幻影たちの哀哭
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傑作「十二月八日の幻影」の続編。今回は、日米開戦半年後の帝都とハワイが舞台。 日本海軍のミッドウェー諸島攻略作戦に対し、日米英ソの諜報員が、敵を罠に嵌めようと縦横に策略を巡らせる。そこに、帝都の中枢を攻撃するという情報までもが…。 班長の渡海が不在の特別班を率いるのは、前作では新米諜報員だった潮田。果たして潮田は、渡海の不在時に、この危機を乗り切ることができるのか。 重層的に張り巡らされた仕掛けに、今回も騙された。ただ、作品としての完成度は、圧倒的に前作の方が上。日本海軍はミッドウェー海戦で惨敗したという動かせない歴史上の事実があるだけに、そもそも組み立てが苦しかったこともあろう。 最後のエピソードも、蛇足の感があった。 また、前作のときにも感じたが、装丁がこの作品の世界観と合っていない。 | ||||
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MI作戦。ハワイ米海軍を抑える戦略拠点を奪取する作戦が、アメリカ軍に漏れているという。元潜水艦乗員の亀島兵曹は、突如、軍令部へのありえない転属を命じられ…………。 潮田、ギルバート、そして「エゴイスト」。前作で活躍(暗躍?)した人物だけでなく、電気○○○○の登場は嬉しいシチュエーションだ。 謎が謎を呼び、一気に解き明かされるタイプではない。ミステリーではなく、スパイ・サスペンスとして楽しむのが正解だろう。 「幻影」には、やられた。 p229からの謎開かしは唐突すぎて、これはいただけないな。 p242以降のタイトルの意味が明かされる段になると、武人たちの無念さが痛いほど伝わってきた。 終章は長すぎて、少し興ざめ。ここはカッチリまとめて欲しかった。 あと、表紙画の見た目麗しき帝都のモダン・ガールに期待大だったが、その正体には苦笑させられた。 いろいろ書きましたが、次回作も楽しみです。 | ||||
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