2016年の『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作! お金に困っている人間を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して退職した百瀬良太。

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

八歳の女児が乗用車に撥ねられ死亡する。運転手は不起訴処分になるが、そこには罪深い大人たちの様々な打算が働いていた。

ちょっとヘルシンキへ行くので留守を頼む―。そんな置き手紙を残し、御手洗潔は日本を去った。

”どんでん返しの帝王”が放つ、社会派ミステリ!人気シリーズ第三弾! 少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。

「被害者女児死亡」――世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

片桐真治は亡母の遺品から、行方不明だった母の弟・赤石の住所を知った。

「不思議な夢が続き、寿命が喰われていく。これは『夢喰い』だ」 堀越教授はそう言い残して死んだ。

ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。

あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社で職に就いていた。

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

北関東のある町で、中学二年生の名倉祐一が転落死した。

片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。

誘拐された最愛の娘。

日本から約一万二千キロ、アフリカ大陸。国際連合南スーダン派遣団の第五次派遣施設隊内では、盗難事件が相次いでいた。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。

第20回日本ミステリー文学大賞新人賞、満場一致の受賞作! 明治九年、英国人の生首が晒されるという事件が起きた。

恩師と向き合う悪徳弁護士・御子柴礼司。「贖罪」の意味を改めて問う、感涙のリーガル・サスペンス。

囲碁界では有名な老舗旅館で発生した怪死事件。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

ビール会社の営業課長、明良。部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?都議会議員の夫と息子を愛する篤子。

長谷川祐子は、霊視の依頼で来た客から、悩んでいる若い夫婦を紹介された。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

第18回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作 太平洋戦争前夜の帝都・東京で帝国海軍軍令部特別班と米英露のスパイの知略と謀略が火花を散らす! プロット、筆力、そして主人公たちの魅力を選考委員[あさのあつこ・笠井潔・今野敏・藤田宜永]が絶賛。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

『このミステリーがすごい! 』大賞受賞後第一作は、陶芸界を舞台にしたアート・サスペンスです! 次期人間国宝候補の陶芸家、西村世外の窯元に就職した早瀬町子。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作! “歩く一人諜報組織"=《クルス機関》の異名を持つ神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)は、 日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。

少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。

慶長七年(一六〇二)陰暦十月、常陸国北限、小生瀬の地に派遣された大藤嘉衛門は、野戦場の臭気が辺りに漂う中、百軒余りの家々から三百名以上の住民が消えるという奇怪な光景を目の当たりにする。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

事故で母親を亡くし、児童福祉施設に引き取られた志場崎安那は、赤毛のアンに憧れ、明るく生きていた。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。

埼玉県の片田舎・神室町に幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。

貧乏学生・鳳水月の前に現れた、顔も骨格も分身かのような瓜二つな男・古城深夜。

第16回(2018年度)『このミステリーがすごい! 大賞』優秀賞受賞作が、文庫版で登場! 天才的な筋読みから「ヨミヅナ」と呼ばれる警視庁捜査一課、飯綱。

南極遊覧中のチャーター機がシステムダウンを起こし不時着。

新宿歌舞伎町でセキュリティをするコウは、生きるためなら手段を選ばないしたたかな女。

武器は頭脳。これが究極の諜報戦だ。

官僚もギャンブラーも瞠目せよ。これがニッポンのおもてなしカジノだ! 世界中からVIP客を集めろ――。

尽誠会巴組の組長・水谷優司の幼馴染み・神楽武雄が刺殺された。

ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、当時起きた殺人事件のことを思い出す。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品の本作は、“白いどんでん返し"です! 僕が大学とバイトを終えてアパートに帰宅すると、部屋の前に見知らぬ美女がしゃがみこんでいた。

完全黙秘の容疑者。その背景には何が? 後山の指令で、長く完全黙秘を続ける男を取り調べることになった大友。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

第17回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作は、サイコパス弁護士 vs. 頭を割って脳を盗む「脳泥棒」、最凶の殺し合い! すべては二十六年前、十五人以上もの被害者を出した、児童連続誘拐殺人事件に端を発していて……。

躊躇なく被疑者を殴り、同僚にカネを低利で貸し付けて飼いならし、暴力団や中国マフィアと手を結ぶ――。

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。

四国遍路を終えた帰路、冬の海に消えた父。企業戦士として家庭人として恵まれた人生、のはずだったが…。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。