エッジウェア卿の死

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評判

エッジウェア卿の死の評価:

3.86/5点 レビュー 29件。 B ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

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全46件 41〜46 3/3ページ
No.6
(5pt)

クリスティーは犯人設定の意外性を徹底して追求していた

オリジナルは1933年リリース。ちなみにこの次の作品が1934年リリースの『オリエント急行殺人事件』である。邦訳は1955年のこととなる。
私信だが、有名な『アクロイド殺し』の犯人設定が典型として、この頃のクリスティーは犯人設定の意外性(あるいは多面性)を徹底して追求していたように感じられる。それは心理学的なアプローチやレトリックの巧妙さといったアプローチまで、多種様々な方法を追求している、と思える。本作もその一環の取り組みが見られるのが実に興味深い。
併せて思うのは、クリスティーのミステリーはさすがに文章としての『基本』が良くできていて、実に読みやすい。1933年の作品であるのに、とても現代的ですらある。さすがだ。余談だが最近のハヤカワ文庫は若干背が高くなり、今までの文庫カバーでは入らなくなってしまったが、とても気に入っている。このサイズがミステリーっぽいなと思う。
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50)) Amazon書評・レビュー: エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50))より
4150700508
No.5
(5pt)

クリスティーは犯人設定の意外性を徹底して追求していた

オリジナルは1933年リリース。ちなみにこの次の作品が1934年リリースの『オリエント急行殺人事件』である。邦訳は1955年のこととなる。
私信だが、有名な『アクロイド殺し』の犯人設定が典型として、この頃のクリスティーは犯人設定の意外性(あるいは多面性)を徹底して追求していたように感じられる。それは心理学的なアプローチやレトリックの巧妙さといったアプローチまで、多種様々な方法を追求している、と思える。本作もその一環の取り組みが見られるのが実に興味深い。
併せて思うのは、クリスティーのミステリーはさすがに文章としての『基本』が良くできていて、実に読みやすい。1933年の作品であるのに、とても現代的ですらある。さすがだ。余談だが最近のハヤカワ文庫は若干背が高くなり、今までの文庫カバーでは入らなくなってしまったが、とても気に入っている。このサイズがミステリーっぽいなと思う。
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300074
No.4
(4pt)

「・・・片っ端から疑ってかかる読者の考え方・・・」(P233)

物語の始めからして、何かがちょっと違う。
日ごろのポアロの様子を垣間見るようですが、
混沌・カオスの中に物語りは進む。
あなたを騙すのは、犯人ではありません。
そう、作者ですからね。
行きつ、戻りつ、しっかり読むと、
配役に込められた作者の意図、物語の構成が見えてきますね。
まぁ、今回もマダム・クリスティーにまんまとやられました。
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50)) Amazon書評・レビュー: エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50))より
4150700508
No.3
(4pt)

「・・・片っ端から疑ってかかる読者の考え方・・・」(P233)

物語の始めからして、何かがちょっと違う。
日ごろのポアロの様子を垣間見るようですが、
混沌・カオスの中に物語りは進む。
あなたを騙すのは、犯人ではありません。
そう、作者ですからね。
行きつ、戻りつ、しっかり読むと、
配役に込められた作者の意図、物語の構成が見えてきますね。
まぁ、今回もマダム・クリスティーにまんまとやられました。
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300074
No.2
(4pt)

同情の余地がない・・・

アメリカ人女優と結婚しているイギリスの名門貴族エッジウェア卿が自宅で殺される。夫人が離婚を求めていたが卿が認めなかったことから夫人が疑われるが、彼女にはアリバイが・・・・。犯人のトリックは見事で、最後の最後まで犯人がわからないが、そのトリックが、実に意外なことから剥がれるのが見所。クリスティー作品では珍しく、同情の余地のない犯人。NHKで放映されたドラマ版も強烈だが、特に原作の方をお勧め。
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50)) Amazon書評・レビュー: エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50))より
4150700508
No.1
(4pt)

意外性と異常性

意外な結末は、推理小説においてあたりまえの手法である。意外に意外が重なり、最後の最後まで結末が見えないというのは、普通の推理小説にはない、この書の一番の魅力といえるだろう。また犯人の異常な人格は犯罪者の類型の一つとして興味深いものがある。最後に犯人がおこなう告白は、物語の非常によいオチとなっている。
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50)) Amazon書評・レビュー: エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-50))より
4150700508