紳士と猟犬



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初公開日(参考)2017年03月
分類

長編小説

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紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)

2017年03月09日 紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)

読書好きの軍人&猟犬の異名を持つ“探偵" 異色の英国人バディが、消えた詩人の謎を追う! アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞&英国推理作家協会賞新人賞 ダブルノミネートの傑作歴史ミステリ イギリスの実質的な支配下にある19世紀のインド。イギリス東インド会社の軍人エイヴリーは、奥地で消息を絶った著名な詩人を捜索せよとの命令を受ける。この任務に同行するのは“ブラッドハウンド"の異名を持つ謎の男ブレイク。反りが合わないながら数百キロにわたる旅に出たふたりを、大いなる陰謀と冒険が待っていた! 密林の中にひそむのは、虎か! 象か! 盗賊か! アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞&英国推理作家協会賞新人賞の候補になった傑作歴史ミステリ(「BOOK」データベースより)




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紳士と猟犬の総合評価:8.91/10点レビュー 11件。Bランク


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No.11:
(5pt)

レトロな英国冒険小説の味わい

次々と英国に植民地化されつつある1830年代、まだ藩王国が点在しているインドが舞台。本格推理やミステリを期待して読みださない方がいいでしょう。ジャンル的には冒険小説ですね。ヴィクトリア朝時代に多く書かれた伝統的な英国冒険小説の香りがします。
できれば東インド会社がインドに進出していった過程をおおざっぱにでも知っておけばわかりやすいです。または最後にある”歴史メモ:著者あとがき”を先に読むのもありかと思います。ここはネタばれされていませんので。執筆にあたって著者がいろいろ下調べされたことが書かれています。

作品中では架空の都市名になっています。が、舞台はベンガル州の州都カルカッタ(今はコルカタ)とその北西部、あとはベンガル虎狩が出てくるからその生息地マディヤ・プラデーシュ州あたりでしょうか。
主人公は英国から到着したばかりの若き士官エイヴリー。英国の常識をそのまま持ち込みインドを見下しています。インドの文化や歴史、習慣を知ろうともせず、ひたすら暑さと汚さに辟易し、やけくそで飲酒や賭け事に浸り大きな借金まで作ってしまいました。そんな彼がある任務を受け、現地に溶け込んでいる”変人”の英国人ブレイクと行動を共にすることに。
作者は当時の東インド会社のやり口や白人の差別意識に対して批判的な視点から、エイヴリーが現地で経験を重ねるにつれ、自分が所属する東インド会社の欺瞞と英国がインドを侵食していくさまに気づいてゆく様子を描きます。

この小説の一番おもしろいところはまさに当時のインドを、地べたを一歩一歩歩きながら一緒に旅しているような気持ちにさせてくれることでしょう。歴史小説好き、インド好き、ちょっとレトロな冒険小説や映画好きの人にはたまらないと思います。
前半のややゆっくりめの進捗具合も、詳細な現地の描写もそういう人なら味わいながら楽しめるでしょう。最後の3分の1あたりで話は剣や銃での戦いやジャングルの逃避行になり一転してスリリングになります。背後で操っているのは誰なのか、誰が善人で誰が悪人なのか、話は二転三転し混沌としてきます。
ラストは、大きな権力に抗うのは困難であるという苦さとともにハッピーエンドの側面もあり。これはアガサ・クリスティ風の映画にしたらおもしろいんじゃないでしょうか。

シリーズはすでに2作目が2015年、3作目が2017年に出ていますがアマゾンで手に入るのは洋書だけです。途中で翻訳されなくなってしまう作家さんが多すぎるのですが、これももう翻訳されないで終わってしまうのか?ハヤカワさん、ぜひ続編をお願いします。
紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151826017
No.10:
(5pt)

良品です!

丁寧に梱包されて送られてきました。状態も良く、良品でした。また欲しい本があったら、こちらで購入しようと思います。
紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151826017
No.9:
(4pt)

続刊はどうした?

これはS・ホームズ物のパスティーシュか、L・キプリングの『少年キム』へのオマージュか…
いや、登場人物の個性の豊かさと語り口調の巧みさは、それ等を越えたものでした。
唯、インドの自然環境のみならず人的環境の荒さと、英国軍人の病み加減には、少々引いてしまいましたが。
まあ軍隊なんて、そもそもが人殺しの為の組織ですから、大元が歪んでる訳ですけどね…
時代は、ワトソンがインドにいた頃よりほんの少し前ってとこでしょうか。
あとがきを読むと、シリーズ化されていて、二作目は主人公二人がロンドンで再会するところから始まるようで、ちょっと楽しみなのですが、このあとがきが書かれてから、もう四年も経っているんですねぇ。なのに出版の噂も無い!
まあH社さんのことですからねぇ……でも他の出版社からでも、いずれ二作目以降、出してくれないもんでしょうか。
紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151826017
No.8:
(4pt)

歴史的関心を要求するし、欠点もあるけれど、興味があればぜひ

これは新刊かと思ったのですが、すでに刊行から3年経過していたことを読後に知りました。シリーズのようですが、続刊翻訳がないようなのは、さほど人気を得なかったのか、まだ準備中なのか、どちらなのでしょう。

「さほど人気を得なかったのか」と邪推してしまうのは、イギリス人の見た19世紀のインドに関心のない人にとっては、たぶんこの作品は面白くないだろうと思うからです。私自身が読んだ理由が「イギリス人の見た19世紀のインド」への関心なので。
逆に歴史的な予備知識がありすぎてもストーリーを楽しめないだろうし、日本で人気を博すのはいかにも難しそうです。

その上で、さらに、終盤に明らかになる事実に意外性がなく、むしろ「そりゃそうだろう」と思わせるものだ、という点も気になるところではあります。
...いや、色々欠点を論っているようですが、そう言いながらも歴史エンタメとして十分楽しい作品でした。私は好きな本だが勧めたくなる友人が思い当たらない、というのが正確な感想です。ですから余計に、色々ハードルをあげられたにもかかわらずおもしろそうだ、と思う方がいらっしゃれば嬉しいですね。

ただ個人的には主人公2人の関係は一期一会であって、その後バディのシリーズにしなくてもよかったんじゃないかな、と思うので、シリーズ続刊が出たとしてもすぐに飛びつきはしないかなと思います。
紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151826017
No.7:
(4pt)

サグ

歴史上の人物が出てきて勉強になりました。ただ、どこまでが史実なのか、判断するのは難しいと思います。
紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:紳士と猟犬(ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151826017



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