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ゴルフ場殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴルフ場殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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物語は、ヘイスティングズがポワロに会うためにロンドンを訪れようとする道のりから始まります。そこで出会った少女は、彼に名を聞かれ『シンデレラ』と答えますが、やがてとある事件の現場でヘイスティングズは彼女に再会します。 そして今回、いつも名探偵に従っていた彼が、初めてポワロに背くシーンが描かれています。いろいろな意味で、主人公はヘイスティングズだと思った一冊です。 | ||||
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物語は、ヘイスティングズがポワロに会うためにロンドンを訪れようとする道のりから始まります。そこで出会った少女は、彼に名を聞かれ『シンデレラ』と答えますが、やがてとある事件の現場でヘイスティングズは彼女に再会します。 そして今回、いつも名探偵に従っていた彼が、初めてポワロに背くシーンが描かれています。いろいろな意味で、主人公はヘイスティングズだと思った一冊です。 | ||||
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この作品は、予想以上に面白かった。何よりも、最後まで一気に読ませてしまうエッセンスに溢れている。ある日、ポアロのもとに、フランスに滞在する大富豪から一通の手紙が届く。「私の生命の危険が切迫しているので、至急、援助に来てほしい」というのだ。早速、駆け付けたポアロだったが、時すでに遅く、大富豪はマスクをした二人の男に襲われ、殺された後だった。ポアロは、地元パリ警察の名刑事として名高いジローとともに捜査に入るのだが、この二人、自尊心が強く、自己満足に浸る性格が共通した似た者同士であり、それにもかかわらずというか、それだからこそというべきか、「そんな相手が許せない」とばかりに、お互いの捜査方法(近代的な物的証拠重視のジローと、昔ながらの心理的手掛かり重視のポアロ)を嫌味と皮肉を込めて批判し合いながら、意地とプライドを賭けて張り合うさまが前半のハイライト。「ポアロが唯一無二の偉大な探偵」という設定の他のポアロ物では味わえない面白さがある。後半は、「これでもか、これでもか」とばかりに、薄皮を一枚ずつ剥いでいくように明らかにされていく登場人物の意外な繋がりと事件の真相を、複雑かつ緻密に組み合わせたプロットが鮮やかだ。おまけに、あのヘイスティングズが大恋愛に陥り、挙句の果て、血迷った大失態まで演じてくれるのが、何とも微笑ましい。名作には不可欠の、あっと驚くどんでん返しも、しっかり用意されており、見どころ満載、クリスティー初期の傑作と評したい。 | ||||
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この作品は、予想以上に面白かった。何よりも、最後まで一気に読ませてしまうエッセンスに溢れている。 ある日、ポアロのもとに、フランスに滞在する大富豪から一通の手紙が届く。「私の生命の危険が切迫しているので、至急、援助に来てほしい」というのだ。早速、駆け付けたポアロだったが、時すでに遅く、大富豪はマスクをした二人の男に襲われ、殺された後だった。ポアロは、地元パリ警察の名刑事として名高いジローとともに捜査に入るのだが、この二人、自尊心が強く、自己満足に浸る性格が共通した似た者同士であり、それにもかかわらずというか、それだからこそというべきか、「そんな相手が許せない」とばかりに、お互いの捜査方法(近代的な物的証拠重視のジローと、昔ながらの心理的手掛かり重視のポアロ)を嫌味と皮肉を込めて批判し合いながら、意地とプライドを賭けて張り合うさまが前半のハイライト。「ポアロが唯一無二の偉大な探偵」という設定の他のポアロ物では味わえない面白さがある。 後半は、「これでもか、これでもか」とばかりに、薄皮を一枚ずつ剥いでいくように明らかにされていく登場人物の意外な繋がりと事件の真相を、複雑かつ緻密に組み合わせたプロットが鮮やかだ。おまけに、あのヘイスティングズが大恋愛に陥り、挙句の果て、血迷った大失態まで演じてくれるのが、何とも微笑ましい。名作には不可欠の、あっと驚くどんでん返しも、しっかり用意されており、見どころ満載、クリスティー初期の傑作と評したい。 | ||||
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傑作ぞろいのクリスティーの作品の中でも、最高レベルだと思います。テンポのよいストーリー、個性的なキャラクター、そしてへースティングスのロマンス・・・。クリスティーの魅力を出し切っている一冊です。また、個人的には、前のカバーがあまり好きではなかったので、新カバーがうれしいです。 | ||||
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