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星籠の海
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星籠の海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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御手洗シリーズの愛読者です。他の作品もややその気がありましたが、女性登場人物を「人間」ではなく「女」としか描いていなくて読んでいて相当気分が悪くなりました。 「まだ赤ちゃん産めるでしょ」等、そう言った女性を取り巻く発言がある環境を揶揄しての表現かもしれませんが、現代の常識に慣れている身には辛い作品でした。 | ||||
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この人は、ミステリーでは大家だが、こと時代考証に関しては付け焼き刃の俄勉強で書いているので、間違いが多い。他の物語では、玄関構えが許されない町人の家に玄関があるかのように書いていた。 この物語では、物語のキーポイントで大間違いがある。 織田信長が毛利水軍と対決するのに、九鬼水軍に鉄甲船を建造させた、などという与太話を、臆面もなく書いている。 この時代の造船技術で、建造できるわけがない。これが史実なら、朝鮮征伐時に朝鮮水軍の李舜臣に痛い目に遭わされた豊臣秀吉が鉄甲船を投入しないはずはないのに、そんな史実は、ない。 信長に命じられて「新造船」を建造したのは九鬼嘉隆だが、九鬼嘉隆は秀吉の朝鮮征伐時に水軍の総大将を引き受けている。 この時点で九鬼嘉隆が死没していればともかく、存命だったのだから、鉄甲船が史実なら、絶対に投入しているはずで、そうしなかった以上は「単なる風聞」で、存在しなかったことは確実。 この程度の自明なことが推理できないとは、ミステリー作家として情けない。 | ||||
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この人は、ミステリーでは大家だが、こと時代考証に関しては付け焼き刃の俄勉強で書いているので、間違いが多い。 この物語では、物語のキーポイントで大間違いがある。 織田信長が毛利水軍と対決するのに、九鬼水軍に鉄甲船を建造させた、などという与太話を、臆面もなく書いている。 この時代の造船技術で、建造できるわけがない。これが史実なら、朝鮮征伐時に朝鮮水軍の李舜臣に痛い目に遭わされた豊臣秀吉が鉄甲船を投入しないはずはないのに、そんな史実は、ない。 信長に命じられて「新造船」を建造したのは九鬼嘉隆だが、九鬼嘉隆は秀吉の朝鮮征伐時に水軍の総大将を引き受けている。 この時点で九鬼嘉隆が死没していればともかく、存命だったのだから、鉄甲船が史実なら、絶対に投入しているはずで、そうしなかった以上は「単なる風聞」で、存在しなかったことは確実。 この程度の自明なことが推理できないとは、ミステリー作家として情けない。 | ||||
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上巻の途中まではおもろかったです。 でも色々伏線張っておいて、ほとんど回収されてなかった。 個人的に謎が深まるばかりで「あれはどうなった?」「あの人はどうしてああなった?」って、もう頭の中???だらけw 御手洗潔シリーズ好きだけど、やっぱり初期の作品の足元にも及ばない感じ。 書いてて訳分からなくなってるわけでは無いですよね? って思ってしまった… | ||||
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「1993年の夏の終り頃の事件なのに、地方都市の一般人も普通に携帯電話を使っている。時代設定がおかしい」とか「ヘリコプターや高速艇がすぐ使えるなど、ご都合主義が過ぎる」とか、色々批判を聞いていたので、送料を払ってマーケットプレイスから買うのも、もったいないような気がしていた。 ようやく、近場のブックオフに上下揃って本体価格100円で売られていたのを見つけて読んだ。 が・・・聞きしにまさる駄作。大駄作。 「星籠」の正体が何であるかは、多少の予備知識がある者なら上巻を読んだだけで見当がつく。 そして下巻で起こる、事件の黒幕を逮捕する契機となる事件には、特にトリックも何もなく、御手洗が出す質問を読めば読者にも真相の見当がついてしまう。 しかも、この事件には「時計じかけの海」など、何の関係もない。 下巻の第9章は、既に見当の付いている真相がダラダラ書かれているだけなので、読み通すのに苦痛を覚えるほど退屈だった。 仮に第9章を飛ばして読んでも、特に支障はないと思われた。 我慢して読み続け「星籠」の正体が予想通りであったことを確認する虚しさ。 島田荘司もここまで駄目になっていたかと、再認識。 それにしても・・・ 1993年の日本では、まだ「NPO」という言葉も一般化していなかったはずだ。 「NPO」が言われるようになったのは、阪神淡路大震災の復興ボランティアを組織化する必要が生じてからだ。 ましてや、「半グレ」という言葉など、1993年の日本には存在していない。 だらけた第9章の中に、「NPO」や「半グレ」が出てきたのには、本当に失望させられた。 このような記述を、編集者は、校閲者は、疑問に感じなかったのだろうか。 「巨匠」島田荘司の玉稿をありがたく頂戴しただけなのか。 もはや島田荘司は、巨匠どころか「裸の王様」ではないか。 堕ちるところまで堕ちたとしか、言いようがない。 | ||||
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本格推理小説は、中学から大学まではずいぶん読んだが、それ以降は読まなくなった。 したがって島田の本も、小説は読んだ記憶がなく、読んだのはノンフィクションの『三浦和義事件』だけである。 もっともこの『三浦和義事件』かなりいい線をいっていると思って読み進めると、途中で致命的な欠陥にぶち当たって、失望した記憶がある。 だから、本当に久しぶりの本格ものである。 読もうと思った理由は、小説の舞台がぼくの故郷の広島県福山市で、ポニョの舞台にもなった鞆の浦が中心だからである。 しかも同級生たちが映画化のために尽力したという話も聞いていた。 実は、島田自身が福山誠之館高校の卒業生で(ぼくの4年先輩だから重なってはいない)、登場人物の探偵・御手洗潔(みたらい きよし)という変な名前も、高校の近くを流れている小さな用水が御手洗川だったからではないかと、ぼくは睨んでいるw それはともかく、 村上水軍、ペリー来航と阿部正弘(開国を決断した老中筆頭で福山藩主、藩校・誠之館の創設者)、現代の連続殺人事件、カルト教団という、三題話ならぬ四題話にも五題話にもなっていて、これをどうやって結びつけるのか、という展開。 本格ミステリーだけに、そこはかなり荒唐無稽で乱暴な力技も目に付く。が、それを気にしていたら本格は読めないw 展開の中には、懐かしい鞆の浦の街並みや福山誠之館高校のこともたくさん出てくる。 実在する常石造船の会長が登場するのには驚くやら、苦笑するやら。 ちょっと地元サービスがすぎるのではないかw 先日、村上水軍を率いて石山本願寺に兵糧を届けた毛利家の家老の子孫という人にも会ったので、その史実が小説の中でも重要な部分として触れられているのが不思議な気もした。 そんな懐かしい思いがあったから読み進められたが、そうでなかったら、やっぱり本格推理ものは読むのはつらい。 それが結論w | ||||
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前半は学問的な匂いもしてこの後の展開に期待しましたが、残念ながら一般的な内容で終わってしまいました。 | ||||
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占星術を期待するとがっかり。 関係ないシーンが何度も出てきて 最後まで意味がない。 この作家も放射脳になってしまったんだな。 | ||||
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上巻から続く一連の出来事はそれなりに面白く読めたが、それぞれの関連性はよくわからず、結末へ向けての意味のある伏線と思っていた。 だがラストが近付くにつれ、今までのエピソードは一体何だったんだ?となり、しまいには唐突にドタバタの逮捕劇で幕を閉じる。ネタばれになるので詳しくは書けないが、最後にヒーローとなったのは御手洗ではない!物語途中から出てくる少年の救われない結末や、登場人物各々の決着の曖昧さなど、全く消化不良。 水晶ピラミッドやアトポスなどでみられた謎解きの面白さ、痛快さは全くなし。 暇潰しにしかならなかった! | ||||
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原発の近くの海水浴をしていた子供が白血病になると言う、件があるが、それは、実際に、あった事実なのか? もし、適当に、たいして、調べもしないで、書いたならは、福島に、住む人、避難している人たちが、差別や、いじめの、被害にあうかもしれない‼ 思慮が、たらなすぎだ! そんな奴は、今すぐ筆を折れ‼ | ||||
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ミソジニーでレイシストの探偵が、地元警察を率いて巨悪を追い詰めるというお話し。本格推理ファンはもちろん昔の御手洗ファンも読まないほうが吉。文章があちこち変で気になるが、本格推理ではないので気に留める必要は無し。本筋とは関係ないところがやたらと長いがこれも斜めに読み飛ばしてもまったく支障はない。テレビの2時間ドラマなどが好きで、出張などで2,3時間つぶしたい人には最適。 | ||||
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かなり久しぶりの御手洗潔、映画化ということで入手したが、歴史ミステリーの部分も推理小説としての謎解きの部分も登場人物も、全て中途半端な感じ、読後感も良くなかった。読む方の劣化か作者の劣化か判らないが、私的にはもう卒業するつもり。価格が安ければ星2つだったかも。 | ||||
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こんなつまらない小説を読んだ……途中まで。 いや、これはヒドイよ。 島田氏は、往年の面影ナシだね。 | ||||
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映画化にもなって期待していましたが、ダラダラと長いばかりで、下巻まで頑張って読みましたが、確かに話は繋がっていましたが、伏線と言うより無駄の多い作品と言う印象で、もっと簡潔にした方がいいのに、と、思いました。 | ||||
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正直お粗末という言葉がぴったりの本です。 どうしても原発を話題に入れたかったのでしょうが、話の流れから違和感ありまくりです。 あまり書くとネタバレになってしまいますが、大学教授の男の先生の扱いは可哀想です。 これは探偵御手洗の話にはカウントしたくないレベルです。きっと島田さんならレヴェルと書くのでしょうか(笑 看護婦は自分も言うので問題ありませんがメールをメイルと書くなど言い方が古くさすぎます。 そして一番大事なことはこの話なら上下に分ける必要は無いということです。 もう島田さんの本は買わないことにします。正直下巻の途中から投げたくなりました。 | ||||
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私にとって御手洗シリーズと言えば、冒頭で奇想天外な謎が提示されて、それを名探偵御手洗潔が鮮やかに解き明かす。という、現状では最高質の本格推理でした。 そんな私がこの本を読んだ感想は、タイトルどおりです。ほとんどのページが「俺が読みたい御手洗シリーズは、これじゃない!」でした。 文章は流石に美しいですが、書いている内容はすごい薄味です。はっきり言って興味がわかない、どうでもいいような出来事が詳細に大量に書かれてあります。 半分くらいは事件関係者の視点で展開されるサイドストーリー。些細な事が淡々と続くだけ。いっそ大幅に添削して上巻(一冊)だけにしたほうが全体的にもスッキリして良かったんじゃないでしょうか? あと日本の社会問題も出てきます。今までの島田作品でも推理小説なのに突然にそれまでの話とは関係のない日本人問題や死刑の問題などが降って湧くことがありましたが。 それらの小説は、ちゃんと推理小説としてある程度の謎解きが楽しめたため、あえて目を瞑る事ができていました(ホントはそういう問題定義はそれ専用の本でしてほしいのですが……)。 正直この本でやられるのは単純に腹が立ちます。そんなこと書く余裕があるんだったら、もっと本格推理としての完成度を上げるべきじゃないの? と思わずにいられませんでした。 私の邪推ですが、今作は御手洗ファンの女性向けに書かれた小説だと言われれば納得できることが多い内容でした。 本格推理としての謎よりは御手洗のスーパースターぶりを。女性のセリフは語尾を伸ばしてよりリアルに。御手洗と石岡がホテルの同じ部屋に泊まるというサービスシーンもありますし(不快に思われた方(特に女性の方)。申し訳ございません)。 初期の御手洗ものほどの驚天動地の大トリックや奇想天外な謎を望むのは、もう無理なのかもしれません。だとしても御手洗潔シリーズをリリースするんだったら推理物、それも濃い本格推理物を目指して欲しいです。 これだったら日本での最後の活躍などとせずに、御手洗は海外から「ウミカラセ」とでも電報を打たせればよかったのでは? | ||||
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日本の警察というのは 民間人に初動捜査や尋問をやらせてくれるのか…。 税金もらってるのにねぇ。 | ||||
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島田荘司ファンは、敢えてこの作品はパスをした方が賢明かと思います。 | ||||
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御手洗の国内最終章ということで、上下巻の刊行。 楽しみにしていたのに・・・。 読み始めてこの話は成立しないだろうと思ったのです。 それは、他の方もおっしゃっていますが1993年ではあまりにも困難なものが登場するからです。 またそれが物語りに良く絡んでくるから始末が悪いのです。 ああ、なんだかなって・・・。 福山が出てくるから「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」は頭のすみに浮かんでくるし・・・。 なんか、福山を御手洗国内最後の事件に登場させたいがためにこの話を書いたのかな? とにかく、御手洗ファンの私には満足できませんでした。 星は2つです。 | ||||
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小説としてはある程度おもしろい。しかし、御手洗シリーズに読者が期待するのは、この世にあり得るはずのない謎を、御手洗が鮮やかに解いてみせるストーリーではないか。残念ながらこの作品では、占星術殺人事件であっと言わせた、島田荘司の卓抜なトリック手腕はどこにも見られない。ある種の群像劇であり、冒険活劇である。 切ないシーンは相変わらず上手く、社会批判のニオイも当然ある。島田ワールドが感じられるのはそのあたりだけであって、昨今の作品群にも共通するが、読者のニーズと作者の書きたいものにズレが生じ始めているような気がしてならない。 | ||||
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