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博士の愛した数式
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博士の愛した数式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全849件 41~60 3/43ページ
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なのだと思いました。 記憶可能時間が80分しかない博士に、家政婦とその息子ルートとが愛情を分け合う人間ドラマです。仕事のため毎朝訪ねて博士に会うときはいつも初対面。多くの家政婦がサジを投げる博士の記憶と数式の世界に、差別意識なく尊敬の念を抱いて飛び込む親子の姿勢は人として美しいあり様だと思います。 ただ、個人的には世の評価ほど感動したわけではなく、一つのドラマを見せてもらったような幸せな感覚で読みました。 | ||||
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博士、家政婦とそのお子さん、いずれも不幸を不幸と思わず前向きに生きる姿勢が心に沁みます。 思いやりの尊さを改めて感じるお話です。 | ||||
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映画も見たし、前にもレビューを書いたか もしれません。 でも、何回読んでも、先が分かってても、泣けるし、良い作品だと再認識するばかりです。 | ||||
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低評価をされている他の方のレビューと同様に、リアリティに欠けるなという印象をもちました。 体温を感じにくかったし、スカスカで薄い感じを受けてしまった。 一方で、視点や表現が素晴らしかったです。 伝えたいメッセージを最大限に生かせる構図とタイミングで、パシャリと「情景を切り取る」カメラマンのような感じ。写真では物理的に写せない内面やコンテクストもパシャリと切り取れるのが文章表現の良さとだと感じさせてくれた。 ただし、織物のような作品全体の調和はない。 「それっぽいストーリー」を「美しい写真」で繋いでいるだけ。素晴らしい写真のツギハギのパッチワーク。 だから全体を通すとスカスカで薄い感じを受けてしまった。 この作品の出来は良いとは言えないけど、他の作品も読みたくなった。 それほど視点が良く表現が綺麗。本当に綺麗。 | ||||
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記憶が80分しかもたない博士と 家政婦さんとその息子さんの 静かな物語です 博士の義姉さんは ワタシの読後の気持ちでは雷、 博士は毎朝、、、にわか雨でのち曇り 家政婦さんと息子さんが夏の晴れ間 という気持ちになりました。 もの悲しいけど 家政婦さんや息子さんの 気遣いが暖かい話です。 ストーリー全体は 底冷えがする冬だけど 部屋に入れば暖かくなる という物語と位置付けました | ||||
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発達障害や認知症など、自分で自分が思うようにならない困難を抱える人と身近に暮らすとき、心にとめておきたい作品です。 評判は前から聞いていましたが、今このタイミングで読むことができてよかった。 | ||||
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綺麗でした | ||||
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何度読んでも大切なことを教えてくれる本です。 心が暖かくなる情景と、切ない気持ちと、それでいて幸福な、話です。 | ||||
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この本で初めて数学の素晴らしさを知りました。根っからの文系で、数学はまったくだめでしたね。 この本にもっと早く出会っていればなと思っています。翻訳者としてとても素敵だと思っていましたが、これからはどんどん読みたくなりました。 | ||||
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一気に読めたが、最後が切ない。 何か物足りなさを感じた。 また、最終場面が飛躍すぎるように感じた。 | ||||
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記憶が80分しか持たない数学者と母子家庭の家政婦と息子の交流を描いた作品。 80分間の記憶しかないのにどうやって生きているのか、細かい設定は気になるがまあ置いておくとして… 基本的には偏屈だが優しさのある博士と親子のほっこりした話なのだが、どうも主人公の母子家庭設定であるとか、 いかにもな社会的弱者で同情を誘っている感が否めず、素直に感動できなかった。 あとは伏線っぽいものを放置しすぎで読み終わってもスッキリしなかった。 博士の記憶可能な時間が短くなってきているとか、未亡人の存在とか結局なんだったのか。 主人公の数学的洞察が鋭すぎ、物語の中の設定と乖離しているのも気になる。 有名ではあるが、イマイチな作品。 | ||||
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80分しか記憶が保てない数学者と、家政婦、家政婦の息子の交流を描いた作品。 数学が中心の世界に生きる老数学者=博士の元へ派遣された新任の家政婦。彼女は戸惑いながらも博士との日々を過ごしていく。 博士と、博士がルートと名づけて可愛がる家政婦の息子とのエピソードに心温まる。本作品は、数学の美しさが巧く表現された、優しい物語だ。 三人の関係はどのような結末を迎えるのか。ちょっとした謎をはらんで、忘れ難い余韻を残す。 読者がおそらく抱くであろう、80分は何処の時点から?という野暮な疑問はなし…。 | ||||
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映画を観た。とても良かったのを覚えている。 何十年も経って原作本を読めるとは思っていなかった。 原作もとても良かった。 私は数学が苦手なので簡単に書いてあるところも何度も読み直して少しでも博士とルートと母親の交流を感じられるように読んだ。 幸せとは何か、考えさせられた。 | ||||
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アンリミテッドで読みました。よかったですよ。 心理描写が中心で、背景描写や比喩はあまりないですね。 数式は途中から理解できなくなったけど、最後まで伏線として出てきた数式の意味が回収されませんでした。 自分で調べるか、数学に理解があればわかるのでしょうか。 語り部の女性の性格と年齢設定は、自分にとってはあまりよく感じませんでした。 聡明ではないし、年齢設定は若すぎると感じました。ここをどう感じるかは結構ポイントになると思います。 | ||||
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以前から興味を持っていましたが、ようやく読む事が出来ました。博士と家政婦とその子供の交流が胸を打ち、博士が語る数学の話が奥深く、愛情深く引き込まれてしまいました。ラストは感動で涙が止まりませんでした。 | ||||
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20年ほど前の出版された直後に買っていたのだが、何百冊もある積読の山に埋もれてしまっていた。 今回は積読の山から発掘したのではなく、kindle paperwhiteを購入したら読み放題が3カ月サービスで付いていて、お薦めに表れた。 「そうだまだ読んでなかった」とkindleで読んだのである。 事故によって記憶が80分しか持たない数学博士と、若い家政婦、そしてその小学生の息子が登場人物である。 博士の佇まいは、アインシュタインかエルディシュを彷彿とさせる。 丸顔ならアインシュタイン、細長い顔ならエルディシュという感じか。 おそらく著者は、二人のイメージを抱きながら博士を描いたのではないだろうか。 そう思う理由は、アインシュタインは描写そのものから浮かび上がるのだが、巻末の参考文献に『放浪の天才数学者エルディシュ』が上がっているからだ。 しかも、エルディシュが解いたルース・アーロンペアのことが、本書でも触れられている。 これは、ベーブ・ルースが放ったホームラン714本とハンク・アーロンが放った新記録715本との間に成立する関係を解いたもので、714と715の積は、最初の7つの素数の積に等しい、あるいは714の素因数の和と715の素因数の和は等しいというもので、こうした性質を持つ連続する整数は20000以下では26組しか存在しないという。 が、ともかく、数学者の頭というのは、数字を見ると、「これは素数か?」とか「この2つの数字の関係は?」と無意識のうちに考えてしまう、天性の数字フェチともいえる状態のようだ。 ぼく自身は数学は苦手なのだが、このように考えてしまう数学者の頭の中には大いに興味がある。 そして、本書に描かれている博士はまさにそんな生粋の数学頭の持ち主なのである。 今まで読まなかったのがもったいなかった。 そう思える小説だった。 | ||||
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久しぶりに手にとって拝読しました。 物語の時代背景と作者である小川洋子さんの年齢と体験に思いを致しつつ、同時代的な繋がりを感じました。 最初のエピソードから30年、物語のエンディングの時代から20年。それを20年後に読む。この物語も読みつがれ、古典になったなと感じました。ありがとうございました。 | ||||
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話の先が気になってすいすい読んでしまいました。特に解雇された時は早く博士のところに行ってほしくて気づいたら急いで読んでいました。でも、最後まで謎が解決しなくて微妙にモヤモヤが残りました。オイラーの公式とかクッキー缶の下の意味とか。 | ||||
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記憶が80分しか続かない博士の状況は、救いのない絶望的な状況だか、数学の秩序に美しさや静けさを見出す博士の世界に引き込まれた。 義理の姉、家政婦、その息子が温かく見守る一つ一つの物語に涙が出た。 | ||||
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博士は、無機な数字に神を見ている。そして、母もルートも博士が説く数学に厳かさを感じている。そして、無機とは程遠い存在であるはずの江夏への憧れ。数字を感じるのは尊いことで、尊さを感じられるこれらの登場人物は深い愛に溢れている。静かに流れる時間に強かさや厳かさを感じられる文学小説。 | ||||
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