■スポンサードリンク
ゴルフ場殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ゴルフ場殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・安西水丸さんのカバーが欲しくて購入した。 ・「ゴルフ場…」って聞くと一気につまらなそう…と連想するが、 中身は秀逸で最後まで一気読みできる。 ・サイドストーリー(?)のヘイスティングスの大(珍)活躍が 例によって楽しくコメディタッチで飽きさせない。 (ポアロのツッコミがまた笑える) ・ジロー刑事との鞘当て含めて、謎解きあり、エンタメありの傑作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クリスティー最初期の作品(1923年刊行)ということもあり、出来栄えについては正直あまり期待していませんでした。でも、この作品、予想外に楽しめました。 事件の真相やトリックにさほどの面白味は感じなかったんだけど、語り手であるヘイスティングズと探偵のエルキュール・ポアロとの関係に生き生きとした人間味を感じたのと、ヘイスティングズに思いがけずもロマンスが降ってきたところ、良かったです。わくわくしました。とりわけ、ヘイスティングズがポアロに飛びかかり、押さえつける場面では、「おっ! ヘイスティングズ、やるじゃん」て、心の中で拍手してました。 田村義進(たむら よしのぶ)の訳文。 珍妙な言い回しや台詞で引っかかることもなく、すいすい読んでいくことができました。読みやすい文章でしたね。 あと、文庫本の表紙カバーが、掲載されているものと違ってました。2023年現在、購入した文庫本には、どこかのゴルフ場?ぽいイメージ写真が表紙に使われています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゴルフ場の砂のバンカーには、死体を埋めやすい。 足跡も消しやすい。 ゴルフ場は殺人にうってつけ。 本書『ゴルフ場殺人事件』は、1923年の作品。今(2023年)から百年前の作品。 1923年と言えば、日本では大正12年、関東大震災があった年です。 アガサ33歳の時の作品。 「第1章 旅の友」で始まり、「第28章 旅の終わり」で終わります。 「旅は恋人を得て終わる」(177頁) わかわかしくも、にがにがしい、「馬鹿」(11頁)ばかしい物語。 語り手は、「わたし」こと、「アーサー・ヘイスティングズ大尉」(362頁) 「ポアロの友人」 登場人物リストの中ほどに、「シンデレラ」という名前の人物がいます。 いかにも本名ではなさそうです。 「謎の娘」という説明だけがあります。 本書「第1章 旅の友」は、このシンデレラと「わたし」の出会いの場面です。 「カレー急行」の同じコンパートメントの向かいの席にすわっていた娘です。 「カールした黒い髪」(10頁) 「見たところ十七歳くらい」(10頁)の「おてんば娘」(11頁)が突然、 「くそったれ!」(10頁) そして、最終行。 「“くそったれ!”と、王子さまは言ったんだよ。そして、シンデレラにキスをした」(363頁) この「はしたない言葉」(10頁)を使い、「可愛らしいが、生意気そうな顔」の娘こそ、 アガサの小説の魅力的な登場人物「シンデレラ」です。 エンジョイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルがゴルフ場殺人事件なのでゴルフの話だと思い、今まで読まずにいたが(私はゴルフに関して無知なので)、読んでみたらゴルフ場は出てくるがゴルフとはまったく無関係な話でサクサク読めた。しかも話が二転三転し面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カバー目当てで購入 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地味で面白くなさそうなタイトルなので、全く期待してなかったのですが、ところがどっこいめちゃくちゃ面白いではないですか。 これ絶対にタイトルで損してます。 複雑な人間関係に加えて、伏線やら仕掛けやら様々な謎がどんどん出てきて、さらには過去の事件まで関係してきて、読み進めれば進めるだけ事件は複雑な様相を帯びてきます。 それにも関わらず後半にある怒涛の畳み掛けが見事で、最後まで飽きる事なくのめり込めました。 ただ、物語の展開上、関係者全員を集めてトリックと犯人を暴くシーンが無いので、クライマックスの高揚感があまりなく、推理対決のカタルシスも無いまま終わってしまい、少々物足りなさを感じました。 そして、己の色恋のためにヘイスティングズがとんでもないことを仕出かして、ポアロの足を引っ張ったのはとても残念でした。 私はドン引きしたというのに、許してしまうポアロは寛大すぎる。 上記のような物足りない点や残念な点を除けば、アクロイド〜などの傑作と比べても遜色ない出来ではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビドラマから入ったので読んでいくと原作とは結構異なっているんだなと。頭にある程度知識があるので1つ1つ確認しながら読み進めていく。最後のポワロの熊倉一雄さんの解説がよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普通にまあまあなお品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アガサ・クリスティのポアロのフランス語交じりの会話。ちょっと、うざったいような、でもそれがポアロっぽい様な気もする。そんなものと思っていたのが、この新潮文庫の作品は、凄く、普通の喋り方をするポアロで、逆に物凄く新鮮だった。考えれば、何十年前に角川文庫の「アクロイド殺人事件」を読んだ時の感覚が戻った感じがする。デビット・スーシェではない、普通人の小男探偵がそこにいる感じだ。何だか、懐かしい様な、とても新鮮な感覚だった。また、本作は、通常のポアロものよりも、エンターテイメント性が高く、冒険活劇の印象もある。前半は少し、もたもたしているが、とても楽しく読める一冊だと思った。これは本当に悪くない。いままで、敬遠して読まなかったのが嘘みたいな感じだ。 早川書房には、お世話になっているから、文句は言えないが、多くのクリスティ作品の翻訳権を独占しているので、新潮文庫の作品が少ないのか、と改めて思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ポアロが好きで買いました。ポアロシリーズの中で好きな方に入ります!ポアロは、お屋敷の人間ドラマ風なのが多いですが、これはちょっとテイストがちがいます。ヘイスティングスの割合(?)も高いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クリスティーの作品の中ではあまり評価の高い作品ではないが、個人的にはとても面白かったし、好印象の作品。 「ゴルフ場殺人事件」というタイトルだが、ゴルフとは何の関係もなく、死体がゴルフ場予定地のバンカーで見つかったというだけのこと。 調査依頼を受けたポアロとヘイスティングズが現地に到着する前に依頼者が刺殺され、さらにもう1つの死体が見つかり、約二十年前の殺人事件と関連があることがわかるが……。尋問で犯人が名乗り出るものの、あと約40ページもあるのでもう一波乱ありそうだと思っていると、意外な結末へ。 ポアロと敵対するフランスの刑事ジローとの対決や、ヘイスティングスの恋心も絡めて、実に面白い展開を見せる。 トリックがどうこうということはないが、事件の構図が非常に複雑で、それを解きほぐしていくのが主題のミステリー。 過去と現在の人物のつながり、オーヴァーに入っていた手紙の謎、ナイフの移動など、様々な錯誤や謎が仕掛けられていて、真相を知るとなるほどと思うところが多い。 真犯人を確定させるために、最後にポアロがある人物に指示したことや策略も見事。 平均点の高いクリスティーらしい佳作。 ※新潮文庫版では、「ポワロ」ですが、他と合わせて、「ポアロ」と表記しました。 (ネタバレ) 一点だけ、指摘を。 ポアロは「鉛管の切れ端」を重要な証拠と見なしていて、その理由として、被害者の顔を誰とも見分けがつかないように傷つけるためのものだと説明しているが、被害者の顔については「顔を無残に引きつらせ」としか描写されていないはず。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルも地味だしあまり名作としても上がらないのでそれ程期待せず読み出したけど流石アガサ・クリスティ、とても面白かった!特に後半の畳み掛けるような展開は見事で文字通り一気読みしてしまいました。 これがイマイチ代表作に上がらないのは本格推理としてのトリックが他の代表作に比べると小粒で後出し感があるからかな?でもトミーとタペンスもののように推理要素の強いサスペンス小説として読めば傑作といってもいいと思いました。 一昔前の景色や登場人物の価値観などが映像として浮かんでくきてそういった面でもとても堪能できました!しかしこの頃の小説に出てくるご婦人方は何故こんなに気を失うのでしょうねww | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前、読んだ事はあるのですが、ポアロものが好きなので、また、少しずつ集めようと思って購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ポアロ単体よりもヘイスティングスとの掛け合いが読める作品が好きで、昔はそればかり漁っていました。 その中でも特に好きなのが本作。読んでいて楽しく、状景が目の前に浮かぶ。 あまり有名ではありませんが、ポアロのベストかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
仕事は結構です。 これは間違いなく5star 製品です。 非常に感動しました。 私たちはそのような製品を見つけることができませんでした。 良質およびよいプロダクト 後半の恥ずかしい評価、とても良いお店、何かとても気に入っています!これは人々を送信するために買って、売り手の心が好き私は非常に暖かく感じさせる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さほど知られていない、エルキュール・ポアロ登場2作目、と言うことであまり期待してなかったのだが、メチャクチャ面白かった。さすがはミステリの女王クリスティーである。 相棒役であるヘイスティングスが容疑を掛けられる女芸人に惚れてしまい、ポアロの足手まといになる困った展開。さらにフランスの名探偵? ジロー警部と推理対決をするのが飽きさせない。 で、途中から話が大きく動くのだが、真犯人の意外性はこれぞクリスティー。個人的には全然予想も付かない犯人で、やられたと思った。次に読む予定の「アクロイド殺し」くらいの有名作だと初めから犯人がわかってるわけだが、余計な知識のないのが幸いしたか。 しかし全然ワトスン役になれてない上、ちゃっかりシンデレラちゃんとゴールインしたらしきヘイステイングズ。シリーズ2作目でこんな体たらくでいいのか! と思ったのは私だけだろうか・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゴルフ場殺人事件、とパッとしない題名だが、全編にクリスティーさんの意気込みがみなぎる傑作だ。それもそのはず、1923年出版の彼女の最初期の、つまり、世に打って出ようとのドライヴが英語の文章、構成、最後への展開に込められている。フランスの大富豪からの救助要請に応えて館に赴くと、もう当人が殺されていた!当初は三角関係のもつれかと単純な事件の様相を呈するが、第二の事件が起こって、ポワローの大活躍となる。本作は真相が少しづつでも解明されてゆく展開になっていて、宙ぶらりんの中だるみなしに最後の思わぬ展開に突入するので始めから終わりまで楽しめる。その他、第一次大戦後の雰囲気や、客観的捜査v.s.ポワロの頭脳捜査、コベントリー座で危なっかしい芸をみせる日本人一家!?などの言及、相棒ヘイスティングズの恋等々、楽しめる。なお、冒頭のシンデレラさんの英語が??で意欲をそがれても大丈夫、ヘイスティングズも分らない!!と呆れているので、ご安心。クリスティーさんのパワー全開です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでみて凄いと思いました!犯人もびっくりしました!面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一般的に初期の地味な作品群に分類されてしまいがちな本作ではあるが、巧妙に幾重にも謎が重ねられており、クリスティの上手さを感じさせる作品である。 ポアロ作品として2作目にあたるが、1作目の「スタイルズ荘〜」よりもややテンポの良さを意識した展開となっており、ちょっとした出来事と思われるいくつもの要素を小出しにしつつ、解しつつ、読者の物語の先を期待する気持ちを維持させながら進行するため、最後まで退屈はしない。 しかし、残念な点が二点。 一つは、ヘイスティングスが鼻の下を伸ばす事で、幾度もストーリーの腰を折る所であろうか。 話をただのミステリーではなく、ロマンスの要素を含ませて艶やかにするための事なのであろうが、あまりにも軟弱、あまりにも緩いのである。 スタイルズ荘のコメントでも述べたが、ヘイスティングスが介入しない事件の方がキレがあって良いと思う。 二つ目は、解決までの話の展開の仕方。 山場をいくつかに散らしたいのは理解できるが、謎の要素を少しずつ解決してしまう事により、ミステリーとしての切れがイマイチ弱い感じが否めない。 謎解きが速過ぎる部分と、出し惜しみし過ぎな部分が、おそらく本作を地味な作品にしてしまっている要因ではなかろうか。 とはいえ、良作には違い無い。 因みに本作、創元社から出ている物(中村能三訳)と比較すると、一部カットされているように見てとれる。 (田村隆一訳の旧版、田村義進訳の新版、何れも) これを称して、ハヤカワ本は「抄訳」されてしまっていると言われる事があるが、事情は少し違う。 これは底本として使用されているものが違うためらしく、創元の物は初期の原書を元に、ハヤカワ物はその後にクリスティ側あるいは出版側の事情で一部カットされて再編集された物が使用されているのが原因らしい。 現在新刊として入手可能な原書はハヤカワ本で使用されている新しい物のみのようである。 つまり、決してハヤカワ本が翻訳時に削った訳ではなく、完訳と抄訳の違いというよりは、初版と改訂版の違いという事のようだ。 大筋には影響しない程度の違いではあるが、興味のある方は比較して読んでみるのも面白いだろう。 (創元版は入手しにくい状態になっているが、まだ絶版扱いではないようで、古書では非常に安く入手できることが多い) 最後に、批評やレビューのマナーに関して。 本作の批評をされる方が、しばしばヘイスティングスの女性絡みの事柄を書かれているのを良く見かける。 クリスティ作品の知識をひけらかしたいのかも知れないし、あるいは嬉しくて思わずという部分もあるのかもしれないが、これは本作の謎解きの一部にも影響する重要な要素なので、「ネタバレ」要素として扱うべきものであろう。 記述するなら「ネタバレ」明記するべきだろうし、マナーを意識するならば記述しない方が良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新しいハヤカワ文庫は字が大きくなって 敷居が低くなった感じですね。(笑) アガサクリスティの作品は 時間、距離が大幅に使われている所が とても楽しく夢が広がる感じで好きです。 冒頭部分が、少し強引なイメージもありますが 全体的にはアガサクリスティワールド全開だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!