ヴァーチャル霊能者K
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ヴァーチャル霊能者Kの総合評価:
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VTuberをテーマにしたホラーということで若者向けかと思ったら、誰が読んでも分かりやすい話だった。主人公とやたらつっかかってくる暴力男、天才的な頭脳を持つ孤独な女の子とお母さん、ちょっと不思議ちゃんな新米霊能者。登場人物がRPGのパーティのようにそれぞれの力を出し合って、敵に立ち向かいながら自分の抱えている問題を解決して成長する姿に感動してしまった。できたらこのメンバーの続編やスピンオフも読みたい。 | ||||
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ヴァーチャル悪霊や殺人自販機などアイデアの奇抜さも「学校の怪談」なんかを思わせるパニックホラー的テンションもさることながら、やっぱり本作の読後感を素晴らしいものにしてるのは登場人物の善性が窮地を打破するからだと思う。 挫折を背負った志島やすれ違いを抱えた雨宮親子といった面々が極限状態の中で精神的に成長していく姿は読んでてとても気持ち良い。 終盤の怒涛の展開もとても良かった。ホラーである以上にエンタメ的な秀作だと思う。 | ||||
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本作は第6回ジャンプホラー小説賞を受賞した著者のデビュー作となる。 内容はあらすじ説明にある通り。vtuberのようなアイドルのアバターが悪霊に憑依され〝ヴァーチャル悪霊〞になり電子機器で自身のファンを襲う。 ちなみにこの機器は真面目な用途で凶器になるものもあるものの大半は・・・ 「そうはならんやろ!」 と思わずツッコミを入れたくなるような方法で人を殺していく。このアイディアが昔の特撮モノのようで面白いのだ。 悪霊を退治できる霊能者がたまたま現場にいるが「ネット上にいる敵には霊能力が通じない!?」というわけのわからないハプニングも起き除霊はできない。 そこでプログラム言語に祝詞を搭載した〝ヴァーチャル霊能者〞が必要となってくる。 AIの霊能者を作り出してネットの悪霊を倒そうという発想が面白い。 ここから終盤までは駆け上がるように面白くなって行く。 読めばツッコミが追い付かない内容だがすべて作者の思惑通りだろう。 特に3章の○○霊の下りは電車で読んでいて思わず吹き出しそうになってしまった。 それでも意外に閉鎖空間のパニック・ホラーとして堅実に仕上がっており、所々登場人物の緊迫感がしっかり伝わる場面もある。 よくあるパニック・ホラーと大きく違うのは登場人物が少しずつ団結していく姿だ。 始めは多少対立して足を引っ張り合っていた生存者達は次第に手を撮り合って悪霊に挑むようになる。互いに協力し合う姿や人物の成長の模様に思わず目頭が熱くなる。 第5章の親子や第7章の志島のシーンは思わず電車の中で男泣きしそうになってしまった。 本作は真面目なホラーの皮を被った馬鹿ホラーであり,更に馬鹿ホラーの皮を被った真面目な青春小説でもあるのだ。 恐怖、お笑い、感動、熱血、パロディ、アクション、ミステリー、友情、家族愛、社会問題、流行と、あらゆるエンタメが詰め込まれて次にどの要素が来るか判断がつかないのが恐ろしい。何より電車で読むと異様な緊張感がある。 まだ粗削りな部分も多いが(こう言うのは失礼かもしれないが)あまり期待せず思い付きで買った本がここまで面白いとは思わなかった。 本作の続編や著者の今後の活躍には期待したい。 | ||||
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サスペンスホラー系の小説を初めて読んだのですが、想像以上に楽しめました。 物語がテンポよく展開していき、一気に読めました。 続編があればまた読みたいです。 読後、片付けるタイミングを見失っていた扇風機に、なんとなく○られるもしれないと恐怖を感じたので、片付けました。 | ||||
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