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天地明察
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天地明察の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全418件 21~40 2/21ページ
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リピーターになると言っても良いでしょう | ||||
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きれいです リピーターになると言っても良いでしょう | ||||
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今まで誰も扱ってこなかったテーマを見つけてきたのも凄いし、予備知識ゼロの読者を導くために本当に色々と調べて丁寧に書いたのが分かるのも凄いし、何より物語として実にアツく、最高に読後感が爽やかなのも凄い!映画化もされた人気作だというのが納得の一冊でした。 ただ、序盤からどんどん盛り上がってクライマックスでドーン!という起承転結が明確な話ではなく、やけにスムーズに物事が進むなと思ってたらいきなり大トラブルに見舞われたり、ここは悲しませるのかな?と思ったらあっさり過ぎてしまったり、肩透かしや唐突なヒートアップが多いと感じたので、読みながらどこで盛り上がればいいのかペースが掴めずにまごまごしてしまったのがちょっと残念でした。(意外性があるという意味では長所ですが) あと、最初に出会った少女の名前がえんと分かるまで98ページも費やしたり、暦を作る話なのに暦作りを命じられたのが全体の2/3過ぎたあたりだったり、前半の冗長さが気になりました。全体も若干長すぎると感じる小説なので、前半はもっとスピードアップしても良かったんじゃないかなぁ……なんてことを思います。 | ||||
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この小説の一番の特徴は、登場人物のなかに悪役がいないことです。たいていの小説は、主人公と敵対する悪役や足を引っ張る嫌な奴がいて、その連中とバトルすることで話が盛り上がるというのが定番ですが、この小説の登場人物はみんな主人公を誠実に、あるいは献身的に応援してくれます。しかもそれでいて話は十分に盛り上がり、楽しく読み進められ、期待通りの結末で、幸せな読了感を得られます。 | ||||
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非常に面白い | ||||
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上巻にくらべたら退屈。 作者の朝鮮出兵観があまりにも古い。兵を外に放り出すなんて雑な考えで戦を起こすか?大体口減らし目的ならあれだけの金、物を注ぎ込むか? 今まで散発的に起きていた日本への侵略があれ以降パタリと止んだのだから、出兵で武威を示した甲斐があるというもの。 文化の流入を阻害?既に国内には豊かな文化が存在していたし、舶来品をやたらと有り難がるのはみっともない。 幕府が悪事を働いたかのように言うが、改易には一定以上の妥当性があり、潰したい家に難癖をつけて潰したわけではない。 作者の言う所の「文治」のせいで欧米に差をつけられ現代に至るまでそのツケを払わされているのを見れば過度な抑制は悪手であったと言わざるをえないだろう。 | ||||
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上巻の感想を繰り返すことになるが、マルドックシリーズとはほとんど真逆の爽やかな歴史小説で、多彩な作者の才能に脱帽である。 主人公春海の万年青年的なキャラが良く、最期まで新しいものに挑戦しようと言う彼の気概が読者の共感を呼ぶ。この下巻では、改暦の難事業に挑んだ春海が愛妻や協力者達の死、そして挫折を乗り超えて遂に日本独自の暦を認めさせるのだが、そのために打った布石が用意周到。さすがは囲碁でも専門家なだけの事はあると思った。ともあれとてもスリリングなストーリーを、サラリと描いたのが好印象。 | ||||
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血生臭いサイバーパンクSFの傑作マルドックシリーズを書いたのと同じ作家だとは信じられないくらい、傾向の全く違う作品だった。この作品には一人も悪役が出て来ない。エンタメ作では対立軸を作ってドラマを動かすのが常道だと思っていたけれど、良い人ばかりに囲まれた主人公であるにも関わらず、本作はとても面白い。思うに本作で主人公は未熟な自分自身と対峙して、それを克服して成長していく物語の構造が優れているのだろう。 上巻のラスト、失恋と敬愛する先達の死を乗り越えて、新事業を達成する決意を固めた主人公が眩しく感じられた。才能ある若者が挫折を乗り越え、自分の極める道を見い出す感動的な成長物語と評したい。 | ||||
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長過ぎて、退屈 | ||||
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長過ぎて、退屈 | ||||
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レビューの評価が高いので読んでみました。言葉使いも難しくなく、ストーリーも追いやすいためサクサク読み進めました。 ただ、主人公の能力が秀でている理由がわからないのです。失敗も書かれていますが、なぜ失敗したのか、その説明らしきものはありません。この辺は、伏線を回収ということを期待して読むと肩透かしにあいます。また暦の精度をあげる理屈も説明らしきものがなく、主人公の方法が対抗する方法に勝った、という事実しか書かれていないためモヤモヤしたものが残ります。 「史実に基づいたフィクションです」という説明書きが最後にありますが、もう少し暦の技術についての説明が欲しかったところです。また、困惑するシーンはセリフが吃る、という手法が何度も使われていたり、涙する場面は少し大袈裟なドラマのようです。 この辺はドラマや映画を意識したものかもしれませんが、読んでいると冗長に感じました。 | ||||
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「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靭な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海だが、ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる――。碁打ちにして暦法家・渋川春海の20年に亘る奮闘・挫折・喜び、そして恋!! | ||||
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冲方氏の小説は初めて読みましたが、こちらの作品は評価が高い割には残念ながら正直特に感じるものがなかったです。題材自体は面白く、実在の人物ということもあり登場人物についてもっと知りたい、という興味は惹かれましたが、文体が時代小説に合っていないのか、ぎこちなさを感じ、途中から斜め読みになりました。同じ題材を、例えば池波正太郎氏や藤沢周平氏が書いたならどうなったのかな、と思わず考えてしまいました。 | ||||
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漫画、映画を見てから読みました。 漫画は原作にほぼ忠実だったのでネタバレはしていましたが、江戸時代の習慣や、主人公以外の人物像が細やかに描かれていて良かったです。期待していた天文と算学についてはそれほど詳しい解説がなかったので、他に資料を探しながら読んでいます。 原作を読んでこの作品をもっと好きになりました。作者の他の作品も読んで見たいです。 | ||||
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友人に薦められて読みました。読み応えのある内容です。オススメです。 | ||||
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政治的な歴史の流れの中で、変わっていく文化の背景を知ることができた。新しい暦作りに賭けた22年の歳月を追った物語だが、その長さは、どちらかと言えば、時流に恵まれた部分で多くの人の気持ちが一致して、結集したと言うのが大きいように思える。新入社員が入社当時の夢を形に出来たと言うところかな? 大きな夢の実現の為には、真っ直ぐなだけではダメで、裏工作や時流を読む知恵も必要で、これは現在の色々な組織内でも、ある意味通ずることかもしれない。 思いを持って、心を磨き続ければ、いつかその時は来る!とも感じた。 文章は判りやすく、現代的で、登場人物も今様な感覚だったことと、時間軸が長期的なので系譜的に思えたことや、同じ語彙の連発が少々私的には残念なので、星4つです。悪しからず‼ | ||||
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淡々とした語り口はフィクションの世界をあたかもノンフィクションに感じさせて、とてもスリリングだった。 | ||||
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理科系の苦手な私には、全く知らなあい世界なのにワクワクしながら読み進めています、 | ||||
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昔、知人に勧められたのを最近思い出し、3/5ぐらいまでは頑張って読みました。…がもう無理でした。 レビュー評価が高いのがなぜなのか、わからない。 人物像もなかなか肉厚に浮かんでこないし感情移入できるほどの説得力も無い。 形容詞、形容動詞、説明文が多すぎて一文が長くなり、数回読まないと、主語が何にかかっているのかわからない文も多数。 疲れました。 | ||||
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はぁ。おもしろかった。すごいね。 言葉に対する理解の深さが物語を重層的にする。 日本の暦を 中国の暦とのずれを解明する。 囲碁で 職を成り立たせながらも、数学に興味を持ち、 星の位置を知り 日食と月食を予想する。 コンピュータもないときに これだけのことを やり遂げた人物がいたとは 驚きであるが、 そのことを 深く掘り下げて 物語にした手腕は 驚くばかりの才能。 | ||||
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