わたしの家のおとなりには、どうやらあの「晴明さん」が住んでいる――。 秋が近づく京都。

戦場帰りの青年士官と マリー=アントワネットの総女官長が挑む 神すらあざむく殺人劇の謎 第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作品 1782年5月――ブルボン朝フランス王国が黄昏を迎えつつある頃、国王ルイ16世のいとこにして王妃マリー=アントワネット

催眠術士の養成校に通う「僕」こと吾妻福太郎は、怪物EGOとの戦いに向け、パイ、鋼堂タケシ、R王子、パートナーのイプシロンらと卒業試験に臨んだ。

3年前、会社から帰宅途中の吉田大輔氏は、最寄り駅から自宅までの間で一瞬にして19329人となった――第7回創元SF短編賞を受賞した表題作をはじめ、まっぷたつになった家で暮らし続ける一家とその観察に没頭する人々を描く「半分世界」、町じゅうが白と黒のチームに分

九重高校の浩介たちが探偵部を創設させてまもなくの放課後、黒ずくめの男が合宿費を強奪していった。

死臭が食材の匂いに感じる潤平と、分析科学のスペシャリストの風間。

警視庁捜査一課の刑事・日向は多摩川河川敷で起きた発砲事件の捜査を命じられる。

もしも突然「超能力」に目覚めたら？誰もが抱いたことのあるそんな妄想が、現実になってしまった５人。

事故で重度の障害を負った妻(49)を自宅で介護している「わたし」(50)。

一九三九年、上海。激化する日中の対立関係。

幽体離脱殺人事件 見えない女 奇想、天を動かす 羽衣伝説の記憶 月報 対談 島田荘司・岡崎宏司 『バブル景気とレーシングカー・EV』 今回の収録作品の頃はミステリー小説以外に自動車関連の取材やエッセイが増えてきた時期。

「森巣、君は良い奴なのか? 悪い奴なのか?」 平凡な高校生の僕と頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣。

突然、事故死した両親に代わって、神楽坂の割烹「つきみ茶屋」を継ごうと決意する剣士。

バイトから帰るとベッドに使い古しのモップが鎮座していた。 「呪われてしまったの」モップじゃない、猫だ。

「何だ、これは」?追跡捜査係の頭脳・西川大和は思わず声を上げた──。

今年進学した高校の入学式が三回あったことを、選ばれなかった一日があることをわたしだけが憶えている。

大英博物館を辞めたコンサバター(修復士)、スギモト。

闇の手に奪われた愛娘を取り戻した道中奉行副役の水城聡四郎。将軍徳川吉宗から職を解かれ、新たな役惣目付を任じられる。

江戸川乱歩氏の推薦によって、新人の作品として「宝石」昭和25年4月号（岩谷書店）に一挙掲載された長編探偵小説。

近年はなかなか読むことが出来なかった“幻”のミステリ作品群が編者の詳細な解説とともに甦る。

皆が望む、「いい子」を演じていた。 あの家族に出会うまでは――。

江戸を流行風邪が襲った。蘭医柳井宗秀は、重篤の老旗本笹山卯平に請われて、唐木市兵衛を紹介する。

犯人も割れ、自白も取れた傷害事件に、独り納得できない新人刑事の安積は……「熾火」(今野敏) タクシー強盗事件に隠された意外な真相とは。

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事をまるで名探偵かのように鮮やかに解決する。

シリーズ累計46万部突破の大人気シリーズ最新刊! 「スープ屋しずく」のシェフ・麻野がこしらえるスープにかかれば、お客の心も不思議な謎もあっという間にほぐれます! リモート会議中に同僚がつぶやいた「人参がワープした……」という言葉の謎や、閉店を決めた洋食店「

世界伝染病学会の臨時総会が東京で開催されることになり、複数の国際テロ組織が犯行予告声明を出す事態が発生。

遺影専門の写真館「鏡影館」。

自分の消費期限は、もう切れているのか── 小学生でデビューし、天才の名をほしいままにしていた小説家・綴喜文彰(つづき・ふみあき)は、ある事件をきっかけに新作を発表出来なくなっていた。

南の孤島で事情ワケありの男女が出会うとき、〈ふれもの〉になるのは誰だ!? 何でこの島が〈フリムン島〉と呼ばれているのか知っているかい独自の自然主義に染まった元医師・土岐周一郎と不倫相手の北郷咲良は家族も仕事も擲って、沖縄の遥か南に位置する無人の〈フリムン

立石の営む古美術店に、なじみの客から大量の骨董品を売りたいと申し出があった。

過去の断片が、まあさんを苦しめている。それまで理性で抑えつけていたものが溢れ出してきているのだ。

カチカチ山、猿かに合戦、舌きり雀、かぐや姫……日本人なら誰もが知っている昔ばなしから生まれた傑作ミステリーアンソロジー。

新型コロナウイルスが蔓延する中、家畜泥棒のベトナム人が斬殺された。

天明四年弥生二十四日。粛然と稽古に打ち込む磐音のもとに、霧子から急報がもたらされる。

大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨。同じ団地に住む里子が、家族内で性虐待を受けていたことを知り、衝撃を受ける。

小梅村の尚武館道場に現れた老武芸者。

2019年の暮れ、DASPA(国家防衛安全保障会議)インテリジェンス班サブチェアマンの吉良大介は、ダークウェブの賭博サイトに"2020年 東京オリンピックは開催されるか"という不吉な賭けを発見する。

初めて会ったはずの君に 僕はどうしようもなく惹かれた 中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。

あなたの心もお腹も満たす。

緊急大重版中『15歳のテロリスト』著者の、慟哭の衝撃ミステリー第3弾! 廃屋に閉じ込められた六人の高校生たち。

続々重版『今夜、世界からこの恋が消えても』著者が贈る感動ラブストーリー 田舎町で祖父母と三人暮らし。

御用にバイトにと日々忙しく全国を飛び回る良彦と黄金。そんな良彦の元に、バイト先の清掃会社から正社員の打診があった。

介護施設「アミカル蒲田」で入居者の転落死亡事故が発生した。

緑陵高校の生徒会長・安原の懇願を受け、麻衣たちは調査に向かった。

高校2年の夏休み。年齢を偽り、治験のバイトに潜り込んだ湊は、深夜の病棟で莉子に出会う。

現代の魔術師の在り方そのものを変革する―。

二人の少年とモノノケ達のほっこりホラーミステリ!アマビエも登場!? 一華と潤が街中で起こる怪事件を解決する中、千影が百目木家に忍び込む。

二人の少年とモノノケ達のほっこりホラーミステリ!アマビエも登場!? 一華と潤が街中で起こる怪事件を解決する中、千影が百目木家に忍び込む。

お前の母親は淫売や―大和が小学生の時、母親は飛田新地から売春島に渡った。以来絶縁し二十年。

男はリビングでくつろいでいる。キッチンでは妻が夕食の支度をしている。

サタン橋爪率いる「悪魔党」。

ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは(「海の家」)。

当選確率99%を誇る日本最強の選挙コンサルタント・聖達磨――人呼んで「当確師」。

江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』収録作品よりあと、1950年代以降の短編ミステリの進化と豊饒を味わえる第4巻には、迫真の警察小説、珠玉のアイデアストーリー、隣接ジャンル〈幻想と怪奇〉の逸品、そして本アンソロジー初となる本邦初訳作品を含むアメリカ探偵作家ク

轟音が晩秋の伊豆を切り裂いた。何者かが旧天城トンネルを爆破したのだ。

電光看板の底に貼り付けられた不規則なアルファベットの文字列、亡き母が残した庭にかわるがわる訪れる悪気なさそうな侵入者たち――風変わりな名前の“先輩"は日頃ふらふらしては、愉快なことには猫のごとき目聡さで首をつっこむ。

今なお多くの作家から敬愛される幻想小説の巨星・赤江瀑。

自由奔放で身勝手な母に嫌気が差し、田舎を飛び出してひとりで暮らしてきた綾乃。

宇宙船を警備する人工知性紅葉の葛藤と、宇宙空間で物体がワープする際に生じる、空白の七十四秒間の事件を描いた第八回創元SF短編賞受賞作「七十四秒の旋律と孤独」をはじめ、人類が滅亡したあとの宇宙で、ヒトの遺した教えと掟に従って宇宙を観測し続けるロボットたちの日

クラウスがかつて打倒した冷酷無残のスパイ殺し“屍”が口を割ったことで、帝国が放つ正体不明の組織『蛇』の尻尾を掴んだスパイチーム『灯』は、その正体を暴くため敵が巣を張るムザイア合衆国の大都市ミータリオに降り立つ。

警察官僚の永井がフランスで拉致された。永井はICPO出向中のため、部下の保井凛がリヨン署と協力し捜索を開始。

「家族」「恋人」「友人」言葉で表せることだけがすべてではない… 桜のつぼみが膨らみ始めた頃、隣の音野市で拳銃盗難事件が発生した。

生活苦に悩む大学生の咲希が美人でやり手のパパ活女子・里香に誘われてパパ活に足を踏み入れるAパート(平成30年6月から)と女性週刊誌で働きながらもファッション誌への憧れを棄てきれない編集者の友映が女子大生連続殺人事件の犯人を追うBパート(令和2年2月から)か

裏世界での夜を越すという目標を達成して、さらに深部への探検が可能になった空魚と鳥子。

アスタルト王国の錬金術師テレサとエミリアは、セフィラ教会の聖地の塔へ調査に赴いた。

12歳の特別な一瞬を切り取った20のストーリー 試練、化物、魔法……奇想天外なお話をたっぷり収録。

大分県杵築市では幻想的な光に包まれる「観月祭」の開催を前に、街は活気に満ちていた。

2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。

珍しくも事件の調査を依頼されたKZ。

「あなたとはお付き合いできません―わたし実は、魔法使いだから」告白を断るため、魔法使いだと嘘をついてしまった女子高生。

僕にとって、親友の殉は神様だ。 弱くとも優しく、行いは正しくけして曲がらず、それでいて柔らかかい。

京都の公家から江戸の武家へ。前代未聞の転身を遂げた信平。

名門・聖真女学園高校の「開かずの間」で、少女が死んだ。「魔女」という謎の言葉を残して―。

加賀百万石の留守居役・瀬能数馬が、各藩留守居役との駆け引きを描く好評の書下ろしシリーズは、第十六巻目。

翌日からの雪まつりを楽しむため世界中から観光客が押し寄せ沸き立つ札幌。

東京第一銀行の花咲舞は、今日も不正を許さない。別府支店が見送りの判断を下した、老舗温泉旅館への巨額融資。

『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞。医療ミステリーの第一人者仙川環が贈る新境地。

東風亜由子、32歳、気鋭の映画スクリプター、もとい、正木監督の雑用係。

東京湾に突き出す巨大なガントリークレーンから吊り下げられた〓人形。その中から男性の刺殺体が発見された。

美術部員の楓と春樹は「骨董屋・眼球堂」で、絹や金銀の糸で織り上げられた1枚のタペストリーを見つけた。

彫刻の縮小模型、蔵に眠っていた屏風、デッドストックのアロハ…こいつは金になる―。

骨髄移植の取材で山梨を訪れた浅見光彦は、ドナーの誘拐事件に巻き込まれた。

連続殺人鬼、死刑執行さる―。

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれてから十数日後。

両親と喧嘩をして実家を出た久美。 身を寄せたのは13年間疎遠だった兄の家だった。

反・松平定信ということで急接近した尾張徳川家一門と将軍付御年寄・滝川。

魔鏡の謎 それは破滅への一歩 贋作者の汚名 骨董業者の鑑札の剝奪 宇佐見陶子、絶体絶命のピンチ! 骨董の世界には魔物が棲んでいる。

六年前に東京都大田区で殺害された老人は億単位の遺産を遺していたが、それが消えてしまう。

警視庁保安課の刑事・上月は、女子高生の売春組織を捜査していた。

タワーマンションが建ち、人口が急増する街で古くから続く花屋を営む桜子。

なにがあった? なにをした? どうして追われている? 警察から追われ、刺客に命を狙われながら、白馬岳を越えて日本海を目指す。

供犠創貴、水倉りすかとツナギは死にかけていた。いや、もうすでに死んでいるのかもしれないー。

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

一日百円で何でも預かります。東京の下町でひっそりと営業する「あずかりや」。

出版社に勤める川合淳は、中学生の娘・春香がいじめをきっかけに不登校になったことに悩んでいた。

根津権現にほど近い「鯖猫長屋」に、隻眼の盗賊「鯰の甚右衛門」が姿を現す。

全篇新作書き下ろし! ! 待望の復活第二弾! いざ、〈本〉を巡るワンダーランドへ―― 平山夢明、真藤順丈、三上 延、坂木 司、澤村伊智、大崎 梢、斜線堂有紀、柴田勝家…… 超ベテランから期待の新鋭まで、短編の名手15人が競演! お待たせいたしました。

生まれつきの人殺し”夢売り”の最初の事件 夢科学研究所に放火してフロイト達を殺そうとした”夢売り”こと卯田姫香が、「責任をとって」と乗り込んでくる。

薩摩藩主・島津斉彬に見出された若き日の西郷隆盛。

第百二期短期課程の仮入校を控える警察学校で、新任の久光校長が風間公親教官に命じたのは「退校者ゼロ」の教場作りだった。