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ゴルフ場殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴルフ場殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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ポワロシリーズにおいて、ヘイスティングスはホームズにおけるワトソン的役割を果たす人物ですが、実はポワロと事件を共にするのは初期の作品だけで、中期以降はほとんど登場しません。本作はそんな愛すべきワトソン役、ヘイスティングスの名(迷)活躍ぶりが見れる初期ならではの楽しい物語です。 他にもパリ警察のジロー警部との「推理合戦」があり、また物語全体に漂うロマンスの香りも話にきれいに花を添えておりクリスティのストーリーテリングの上手さがよくわかる作品です。 ただ、上記のように物語としては非常に充実しているのですが、ミステリとしてみるとちょっと無駄が多いように思います。わかりにくくしよう、難解にしようとするあまり不自然に複雑になってしまっている感じを受けました。もっとシンプルでも良かったのでは… ちなみにデビッド・スーシェ主演のポワロ・シリーズでドラマ化されてますが(完全版vol26)原作よりこちらの方が面白いと思います。映像化で非常にわかりやすくなってますし、ラストのジロー警部へのポワロの台詞が洒落てて良いです(ちなみに本書の解説はスーシェ演じるポワロの吹き替えを担当している声優・熊倉一雄氏です) | ||||
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ポワロシリーズにおいて、ヘイスティングスはホームズにおけるワトソン的役割を果たす人物ですが、実はポワロと事件を共にするのは初期の作品だけで、中期以降はほとんど登場しません。本作はそんな愛すべきワトソン役、ヘイスティングスの名(迷)活躍ぶりが見れる初期ならではの楽しい物語です。 他にもパリ警察のジロー警部との「推理合戦」があり、また物語全体に漂うロマンスの香りも話にきれいに花を添えておりクリスティのストーリーテリングの上手さがよくわかる作品です。 ただ、上記のように物語としては非常に充実しているのですが、ミステリとしてみるとちょっと無駄が多いように思います。わかりにくくしよう、難解にしようとするあまり不自然に複雑になってしまっている感じを受けました。もっとシンプルでも良かったのでは… ちなみにデビッド・スーシェ主演のポワロ・シリーズでドラマ化されてますが(完全版vol26)原作よりこちらの方が面白いと思います。映像化で非常にわかりやすくなってますし、ラストのジロー警部へのポワロの台詞が洒落てて良いです(ちなみに本書の解説はスーシェ演じるポワロの吹き替えを担当している声優・熊倉一雄氏です) | ||||
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ポアロ&ヘイスティングズの、ホームズワトソンコンビで犯人探し。ゴルフ場の穴に頭を突っ込んで絶命していた夫。犯人は誰なのか? ちょっと間抜けに見える探偵ジローも登場。ポアロはジローにバカにされたり、ヘイスティングズにさえ呆れられるようなことを繰り返しますが、そこはやはり「灰色の脳細胞」で、必要なピースを集めていたのです……。 ヘイスティングズ大尉が恋に落ちるという、ラブロマンスも盛り込まれた一冊。エリザベスという女性に隠された謎に、気付けますか? | ||||
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大富豪の殺人から芋蔓式に人物の過去と事件の真相が浮き出てきて、 そして登場人物の心理をあちこちに埋め込めて複雑性を構築し、 見事ミステリーを創り上げた言えます。 アクロバットのヒロインが登場するなど筆者のみずみずしさを彷彿させてくれます。 | ||||
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大富豪の殺人から芋蔓式に人物の過去と事件の真相が浮き出てきて、 そして登場人物の心理をあちこちに埋め込めて複雑性を構築し、 見事ミステリーを創り上げた言えます。 アクロバットのヒロインが登場するなど筆者のみずみずしさを彷彿させてくれます。 | ||||
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アガサ・クリスティの長編3作目。エルキュール・ポワロが登場する作品としては2作目にあたります。今回ポワロは依頼を受けてフランスまで出張しています。クロフツなどもそうですが、イギリスの作家は対岸のフランスを舞台とするのが好きなようです。今作の眼目は、殺害後の状況が犯人にとって有利とは思えない状況になっているという点。指紋を残さないほど用意周到な犯人が、なぜ死体を発見しやすい場所に放置したのかというのが謎です。 助手役のヘイスティングス大尉が事件の関係者の女性に恋をしてしまい、ポワロによる真相究明を邪魔しようとするのも面白いです。ただ、この翻訳ではポワロが自分のことを「僕」と呼んでおり、その点には最後まで違和感が残りました。 | ||||
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アガサ・クリスティの長編3作目。エルキュール・ポワロが登場する作品としては2作目にあたります。今回ポワロは依頼を受けてフランスまで出張しています。クロフツなどもそうですが、イギリスの作家は対岸のフランスを舞台とするのが好きなようです。今作の眼目は、殺害後の状況が犯人にとって有利とは思えない状況になっているという点。指紋を残さないほど用意周到な犯人が、なぜ死体を発見しやすい場所に放置したのかというのが謎です。 助手役のヘイスティングス大尉が事件の関係者の女性に恋をしてしまい、ポワロによる真相究明を邪魔しようとするのも面白いです。ただ、この翻訳ではポワロが自分のことを「僕」と呼んでおり、その点には最後まで違和感が残りました。 | ||||
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初期作なので、イマイチかと思っていましたが、決してそんなことはありませんでした! 登場人物のうち誰が犯人なのか、何がどうなっているのか。と、話が時々前後しますが、そこで混乱しなければ、最後に迎える言い尽くせぬ感動を味わうことが出来るでしょう。 それと、パリ警察のジロー警部が今回のポアロのライバルとして登場します。 なかなか優秀ではあるのですが、自信過剰なところがいただけない! こいつに、我らがポアロを小ばかにされて苛立った読者も多いのではないでしょうか? あと、ヘイスティングズの恋の行方も見物です☆ それに、この話は色々と複雑にからみ合い、そしてそれがかなり「絵」になる情景が盛り沢山なので、映像化を自然と彷彿させられる事件でした。 なんといっても、登場する人物の中で、女性はかなりの美人が多い! それだけでも映像化は楽しみでしょうが、事件の真相を明らかにするときに、映像を用いるとさらに理解と感情移入が高まるのではないかと思うのです。 この作品は特にね。 そして、あと書きにはイギリス製作のポアロのドラマの日本語吹き替えをなさっている方のものです 私の意した通り、この作品はいいようなのでより感動が深まりました。 是非、ドラマも見たい!と、思わされる作品です。 | ||||
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初期作なので、イマイチかと思っていましたが、 決してそんなことはありませんでした! 登場人物のうち誰が犯人なのか、何がどうなっているのか。と、 話が時々前後しますが、そこで混乱しなければ、最後に迎える 言い尽くせぬ感動を味わうことが出来るでしょう。 それと、パリ警察のジロー警部が今回のポアロのライバルとして登場します。 なかなか優秀ではあるのですが、自信過剰なところがいただけない! こいつに、我らがポアロを小ばかにされて苛立った読者も多いのではないでしょうか? あと、ヘイスティングズの恋の行方も見物です☆ それに、この話は色々と複雑にからみ合い、そしてそれがかなり 「絵」になる情景が盛り沢山なので、 映像化を自然と彷彿させられる事件でした。 なんといっても、登場する人物の中で、女性はかなりの美人が多い! それだけでも映像化は楽しみでしょうが、 事件の真相を明らかにするときに、映像を用いるとさらに理解と 感情移入が高まるのではないかと思うのです。 この作品は特にね。 そして、あと書きにはイギリス製作のポアロのドラマの 日本語吹き替えをなさっている方のものです 私の意した通り、この作品はいいようなのでより感動が深まりました。 是非、ドラマも見たい!と、思わされる作品です。 | ||||
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物語は、ヘイスティングズがポワロに会うためにロンドンを訪れようとする道のりから始まります。そこで出会った少女は、彼に名を聞かれ『シンデレラ』と答えますが、やがてとある事件の現場でヘイスティングズは彼女に再会します。 そして今回、いつも名探偵に従っていた彼が、初めてポワロに背くシーンが描かれています。いろいろな意味で、主人公はヘイスティングズだと思った一冊です。 | ||||
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物語は、ヘイスティングズがポワロに会うためにロンドンを訪れようとする道のりから始まります。そこで出会った少女は、彼に名を聞かれ『シンデレラ』と答えますが、やがてとある事件の現場でヘイスティングズは彼女に再会します。 そして今回、いつも名探偵に従っていた彼が、初めてポワロに背くシーンが描かれています。いろいろな意味で、主人公はヘイスティングズだと思った一冊です。 | ||||
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この作品は、予想以上に面白かった。何よりも、最後まで一気に読ませてしまうエッセンスに溢れている。ある日、ポアロのもとに、フランスに滞在する大富豪から一通の手紙が届く。「私の生命の危険が切迫しているので、至急、援助に来てほしい」というのだ。早速、駆け付けたポアロだったが、時すでに遅く、大富豪はマスクをした二人の男に襲われ、殺された後だった。ポアロは、地元パリ警察の名刑事として名高いジローとともに捜査に入るのだが、この二人、自尊心が強く、自己満足に浸る性格が共通した似た者同士であり、それにもかかわらずというか、それだからこそというべきか、「そんな相手が許せない」とばかりに、お互いの捜査方法(近代的な物的証拠重視のジローと、昔ながらの心理的手掛かり重視のポアロ)を嫌味と皮肉を込めて批判し合いながら、意地とプライドを賭けて張り合うさまが前半のハイライト。「ポアロが唯一無二の偉大な探偵」という設定の他のポアロ物では味わえない面白さがある。後半は、「これでもか、これでもか」とばかりに、薄皮を一枚ずつ剥いでいくように明らかにされていく登場人物の意外な繋がりと事件の真相を、複雑かつ緻密に組み合わせたプロットが鮮やかだ。おまけに、あのヘイスティングズが大恋愛に陥り、挙句の果て、血迷った大失態まで演じてくれるのが、何とも微笑ましい。名作には不可欠の、あっと驚くどんでん返しも、しっかり用意されており、見どころ満載、クリスティー初期の傑作と評したい。 | ||||
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この作品は、予想以上に面白かった。何よりも、最後まで一気に読ませてしまうエッセンスに溢れている。 ある日、ポアロのもとに、フランスに滞在する大富豪から一通の手紙が届く。「私の生命の危険が切迫しているので、至急、援助に来てほしい」というのだ。早速、駆け付けたポアロだったが、時すでに遅く、大富豪はマスクをした二人の男に襲われ、殺された後だった。ポアロは、地元パリ警察の名刑事として名高いジローとともに捜査に入るのだが、この二人、自尊心が強く、自己満足に浸る性格が共通した似た者同士であり、それにもかかわらずというか、それだからこそというべきか、「そんな相手が許せない」とばかりに、お互いの捜査方法(近代的な物的証拠重視のジローと、昔ながらの心理的手掛かり重視のポアロ)を嫌味と皮肉を込めて批判し合いながら、意地とプライドを賭けて張り合うさまが前半のハイライト。「ポアロが唯一無二の偉大な探偵」という設定の他のポアロ物では味わえない面白さがある。 後半は、「これでもか、これでもか」とばかりに、薄皮を一枚ずつ剥いでいくように明らかにされていく登場人物の意外な繋がりと事件の真相を、複雑かつ緻密に組み合わせたプロットが鮮やかだ。おまけに、あのヘイスティングズが大恋愛に陥り、挙句の果て、血迷った大失態まで演じてくれるのが、何とも微笑ましい。名作には不可欠の、あっと驚くどんでん返しも、しっかり用意されており、見どころ満載、クリスティー初期の傑作と評したい。 | ||||
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傑作ぞろいのクリスティーの作品の中でも、最高レベルだと思います。テンポのよいストーリー、個性的なキャラクター、そしてへースティングスのロマンス・・・。クリスティーの魅力を出し切っている一冊です。また、個人的には、前のカバーがあまり好きではなかったので、新カバーがうれしいです。 | ||||
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ポワロもののワトスン役と言うべきヘイスティングスのロマンスも取り入れた話。仲人役のポワロパパが素敵。 内容は意外に無理があるトリックだが、まるで劇の中の人物のように生き生きしている登場人物の中でクリスティーワールドに浸ることの出来る作品。 | ||||
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ポワロもののワトスン役と言うべきヘイスティングスのロマンスも取り入れた話。仲人役のポワロパパが素敵。 内容は意外に無理があるトリックだが、まるで劇の中の人物のように生き生きしている登場人物の中でクリスティーワールドに浸ることの出来る作品。 | ||||
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