■スポンサードリンク
アクロイド殺し
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
アクロイド殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容自体は問題ないが 巻末にある解説が蛇足にもほどがあった そもそも解説と言うが書かれているのは作品に対する個人的な感想にすぎず またその中身も自分の感想が正しくそうでないのは間違っているという およそ本に載せるにはふさわしくない子供の駄々であり 自分の言葉では無く海外の有名人の尻馬乗り正しさを主張するとはいかがな物か 名作を凡人が邪魔するのは勘弁してほしいものである | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
早く届いて状態も良好 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ぼくはクリスティの作品オススメ10を選べと言われたら、この作品は入れません。クリスティ初心者にも勧めません。 クリスティの作品は大半が小説としても完成度が高く、再読に耐えるものですが、本作はトリックの秀逸さはともかく、「小説として退屈」なのです。 それは別に田舎の名士の家庭が舞台だからではありません。同様の舞台設定である「葬儀を終えて」や「動く指」「牧師館の殺人」は小説としても面白いものです。原因はおそらく登場人物にいまひとつ精彩が無いことではないでしょうか。読後数年を経て思い出されるのはシェパード医師の姉キャロラインだけ・・・・面白いミステリは探偵と犯人と被害者だけでは出来上がらないものですね。 ぼくはミステリ評論家ではないので、トリックのフェア・アンフェア論争やミステリ史上の先進性なんてのは興味がありません。 小説として数年たったらもう一度読み返したいと思えるかどうか。ただそれだけです。 その意味で、本作はぼくの中では傑作とは思えないのでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アガサ・クリスティーの代表的な長編推理小説、1926年。 ミステリの謂わば"基本書"として必ず挙げられる作品であり、推理物に興味を持ち始めた読者はすぐにでも手に取ってみたほうがいいと云われる。歴史的な論争を惹き起こしたメイントリックについてネタを割られてしまう前に原典たる本書を読み終え、まっさらな状態でその結末を味わうことができる者は幸いだ。 しかし、このトリックの独創性を「犯人の意外性」という点に限定してしまっては、その真の意義を十分には捉えられないのではないかと思う。 「読者」と「作品」との何者にも阻まれぬ透明な一体化という読書行為の幻想に、割って入ってくる「作者」の奸計としての例のトリック。この作品は、およそ虚構一般に魅せられる全ての読者にとって、読むに値する作品ではないか。自身の読書行為への反省を促す契機として。虚構の可能性を吟味する契機として。 この作品からは、虚構というもののもつ空恐ろしさを感じる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳本も、推理小説も好きではなかったのですが、「推理小説としては一読の価値あり」との照会をどこかで読み、購入しました。 が、16頁(実質11頁)まで読んで「翻訳臭」にやられ、ダウンしました。 翻訳文が素直に理解できないと、「普通の日本文にしたらどういう文になるか」を逐一考えてしまうという悪い癖のせいです。おかげで登場人物の名前が、頭に入ってきません。^^; 例:「しかし、わたしの本能は、これから何かおこるぞとおしえていた。」(本書5頁10行目) 拙翻案:「しかし私には、これから何かが起こるという予感があった。」 とても高名な翻訳者さんとのことで、文庫本末の「解説」の最後で紹介文がありました(「解説」そのものは読んでいません)が、小鷹信光さんの翻訳で読みたかった、というのが素直なところです。 ハードルは高いですが、原文で読むのが一番いいのでしょうけれど。 しばらく、「未読本」の山に「積読(つんどく)」事にします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当時としては斬新だったのかもしれないが、この作品にインスパイアされた作品にいつの間にかに幾つも触れてしまっている現代においては、早い段階から犯人は容易に分かってしまう。 映画に慣れ親しんできた者が、たまに小説を読むと展開の遅さ、ドラマチックなイベントの少なさ、登場人物の心理の掘り下げのなさに驚かされる。最後まで誰が犯人かをぼやかすために敢えて各人の心理まで掘り下げないのだろうが、あまりにも淡白。あくまで、推理を楽しむためのテクニカルな文体とも言えよう。 とはいえ、後世の作品に多大なる影響を与えた名著であることは確かであり、原典に触れておくことは価値あることであると思われる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワトスン君的な先生と騒々しくてもなんか憎めないキャロラインに感情移入した後のあの結末は個人的にきつかったです 弟が自殺した後、あの明るいキャロラインの事を想像するだけで、なんかやりきれません | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アガサならそして誰もいなくなったと本作が代表格と聞いて、そして誰もいなくなったを読了したためこちらを手に取りました。 正直、全体を通してトリックや展開にさほどの驚きはありませんでした。ですがなるほど、このトリックを一番最初に生み出したのはアガサであり本作なんですね。 ミステリー界で今はありふれたトリックなだけに私はこの本を読むまでにこの手のトリックには散々出会ってきました。当然本作より練られたものも読んでいたため、この小説を読み終わった直後は正直に言うと高評価のわりにこの程度?同じトリックならもっといい小説が…と思ってしまいました。 ですが1を2にするより0を1にする方が遥かに難しいわけで、本作がなければ私の言うその同じトリックでもっといい小説というものも生まれなかったのでしょう。 こういうトリック自体は読む度にずるいなあ(笑)と思うわけですが、本作はアンフェアというほど情報に制限をかけているわけではないので充分フェアの部類に入ると思います。中には制限をかけすぎて推理不可能になっている小説もゴロゴロあるのでそれに比べると充分推理可能な範囲かと。 少し悔しいのはこのトリックが初見ではなかったということです。本作と同じトリックを初めて見た時はかなりの衝撃を受けた記憶があるので、初見でさえあればもっと驚けたのになと思ってしまいました。 全体を通しての感想は前述の通りなので☆2が妥当かなと思いましたが、このトリックは本作が生みの親という点を考慮して☆3です。 トリックのことばかり書いてしまいましたが登場人物たちも魅力的ですよ。出てくる人が多いわりにみんなそれぞれキャラ付けがしっかりされているので人間ドラマとしても楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説が好きでいろいろと読んできたけど、長編モノは読むのに体力がいるし、人物や情景を覚えておくのが億劫だと思う性分の私には、クリスティの作品は合わないかもしれない。「アクロイド殺し」はクリスティの代表作でレビューも高かったので読んでみたが、やはり読むのがきつかった。登場人物が多くて途中混乱し、その上、情報として不要かと思う余分な描写や会話が多いように思えて、途中斜め読みしてしまった。たぶんどの描写も意味があって出していると思うし、こういう情報が入り組んでいる中に小説としての面白さがあるというのはもっともですが、途中やや退屈に感じた。(個人的な感覚なのでご勘弁を) 結末がアンフェアだという意見があるようですが、読者には重大なことを隠して手記を進めているという部分で、私も同感。後味が悪かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筒井康隆は「アクロイド殺し」を読み、結末で明かされるトリックの真相に驚き、自分でも叙述モノをと思い、あの「ロートレック荘事件」を書いたらしい。その出来栄えには自信もあるようで、筒井の読書自伝「漂流」には、謙遜しつつ「少しは雲の上のアクロイドに近づけたかな」と書かれている。 あえて、不遜なことを言えば、私はその界隈では名作とされるミステリーを読んで、そのトリックや結末が明かされても、「なんだ、そんなことか」と思うことが多い。やっぱりというか、残念ながら「アクロイド」もその御多分に漏れず、控えめに言っても衝撃や驚きというのは全くなく、「ああ、そう」というぐらいであった。そんな私でも、「これは!」とおもしろく読んだのが、「ロートレック」で、何よりも、あの設定を結末まで破綻もなく描き進めた筒井の技巧と小説的運動神経には驚かされた。 なんだか、「アクロイド」をダシにした「ロートレック」礼賛みたいになってしまったが、「アクロイド」を叙述トリックの嚆矢とする説もあるようだし、ミステリー史においては勿論、広く文学史においても記念碑的な古典としての価値があることは言うまでもない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まで本は割と読んできましたが、評論しか読んでいなかったので推理小説も読んでみようと思い、この本を選びました。でも推理小説初心者の私でも3分の1読んだあたりで犯人もわかり、うーんという感じでした。推理小説が初めてだったのでちょっと残念感はありました。とりあえず他の推理小説の作品も読んでみようかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容は大変面白い。ミステリーをこれまで読んだことがない人がには、大変な衝撃を与えるであろう作品ですが、ある程度読み込んでいる人には、「やはりな」という、至極当然な感想を与えるでしょう。 かくいう私は4分1程度ですんなり解ってしまいました。 是非、ミステリー初心者に読んでほしい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
町の地主、ロジャー・アクロイドが殺された。のんびり田舎暮らしを楽しんでいたポアロが捜査に乗り出し…。 これを評しようと、「〜系です」と言ってしまうと、たちまち、答えが分かってしまうので、とても評しにくい作品です。 実際、この作品が出版された当初、イギリスのミステリ評論を行っていた人々の間でも肯定/否定と意見が分かれてしまったある種「問題作」でもあります。 日本でも、最近この形態の作品は、色々と出版されていますし、そのプロトタイプを書いたのが、アガサ・クリスティーであるというのは、驚きであり、「さすが女王!!」と言えるでしょう。 しかし…、私の趣味には残念ながら合いませんでした。面白くはあったのですが、正直作品の後の読後感がなんともつかない「あぁぁ…」と言いようのない脱力感を与えられてしまいました。 ですから、3つです。 ただ、やはりプロットの作り方はすばらしく好きな人にとっては、たまらない作品でしょうねぇ。 これは、もう好みの問題です。 これを読んで、天国に舞い上がるか、沼に落ちるか、読んで感じてみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フェアかアンフェアかなんて関係ない。ポアロの推理には無理がある。多数の偶然が重なれば、犯人とされた人物にも殺害が可能だったと言っているだけで証拠は無い。 この話の後日談を考えてみた。 気弱な男はポアロに犯人扱いされて自殺した。葬儀が終わった午後、ポアロは真犯人に会って告げた「よかったですね。これであなたへの容疑は晴れました。しかし、忘れないで下さい。ポアロはあなたが真犯人であることを知っています。」「でも、大丈夫です。ポアロはおしゃべりではありません。既に引退していますし、もう少し優雅な老後をおくることができれば、ただ、それだけで良いのです。」「毎年1万ポンドいただけるなら、全て忘れて二度と思いだすことはないでしょう。」 そうポアロは、カボチャを育てて過ごす質素な生活に飽きたのだ。そして、近くで起こった出来事を観察し、どうやれば簡単にお金が手に入るか学習したのだ。お隣さんのやっていたことを真似するだけ、ただ、それだけなのだと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容はまあまあおもしろかった。でも、内容をここまでひっぱるか〜って感も否めません(よって☆一つ減)。あと、ハヤカワ文庫(出版社)に大いに不満です。もちろん売るためなのはよく分かるんですが、驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた・・・なんて帯が付いてると、物語終盤に、「驚愕の真相?だとすると犯人はこの人しかいないではないか!」って分かってしまうではないですか!(よって☆一つ減)全く予備知識なしで読んでみたかった〜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
意外な人物が犯人だったという設定は面白いけれど、トリックや動機にちょっと無理があるような気がしました。それに事件の結末にもちょっと納得がいかない気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的にあっさりした読み口です。人物には深みが弱く(あっさりしている点では悪い事ではないですが)、文章のおもしろさがあるわけでもありません。プロットはよくできているのかなあ、と思います。総じてやっぱり古典。2011年の今ではもう少しおもしろみに欠ける本です。この本が書かれた時点ではものすごい作品だったのかもしれませんが・・・・・・。 映画ETが昔おもしろかったのはわかりますが、今見るとそれ程でもありません。インディペンデンスデイ(これも古いか)の方がおもしろい。 最近の宮崎アニメより初期の宮崎アニメの方が面白いのとは違います。 一つの知識として読むのは良いかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーはルールで内容は書かないがフェアではないとだけ。アガサは殆ど読んでるが「アクロイド」は好きになれない。犯人が解らなかったから。ミステリー・マニアの埴谷雄高はアガサを高く評価している。あらゆる殺人のトリックを考えた独創性を。戦後の「近代文学」同人が戦時中に行った「犯人当てゲーム」は有名。平野謙が1番の名探偵。次が埴谷。これを聞いた坂口安吾は推理小説「不連続殺人事件」だったかな「平野雄高警部」を登場させた。荒正人(ブント戦旗派の荒の叔父さん。法政大教授。漱石専門家)は探偵も疑う人。警官犯人はあるが探偵犯人はあるか?すべて疑う見上げた評論家。「吊るし上げ」の名人で出版社がミスすると女子社員だか編集が土下座した。「社長を出せ」が口癖。喧嘩好き。攻撃的な人。誰かさんみたいだが「土下座しろ」とは言ったことない。アガサは失踪事件を起こし自殺説まで。大事件で映画にもなった。PLO支持のバネッサ・レッドグルーブがアガサ役。ダスティン・ホフマンも。旦那の浮気が原因だとか。アガサはリンゴが好き。お風呂でリンゴかじりアイデアを練るとか。普通の小説も書いたが面白くない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーはルールで内容は書かないがフェアではないとだけ。アガサは殆ど読んでるが「アクロイド」は好きになれない。犯人が解らなかったから。ミステリー・マニアの埴谷雄高はアガサを高く評価している。あらゆる殺人のトリックを考えた独創性を。戦後の「近代文学」同人が戦時中に行った「犯人当てゲーム」は有名。平野謙が1番の名探偵。次が埴谷。これを聞いた坂口安吾は推理小説「不連続殺人事件」だったかな「平野雄高警部」を登場させた。荒正人(ブント戦旗派の荒の叔父さん。法政大教授。漱石専門家)は探偵も疑う人。警官犯人はあるが探偵犯人はあるか?すべて疑う見上げた評論家。「吊るし上げ」の名人で出版社がミスすると女子社員だか編集が土下座した。「社長を出せ」が口癖。喧嘩好き。攻撃的な人。誰かさんみたいだが「土下座しろ」とは言ったことない。アガサは失踪事件を起こし自殺説まで。大事件で映画にもなった。PLO支持のバネッサ・レッドグルーブがアガサ役。ダスティン・ホフマンも。旦那の浮気が原因だとか。アガサはリンゴが好き。お風呂でリンゴかじりアイデアを練るとか。普通の小説も書いたが面白くない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリ、推理小説を読んだことのない方には俄然オススメです。 トリックは、現在ではもう使い古され、アクロイドよりも洗練されたものが出ていますので、 何冊かミステリを読んだことのある人でしたらスグ気付くと思います。 私もかなり早い段階で気付きましたので、驚きはありませんでした。(むしろ納得?) この驚きが得られ、楽しめるのは、ミステリとあまり縁のない方でしょう。 ですから、騙されたと思って読んで、小説からまた騙されてください。 縁のある方は、まぁゆっくり読まなければ楽しめます(笑) でも、このトリックを1920年代に考えたという点は素晴らしい。 ミステリの歴史を把握する為のテキスト、古典として読めむならば、コア、ライト問わず、 ミステリファンにとっては読む価値はあると思います。 が、値段と本のボリュームを考えた場合「是非」とは言いきれません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!