代理処罰
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「サンパウロのセントロを抜けるには、かなりの時間が必要だった。怖ろしいほどの渋滞で岡田はその間、何度も時計を見た」とあるが、これが真っ赤な嘘。 サンパウロの主要道路は、片側五車線もあって、怖ろしい渋滞は発生しない。 しかも「時速百㎞で飛ばした」などと、馬鹿なことを書いていた。 ブラジルは、普通車は時速二百五十㎞で、バスでも時速二百㎞で吹っ飛ばす。 時速百㎞などという「超ノロノロ運転」で走ったら、かえって危険で、事故を引き起こしかねない。 ブラジルに行ったこともなくて書いたことは明白で、選考委員にブラジルに行った経験者が誰もいなかったことが幸いした。 | ||||
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代理処罰だけでなく国際結婚や臓器移植の問題など、さまざまな日本の問題点をミステリーを通して広く国民に訴えている本のように思われます。ミステリーとしても大変面白く、描写も詳細でとても新人作家とは思えないすばらしい内容でした。今回の作品を機会に、他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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最後までサスペンスがあって読めるが、都合のよい偶然はあるし、誘拐の真相は脱力感あふれるし、主人公の父親の感情過多の空回りに息苦しさを覚えた(主人公の感情過多への感じ方は人により違いはあるだろうが)。 〈以下ネタバレあり〉なによりまずいのは、誘拐は娘の狂言誘拐で、妻の出奔は脅迫されてなのだが、そういうことを二人とも主人公にはまったく相談していない。ということは、この家族は主人公が感情過多で語るほど、気持も道理もコミュニケーションできていないのであり、本来それを主人公が認識し、二人に語りかけるべきなのだが、小説ではひっぱたいて説教して終わっている。感情の共有の閾を出ていないように見えるし、そういう家族がひっぱたいて説教して納得するとはまったくリアリズムがない。この小説はブラジルまで行くが、接触するのは多くは日本人、日系人で、ブラジル人やブラジルらしさはあまり描かれない。基本的に他者が書けない。同様にコミュニケーションの乏しい家族という他者を書くことができなかったように考えられる。ここで描かれるのは気分だけの家族愛のようなつくりものだけだ。 | ||||
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日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 真相には触れませんが、ややネタバレ気味の部分が最後にあるので、未読の方は注意して下さい。 営利誘拐をテーマとしたミステリーです。☆は3個としましたが、なかなか面白く読めます。特に、 主人公がブラジルに渡ってから、いろんな事件が次々とめまぐるしく起こる場面では、ハラハラドキ ドキ、「なぜこんなことが起きるのだ」と読者を翻弄し、次を読ませる力があります。また、ブラジ ルの風物などの描写がかなり巧みです。作者はブラジルでの生活経験があるのかも知れません。 最近は他の賞の受賞作等で文章が稚拙なものが良くあるのですが、この作品に関しては水準以上と 言って良いでしょう。但し、前後の結びつきが不自然な部分や、台詞の話者が誰であるか分かりにく い箇所等がいくつかありました。それでも文章は悪くなく、全体的には、とても面白く読めます。 なのに敢えて辛く採点したのには理由があります。他の方のレビューにもありますが、犯人の要求 は「娘の母親に金を持って来させろ」というだけなのに、その時点でブラジルに行って母親を連れ帰 そうなどとは、普通思わないでしょう。その不自然さをカバーするためか、「少しでも犯人に余計な ことを言うと、人質にペナルティーを科す」という設定をしていますが、それでもまだ不自然です。 具体的なペナルティーは、人質悠子の頭を丸刈りにするということで、これはかなりショッキングな ペナルティーではあります。しかしこれは、主人公がブラジルに着いてから初めて知らされることで すから、ブラジル行きを正当化させる自然な理由にはなり得ません。 この致命的な瑕疵のために、その後がどんなに面白くても、感情移入できない、という人も多いと 思います。私が辛く採点したのもそのためです。なお、犯人の声のトリックなども、かなり無理があ ります。そのあたりがちゃんとフォローできていれば、☆は4~5を与えて良いと思います。 | ||||
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うーん。 なんか人気たかいんですが、正直途中で80パーセント以上 想像がついちゃって。 ああ、案の定で。 そうならなかった人にはおもしろいのかもですが・・・ でも、ネタばれしてもおもしろい本はおもしろいので、 そうじゃないこの本は底が浅い気がします。 好き好きなんでしょうけどね。 私はあまり楽しめませんでした。 | ||||
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