不安な産声



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初公開日(参考)1989年10月
分類

長編小説

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不安な産声[新装版] (光文社文庫)

2003年05月13日 不安な産声[新装版] (光文社文庫)

大手薬品メーカー社長宅の庭で、お手伝いが強姦・絞殺された。容疑者として医大教授・久保伸也の名が挙がり、犯行を自供する。名誉も地位もある男がなぜ?しかも、久保にはアリバイがあり殺害動機もなければ証拠もない。担当検事・千草がみた、理解を超える事件の裏に隠された衝撃の真相とは…?斬新な手法を駆使した日本推理小説史上に残る記念碑的作品。 (「BOOK」データベースより)




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不安な産声の総合評価:8.00/10点レビュー 7件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

面白かった。

ページを捲る手が止まらない。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(3pt)

★★★☆☆

★★★☆☆
不安な産声 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:不安な産声 (カッパ・ノベルス)より
4334029507
No.5:
(3pt)

「推理小説を読む」という以前の問題で挫折

作者が専業作家でなかった(本業は教師であった)ためか、あまり数多いとはいえない千草検事シリーズ(私はファンである)の中で、電子化されていない上、絶版であるため、やむなく古書(私は潔癖症だが我慢した)を購入して読み始めた(活字の小ささに閉口した)が、人工受精というテーマが私には重すぎるのに加えて、登場人物の「ゆすり」が陰湿かつ悪質過ぎ、ただでさえこの種の犯罪が嫌いなので、ほとほと嫌気がさし、とうとうめったにやらない、「途中での投げ出し(読了放棄)」をしてしまった。最後まで読めば、素晴らしい推理小説だったのかもしれないし、大好きな千草・野本のコンビの活躍も楽しめたのであろうが、私の神経が細すぎた。読み終えてもいないし、全く不本意なものなので、この評価は参考にされないことを望む。
不安な産声 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:不安な産声 (カッパ・ノベルス)より
4334029507
No.4:
(4pt)

生殖医療と倫理がテーマの千草検事シリーズ

週刊文春ミステリ 1989年 国内第1位。

東京地検の検事 千草泰輔が活躍する千草検事シリーズの長編。

前作『盲目の鴉』から、9年の歳月を経て出版された本作品は、人工授精がテーマになっている。シンガポールで顕微受精の成功にしたのが1989年だから、これに触発されたのかもしれない(人工授精の成功は、本作品では1799年の発表年になっているが1776年まで遡るようだ)。

本作品は、強姦致死で逮捕された医科大学教授の手記という体裁でストーリーが展開される。

人工授精の第一人者で学界に名声を馳せる明和医科大学の久保伸也は、面識のほとんどない恩田糸子を暴行の上、扼殺し逮捕された。千草検事に、自身の犯行であることを自白する久保。しかし残された体液の血液型の違いや、死体周辺の状況から千草検事は納得ができない。いらだつ千草検事に、久保は亡き姉の面影を重ねあわせ、真相を手記としてしたため始めるのだった ・・・

久保の姉の死、20余年前に起きた殺人事件、そして久保がおこなった人工授精の施術。過去の複雑に入り組んだ因縁が、久保の現在の犯行につながっていく。

冒頭で被害者と犯人は判明している倒叙小説であり、キーワードを小出しにして読者をひっぱっていく土屋さんの巧みの技を堪能できる作品だ。なぜ、ほとんど見知らぬも同然の女性を殺害しなければならなかったのか。なぜ、罪を認めながらも真実を語ろうとしないのか。様々な出来事が久保の心理にどのような影響を及ぼし、犯行に至るのかをじっくりと描いていく。

血液型の違いというメインとなるトリックは、久保の職業を念頭に置くと想像に難くないのだが、どうにも後味が悪い。久保の倫理観を崩壊は、土屋さんの警鐘ともとれるかな。生殖医療と倫理の問題は、永遠不変の議論のテーマなんだろう。

久保がたどり着いた真相は、すべての行為を無に帰する絶望と孤独へと、久保を追い込んでいく。過去の章、現在の章を経て、最終章の未来の章は救いのなさだけが残ってしまう。なんとも暗い物語だが、叙情的なミステリが好みならば、本作品はおすすめできる。
不安な産声 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:不安な産声 (カッパ・ノベルス)より
4334029507
No.3:
(4pt)

生殖医療と倫理がテーマの千草検事シリーズ 最終話

週刊文春ミステリ 1989年 国内第1位。

東京地検の検事 千草泰輔が活躍する千草検事シリーズの長編。

前作『盲目の鴉』から、9年の歳月を経て出版された本作品は、人工授精がテーマになっている。シンガポールで顕微受精の成功にしたのが1989年だから、これに触発されたのかもしれない(人工授精の成功は、本作品では1799年の発表年になっているが1776年まで遡るようだ)。

本作品は、強姦致死で逮捕された医科大学教授の手記という体裁でストーリーが展開される。

人工授精の第一人者で学界に名声を馳せる明和医科大学の久保伸也は、面識のほとんどない恩田糸子を暴行の上、扼殺し逮捕された。千草検事に、自身の犯行であることを自白する久保。しかし残された体液の血液型の違いや、死体周辺の状況から千草検事は納得ができない。いらだつ千草検事に、久保は亡き姉の面影を重ねあわせ、真相を手記としてしたため始めるのだった ・・・

久保の姉の死、20余年前に起きた殺人事件、そして久保がおこなった人工授精の施術。過去の複雑に入り組んだ因縁が、久保の現在の犯行につながっていく。

冒頭で被害者と犯人は判明している倒叙小説であり、キーワードを小出しにして読者をひっぱっていく土屋さんの巧みの技を堪能できる作品だ。なぜ、ほとんど見知らぬも同然の女性を殺害しなければならなかったのか。なぜ、罪を認めながらも真実を語ろうとしないのか。様々な出来事が久保の心理にどのような影響を及ぼし、犯行に至るのかをじっくりと描いていく。

血液型の違いというメインとなるトリックは、久保の職業を念頭に置くと想像に難くないのだが、どうにも後味が悪い。久保の倫理観を崩壊は、土屋さんの警鐘ともとれるかな。生殖医療と倫理の問題は、永遠不変の議論のテーマなんだろう。

久保がたどり着いた真相は、すべての行為を無に帰する絶望と孤独へと、久保を追い込んでいく。過去の章、現在の章を経て、最終章の未来の章は救いのなさだけが残ってしまう。なんとも暗い物語だが、叙情的なミステリが好みならば、本作品はおすすめできる。
不安な産声 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:不安な産声 (カッパ・ノベルス)より
4334029507
No.2:
(5pt)

傑作ミステリー!

 人口受精をテーマにしたミステリー。陰気で憂鬱なムードがたちこめ、第一級の推理小説家としての力量を感じます。ところどころ読んでいて退屈さも感じますが、最後はすごい。これぞミステリー小説。傑作です。
不安な産声 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:不安な産声 (カッパ・ノベルス)より
4334029507



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