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博士の愛した数式



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【この小説が収録されている参考書籍】
博士の愛した数式
博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式の評価: 4.32/5点 レビュー 849件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全849件 721~740 37/43ページ
No.129:
(5pt)

久しぶりにあたたかい風を感じた。

読んで良かったと思える本である。びっくりするような展開もなければ、どんでん返しもない。しかし、80分しか記憶することのできない博士のなんと愛しく、哀しいことか。博士の世話をする私とその子供ルートは、博士に関わったことで、幸せとは何かを知っただろう。詳しく解説するつもりはない。数式の美しさが人生の美しさに比例するとは。多くの方にお勧めしたい一冊だ。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
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No.128:
(3pt)

数学が大の苦手です

数学にひっかけたドラマです。素数やら、約数やらと、「あーそれ確かに昔やったよね」くらいしか出てこないくらいに、私は数学が苦手でした。そのために、主人公の女性が素数で感動したりするのを見て、「感動できるくらいの知性があって羨ましい」と思いました。お年寄りと、子供、成人女性の温かい関係がこの本の人気を誘っているのでしょう。これくらいしか書けないくらいの感想しかありませんでした。
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No.127:
(5pt)

80分って・・・

80分しか記憶がもたないって・・・どんな感じなんだろう?教授の気持ちで読んでいたら、せつなくてせつなくて・・・3人の、微妙な関係がなんともせつなく、ぐいぐいひきこまれていきました。数学嫌いだけど、ちょっぴり勉強してみようか?と思ってしまいました。(笑)
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No.126:
(5pt)

クッキー缶の中に潜んでいたN

~わずか8時間しか、記憶をとどめて置くことが出来ない数学博士とその彼をサポートする家政婦、そして彼女の10歳の息子。物語はこの3人による慎ましくも心温まるホームドラマ。重要なのはもう一つの主役。それは博士の愛する様々な数式。オイラーの公式やフェルマーの最終定理とは全く無関係なボクにとっても、友愛数や双子素数はこよなくいとおしい。そし~~て大学ノートに記され、クッキー缶の中に潜んでいたN。物語は美しい数式で満たされた博士の世界を永遠に生きる愛のドラマでもあるのです。~
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No.125:
(5pt)

ヒューマニズム

最終章を読みながら、溢れる涙をとめる事が出来ませんでした。それは、とても心地よい涙でした。幼い者は、守られ、愛され、抱きしめられなければならない。そして幼い者を守る事により、人は人となるのだと。オイラーの公式にe=mc2乗を発見した科学者の言葉「ヒューマニズム以外は全て忘れろ」を思い出しました。
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No.124:
(5pt)

たまにこんな本を読んでみても・・・

この本のテーマは何なのか?それは一昔前にはやった言葉「癒し」ではないだろうか。この物語は美しさ、切なさ、そして優しさが女性的な文章で綴られている。同じ「癒し」という意味では、男性作家である浅倉卓也の著作「四日間の奇蹟」が私は好きだ。男性の描く「癒し」と女性の描く「癒し」。読み比べてみても面白いかもしれない。
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No.123:
(3pt)

まあまあかな・・・

う~ん。。『本屋さんが読んでほしい本No1』と書かれた帯に魅かれて読んでみましたが、そこまでは・・・というのが正直な感想です。期待しすぎたからかもしれません。でも普通にほんわかとできる作品ではあります。お父さんのいない少年と、女手一つで息子を育てる母親。この二人と二時間しか記憶を保てない老人の交流が描かれています。会うたびに記憶が無くなっているにもかかわらず、少年をとても大事に扱う老人の姿が心に残りました。
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No.122:
(4pt)

美しい数式とは?

障害を持つ数学者「博士」、家政婦とその息子「ルート」をめぐる物語。内容は「私」である家政婦の視点から描かれている。高校数学が嫌いな人にはちょっとしんどいかもしれない。      自然数、素数、約数、完全数などおそらく数学Iの範囲に含まれる物が続々登場。数学はあんまり好きではないので何とかの定理とか出てくるとチトうんざりした。記憶が80分しかもたないと言うのはとても悲しく、寂しいことだと思う。人間皆思い出と言うものを所有している。時間の流れの中で、良い事もつらい事も思い出という産物と化していく。それらの多くは美化され、人生に意味をもたらし、付加価値を与えるのだと思う。事故によって記憶が止まり、80分のテープになってしまった「博士」のことを考えるととてもつらい。「博士」の子供に対する愛情や家政婦の息子に対する母親らしい態度や言葉づかいを見ていると、改めて女性らしい本だなーと感じてしまう。その一方で何だか安心感を受ける。美しい数式というような「美しい」「きれい」と言う表現が多く出てくるのだが、何だかピンとこない・・・友愛数とか球場の座席番号で運命的、絆みたいなものを設定しているのはよく考えられているなぁーと感心してしまったが、数学と言う道具をうまく使いこなせていないような気もした。もう少し物語りに深みが欲しかった。読み終えてから多くの謎が浮かんで来た。博士がメモに記した数式は何を意味していたのか、母屋の未亡人と「博士」の関係はどうなっていたのか。そこら辺は、行間を読めと言うことだろう。「博士」のように1日中考えていてはノイローゼになってしまいそうだが、その辺を想像させ、考えさせてくれたということがこの本の大きな付加価値だと思う。
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No.121:
(5pt)

近年まれに見るすばらしい本です

本屋さんが選んだ「ぜひ読んで欲しい本」という帯広告に引かれて読んでみました。80分間しか記憶がもたない博士と家政婦の「私」、そして息子のルートとの交流がとてもほんわかと描かれていました。大きな出来事もなく、日々の生活の中で数式を用いているだけなのに、なぜか心にずっしりと響くものがありました。また、近年読んだ本の中で、ダントツに美しい日本語で書かれています。小川さんは、物事の描写の仕方がとても巧みな方だなと思いました。今後も彼女の作品を読んでいこうと思います。
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No.120:
(5pt)

ほのぼのええ話です(^ー^)

思いもよらない設定で博士の数学は分かりやすくて面白いです。読んでて「ほぉ~」って感じで感心してしまいました。著者はいろいろな数学の本を読んで勉強したんだろうけど、頭いいなぁーって思いました。博士が分かりやすく説き諭す数式とその数式に魅入られていくところがスパイスになっています。また、博士の記憶が事故の後遺症で80分しかもたないという設定がストーリーを面白くしています。そして率直な家政婦さんと家政婦の純真無垢な息子がいい感じで物語を切なくしかし暖かくしています。博士の身近の人達のおもいやりが嫌味じゃなくて厚かましくなく自然で、数学にしか興味が無い博士の思いやりもなぜか当然のように子供にむけられて。それがおくゆかしかったり。障害者への気遣いって真剣に考えるとすごく深い問題なんだけど、この小説の中ではなんだか爽やかな感じがします。数式のスパイスのおかげなのかな?読み終わった後、ちょっぴりの切なさとほんのりと気持ちよさが残ります(*^^*)こういう話好きです。好きな人にはお奨めです。文章も読みやすいし量も多くないので一日で読めますよ。
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No.119:
(4pt)

わかった、わかった。

川上弘美なんぞよりはずっといい。同じ人に勧められたけど。でも、どこまでいっても女小説だね。
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No.118:
(5pt)

優しさと悲しさと

不思議な感動が胸いっぱいになって読み終えた。交通事故の脳障害で数学の知識の他 日常生活の記憶は80分しか残らないというボケ老人さながらの数学者、博士。 博士と家政婦とその息子を結ぶのはさまざまな数式。数字パズルの好きな私には 数字そのものの意味も楽しかったが 純粋な愛情で接する3人に加えて ミステリアスな存在の博士の兄嫁がロマンの香りをただよわす。これぞ 文学の真髄!ちょっと大袈裟でしょうか?
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No.117:
(5pt)

美があらゆるところに潜んでいたとは・・・

朝、目が覚めて、昨日の出来事を思い出せる自分は幸せだと思いました。博士は毎朝、自分の病気を自分が書いたメモによって知らされます。想像しがたい孤独です。主人公の家政婦さんも、その子供のルートくんも孤独です。でもその3人の交流には、なんとも言えない愛情が溢れています。数式や、ゆっくりと進む文章によって淡淡とした印象があります。かえってその文章が情景を浮かべやすかったです。博士の首にぶら下がったカードの揺らめきを想像した時、その個所を読んでいて、どっと涙があふれました。数学が嫌いな人にこそ、読んで欲しい。
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No.116:
(4pt)

素敵な世界観

小川洋子の作品は初めて読みましたが、良くできた小説だなぁと思いました。記憶がなくなる、という設定自体は最近よく目にするものでそんなに目新しくはないですし、ストーリーもけっこう淡々と進んでいくので、泣かせようって大げさに作られているものでもないから、いつまでも印象に残るというたぐいのものではないんですが、この小説は作者の作り出した世界観を読中、楽しませてもらいました。先が気になって、本を置けない、という感じのものでもないんで、少しずつ、ゆっくり楽しむのがいいのではないかと思います。ちなみに僕は数学大嫌い人間ですが、博士の話す数学の世界観もとても素敵だなと感じました。なんで、数学嫌いのため、この本を食わず嫌いしてる人も心配なく楽しめると思いますよ。
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4101215235
No.115:
(5pt)

愛に満ちている

この本には愛が満ちていると思います。私が強く感じたのは博士の数学に対する愛情、そして博士から「私」の息子である「ルート」に対しての愛情。記憶が長い時間もてない障害を負っていても変わらぬ数学への愛情は、数学好きの私にはこの上なく至高の態度に感じ、作者が意図している以上に数学者である博士に入れ込んでしまった感はあります。また子どもは無条件に守らなければならない、と考え年老いている体であるにもかかわらず「ルート」を守ろうとする態度には父親として感動せざるを得ませんでした。このように自分の身につまされて感動している状態なのでどれだけのことを伝えられているかも判断できませんが、読む人ごとに別の愛を感じることができるのではないかと思います。それだけ愛が、この本には詰まっていると思います。
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No.114:
(5pt)

2004年度高校生の課題図書

この作品は2004年度の課題図書だったため高校生向けの作品なのかと今年の夏中話題であったにもかかわらず手に取ることがありませんでしたが先日ふと手に取ったNHKきょうの料理のバックナンバーにこの本が紹介してあり、あれ、大人が読んでもいいものなのかなと思い読んでみることに。読んでみたらまぁこれが大人が読んで十分感動できるのだと納得の賞味4時間半でした。するする読めます。話は交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたないという元大学研究員の「博士」と家政婦歴10年の「私」、「私」の息子、ルート、「博士」の義理の姉という4人で殆どが構成されています。4人はそれぞれに寂しい日々を送っているのですが4人の関係が本を読みすすめていくうちにすごく癒されていく感じがしました。そこここにジーンとするシーンがあります。その中のひとつ博士が80分しか記憶できない代わりにメモをクリップで上着に留めているのですが、ある朝そのメモの「ぼくの記憶は80分しかもたない」というものを目にしさめざめと泣くのです。切なかったですねぇ~。阪神ファンに嬉しいのは阪神の懐かしい選手がオンパレードです。「博士」は江夏豊の大ファンなんです。数学の面白みもあっちこっちに登場します。かつて数学の授業で聞いたことのある単語や数式を思い出すでしょう。手に取って損はない作品だと思います。
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No.113:
(5pt)

感動、だけど悲しさはない

読み終わった後の胸をうつ感動、けれどなぜか爽やかで気持ちのいい作品です。 当然ですが、読むに当たって数学の知識など何もいりません。数の魅力や美しさは見事な情景描写と文章表現で表してくれてくれています。大人の方は家政婦さんに、そして、子供は家政婦さんの息子に、それぞれの思いを移すことができ、そして、博士に対してはみんな純粋な愛を持って接することができるのではないでしょうか。 主観ですが、涙は自然と出てきました。けれど少しも悲しさや痛みなどは無く、心に風が吹いたような爽やかさを感じました。 悲しくなくても、辛くなくても涙ってでるんだなぁ、そんな心地よさを感じた作品です。
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No.112:
(4pt)

9.11?

数年前まではその日付に特に意味を持たなかった9.11に生まれた少年が、境遇には決して恵まれているとは言えないけれど、大きな愛情の元で自分も次第に人を愛する事を知っていく。愛するということは様々な形があり、あちらこちらに満ち溢れているはずなのに。実際のストーリーに託された、もっとずっと大きな愛について考えさせられました。考えすぎかな?
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4101215235
No.111:
(5pt)

静かで優しい本でした

丁寧に丁寧に、細やかな心情や情景が綴られた本だと思いました。大きな出来事は何も起こらないのに、博士と母子の共有した時間がひとつひとつ輝いていて、優しくて。私は数学が苦手でしたが、読んでいるうちに素数の美しさや潔さが理解できるような気がしました。数学に対し、このようなアプローチがあるのだと別の窓を覗かせてもらったような気分です。
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4101215235
No.110:
(5pt)

面白かった。

ゆっくりと静かに進む物語でしたが、大変楽しく読む事が出来ました。私は数学が苦手でしたが、本の中で出会う公式達には非常ないとおしさを感じました。この本には様々な愛が書かれています。そのどれもがゆっくりと、数学の公式と共に私の心の中に流れ込んできました。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235

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