ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の古い土蔵で見つかった『目嚢』という古文書を預かる。

物心ついた頃から、数多くの「この世ならぬモノ」たちと遭遇してきた著者。

別格の恐怖。封印された三角屋敷の恐怖を再び――。

怪談実話のパイオニアが綴る恐すぎる実体験。書かれた”怪”は”怪”を招く 海が怖い。

新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。問題は何一つないはずだった。

父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。

悪行を尽くしてきた男が、老いさらばえ傷つき、葬送地の草叢にうち棄てられていた。

その物語は、人を殺す――。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作、待望の文庫化！ 岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。

少女が神隠しに遭い、居るはずのない子供たちの笑い声が聞こえる…。

―この物音は、何か可怪(おか)しい。 何かが畳を擦る音、いるはずのない赤ん坊の泣き声。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東氏は、男性カメラマンから相談を受けていた。

その家に嫁いだ花嫁は、必ず死ぬ。 「嫁いだ花嫁が3年以内にかならず死ぬ」――。

恋敵への呪咀の念が、過去の“蠱毒”を甦らせ、女子大生の胎内に蟷螂が宿る…。

本物の“贄”は誰かーーいきなり文庫の比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾! 怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾!

6歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。

亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

雨の日には、読まないでください。

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

その島は風車と風鈴に溢れ、余所者には誰も本当のことを話さなかった―作家葛木志保が自宅の鍵を預け失踪した。

その家には、何かある。

げんきなあなたがうまれます フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。

人身事故のため、停車中の通勤電車内。男は網棚付近に漂う黒い靄のようなものを目撃する。

大学病院で激務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

見えない通り魔「ぜんしゅ」の正体は――!? 比嘉姉妹シリーズ第5弾! 妻が妊娠し、幸せいっぱいの日々を送るサラリーマン・田原秀樹は、ある日、知り合いの娘の結婚式に参列することに。

この世ならぬモノに反応する目を持つ悠希と、卓抜した霊能力を持つ水月。 過去に傷を持つ兄妹は、新宿でひっそりと生きていた。

この呪いは剥がせない――『異端の祝祭』の著者が放つおぞましい粘着ホラー 塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。

あの部屋にいる人は、みんなみんな死んじゃうんだよ…人形のように美しい少女が予告する、謎の連続飛び降り自殺。

全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

僕たちは双子で、僕たちは不運で、 だけど僕たちは、手強い 双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語 常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。

愛したはずの夫は、まったくの別人であった。 「マチネの終わりに」から2年。

「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る―感動と祝福の物語。

呪術はリアルに 使えます。

作家・三津田信三のもとに届いた1冊の古びたノート。

世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”によるソウダイなる追跡劇。

いつの時代も「家族」は、やさしく、あたたかく、いびつで、おそろしい。

女性の膝に異常に興奮する男、怪しい育毛剤に手を出す青年、アヒルのようなお尻の女子高校生。

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。

怪異蒐集家が厳選して語り継ぐ、本当に怖い怪談実話集。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と一緒に暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる。

母親の遺品整理のため田舎を訪れた男が、農道ですれ違った般若の面をつけた女―記憶と時間が不穏に交錯する「面」。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。あのとき、目をそらしていたら。