危険な童話
- 童話 (26)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
危険な童話の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幻想的な童話と血塗られた犯罪……一見相反するこの2つがどう関わるのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普通に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作は、ある事件が絡んできます。 その内情がなかなかきついものがありますので 読書の際は要注意です。 いわゆる狂気が混じっているので。 事件は一人の男の殺人から始まります。 そして、真っ先に疑われたのは発見者でした。 疑われたものがどうあってもなのに なかなか尻尾を出さない… そこにはとんでもない裏側があったわけで。 他の短編も今回は優秀です。 滑稽な作品も紛れています。 お互いがお互いを消そうとして結局… 犯罪はうまくいかないものですね。 エッセイも面白いですし、 エロティック(きつい)が気にならなければ 楽しめるかと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「危険な童話」出所後すぐの男が殺され・・・というお話。 作中作の童話が挿入されながら、殺人事件の捜査が進む構成の作品。最初に犯人の目星がつくけど、決定的証拠に欠け、その人物の犯行は無理そうに見え・・・という展開はなかなか読ませるミステリ。公衆電話を利用した所等はかなり巧みに構築されていて、合理的な解決がなされる所はカタルシスを感じさせてうまいと思いました。ただ、今スマホが普及してあまり公衆電話を使った事がない世代の方は少し理解し難いかも。☆4・5くらいで。 「影の告発」ある学校の校長先生がエレベーターで刺殺され・・・というお話。 松本清張風のアリバイ崩し物ですが、容疑者のアリバイが鉄壁でなかなか崩れない所は緊張感があります。ほんの少しの誤謬で主人公の検察官が真相に到達する所も合理的でカタルシスがありました。アリバイ崩し物だと最初から犯人の目星がつくので、最後に真犯人が指摘されるカタルシスはないですが、それを補って余りあるリアリズムがあると思いました。こちらも☆4・5くらい。 両方の作品とも、童話や詩を挿入して幻想的な効果を挙げているのが印象に残りました。著者が日本のミステリ界で独自の地位を持っているのも納得の作品だと思いました。 著者の代表作を2作読めるお得な文庫。是非ご一読を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
濃密な不可能犯罪興味と素晴らしい叙述技巧で読者を翻弄する『危険な童話』(1961年) シリーズ探偵千草検事初登場作品でもある、推理作家協会賞を得た『影の告発』(1963年)は巧妙なアリバイトリックを駆使した名作。いずれも細部まで精緻に練られたプロットと論理展開の面白さ、陰影深い人物描写を兼ね備えた力作。 常に豊かな物語性と遊戯としての探偵小説の完成度の両立を目指し続けた著者の高度な達成点を示している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
定型通りの本格推理小説。 殺人があり、容疑者が捕まる。しかし、その後、驚くべきハガキが来て・・という展開はテンポもいいし、読者を物語に引き込む力がある。 こうした物語への吸引力こそ、推理小説の一つの魅力であり、その魅力にあふれた作品と言える。 更に、犯人がこの驚くべきトリックを生み出した切迫した状況をひしひしと伝える描写が、この物語を推理小説以上のものにしている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者は寡作ながら良質の本格ミステリを発表している良心的作家。本作は代表作として名高い。私の印象では、地域、人間性に根ざした土着性の強い作品が多い。 さて、本作である。殺人の容疑者と疑われた母親がいるが、その母親には殺人現場に残っていたある事が実行できない。警察はその母親を犯人だと確信するが、そのためには共犯者の存在が必要だ。その共犯者がどうしても見つからない...。 これ以上書くとネタ割れしてしまうので詳しく書けないが、題名がそのままトリックなのだ。何と大胆な。母親を中心とした人間描写も繊細でトリックも大胆な傑作ミステリ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|