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アクロイド殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
アクロイド殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 41~60 3/10ページ
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実に詳細な登場人物の性格描写、アリバイの立証の挙句に、驚くべきどんでん返し。 アガサクリスティーの力を存分に見せてもらいました。 | ||||
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検索した中で最安値だったこと | ||||
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と言っても、多くの人にそのメイントリックはバレている、言わずと知れたミステリの女王の名作です。 子供の頃、藤原宰太郎という大悪人のおかげで、読む前にトリックを知ってしまいました。 それでもいつか読もうと思いつつ、幾十年… 大人になってやっと初めて読みましたが、真犯人を知っていても面白い! 直前に『ナイルに死す』を読んでいましたが、改めてクリスティの筆運びの巧さに舌を巻きました。これも、大人になって初めて感じられたこと。 そして、この作品は特にユーモアが魅力的なエッセンスになっていて、しかもそれがまた周到なミスディ…おっっっと!! あんまり言うとネタバレになる。でも、ネタバレしている。それでもこれだけ読ませる、クリスティはやっぱり凄い! 脱帽。 | ||||
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ゴシップが唯一の道楽であるような、イギリスの片隅にあるキングズ・アボット村。村の名家といえばキングズ・パドック荘とファンリー・パーク荘の二つ。そのうちのひとつ、一年前に夫を亡くしていたキングズ・パドック荘のファラーズ夫人が睡眠薬の過剰摂取で亡くなったところから物語は始まり、その翌日に夫人の再婚相手と噂され、彼女からの最後の手紙を受け取っていた村一番の富豪、ファンリー・パーク荘のロジャー・アクロイド氏が何者かに殺害されているのが発見されます。 義妹アクロイド夫人、姪フロラ、秘書レイモンド、執事パーカー、養子ラルフ、家政婦ミス・ラッセル、小間使いアーシュラ、親友ブラント大佐、そして事件当日に目撃された謎の男。警察による捜査が開始され、ファンリー荘の関係者たちの思惑が交錯するなか、村でかぼちゃ作りに精を出しひっそりと隠遁生活を送っていた謎の外国人の正体が「小さな灰色の脳細胞」をもつ名探偵ポワロであることが明らかになります。被害者の姪、フロラのたっての希望から、ポワロは町医者ジェイムズをワトスン役に迎えて事件の真相究明に乗り出します。 名探偵ポワロ・シリーズ長編第三作は、クリスティの代表作のひとつであり、ミステリ小説史上に残る名著。 本作の情報をお持ちでない方には、できるだけ何も調べずに通読されることをお勧めします。 | ||||
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最後に、全く予想外な人物が犯人であることが分かる。作者に騙されたいう感じだが、こんな結末もあるのだ、という意味ではとても面白かった。 | ||||
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ポアロ?ポワロ?って体術最強なの? と最後の犯人とのシーンで思いました。 もし僕がポワロ?ポアロ?なら 絶対隠し包丁の1つ?や2つ?でも持ってないと不安で不安で仕方ないですよ。 もし僕が犯人なら絶対ポアロ襲いますよ! そうでしょう!? この作者の作品は2作目ですが(見たのがね) 他の外人作者(私日本人から見てね)に比べて惹き付けられるという濃厚な文章な気がしますね。理由はわかりません。しかも読みやすい。 | ||||
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『そして誰もいなくなった』なんかは割と好きだけど本作品はおもしろくない。やたら評価が高いのが謎、お金を出して買わないで図書館で借りてよかった。 犯人が……あの人なのは反則でしょ。 推理小説でこれやっちゃダメだと思う。 犯人以外のストーリーと謎解きはそこそこよかったけど。 | ||||
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アガサ・クリスティーの代表的な長編推理小説、1926年。 ミステリの謂わば"基本書"として必ず挙げられる作品であり、推理物に興味を持ち始めた読者はすぐにでも手に取ってみたほうがいいと云われる。歴史的な論争を惹き起こしたメイントリックについてネタを割られてしまう前に原典たる本書を読み終え、まっさらな状態でその結末を味わうことができる者は幸いだ。 しかし、このトリックの独創性を「犯人の意外性」という点に限定してしまっては、その真の意義を十分には捉えられないのではないかと思う。 「読者」と「作品」との何者にも阻まれぬ透明な一体化という読書行為の幻想に、割って入ってくる「作者」の奸計としての例のトリック。この作品は、およそ虚構一般に魅せられる全ての読者にとって、読むに値する作品ではないか。自身の読書行為への反省を促す契機として。虚構の可能性を吟味する契機として。 この作品からは、虚構というもののもつ空恐ろしさを感じる。 | ||||
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昨年、大泉洋を主人公として映画化された「黒井戸殺し」の原作です 尚、今回の探偵は、クリスティー作品で最も多い登場回数を誇るポワロになります さて、クリスティー作品に多いのですが、イギリスの村で、富豪の男が殺されます で、村人は、これも、一癖も二癖もある連中たち 一体、この中に犯人はいるのか、それとも、外部から来た男なのか ポワロ作品に多い「最後の大円団」で、ポワロが犯人を指摘するのですが、ポワロ作品の特徴は、クリスティー作品の中でも極めて論理的に犯人を指摘することでしょうか 今年、テレビ化される「予告殺人」といい、クリスティーブームなのでしょうか しかし、1冊読むと、次々と読みたくなるクリスティー作品ですね やはり、古典的名作なのでしょうね | ||||
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まず最初に言っておきたいのは、未読の人は一切の予備知識なしに読んで欲しいということ。 また犯人を知っている人でも、巻末の笠井潔氏の解説は絶対に先に読まないこと。 犯人を分かった上での久しぶりの再読だが、十分楽しめた。 今から100年近く前(日本では江戸川乱歩が傑作群を物している時期)の作品とは驚きである。 本格的叙述トリックの嚆矢と言えようか? 400頁を超えるが、活字が大きいし、あっという間に読み終えられるので、軽い息抜きのつもりで手に取ってみて欲しい。 解説を読んだ後にもう一度読み返したくなること請け合い。 | ||||
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エルキュール・ポアロに頭脳戦を挑むつもりで読みました。結果は惨敗。私が犯人に気づいたのは、エルキュール・ポアロが真相を語る直前でした。まさかという思いはありましたが、まさかのまさかでした。さすがに、それはないだろう。然るべき犯人がいるだろうと思っていたのですが、確かにあらゆる要素を鑑みて、消去法で行き着く先は"その人"しかおりませんでした。 とても古典とは思えないほど現代人にも読みやすい一品。真の一流に古いも新しいもないということを痛烈に感じました。おススメです。 | ||||
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人間の心理をうまく利用する作家。登場人物の人間関係や会話によって、読み手の心理をも操ります。クリスティ作品は、ポアロだけが内偵して知り得た情報を後半小出しにしていくケースが少なくなく、読者による謎解きのチャンスという面では不満もありますが、作品に漂う気品とユーモア、鋭い洞察力にはいつも感嘆させられます。 | ||||
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翻訳本も、推理小説も好きではなかったのですが、「推理小説としては一読の価値あり」との照会をどこかで読み、購入しました。 が、16頁(実質11頁)まで読んで「翻訳臭」にやられ、ダウンしました。 翻訳文が素直に理解できないと、「普通の日本文にしたらどういう文になるか」を逐一考えてしまうという悪い癖のせいです。おかげで登場人物の名前が、頭に入ってきません。^^; 例:「しかし、わたしの本能は、これから何かおこるぞとおしえていた。」(本書5頁10行目) 拙翻案:「しかし私には、これから何かが起こるという予感があった。」 とても高名な翻訳者さんとのことで、文庫本末の「解説」の最後で紹介文がありました(「解説」そのものは読んでいません)が、小鷹信光さんの翻訳で読みたかった、というのが素直なところです。 ハードルは高いですが、原文で読むのが一番いいのでしょうけれど。 しばらく、「未読本」の山に「積読(つんどく)」事にします。 | ||||
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アガサクリスティは、さすがです。予想を裏切るのがいい。続けて他の本を読んでいきたいと思っています。 | ||||
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一応、犯人は途中で分かりました。わかったんだから手がかりは出ているんです。ただその出し方がアンフェア。 アンフェアな出し方をしたので、記述が不自然な場所が散見します。 クリスティの手がかりの出し方は、基本的にずるいです。きちんと出す気が最初からないと思いますね。中でもこの作品は一番ひどいです。 ミステリが好きで、古典と呼ばれる作品(クイーン、クリスティ、ヴァンダイン、カー、ドイル)はほとんど読みましたが、犯人がわかったのに、こんなに後味の悪い作品は皆無です。個人的にはワースト1位です。 しかも、この作品を批評すると「犯人がわからなった腹いせだ」みたいな反論をする人の多いこと。 「だから、犯人はわかったんだって。わかったけど、納得できない書き方なんだって」 と言い返したいです。 | ||||
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読者にヒントを与える役目としてポアロが活躍し、自分が探偵のように推理できる。 ネタバレした今となってはもっとじっくりコトコト読めばよかったと後悔! | ||||
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黒井戸殺しを録画していたのですが、先に原作を読んでおこうと思いました。 犯人は誰だろうといろいろ想像しながら読むのは楽しいですね。 最後の方でもしかして犯人は…的な感じになりなるほどといった感じで楽しめました。 しかしポワロはあんな感じで終わりの選択をうながしたけどその選択させていいのか?とか思いました。 | ||||
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テレビのデビットスーシェ主演のポアロシリーズでも、この「アクロイド殺し」の映像化のドラマを見たが、全く別の作品のように「逃げた」解釈の作品だったし、先日、三谷脚本でフジテレ系列で放送された同作品のドラマ化も、ただ単にストーリーを忠実に追っただけ、という作り方だった。 この小説が賛否両論を巻き起こしたのは、殺人事件を克明にメモしているワトソン役が、実は〇〇だったという設定と、事件直後の犯人の心理描写、それに、犯行現場の二次処理での微妙な言い回しにある。この作品の「キモ」と言うべきところを、映像化されたドラマでは、完全に逃げた作りになっていて、そういう映像化では、この作品の「きわどい」ヒヤヒヤ感が、全く味わう事ができない。 この小説は2回、3回と読み直すと、丁寧に巧妙に、ある時は大胆に、伏線が張り巡らされている事に、改めて驚く。原作は小説なので、当然、文章の言いまわしでのトリックなのだが、これを映像的なトリックに置き換えた、これぞ「アクロイド殺しの映像決定版」というのを、ドラマか映画でぜひ観てみたい。 この日本語訳は平易で、文字も大きく行間も広く、読みやすいのだが、注文があるとすれば、「いった」(言った)、「金をとる」(盗る)、など、ひらがな表記が少し煩わしい。適切な漢字を当ててくれれば、もっと読みやすく違和感が無いのに、と思う。 | ||||
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まずはじめに、この小説を読もうとしている人は予備知識一切無しで読む事をお勧めします。 たとえば、こういうレビューなんかでもネタバレが潜んでいるかもしれないので、まだこの小説を 読んだ事が無いという人はブラウザをそっと閉じましょう。 トリック自体は、分かってしまえば単純明快な物ですが、これを思いついた時点でアガサ・クリスティの勝ちでしょう。 小説という想像力を働かせる媒体だからこそのトリックと言えます。 漫画や映画など、視覚化してしまうと一発でバレてしまうトリックが仕込まれています。 ちなみに私は誰が犯人か知った上で読んでしまいましたが、それでもその犯人が「いつ」資産家のアクロイド氏を 殺したのかわかりませんでした。それでも読み進めていると、灰色の脳細胞を持つ名探偵ポアロが事件の真相を話し出し、 そして、まるで「もう一度○○ページあたりから読み直しなさい」と言わんばかりに語り出します。 えー、そんな馬鹿な…と思って読み直すと… 「ここか!?ここで殺したのか!?」 と、その「殺し」が行われたタイミングが確かにある事に気づかされるわけです。 って言うか、何の予備知識も無しにアクロイド氏が殺されたタイミングに気づく人が居るのかと。 読み終えた後にすぐ読み返したくなるミステリー小説って、なかなか無いんじゃないでしょうか。 | ||||
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アガサ・クリスティ『アクロイド殺し』は名探偵エルキュール・ポワロが謎解きする推理小説である。アクロイドは殺された人物の名前である。アガサ・クリスティには『そして誰もいなくなった』など印象に残るタイトルもあるが、これはそのままである。 本書ではポワロは引退して、カボチャ栽培をしている。ミス・マープル物とも共通するが、物語の中で時間が経過している。日本のサザエさん、ドラえもん、名探偵コナンらとは異なる。逆にサザエさん方式が特殊日本的と言うべきか。日本でもヤンキー漫画は進級して卒業し、物語は終わる。 本書の最大の論争はミステリーとしてフェアであるかという点にある。東急不動産だまし売り裁判原告としては、嘘をついていないからフェアとは考えない。嘘はつかなくても、不利益な事実を説明しなければアンフェアな取引になり、消費者契約法違反になる(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』)。 フジテレビは本作品を戦後の昭和を舞台に翻案したドラマ『黒井戸殺し』を2018年4月14日に放送した。殺された人の名前が黒井戸であり、原作と同じタイトルの付け方である。 アガサ・クリスティ作品ではテレビ朝日も『パディントン発4時50分』や『鏡は横にひび割れて』を日本を舞台に翻案してドラマ化した。昭和チックな演出とスマホなど現代的な演出が混在したテレビ朝日に比べると、『黒井戸殺し』は戦後の昭和で一貫している。 元AKB48からは前田敦子が『パディントン発4時50分』、秋元才加が『黒井戸殺し』に出演した。前田敦子はスーパー家政婦という目立つ役であったが、演技にはアンチのバッシングもあった。原作のスーパー家政婦ルーシーは家事ができるだけでなく、屋敷の男性を虜にする魅力を持っており、前田敦子がはまり役と感じたが、異なる意見を持つ人も多かった。 それに比べると秋元才加の役は目立たないが、告白シーンは芸達者な共演者の中でも浮かず、引き込まれた。女優のキャリアの積み方として悪くないだろう。 | ||||
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