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ゴルフ場殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴルフ場殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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・安西水丸さんのカバーが欲しくて購入した。 ・「ゴルフ場…」って聞くと一気につまらなそう…と連想するが、 中身は秀逸で最後まで一気読みできる。 ・サイドストーリー(?)のヘイスティングスの大(珍)活躍が 例によって楽しくコメディタッチで飽きさせない。 (ポアロのツッコミがまた笑える) ・ジロー刑事との鞘当て含めて、謎解きあり、エンタメありの傑作。 | ||||
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クリスティー最初期の作品(1923年刊行)ということもあり、出来栄えについては正直あまり期待していませんでした。でも、この作品、予想外に楽しめました。 事件の真相やトリックにさほどの面白味は感じなかったんだけど、語り手であるヘイスティングズと探偵のエルキュール・ポアロとの関係に生き生きとした人間味を感じたのと、ヘイスティングズに思いがけずもロマンスが降ってきたところ、良かったです。わくわくしました。とりわけ、ヘイスティングズがポアロに飛びかかり、押さえつける場面では、「おっ! ヘイスティングズ、やるじゃん」て、心の中で拍手してました。 田村義進(たむら よしのぶ)の訳文。 珍妙な言い回しや台詞で引っかかることもなく、すいすい読んでいくことができました。読みやすい文章でしたね。 あと、文庫本の表紙カバーが、掲載されているものと違ってました。2023年現在、購入した文庫本には、どこかのゴルフ場?ぽいイメージ写真が表紙に使われています。 | ||||
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ゴルフ場の砂のバンカーには、死体を埋めやすい。 足跡も消しやすい。 ゴルフ場は殺人にうってつけ。 本書『ゴルフ場殺人事件』は、1923年の作品。今(2023年)から百年前の作品。 1923年と言えば、日本では大正12年、関東大震災があった年です。 アガサ33歳の時の作品。 「第1章 旅の友」で始まり、「第28章 旅の終わり」で終わります。 「旅は恋人を得て終わる」(177頁) わかわかしくも、にがにがしい、「馬鹿」(11頁)ばかしい物語。 語り手は、「わたし」こと、「アーサー・ヘイスティングズ大尉」(362頁) 「ポアロの友人」 登場人物リストの中ほどに、「シンデレラ」という名前の人物がいます。 いかにも本名ではなさそうです。 「謎の娘」という説明だけがあります。 本書「第1章 旅の友」は、このシンデレラと「わたし」の出会いの場面です。 「カレー急行」の同じコンパートメントの向かいの席にすわっていた娘です。 「カールした黒い髪」(10頁) 「見たところ十七歳くらい」(10頁)の「おてんば娘」(11頁)が突然、 「くそったれ!」(10頁) そして、最終行。 「“くそったれ!”と、王子さまは言ったんだよ。そして、シンデレラにキスをした」(363頁) この「はしたない言葉」(10頁)を使い、「可愛らしいが、生意気そうな顔」の娘こそ、 アガサの小説の魅力的な登場人物「シンデレラ」です。 エンジョイ。 | ||||
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ベラとシンデレラとか、ぐちゃぐちゃと登場人物が現れ、整理されていない気がする。 スカーレットピンパーネルとか、そういうテイストがあるが、最後はドタバタとしていて、アンクルの女 を観ているかのようだった。 こいつは、ヘイスティングスに尽きる。良かったねえ。しかし、シンデレラは一度も、アーサーと呼ばないなあ、最後まで。 | ||||
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廃棄 星はゼロです | ||||
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タイトルがゴルフ場殺人事件なのでゴルフの話だと思い、今まで読まずにいたが(私はゴルフに関して無知なので)、読んでみたらゴルフ場は出てくるがゴルフとはまったく無関係な話でサクサク読めた。しかも話が二転三転し面白かった。 | ||||
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本書の数年前に出版されたクリスティの先輩、フィルポッツの『赤毛のレドメイン家』でも話に出たように、当時の英国で陰謀を企む組織と言えば、コミンテルン(1919年に活動開始)やナチス党(1921年にヒトラーが議長に就任)よりも、イタリアの秘密結社を思い浮かべるのが普通だったらしいw ゴルフ場は英語で golf course であるが、イギリスでは links と呼ぶらしい。 ちょっとググると、スコットランドの海沿いのゴルフ場を links というなんて書いてあったので、英国人が一般的にゴルフ場を links と呼ぶのかはよくわからない。本作の舞台はスコットランドではなくフランスなので、特にゴルフに詳しいとは思えないクリスティーが、勘違いしていた可能性もある。 いずれにせよ、邦題はほぼ直訳で間違いないのだが、それでもこの安っぽい題名はなんとかならんかったものか。 本作早々でポワロを手紙で招いた依頼者は、たしかにゴルフ場造成地のバンカー予定地に掘られた墓穴で見つかる。犯人が掘ったに違いなく、その目的は死体を隠して事件性を消す目的の筈だが、死体に土を被せておらず、そもそもいずれ掘り返されるバンカー予定地に墓穴を掘ったのはなぜか? というのが最初のリーダビリティとなるが、基本的にゴルフ場の出番はこれだけ。 以前のちょっとした事件として、一度だけポワロの口にのぼる日本の相撲と関するコメントと出番は大して変わらないw ストーリーは二転三転あって、デビュー第三作でもさすがはクリスティーに外れなしの基準にあるとは思うが、依頼者=被害者が、「おいでください。後生です!」と念押すほどにポアロを呼び寄せる必要があったとはイマイチ思えないし、ポワロと張合うポジションのパリ警察のジロー刑事はあまりにステロでしょぼい。 ふと感じたが、本書を男性作家が今書いたとしたならば、さぞやいろいろ差別だと言われることだろう。 わたしはこの題名から、長らく本書を手に取らなかったふつつか者だが、シリーズファンにとっては外せない作品である。 語り手のヘイスティングスは、本書で二人の若い女性に出会う。 冒頭に逢ったシンデレラには、「うつくしい小娘」だけど、「白粉を顔に塗りたくり」唇は「人間でも食べたみたいに」真っ赤だと描写し、数頁あとに見かけたマルトに対しては、「美の礼賛者」である彼が「これまでにこんな美しい娘を見たことがない」とか。 さすがはポワロに「あなたはトルコ人の情熱をお持ちだ」と評されるだけのことはあるw 冒頭でシンデレラとヘイスティングスが、スタイルズ荘について話しているのに注目!w | ||||
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<ネタバレ注意> ゴルフ場は英語で golf course であるが、イギリスでは links と呼ぶらしい。 ちょっとググると、スコットランドの海沿いのゴルフ場を links というなんて書いてあったので、英国人が一般的にゴルフ場を links と呼ぶのかはよくわからない。本作の舞台はスコットランドではなくフランスなので、特にゴルフに詳しいとは思えないクリスティーが、勘違いしていた可能性もある。 いずれにせよ、邦題はほぼ直訳で間違いないのだが、それでもこの安っぽい題名はなんとかならんかったものか。 本作早々でポワロを手紙で招いた依頼者は、たしかにゴルフ場造成地のバンカー予定地に掘られた墓穴で見つかる。犯人が掘ったに違いなく、その目的は死体を隠して事件性を消す目的の筈だが、死体に土を被せておらず、そもそもいずれ掘り返されるバンカー予定地に墓穴を掘ったのはなぜか? というのが最初のリーダビリティとなるが、基本的にゴルフ場の出番はこれだけ。 以前のちょっとした事件として、一度だけポワロの口にのぼる日本の相撲と大して出番は変わらないw ストーリーは二転三転あって、デビュー第三作でもさすがはクリスティーに外れなしの基準にあるとは思うが、依頼者=被害者が、「おいでください。後生です!」と念押すほどにポアロを呼び寄せる必要があったとはイマイチ思えないし、ポワロと張合うポジションのパリ警察のジロー刑事はあまりにステロでしょぼい。 ふと感じたが、本書を男性作家が今書いたとしたならば、さぞやいろいろ差別だと言われることだろう。 わたしはこの題名から、長らく本書を手に取らなかったふつつか者だが、シリーズファンにとっては外せない作品である。 語り手のヘイスティングスは、本書で二人の若い女性に出会う。 冒頭に逢ったシンデレラには、「うつくしい小娘」だけど、「白粉を顔に塗りたくり」唇は「人間でも食べたみたいに」真っ赤だと描写し、数頁あとに見かけたマルトに対しては、「美の礼賛者」である彼が「これまでにこんな美しい娘を見たことがない」んだと。 さすがはポワロに「あなたはトルコ人の情熱をお持ちだ」と評されるだけのことはあるw 冒頭でシンデレラとヘイスティングスは、スタイルズ荘について話しているが、よもや数十年後に彼らの娘がスタイルズ荘で新たな殺人事件に巻き込まれるとは夢にも思わなかっただろうww | ||||
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158ページの次が197ぺーじです。面食らいます。1273から1282までまた飛んでいました。字の大きさでページ数は変わるでしようが、相当のページ抜けがあることに変わりありません。キンドルはこういうときに苦情を言うことができないのですね。 | ||||
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カバー目当てで購入 | ||||
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地味で面白くなさそうなタイトルなので、全く期待してなかったのですが、ところがどっこいめちゃくちゃ面白いではないですか。 これ絶対にタイトルで損してます。 複雑な人間関係に加えて、伏線やら仕掛けやら様々な謎がどんどん出てきて、さらには過去の事件まで関係してきて、読み進めれば進めるだけ事件は複雑な様相を帯びてきます。 それにも関わらず後半にある怒涛の畳み掛けが見事で、最後まで飽きる事なくのめり込めました。 ただ、物語の展開上、関係者全員を集めてトリックと犯人を暴くシーンが無いので、クライマックスの高揚感があまりなく、推理対決のカタルシスも無いまま終わってしまい、少々物足りなさを感じました。 そして、己の色恋のためにヘイスティングズがとんでもないことを仕出かして、ポアロの足を引っ張ったのはとても残念でした。 私はドン引きしたというのに、許してしまうポアロは寛大すぎる。 上記のような物足りない点や残念な点を除けば、アクロイド〜などの傑作と比べても遜色ない出来ではないでしょうか。 | ||||
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テレビドラマから入ったので読んでいくと原作とは結構異なっているんだなと。頭にある程度知識があるので1つ1つ確認しながら読み進めていく。最後のポワロの熊倉一雄さんの解説がよかった。 | ||||
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普通にまあまあなお品でした。 | ||||
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アガサ・クリスティのポアロのフランス語交じりの会話。ちょっと、うざったいような、でもそれがポアロっぽい様な気もする。そんなものと思っていたのが、この新潮文庫の作品は、凄く、普通の喋り方をするポアロで、逆に物凄く新鮮だった。考えれば、何十年前に角川文庫の「アクロイド殺人事件」を読んだ時の感覚が戻った感じがする。デビット・スーシェではない、普通人の小男探偵がそこにいる感じだ。何だか、懐かしい様な、とても新鮮な感覚だった。また、本作は、通常のポアロものよりも、エンターテイメント性が高く、冒険活劇の印象もある。前半は少し、もたもたしているが、とても楽しく読める一冊だと思った。これは本当に悪くない。いままで、敬遠して読まなかったのが嘘みたいな感じだ。 早川書房には、お世話になっているから、文句は言えないが、多くのクリスティ作品の翻訳権を独占しているので、新潮文庫の作品が少ないのか、と改めて思う。 | ||||
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ジローとポアロの捜査方針を比べてポアロを見てはがっかりするヘイスティングスにちょいイラします笑 でもとても面白い作品に仕上がっています。 | ||||
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ポアロが好きで買いました。ポアロシリーズの中で好きな方に入ります!ポアロは、お屋敷の人間ドラマ風なのが多いですが、これはちょっとテイストがちがいます。ヘイスティングスの割合(?)も高いです。 | ||||
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クリスティーの作品の中ではあまり評価の高い作品ではないが、個人的にはとても面白かったし、好印象の作品。 「ゴルフ場殺人事件」というタイトルだが、ゴルフとは何の関係もなく、死体がゴルフ場予定地のバンカーで見つかったというだけのこと。 調査依頼を受けたポアロとヘイスティングズが現地に到着する前に依頼者が刺殺され、さらにもう1つの死体が見つかり、約二十年前の殺人事件と関連があることがわかるが……。尋問で犯人が名乗り出るものの、あと約40ページもあるのでもう一波乱ありそうだと思っていると、意外な結末へ。 ポアロと敵対するフランスの刑事ジローとの対決や、ヘイスティングスの恋心も絡めて、実に面白い展開を見せる。 トリックがどうこうということはないが、事件の構図が非常に複雑で、それを解きほぐしていくのが主題のミステリー。 過去と現在の人物のつながり、オーヴァーに入っていた手紙の謎、ナイフの移動など、様々な錯誤や謎が仕掛けられていて、真相を知るとなるほどと思うところが多い。 真犯人を確定させるために、最後にポアロがある人物に指示したことや策略も見事。 平均点の高いクリスティーらしい佳作。 ※新潮文庫版では、「ポワロ」ですが、他と合わせて、「ポアロ」と表記しました。 (ネタバレ) 一点だけ、指摘を。 ポアロは「鉛管の切れ端」を重要な証拠と見なしていて、その理由として、被害者の顔を誰とも見分けがつかないように傷つけるためのものだと説明しているが、被害者の顔については「顔を無残に引きつらせ」としか描写されていないはず。 | ||||
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タイトルも地味だしあまり名作としても上がらないのでそれ程期待せず読み出したけど流石アガサ・クリスティ、とても面白かった!特に後半の畳み掛けるような展開は見事で文字通り一気読みしてしまいました。 これがイマイチ代表作に上がらないのは本格推理としてのトリックが他の代表作に比べると小粒で後出し感があるからかな?でもトミーとタペンスもののように推理要素の強いサスペンス小説として読めば傑作といってもいいと思いました。 一昔前の景色や登場人物の価値観などが映像として浮かんでくきてそういった面でもとても堪能できました!しかしこの頃の小説に出てくるご婦人方は何故こんなに気を失うのでしょうねww | ||||
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以前、読んだ事はあるのですが、ポアロものが好きなので、また、少しずつ集めようと思って購入しました。 | ||||
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ポアロ単体よりもヘイスティングスとの掛け合いが読める作品が好きで、昔はそればかり漁っていました。 その中でも特に好きなのが本作。読んでいて楽しく、状景が目の前に浮かぶ。 あまり有名ではありませんが、ポアロのベストかもしれません。 | ||||
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