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アクロイド殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
アクロイド殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 161~180 9/10ページ
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私が何度も読むお気入りの作品です。一番初めに読んだ時は犯人探しの魅力にとりつかれました。次に読んだ時は、犯人の手がかりとなるものは何かを探しながら読みました。定期的に読んで楽しんでいるのは、登場人物の性質や行動の面白さです。本文の最初に出てくる人物が噂好きの姉に辟易しては思うこと(皮肉が通じない姉にうんざりしている様子)。いつも鼻をひくつかせて人の噂を集めている姉のあつかましさ。そして、私の一番好きなキャラクターのポアロ。その人あしらいの上手さ!卓越した芸を持った芸人の同じ芸は何度見ても飽きません。狭い世界の人間模様を存分に楽しめる作品であると同時に、あっと驚く結末に背筋がぞっとしました。まだ読んでいない方は是非! | ||||
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本書は犯人を読み解くための手がかりが全て与えられた中で、「やられた! だまされた!」と感じる最大級の意外性・驚愕感が味わえる、真に良質で秀れた推理作品にして、クリスティーのみならず、数ある本格推理小説の中における最高傑作である。 それだけに、本書がアンフェアであるという意見が未だにつきまとうのは非常に残念なことである。 私は、推理小説におけるアンフェア(不公正)とは、「読者に提供する情報が、虚偽・虚飾であることを承知しながら、それを正しい情報であるかのように伝えること」と考える。 この定義に照らし合わせれば、本書には何一つ読者に対して「虚偽・虚飾であることを承知しながら、それを正しい情報であるかのように伝え」たものはないのだから、本書はアンフェアではない。 しかし、本書をアンフェアであると主張する人の多くは、読者から見れば当然信頼すべき人物を真犯人とする設定にしたことが、読者に対する裏切り行為、すなわちアンフェアであるというもののようである。 私自身はそういう人物も含めてすべての登場人物を疑うのが推理小説読者の義務であると考えるので、本書がアンフェアであるとは思わない。 私にはアンフェア派は単にこの作品が気に入らない、それを「アンフェア」という言葉で正当化しようとしているだけのようにしか思えない。 もしも本書をアンフェアと主張するなら、それがどのような定義に基づくものか、そして、それが他の著者の作品においてはどうなのかも客観的に検証してもらいたい。 それらがなく、ただ単に本書のみをアンフェアと主張するのはアンフェア(不公正)な行為であると思う。 | ||||
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そのあまりに衝撃的な手法はファンの間でも大激論が交わされたそうです。・・・・もちろん、詳しくは言えませんが。 実は、最近ノリにノッている東野圭吾先生の著作にも、明らかに影響を受けたと思われるものがあります。・・・・もちろん、どの話なのかは言えませんが(笑) アリかナシか?WHICH? ぜひこの大激論にご参加ください。(一ファンとして宣伝してみました) | ||||
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ミステリ、推理小説を読んだことのない方には俄然オススメです。 トリックは、現在ではもう使い古され、アクロイドよりも洗練されたものが出ていますので、 何冊かミステリを読んだことのある人でしたらスグ気付くと思います。 私もかなり早い段階で気付きましたので、驚きはありませんでした。(むしろ納得?) この驚きが得られ、楽しめるのは、ミステリとあまり縁のない方でしょう。 ですから、騙されたと思って読んで、小説からまた騙されてください。 縁のある方は、まぁゆっくり読まなければ楽しめます(笑) でも、このトリックを1920年代に考えたという点は素晴らしい。 ミステリの歴史を把握する為のテキスト、古典として読めむならば、コア、ライト問わず、 ミステリファンにとっては読む価値はあると思います。 が、値段と本のボリュームを考えた場合「是非」とは言いきれません。 | ||||
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クリスティーを不動のミステリー女王にせしめた有名すぎる作品。 アクロイド氏と付き合いのあった婦人が睡眠薬で不可解な死を遂げる。 その相談をポアロに持ちかけたアクロイド氏もその後何者かに殺されてしまう。 引退した名探偵ポアロが華麗な謎解きに乗り出す。 トリックが突拍子もなく、賛否両論と聞いていたが 私たちが普段考える純粋な「トリック」 を考えていると肩透かしを食らう。 これは設定トリックとでもいうのだろうか? もし犯人なら「意外であろう人物」を自分なりに 探して見当をつけていたが、見事にハズれた。 「そして誰もいなくなった」「オリエント急行」 で得た驚きに比べると若干見劣りがするものの、 それでも決して読んで損はしない名作です。 | ||||
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わたしの中ではクリスティ作品で1、2を争う作品ですね。 トリックでも当時にしては画期的なことだったろうし、文章がいいので、どんどん進みました。 一人称 二人称 三人称の使い方が すばらしいですね。 | ||||
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初めて読んだ時、最初の10ページ位で違和感を覚えて、「まさか、○○が犯人では・・・」と思ったんだけれど、「そんな卑怯なことをクリスティがするわけない」と思って読みすすめていったら、本当に○○が犯人ではり倒したくなった。でも僕がこれを読んだのは小学校6年生の時なんだけれど、読後、この本を貸してあげた友人Kも、最初の10ページで「犯人って○○?」と聞いてきたので、この犯人、ちゃんと読めば推理できるようになってるのかも。犯人がわかるってことは、きちんと手がかりが出てるってことでもあるのか・・・?。 個人的にはちゃんと犯人がわかったんだから、犯人の設定はフェアなんだと思う。じゃ、何がアンフェアかっていうと、手がかりの出し方がアンフェアなんだよ! クイーンやヴァンダインが手がかりを明白に提示するのに、クリスティのそれは単なるほのめかしのこと がほとんど。こういうアンフェアぎりぎりの書き方をクリスティは平気でやるんだよね。ミステリーを読みはじめた初期の頃は、クリスティ大好きでほとんどの作品読んだけど、クイーンやヴァンダイン読むようになったら、クリスティの書き方のずるさが鼻につくようになった・・・。 | ||||
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このトリックについては色々な評議がされて賛否両論でしょうが とにかく絶対に最後まで犯人がわからない。 こんなおもしろおそろしいことがあるでしょうか? サスペンスが好きなら絶対にこの本に挑戦してほしーですね。 | ||||
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このトリックについては色々な評議がされて賛否両論でしょうが とにかく絶対に最後まで犯人がわからない。 こんなおもしろおそろしいことがあるでしょうか? サスペンスが好きなら絶対にこの本に挑戦してほしーですね。 | ||||
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「そして誰もいなくなった」と並ぶ作者の代表作。発表当時からフェア/アンフェアの議論が絶えないが、ミステリの始祖ポーが短編「おまえが犯人だ !」で既に同じ趣向を用いており、この時期の作品にアンフェア論議を持ち出すのは不毛であろう。作者は細心の注意を払って記述しており、そこに関してはフェアネスをキープしているのである。ただ、全体の仕掛けが大きいだけだ。 しかし、本作の影響で妙な悪癖が日本の作家に伝わってしまった。例えば「Aという人物が殺された」と書く代わりに「Aは全身血まみれになって床に倒れていた」等とあたかも死んだように書く。その後で、Aを再登場させ、「私はAが死んだとは書いていない」と居直るのだ。これを、レトリックの一部と自慢するのだから始末が悪い。 もう一つ、本作はミステリにおける記述形式の一人称と三人称の問題を考えさせてくれる。一人称の場合は、むしろ話は単純だ。語り手は見たままを書けば良い(本作のようなトリックもあるが)。犬の色が実際には黒でも、語り手に白く見えたら「白い犬」と書いて問題はない。実際、カーも作品中で全体を通しては三人称なのに、トリックに係わる部分だけ一人称で書くという事をしばしば行なっている。これは三人称の地で書く部分には真実以外は書けないからだ。三人称でミステリを書くという事は実は難しい技なのである。その点、ポーはミステリ史上最初の作品からワトソン役を登場させる工夫を凝らす等、やはり偉い。 クリスティの本作は、ミステリの記述形式に関し様々な事を考えさせてくれ、また後世のミステリに大きな影響を与えたという意味で記念碑的な作品。 | ||||
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アガサクリスティーの代表作です。 とりあえず読みましょう。 クリスティーって会話形式だから簡単に読めますよね。 これを読んでアガサクリスティーの作り出すイギリスの雰囲気が気に入ればどんどんはまっちゃいますよ。 | ||||
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アガサ・クリスティーの代表作に相応しい本です。 最後の最後まで犯人が全くわからず、再度読み返してみるといろいろ布石があって、わかってみるとやられたという感じです。 トリックの妙というより、ストーリーの組み立て方がおもしろいです。 是非ミステリー好きに読んでもらいたい1冊です。 | ||||
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1926年の作品で第6作。クリスティは1890年の生まれ。1914年に24才でイギリス航空隊のアーチボルト・クリスティと結婚、1920年に長編『スタイルズ荘の怪事件』でデビューする。が、1926年には謎の失踪を遂げ、様々な憶測が飛び交う中、10日後に発見される。1928年にアーチボルトと離婚。1930年に考古学者のマックス・マローワンと『嵐のようなロマンス』の後再婚している。『アクロイド殺し』はその失踪した年に書かれているのだ。何となくミステリィを地で行っているではないか。(●^o^●) 何しろ、噂好きの女性をたくさん登場させたり、当時としては新しい機械だったろうものを登場させたり、登場人物全員に嘘をつかせたりとこの作品には他の男性作家にない仕掛けを随分感じられた。そういう意味でもの凄く勉強させてもらった気がする。さすがにクリスティはスゴイな。文章(翻訳も含めて)も実に簡潔で素晴らしい。 | ||||
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1926年の作品で第6作。クリスティは1890年の生まれ。1914年に24才でイギリス航空隊のアーチボルト・クリスティと結婚、1920年に長編『スタイルズ荘の怪事件』でデビューする。が、1926年には謎の失踪を遂げ、様々な憶測が飛び交う中、10日後に発見される。1928年にアーチボルトと離婚。1930年に考古学者のマックス・マローワンと『嵐のようなロマンス』の後再婚している。『アクロイド殺し』はその失踪した年に書かれているのだ。何となくミステリィを地で行っているではないか。(●^o^●) 何しろ、噂好きの女性をたくさん登場させたり、当時としては新しい機械だったろうものを登場させたり、登場人物全員に嘘をつかせたりとこの作品には他の男性作家にない仕掛けを随分感じられた。そういう意味でもの凄く勉強させてもらった気がする。さすがにクリスティはスゴイな。文章(翻訳も含めて)も実に簡潔で素晴らしい。 ただひとつ気に入らないのはハヤカワのこのクリスティ文庫は普通の文庫本より若干3mmくらい背が高くて、アマゾンのブック・カバーに収まらないことだ。なぜこんな製本なんだろ?? | ||||
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犯人の名前は知らないにしても、誰が犯人かは知っている人が多い アガサ・クリスティの問題作。 人を驚かす趣向に長けているクリスティだけに 叙述トリックも非常に納得のいくでき というか、最近の叙述トリックは 無理に人を騙そうとしすぎで食傷気味 | ||||
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アガサ・クリステフィの作品を読むとき私は途中まで読んで、(つまりポアロと同じ条件下で)犯人を特定しようとするのですが、悔しいことにいつも彼(あるいはアガサ)の足元にも及びません。この作品の場合も結局彼(彼女)にしてやられましたが、ただ他の作品と比べてフェアかアンフェアかという疑念は少し残りましたね。答えを知ってから再読すると「なるほど」と思えなくはないんですけど・・・しかし、奇想天外な話しであることには変わりありません。一度読み始めると途中でやめられない魅力に満ちていますが、(陳腐な表現ですが)秋の夜長に問題文だけを読んであなたも頑張って犯人を当ててみましょう。すると、明日はあなたが新人としてデビュウ作を書いてるかも? | ||||
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もうあちこちで絶賛されまくっていて、新鮮な気持ちで読めるはずがなく、つまりオチが大体予想できてしまう。 それでもこの手法を最初に取り入れた作品としてミステリの歴史に輝かしく残っている。 革命だったんじゃないかな、この作品。 何も知らないで読みたかった。 | ||||
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ミステリーはよく読むけれど犯人がわかる事はめったにない。そんな私がこの作品の犯人を当てられるはずもない。犯人探しに自身のある人は、先入観を持たずにこの作品に挑んでみれば良い。世の中には不可能なことがあることを知るだろう。 いやはや参りました・・・ | ||||
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ミステリーはよく読むけれど犯人がわかる事はめったにない。そんな私がこの作品の犯人を当てられるはずもない。犯人探しに自身のある人は、先入観を持たずにこの作品に挑んでみれば良い。世の中には不可能なことがあることを知るだろう。 | ||||
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読む前に既にトリックが全く同じ映画(ベニチオ・デル・トロ出演作)を見ていたので犯人はわかってしまいました。もっともあれは「映画」だからこそなせる業であって、「小説」である本作ではやはりどうかと思います(映画ですら非難する人がいるのですから)。推理小説の王道を逆手に取った本作では「推理小説」の読者は無意識に犯人を容疑者から除外してしまい、ただただ騙されるしかありません。クリスティの手腕は見事なもので、「詐欺だ」と思わせない無難な筋運びで、伏線もあとで思い返して納得する程度にしか張られてはいません。個人的には映画を見てから本作を読んでいる事を祈ります。 | ||||
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