少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

史上初！ 最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい！」という声が続出した話題作。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

カラマーゾフ事件から十三年後。

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。

関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

同僚の真由美のひと言から、社長の金城と玲子に因縁めいた過去があることを知る雅也。

悪党・八神俊彦は自らの生き方を改めるため、骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていた。

死んだはずのあの男がいた。

―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。

市原の交通刑務所内で、受刑者石塚が殺され、同所内の宮崎が逃亡。遺体は奇妙にも“前へ倣え”の姿勢をとっていた。

現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。

第54回江戸川乱歩賞受賞作 昭和21年、帰らなかった誘拐児。悲劇はそこから始まった――。

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。

6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。

東京・葛西のトランクルームから、女性の全裸腐乱死体が発見された。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

女子高生の亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家に生まれ、郊外でひっそり暮らしていた。

第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。

意想外のオチと人情味に溢れたミステリー集終戦の年にも広島市郊外で行われた囲碁の本因坊戦、通称「原爆下の対局」。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。

一代で財閥にのし上がった男・灘尾儀一郎に嵌められて、瀬戸俊介の父母と姉は自殺した。

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。

南極遊覧中のチャーター機がシステムダウンを起こし不時着。

大手企業に就職したものの、うだつの上がらない日々に塞ぐ井上雅也。

闇に身を潜め続ける犯人。

新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、その背後関係を探っていた。

一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。

水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ―。

天才的頭脳と、絶望的な孤独。授けられたのは、それだけだった。

幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編！ 阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。

沖縄から米海兵隊が撤退した。それは米国防総省が、たった一人のテロリストに屈服した瞬間だった。

第66回江戸川乱歩賞受賞作! 綾辻行人氏(選考委員)、推薦。