危険な童話



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初公開日(参考)1961年01月
分類

長編小説

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危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)

1975年10月01日 危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)

幻想的な童話と血腥い殺人。被害者は傷害致死で服役し、仮釈放されたばかりだった。人生の再出発を誓う彼が訪れた、従姉妹のピアノ教師の家。しかしここには何者かの冷酷な殺意が待ち受けていた。日本推理小説史上屈指の名作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

危険な童話の総合評価:8.50/10点レビュー 8件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

シンプルながら完成度の高い一作

幻想的な童話と血塗られた犯罪……一見相反するこの2つがどう関わるのか。
まさに題名通りの一作です。

作中冒頭で発生した殺人事件を主人公の刑事が捜査し、解決までが描かれるという内容の、物語の構成はいたってシンプルであり、結末も特別大きなどんでん返しがあるわけでもない作品ですが、それだけにごまかしの利かないものを見事にまとめた完成度の高い一作と感じました。
もう古典の域に入るかと思いますが、本格推理小説のお手本となる、本格ファンを名乗るなら必読の作品の一つと言って良いと思います。

余談ですが私の手に入れた新装版は表紙が大人しいのが残念です。
怖い女の子が表紙のやつが欲しかった(笑)

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:
(6pt)

名作とされていますが

普通に面白かったです。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(5pt)

その事件には、とてつもない裏側が。

表題作は、ある事件が絡んできます。
その内情がなかなかきついものがありますので
読書の際は要注意です。
いわゆる狂気が混じっているので。

事件は一人の男の殺人から始まります。
そして、真っ先に疑われたのは発見者でした。

疑われたものがどうあってもなのに
なかなか尻尾を出さない…
そこにはとんでもない裏側があったわけで。

他の短編も今回は優秀です。
滑稽な作品も紛れています。
お互いがお互いを消そうとして結局…
犯罪はうまくいかないものですね。

エッセイも面白いですし、
エロティック(きつい)が気にならなければ
楽しめるかと。
危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)Amazon書評・レビュー:危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)より
404140603X
No.5:
(5pt)

著者の代表作を2作読めるお得な文庫でした

「危険な童話」出所後すぐの男が殺され・・・というお話。

作中作の童話が挿入されながら、殺人事件の捜査が進む構成の作品。最初に犯人の目星がつくけど、決定的証拠に欠け、その人物の犯行は無理そうに見え・・・という展開はなかなか読ませるミステリ。公衆電話を利用した所等はかなり巧みに構築されていて、合理的な解決がなされる所はカタルシスを感じさせてうまいと思いました。ただ、今スマホが普及してあまり公衆電話を使った事がない世代の方は少し理解し難いかも。☆4・5くらいで。

「影の告発」ある学校の校長先生がエレベーターで刺殺され・・・というお話。

松本清張風のアリバイ崩し物ですが、容疑者のアリバイが鉄壁でなかなか崩れない所は緊張感があります。ほんの少しの誤謬で主人公の検察官が真相に到達する所も合理的でカタルシスがありました。アリバイ崩し物だと最初から犯人の目星がつくので、最後に真犯人が指摘されるカタルシスはないですが、それを補って余りあるリアリズムがあると思いました。こちらも☆4・5くらい。

両方の作品とも、童話や詩を挿入して幻想的な効果を挙げているのが印象に残りました。著者が日本のミステリ界で独自の地位を持っているのも納得の作品だと思いました。

著者の代表作を2作読めるお得な文庫。是非ご一読を。
危険な童話・影の告発―土屋隆夫推理小説集成〈2〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:危険な童話・影の告発―土屋隆夫推理小説集成〈2〉 (創元推理文庫)より
4488428029
No.4:
(5pt)

文学性と遊戯性の高度な達成

濃密な不可能犯罪興味と素晴らしい叙述技巧で読者を翻弄する『危険な童話』(1961年)
シリーズ探偵千草検事初登場作品でもある、推理作家協会賞を得た『影の告発』(1963年)は巧妙なアリバイトリックを駆使した名作。いずれも細部まで精緻に練られたプロットと論理展開の面白さ、陰影深い人物描写を兼ね備えた力作。
常に豊かな物語性と遊戯としての探偵小説の完成度の両立を目指し続けた著者の高度な達成点を示している。
危険な童話・影の告発―土屋隆夫推理小説集成〈2〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:危険な童話・影の告発―土屋隆夫推理小説集成〈2〉 (創元推理文庫)より
4488428029
No.3:
(4pt)

とんでもないトリック

定型通りの本格推理小説。

殺人があり、容疑者が捕まる。しかし、その後、驚くべきハガキが来て・・という展開はテンポもいいし、読者を物語に引き込む力がある。

こうした物語への吸引力こそ、推理小説の一つの魅力であり、その魅力にあふれた作品と言える。

更に、犯人がこの驚くべきトリックを生み出した切迫した状況をひしひしと伝える描写が、この物語を推理小説以上のものにしている。
危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)Amazon書評・レビュー:危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)より
404140603X
No.2:
(4pt)

題名通りですね

作者は寡作ながら良質の本格ミステリを発表している良心的作家。本作は代表作として名高い。私の印象では、地域、人間性に根ざした土着性の強い作品が多い。

さて、本作である。殺人の容疑者と疑われた母親がいるが、その母親には殺人現場に残っていたある事が実行できない。警察はその母親を犯人だと確信するが、そのためには共犯者の存在が必要だ。その共犯者がどうしても見つからない...。

これ以上書くとネタ割れしてしまうので詳しく書けないが、題名がそのままトリックなのだ。何と大胆な。母親を中心とした人間描写も繊細でトリックも大胆な傑作ミステリ。
危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)Amazon書評・レビュー:危険な童話 (角川文庫 緑 406-3)より
404140603X



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