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アクロイド殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
アクロイド殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 101~120 6/10ページ
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「殺戮にいたる病」の文庫本解説で、本書が少し引き合いにされており、アガサにも叙述トリックがあるのか~と興味持って手にした次第。 真犯人の○○にはまったく注意を払ってなかったので、終盤までは気づきませんでした。 24章から風向きがおかしくなり始め、422ページあたりで、あぁ、そうゆう事なんだな、この作品は…と(やっと)確信するに至りました。 なので「あなたです!」にはそれほどの衝撃は受けませんでした。 新訳となってますが、それでも日本語としては不自然な言い回しも多く、そのせいで話が入って来ない場面が多々ありました。 登場人物が多いのに、更に人によって呼び方が違うので、「誰だっけそれ?」となることも少なくありませんでした。 外国の小説はやっぱり苦手だなぁ・・・。 とは言え、歴史的価値も鑑み、☆4つ。 | ||||
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あまりにも有名すぎるので、最初からオチがわかって読んでしまったのがとても残念です。 しかし、わかっているにもかかわらず騙されそうになるくらいおもしろかったです。 最後は救われないですね。探偵のシビアな感じも好感が持てました。 | ||||
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字がちっちゃい。 同じ早川書房から2003年に発行された別の文庫(羽田詩津子氏訳)だともうすこし字が大きい。 この田村隆一氏訳版は350ページに対し、2003年のハヤカワ文庫は450ページくらいある。 翻訳文章の違いというより、文字の大きさが違うためと思われる。 | ||||
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ここは私的な感情ですので、客観的評価は下へ・・・ 本を買うこと自体があまりなく、前評判を読みすぎてしまい方々で”驚愕のラスト!”といったような評価が見られ、自分であれこれ想像しながら読んでいたら、その想像の中に偶然ラストと一致する想像があり特に驚きを受けませんでした。 個人的感情の混ざった客観的評価・・・ 内容は古い?本だからか言い回しや言葉遣いが今の小説とは少し違ったりしましたが、気にならず、むしろ未体験の過去に触れているような没頭感で新鮮でした。ただ、あえて悪いところをあげるならば、謎が複雑すぎて自分のようなそこまで深く読みこんでない人間には筆者(アガサ)が予想していた驚きというのは味わえませんでした。とくに私は記憶力が悪く、よくわからずもう一度読み返したほどです。ですので、かなり上級者向けなのかな?と感じました。 | ||||
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今まで本は割と読んできましたが、評論しか読んでいなかったので推理小説も読んでみようと思い、この本を選びました。でも推理小説初心者の私でも3分の1読んだあたりで犯人もわかり、うーんという感じでした。推理小説が初めてだったのでちょっと残念感はありました。とりあえず他の推理小説の作品も読んでみようかと思います。 | ||||
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初めて読んだ時、途中で違和感を覚えて、 「まさか、○○が犯人では・・・」 と思ったんだけれど、 「そんな卑怯なことをクリスティがするわけない」 と思って読みすすめていったら、本当に○○が犯人ではり倒したくなった。 僕がこれを読んだのは小学校6年生の時なんだけれど、読後、この本を貸してあげた友人Kも、途中で、 「犯人って○○?」 と聞いてきたので、この作品の犯人って、ちゃんと読めば推理できるようにはなってるのだと思う。犯人がわかるってことは、きちんと手がかりが出てるってことでもあるのか・・・?。 個人的にはちゃんと犯人がわかったんだから、犯人の設定はフェアなんだと思う。じゃ、何がアンフェアかっていうと、手がかりの出し方がアンフェアなんだよ! 確かに手がかりは出されてるんだよ。それは認める。その、その出し方がフェアじゃないと思う。フェアじゃない出し方をしたので、文章に不自然な箇所がものすごく多い。だから、読んでいて違和感を感じたわけだ。 クイーンやヴァンダインが手がかりを明白に提示するのに対し、クリスティのそれは単なるほのめかし、あるいは本作のようにあきらかにずるい書き方のことがほとんど。こういうアンフェアぎりぎりの書き方をクリスティは平気でやるんだよね。・・・というより、クリスティがアンフェアすれすれのことをやるようになって、それ以後、アンフェアすれすれはOKみたいな風潮になっていったともいえる。 ミステリーを読みはじめた初期の頃は、クリスティって大好きでほとんどの作品を読んだけど、クイーンやヴァンダイン読むようになったら、クリスティの書き方のずるさが鼻につくようになった・・・。クリスティファンの中には、この作品を批判されると異常に熱く反論する人が多いけれど、こういうアンフェアすれすれな(僕は本作はすれすれセーフではなく、すれすれアンフェアだと思っています)作品は賛否両論になるのが当たり前だと思う。 エラリー・クイーンのファンで、この作品が好きという人はほとんどいないと思います。 | ||||
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う~ん、結論から言うと、退屈を堪えながら読み終えても、今ひとつ印象が散漫なのです。 そりゃ最後のどんでん返しには驚きますが、事件そのものがポワロ探偵が出馬するほど入り組んでいるかというとそうも思えないし、有名な叙述トリックがなければただの凡作、いいとこ平均作止まりといわざるをえない。そしてその叙述トリックも、なぜ犯人はそんなトリックを仕掛けたのか?特に誰に対して仕掛けたのか、何度考えても理の通った説明がつかない。仕掛けた相手は明らかに読者であり、犯人が我々ミステリ読者を想定して仕掛けた?あり得ない。 でも世間の評価は高く、クリスティーの代表作のように言われています。私の感性がおかしいのか・・・? 時間をおいて、いずれ読み直してみなくては。 | ||||
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アガサ作品ですね! トリッ云々を言われますが、掛け値なしに面白かったです。 | ||||
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久しぶりに読み返してみたのですが、素晴らしいですね。 もちろん犯人はわかっているのですが、かえってその方が 楽しめるかもしれません。 叙述トリックの代表作だけあって、いちいち感心させられます。 訳もポアロの雰囲気や自然な会話の流れ、人物の描き分けができており 良い訳だと思いました。 | ||||
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推理小説は好きなので結構読んでいますがこの作品は有名にも 関わらず読んでいなかったので読みました。 犯人と思われる人が失踪すると言うパターンでこの場合は大体 犯人が予想がつきやすいタイプだなと思いました。 1失踪から途中で現れて容疑者から外れた場合は犯人である 2最後まで失踪している場合は死亡していて犯人と思われていた 犯行よりも先に死亡している。 3失踪したままで二重生活をしていて実は失踪者は目の前にいた。 大体こんなところだと思います。ところが読み進めるとどーも 勝手が違う。失踪自体にトリックがないと言うか作者が趣を置いて いないのです。しかもトリックらしいものはどうも時間のトリック だけのようです。普通こういう設定の場合は密室にするはず。 時間のトリックにしても使われたのは当時のハイテクだけの感じで トリックらしいものがまるでない。 とするとこの小説の売りは「誰が犯人か」だけのようなのです。 そうこうしているとポアロが容疑者全員を呼び集めました。 ここまでくるとすべて読者に情報は渡してありますよ。さあ犯人を 当てましょう。と言ってるのも同然です。 私は必死に考えましたがどうみても犯人がいません。登場する女性が 犯人であることはまずないでしょう。なぜならあまりにこの作品で目立ちすぎているから。犯人当ての場合は犯人は目立たずひっそりいるものです。とすると男性の陽気な若者と寡黙な大人の2人しか該当しない。だけどまるっきり手がかりになるものがないのです。 アガサは凄いなと純粋に思いました。これで犯人が仕立てられるのだと。 ところが容疑者大集合なのにも関わらず今まででていなかった重要な証言がポアロからガンガンでてきます。オイオイと思いました。 それはないだろう?ポアロが自分で隠れて調べたって言ってます。この時点でかなり私は白けてきました。 どーなるのかな?と思ったら犯人を言わずに容疑者全員を帰してしまいました。「俺にはわかっているんだ観念しろ」って言ってます。要するに犯人に逃亡か自殺をほのめかしているのです。そこで章が終わりました。次の章がいよいよ犯人を明かすということのようです。 私の気持ちは一気に暗くなりました。なぜなら容疑者の中に犯人が いないのが明らかだからです。つまりアンフェアな手法なのです。 捜査する側が犯人だと示唆しているのです。 私はそこであの面白いキャラクターだったお姉さんがそうだと ばかり思っていました。彼女がなぜ結婚していないのか語られて いないのが気になっていたからです。 結果は外れ。それよりもヒドいものでした。この犯人は推理小説としてどーなんだ?と考えさせられました。なぜなら物的証拠がまったく ないのです。これは冤罪です。これで起訴するのはまず無理です。大体、犯人は失踪者をどうするつもりだったのでしょうか? 失踪者を犯人に仕立てておきながら失踪者をそのままにしていたら いずれ失踪者から犯人がばれるじゃないですか? 犯行計画が無茶すぎます。この人が犯人なら失踪者は死亡して いないとなりたちません。 それに小説の手法としてもどーかと思います。記載された出来事は この小説世界の史実であると読者は無条件に思うわけで それを疑えというのはアンフェア推理小説としても落第ではないで しょうか? これは古典とも言える古いものですからそこまで言うのはコクなのかもしれませんが小説の面白さと言う点なら満点でしょうけど 推理小説と言うくくりなら落第点と言わざるをえないと思いました。 その後にこの小説で影響を受けた作家が私ならこうすると改善された 推理小説を発表したそうですから価値の高いモノであるのは疑いようもないと思います。それを読んであるから私の感想もこうなってしまうのだろうと思います。 | ||||
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この作品が発表された当時は、本作のトリックを巡って識者や読者の間で激しい論争が展開されたということだが、私はこの作品の犯人はアンフェアではないと思う。 何故なら、この作品は三人称などで書かれた、いわゆる「小説」ではなく、一人称で書かれた「手記」であるからだ。「推理小説はすべからく読者に対してフェアであるべきだ」と言っても、本作は「小説」の形を借りた「手記」という形式なのだから、手記を執筆した人間の主観が混ざっているのは当然である。 初読時に感じたインパクトは今でも変わらない。推理小説史上に残る作品であることは間違いない。未読の方はこのレビューを読まず、何の先入観も持たず本作を読んでいただきたい。きっと驚嘆されるはずである。 | ||||
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若干のネタばれ含みます。 以前からタイトルだけは聞いたことがあって、「あるトリック」を初めて使ったのはクリスティーだとも聞いていたので、 割と序盤で「もしかして...」と思ったのですが、その通りのラストでした。 この作品に対する予備知識をまったく持っていない人なら、ラストに驚愕するかも知れませんが... 最近のミステリーを読みなれている人にはそれほど衝撃的ではないかもしれません。 ただ、ラストに驚けるかどうかをおいといても、多くのトリックや矛盾が解き明かされていくとともに、 登場人物たちの意外な一面が明らかになっていく様は面白く、非常に読みやすい作品ですので評価は高めです。 | ||||
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内容は大変面白い。ミステリーをこれまで読んだことがない人がには、大変な衝撃を与えるであろう作品ですが、ある程度読み込んでいる人には、「やはりな」という、至極当然な感想を与えるでしょう。 かくいう私は4分1程度ですんなり解ってしまいました。 是非、ミステリー初心者に読んでほしい作品です。 | ||||
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町の地主、ロジャー・アクロイドが殺された。のんびり田舎暮らしを楽しんでいたポアロが捜査に乗り出し…。 これを評しようと、「〜系です」と言ってしまうと、たちまち、答えが分かってしまうので、とても評しにくい作品です。 実際、この作品が出版された当初、イギリスのミステリ評論を行っていた人々の間でも肯定/否定と意見が分かれてしまったある種「問題作」でもあります。 日本でも、最近この形態の作品は、色々と出版されていますし、そのプロトタイプを書いたのが、アガサ・クリスティーであるというのは、驚きであり、「さすが女王!!」と言えるでしょう。 しかし…、私の趣味には残念ながら合いませんでした。面白くはあったのですが、正直作品の後の読後感がなんともつかない「あぁぁ…」と言いようのない脱力感を与えられてしまいました。 ですから、3つです。 ただ、やはりプロットの作り方はすばらしく好きな人にとっては、たまらない作品でしょうねぇ。 これは、もう好みの問題です。 これを読んで、天国に舞い上がるか、沼に落ちるか、読んで感じてみてください。 | ||||
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多くの方は衝撃の結末に驚いてしまっているようですが、 本書の各所に伏線がはられており、最終的に一人の犯人を示すようになっております 注意深く読んでいればそこまで驚くほどでもなく、納得のいく結末だと思います 現に疑い深い自分のような人間には、早い段階で犯人が分かってしまいました。 正直残念ではありますが、これが書かれた時期やこの完成度を考えると、 素晴らしい作品であることには間違いありません。 | ||||
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フェアかアンフェアかなんて関係ない。ポアロの推理には無理がある。多数の偶然が重なれば、犯人とされた人物にも殺害が可能だったと言っているだけで証拠は無い。 この話の後日談を考えてみた。 気弱な男はポアロに犯人扱いされて自殺した。葬儀が終わった午後、ポアロは真犯人に会って告げた「よかったですね。これであなたへの容疑は晴れました。しかし、忘れないで下さい。ポアロはあなたが真犯人であることを知っています。」「でも、大丈夫です。ポアロはおしゃべりではありません。既に引退していますし、もう少し優雅な老後をおくることができれば、ただ、それだけで良いのです。」「毎年1万ポンドいただけるなら、全て忘れて二度と思いだすことはないでしょう。」 そうポアロは、カボチャを育てて過ごす質素な生活に飽きたのだ。そして、近くで起こった出来事を観察し、どうやれば簡単にお金が手に入るか学習したのだ。お隣さんのやっていたことを真似するだけ、ただ、それだけなのだと。 | ||||
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皆さんのレビュー通りいい小説なので、別の観点から一言。最近は私も ジジイの仲間入りで、御多分に洩れず漢字などの記憶力の低下が著しい。 そこでお勧めなのが、昔に愛読した推理小説を再読すること。評価ある 古典なら十分に堪能しながら、文体なども思い出すことができる。それに してもこの本などは、私が記憶していた人物と犯人が違ってて大笑い。 思わずクリスティさん書き換えたかと・・・、トリックは覚えてるのに 何でだかな。お陰で二度三度楽しめました。 | ||||
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内容はまあまあおもしろかった。でも、内容をここまでひっぱるか〜って感も否めません(よって☆一つ減)。あと、ハヤカワ文庫(出版社)に大いに不満です。もちろん売るためなのはよく分かるんですが、驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた・・・なんて帯が付いてると、物語終盤に、「驚愕の真相?だとすると犯人はこの人しかいないではないか!」って分かってしまうではないですか!(よって☆一つ減)全く予備知識なしで読んでみたかった〜。 | ||||
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アガサの小説を何冊か読んできましたが、この物語のよさは最後の最後で肩透かしを食らうような結末でしょうか。 犯人が明らかにされたとき、「まさか・・・」と疑いたくなる結末となっています。 おそらくほとんどの人が予想しなかった展開でしょう。 この小説を読み終わったとき、別物としてのコナンドイル作のホームズの言葉を思い出しました。 すべての証拠を考慮して得た答えがどれだけ信じられなくてもそれが真実・・・といった作りになっています。 ただ反面、それってあり?って思う自分もあって複雑な気分も味わいました。 ストーリー全体は1人の殺害の犯人を捜すものですので、それにしては長い気もしてしますのでその辺がもう少し何とかできたような・・・ 全体としては、読みやすい推理物でした。 | ||||
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特にミステリ好きでもありませんので皆さんのようにすごいレビューは書けませんが、一般人のレビューとして捉えて下さい。 最初に、この本は予備知識なしで読むべき作品です。ミステリ好きな方であれば間違いなく結末を知ってしまっているかもしれませんが、もったいないとしか言い様がないです。 で、内容ですが文句なしに面白かったです。フェアかアンフェアか、という議論についてはミステリファンの間でやっていただくとして、読了後も満足感が残る名作だと思いました。アガサ・クリスティーの著書は「そして誰もいなくなった」しか読んだことがないのですが、こちらのほうが面白く感じました。「そして誰もいなくなった」より若干お話が長いのですが、章立てで話がまとめられているので少しずつ読んでも内容を忘れたり頭がこんがらがったりしないと思います。 トリックについても無理やり感は感じませんでしたし、途中経過も十分楽しめました。もちろんラストはとっても満足です!再読しても楽しめる良作だと思いますね。 最後に一応フェア・アンフェア議論について書きます。個人的には「どこがアンフェアなの?」という感想です。昔の古典作品ならアンフェアだったのかもしれないですが、いまどきこれくらいの書きっぷりはどこにでもある=世に受け入れられている、のではないかと思っています。私はミステリマニアではありませんので、まあ参考程度に…ということで記載しておきます。 | ||||
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