推理小説作法
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日本の推理小説界に一定のポジションを獲得していた著者の創作法を開陳した指南書。 これを読んで、書いてある事を実践すれば作家になれる、という内容ではなく、私はこういう書き方で推理小説の創作をしていました、という感じの書なので、書いてある事を実践すれば必ず作家になれるという保証はないですが、土屋さんの創作に関するポリシー、倫理観などが伺えて、面白かったです。 以下に印象に残った所を引用すると、 「だれが作っても完成品は同じ形になることが初めから分かっているようなものならば、『作り方』の書物も役に立つが、小説作法をいくら読んでも、すぐれた作品が書けるわけはない」 「推理小説が、学識や識見から生まれるものなら、全国の大学教授や政財官界の大物はもとより、文化人と称する人びとは、いずれも大傑作を生みだせる筈だが、そんな話は聞いたことがない」 「もともと『小説』ということば(文字)は、中国に起こった。今から一九〇〇年も前の作と伝えられている中国の『漢書』という書物の中に、小説についての説明がある。それによると「街談巷説、道聴塗説者之所造也』となっている。つまり、巷の噂話などを、おしゃべり好きの人物gあ、おもしろおかしく作りあげた話だといっているのだ。現在の小説とは、やや違った意味で使われていたようである」 「虚構とは、決してデタラメということではない。この点を、まず理解してほしい。『源氏物語』も、作者の豊かな空想力が作り出した虚構の話ではあるが、そこに登場する人物は、作者によって生命を与えられ、現身の人間よりも、さらに人間らしい存在として、われわれの前に現れる。ストーリイの展開にも、無理にこじつけたような個所はなく、事件や局面の変化を伝える精密で写実的な文章は、たしかな現実感となって読む人の心に迫ってくる。それだけの配慮と周到な構想があればこそ、『源氏物語』は時代を超えて高い評価を得ているのだ。虚の世界を描いて、実の世界を感得させる、小説とはもともとそういうものである」 「小説は『仮作物語の一種』であるという前提のもとに、われわれの日常生活に起こるであろう事柄を材料にして、人情と風俗を描くものであるというのだ。小説という虚構の作り話も現実を離れては存在しない」 「生活の匂いもない、生きた人間の体臭も感じさせないような小説は、単なる文字の羅列にすぎない」 となりました。長くてすいません。 小説を書く事を志す人には資するものがある創作法の書。作家志望の方は是非ご一読を。 | ||||
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半世紀前に書かれた本とは思えない素晴らしい内容です。 | ||||
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作家の作法というよりは、物の見方の作法という感じかな? こうでなければならない。というような指導的に言ってるのとはちょっと違うかなぁ。 | ||||
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突如、こんな人生でいいのかと小説を書くことにしたそのため参考本としました 現在処女作 執筆中、貴店に 出すかも | ||||
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安く買えてよかったです。内容もとても参考になりました。配送も早くて本の状態も良好でした。またお願いしたいです。 | ||||
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