■スポンサードリンク
天地明察
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
天地明察の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全418件 201~220 11/21ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はるか昔、研究に人生をささげた人たちの熱い想い。日本人の礼節を感じ、ひたむきな向上心を感じ、心あたたかな人間のつながりを感じ、胸がいっぱいになる。早くも今年のNO.1かも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
驚くことに、天測と暦について語るこの物語は、算術(数学)の問題を解くシーンから始まる。 大衆小説で数学なんて冗談だろう、と思ってしまうとこだけど、村瀬吉益の出題が難しいことも、それを関孝和が一瞥で解いてしまうことも、主人公が呆然と立ちすくむことも面白い。思い出は様々なれど、数学は誰しもが学んだ教養。江戸時代の主人公と現代の読者が数学で繋がるところから、物語は始まる。 しかし数学はともかく、現代人に理解できないのは暦だろう。太陽の動きだけに着目した太陽暦は単純でいい。太陽に対する地球の公転周期は約365.25日。だから四年に一度の閏年で調整すれば足る。一方の太陰暦は、月の満ち欠けを基に暦を進めつつ太陽の動きとの差分を閏年や閏月で調整し、日も年も十干十二支の120進法で表現しながら吉凶を予測するという、 高い精密さを持つから、天体観測と高度な数学が欠かせない。吉凶に不可欠の日蝕・月蝕を地上からの観測だけで弾き出すのだから相当な計算力だけど、それがないと暦の正確性を維持できない。カレンダーと天文学が別物になってしまった現代とは違うのである。さらに言うと、陰陽師とは天文学とそこから弾き出される吉凶予測を担っていたのに、遣唐使廃止後の長い歴史の中で前者の能力を失い、後者に特化せざるを得なくなっても宣明暦だけは墨守して800年経った時、この物語が始まる。 それにしても、こんな難解なことを大衆小説の題材にした筆者の筆力はさすが。 読者は渋川春海の喜怒哀楽に共感しながら、暦と天文学と数学を巡るダイナミズムを感じとることができる。自分より年下の才能の輝きにも、本書を通じて出会うことができた。 朝廷は衰微し、政治も宗教も武家に握られても暦だけは守っていた。しかし安倍晴明の末裔たちの技術は空洞化し、ついに渋川春海が覆した。幕府が暦すらも語る、この衝撃は当時の知識人に少なからず影響を与えたのだろうし、本書でも、改暦に前後して国学や神道が再研究されていく様が描かれている。 民間算術の勃興、天体観測への情熱、神道の再定義、文治へ転換していく政治。筆者は江戸時代前期に日本を造った人々の情熱を活写してくれた。その筆力に改めて敬意を表したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代はこんなかんじなのか・・と色々な意味で楽しめる作品でした。 戦うシーンがないので、そういう作品が好きな方には物足りないのかも。 登場人物の性格は、あぁ侍っぽいなと感じるセリフが多々ありました。 女子目線で言えば、かっこいい男の人のお話です。 不便な時代に、試行錯誤を繰り返して新しい暦を作るために翻弄する姿はとても恰好よかったです。 建部・伊藤という二人の偉い方(結構なお年です)との旅では、 好きな事に打ち込むパワーとさすが年長者の経験と、かっこいい大人の男性を感じました。 登場人物も固定されているので、全体としてとても読み易かったです。 内容も面白く楽しく読めました。 1つ気になるのは、ところどころ現代に戻される描写がはいるところです。 気分は江戸時代だったのに、急に現実を見せられるかんじ。。。少し残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品の内容が良かったので,そう思うのかもしれませんが, いい本に出会えたと思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人の人間の生き様がしっかりと伝わってきます。 迷いと信念が力強く描かれているので元気をもらいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キンドルで初めて読んだ本です。 面白くて上下あわせて二日で完読。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
算術、囲碁、暦、天文、さまざまなテーマを扱い、それらを含めて人間関係や伏線を構築するのは大変なこと幾許か。 尤も、そういったものを全て学び、誤りなくしようとすればそれは相応の年月がかかるし、因果関係を結びつけるのも難しくなる。 小説を書けば、その苦労はわかります。 とくに暦や算学についての小説が少ないのもそのためでしょう。基礎知識が膨大すぎるのです。 この作者はまさに"誤謬を恐れず"この話を書いたのではないでしょうか? 史実がベースであっても、これは現代の小説。 単純に「天地明察」としての渋川春海の生き方を見て欲しい。 最初は朧げに刀の重さでフラフラするほど頼りない春海が、改暦の儀では公家を驚かせるほどの気勢をもっている。 春海の周りにあった人々が、さまざまな出会い別れと学問を通じて彼をそうさせたのだと思います。 前半は何をすべきかを、後半は何のためにすべきかを、春海自身が探している。 改暦の儀についての話が短いのは、殆に描写不足と思うところです。 でも前半の伏線をもってすればそこまで展開させるようなものではなかったのかもしれません。 問や暦などの内容に関して幾つか考察がありますが、たしかに誤解と見られるものはあります。 しかしながらこの話にサスペンスのような合理整合さなど必要なく、そんなことを気にしていたら楽しめません。(読んでて目立つほど問や暦に関する文量が多いというのもありますが…) いちいち細かく説明しているのが裏目に出たのかもしれませんね。 たくさんの小説を読んでいると、目が肥えてしまうもので、おおよそ話の要点では無い雑多なことを考えてしまいます。 裏読みせずもっと素直に感動していただきたい。 作者には申し訳ないですが、算術の問や答の正誤は最初から期待はしていませんでしたから、ほぼ斜め読みでした。 あくまで話のキーワードという扱いで読んでいました。 皮肉みたいになってしまうかもしれません、それで春海の成長やその周りの人々の算学、暦、天文、そして春海への思いを知ることができたと思います。 それと同時に、今まで無用と思っていた数学に対する考え方を再考させてくれた小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良。 28文字のレビューいりません。 13文字以上の文字が必要でもありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初の電子書籍本格的購読。新鮮さも感じたが、何より読みやすかった。尊敬できる学者の姿勢に脱帽。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画は見たことがなかったけれど、この本を読んで映画も見たくなった。 春海の、努力は、私もやりたいことに向かって努力をしようと思えた作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三回もそうしんしている。 なんで、りれきにのこらないの??、もうやめた。! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3回もそうしんしているよ、なんでりれきにのこらない??。もうやめた!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても清々しい気分になる小説でした。映画はイマイチでしたが、少ししたら読み返したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
和算については全く知りませんでした。その世界にどっぷり使っている主人公が羨ましい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと複雑な部分があって、読みにくさを感じたりしましたが、面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刀のくだりが蝿のようにうるさいので、あともうひと研ぎしてほしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星や天体の話、図や表があまりないからこそ、想像力を働かせて読むことができ、楽しかったです。久々に長編小説に熱中する時間を持つことができました。Kindleで読むとタブレット端末で気軽に持ち運びでき、良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画拝見後、感激し本を読みました。 題材はとても魅力的。歴史ラノベの類と捉えられたので、ラノベを読み慣れている方にとっては読みやすいです。ただ、従来の歴史小説ファン層にとっては、斬新な印象をもたれる一方、期待はずれな部分もあるかもしれません。展開は尻つぼみに感じられます。 読みやすい分、魅力的な題材に興味が湧きやすい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに読んだ時代小説。日本の江戸時代ても初期の天文学の話に、ワクワクする想いで一気に読んでしまった。 登場人物が生き生きと描かれていて、その時代の空気が伝わって来ました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白かった。 知人にも薦めたいと思いました。 サラサラと読めた | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!