞ本格ミステリの浪漫です。

『御手洗潔』、なんという魅力的な響きでしょうか…!
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000
No.2:
(1pt)

巨匠衰えたり、かな

以前から、著者の作品は時代背景を軽視するものがあった。ただし、それが直接作品の瑕疵になってはいなかったり、許容範囲だったりということだった。
しかし、この作品はいけない。
作品中に登場するものや事柄が、とても1993年のものとは思えない。これは、時代背景の軽視ではなく無視だ。
しかも、それが作品中で重要なアイテムなのだ。
アレがなかったら、本作は成立しない。しかし、1993年当時ではアレとアレは非常に特殊なもので、とても一般的ではなかった。もちろん、本作中のような活用はとてもムリというものだ。
つまり、本作は1993年の事件としては成り立たない、というわけだ。せめて1995年か1996年ならまだしもなのだが、それでもちょっとね。
こういう詰めをおろそかにするあたり、島田御大も衰えたと感じる。デビュー作からのファンとしては、少々哀しいね。書庫の「占星術殺人事件」の袋とじが泣いてるぜ。
「Classical Fantasy Within」の続編もなかなか刊行されないし、あれも広げた風呂敷のたたみ方に苦労しているんだろうね。ネタはバレバレだからね。
「写楽」のような打ち上げ花火が書けるんだから、著者にはもうちょっと頑張ってほしいという意味で、本作は星ひとつという厳しい採点だ。
ところで、この瑕疵って編集者が当然気づいていいはずのことなんだけど、上巻が雑誌連載中に誰も気づかなかったのかいな。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000
No.1:
(5pt)

とても読みやすい

良いのではないでしょうか!
ここ数年の先生の作は御手洗モノ以外は面白く、御手洗モノにはがっかりさせられることが多かったのですが、久しぶりに純粋に楽しめました。
正直、御手洗モノに先生は縛られているように思い、先生の真価を発揮できるのはもはや御手洗モノではないと思っていました。
御手洗情報誌に過ぎない内容になるのであれば、新作は必要ないと思っていたのですが…。
私の心得違いだったようです。

登場人物の情動を物語としての感動に帰着させることは出来ていたとは正直言いかねますが、展開やエピソードに瑕疵がないとは言えませんが、もともと豪腕といわれた作風の方です。多少の瑕はものともしない魅力こそが先生の持ち味。しかも豪腕にやわらかさが加わっているように思えました。
ここ数年の作のように主観的盛り上がりで終わっているような印象もなく、楽しんで読めました。
上下二冊を力ませずさらりと読ませる筆力はさすがです。
最後の石岡君の独白に、意味深なものを感じて少し寂しくなったりもしますが。

それはそれとして、昔からのファンとしては新幹線で去る御手洗と石岡君に【占星術】を思い出したりして。

もどかしいようにしてページを捲った【写楽】には敵わないと個人的には思っていますが、初期のような軽やかな文体の冒険に、【御手洗】を楽しまれている先生の若さを感じて、わくわく。
まだまだこれからなのですね!

御作の中でも故郷に錦を飾られたわけですが、そこからまた進まれるのが新たなるスタートと思い、期待いたします。

又新作が楽しみになりました。
星籠の海 下Amazon書評・レビュー:星籠の海 下より
4062187000

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