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戦争というのは、本を読むようにカッコいいものじゃない。軍隊の日常性というものがあり、それが軍隊の本質だーー。
海賊が跋扈する17世紀末。 海賊討伐の命を受けて出帆するも自ら海賊船へと姿を変えた「アドヴェンチャー・ギャレー」号。
自身の戦争体験を通して人間心理を追求し、鋭敏な感性で作品に昇華した梅崎春生。
シナモンとチョコレート。 消息不明のシンガー・ソングライターと、ビルの屋上にあるレコード店。
青い16個のボタン、曲がった釘、漏斗、小さな赤い本…… 黒猫シンクが持ち帰る“おみやげ”から、猫だけが行ける場所について推理する〈ミルリトン探偵局〉。
「あんたには奇妙な味があるよ。
カフカの短い言葉は俳句のよう―― 「鳥籠が鳥を探しにいった」「体の真ん中に毛糸玉がある感じ」等、20世紀の文豪がのこした断片80首を、自由律俳句のように味わう鮮烈なカフカ入門。
本当は怖い落語×驚愕のどんでん返し! 著者渾身の作家生活30周年記念作品 その噺を聞いてはいけない 男たちを地獄へ引きずりこむ闇の落語会 落語会へ行くと、客は自分だけ。
探偵小説にとってトリックとは何か? 戦後、江戸川乱歩は海外作品を渉猟し、「なぜ小説を書かぬ?」と揶揄されながらも、独自のトリック研究に没頭した。
父が脳出血で倒れた。 折り合いの悪い父・時次郎と、この10年連絡すら取り合っていなかった42歳の篠崎明日美。
老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。
戦前、孤高の「人嫌い」として知られた作家・江戸川乱歩は、戦後、日本探偵小説界の名ホストとして活躍した。
22歳の初恋、永遠の2か月―― 高校も大学も中退したぼくは、カメラを手に都会の生き物を撮り歩いている。
公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。 だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。
「好き」っていうのはたぶん、「祈っている」に近いのだ――。
幼い頃からから、ピンクもリボンも恋愛も好きではなかった。 だから私は、世界から逃げ出した――。
呪術で死者を操る17歳の邪行少女ビビウ・ニエは 政府軍と反乱軍が争う戦場で何をしたのか!? 独裁者が治めるベラシア連邦のルガレ自治州で、独立を求め反乱軍が決起した。
「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」 自殺しようとしたえいくん――多門英介を襲い、連続殺人をはじめた《鬼》は誰? 瓢箪山の達磨神社。
死のドラッグ「デイアドロップEXE」誕生の秘密を握るのはN医科歯科大学アメフト部関係者と睨んだ捜査本部。
「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……? 77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは? 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。
天才法医学者ワルター・スミルノはある晩、女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇。
安吾探偵登場! 戦後の難事件を推理し、探偵小説を大いに論ず 坂口安吾は「文壇随一の探偵小説通」であり、「不連続殺人事件」「安吾捕物帖」などミステリ作品も手がけた。
海外で荒稼ぎして帰国した詐欺師の藍は、ある政治家のパーティーで知り合ったみちるに興味を抱く。
あなたはここから出られるか? 人気作家たちが仕掛けた五つの物語から、脱け出す鍵を見つけ出せ。 全編書き下ろし。
互いに愛人がいながら離婚にふみきれない中年夫婦の、一見おだやかな日常を古典への愛をとりまぜて描いた傑作。
ジャンルの始祖・清張にとって、「社会派推理」とは何だったのか? 『或る「小倉日記」伝』(1955)で芥川賞を受賞し、『点と線』(1958)でブレイク、『小説帝銀事件』(1959)で現実の事件に取り組み、『日本の黒い霧』(1960)でノンフィクションへ――
ミステリと時代小説のコラボレーション。時代作家、ミステリ作家双方から、出世作、隠れた名作などを選りすぐり。
機内食を選ぶときも、道ばたでの転倒にも作法があった!? 浮き世をサバイブしてきた賢者9名が惑い、うろたえ、発見する、マナーのエッセイ集。
大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。
推理小説とは何か? そしてその作法とは? 日常的な発想法のヒント、創作メモの取り方、プロット作り、ストーリイの構成……鮎川哲也とともに戦後の本格ミステリシーンを支えた巨匠による、超実践的創作指南。
SRO二代目室長に就任した芝原麗子は、これといった成果を上げられず、重圧に苦しんでいた。
疫病に荒れた世を建て直す救国の英雄か、 古代社会を破壊する稀代の逆賊か。 謎多き人物の実像に、直木賞作家の筆が迫る。
「天から与えられた才能はどこへ消えた?」 舞台はヴィクトリア朝京都。
人口八千人の町に数千人もの暴徒が殺到した「クインシーの戦い」は、米軍のB‐2ステルス爆撃機が投下した誘導爆弾によって決着した。
底辺女子が人生逆転!? 不遇な家庭に育った17才のユキが、子供を持ちたい人々と貧困女性を救う“代理母ビジネス”の賭けに出る。
カナダ・バンクーバーにほど近いワシントン州中部の町クインシー。
磯貝美佐、39歳。妊活がうまくいかず、母親離れができない優柔不断な夫・要一郎との生活に見切りを付けるべく、家を出た。
大統領選挙後、共和党過激派が各州で起こした“大陪審”が、アメリカ分断をもたらそうとしていた。
私は、現代の坂本龍馬である。必ず、日本を洗濯する――ある出版社に血判状が届いた。
会員になれば3ヵ月で結婚できる――そんな評判を耳にして、青山の一等地に事務所を構える「スマイル結婚相談所」に、今日も男女が訪ねてくる。
シーボルトと遊女・其扇の間に生まれ、当時女性でありながら医学の道を志した楠本いね、「解体新書」翻訳を成し遂げた前野良沢、ロシヤ抑留中に種痘法を習得した中川五郎治など、後に著者によって長篇として描かれた人物を含む、日本近代医学の先駆者である十二人の医家たちの
三重の田舎町の郵便局に勤める二十歳の女性が、都会への憧れを胸に、大阪・心斎橋の高級喫茶店のウェイトレスとなる。
百戦錬磨の掏摸に伝説の空き巣泥棒。翻弄されまくる新人刑事・三崎優子の相談相手は、神楽坂署の「落語刑事」平林定吉だ。
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。
都知事選候補者殺害は“能力者”によるものだった。
米海軍空母内で殺人事件が発生! 最強の捜査機関「特別強行捜査局」は、見えない敵に辿り着けるか。
若き天才夢学者が、新聞記者の叔父と共に「歴史探偵」となり、日本史最大の謎に挑む! 古代史マニアである吉川英治文学新人賞候補作家本人が、「確信してから死にたい」という所在地論争に、ついに終止符が打たれたのか? 「本の雑誌」が選んだ「2022年度エンターテイン
遊女たちの命を次々に奪う病の正体は!?-美濃屋の用心棒・甲三郎とともに、おゑんはその謎を追うが…。
「武士が命を懸くるは、戦場ばかりぞ」。流人・青山玄蕃と押送人・石川乙次郎は奥州街道の終点、三厩を目指し歩みを進める。
万延元年(一八六〇年)。姦通の罪を犯した旗本・青山玄蕃に奉行所は切腹を言い渡す。
十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。
昔のことは覚えていない。未来のことも知らない。
システムエンジニアの芦田は、デリヘル嬢のリナに入れ込み、恋仲になる。
下級官吏・鄭仲望の前に現れた少女は、神虎を操り、尊大な態度で、自分は《真名》を奪われた神・春蘭と名乗る。
台湾の首都台北を囲むように、日台連合軍と中国人民解放軍が睨み合いを続けている。
教祖V.S.マジシャン!? カルト宗教に消えた娘を救うため、 信者たちに「本当の奇跡」を見せろ! 保険営業員として働きながら高校生の娘・あすかと二人で楽しく暮らしていた好美。
果てしなくくりかえされる愛憎。反転する虚実。
司馬遼太郎との10時間も及んだ伝説の対談「日本の歴史と日本人」、青木和夫を聞き手に清張史学のエッセンスを語った表題作ほか、日本とは何かを問う歴史講演・対談集。
難事業に立ち向かった叩き上げの天才―― 老中・松平信綱は何故「知恵伊豆」と称されたか? 明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。
上司のクサナギ大尉やトキノと戦闘機に乗り、空を駆けるクリタ・ジンロウ。
台湾南部の高雄・左営軍港に、ついに自衛隊が上陸した。
「屍体の重量がずしりと腕先にきたとき、はじめて私に任務らしい感情が充実しました」――。
バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。
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