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アトポス
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アトポスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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エリザベート・バートリの話が非常に長い。 長すぎて読む本を間違えたかと思った。 真相に繋げる為に必要だったのかもしれないが、もう少し短くても良かった。 物語は全体的にファンタジー。 犯人の行動にも警察の動きもありえないと思う。 | ||||
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島田節、御手洗節炸裂です。900頁以上ありますが、飽きません。ただし、御手洗シリーズを本作まで順番に読むべきです。 | ||||
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長かった…。文庫本で1000ページ弱、読書に割ける休日が少なかったとはいえ読了までに三週間かかってしまいました。 その内容は作者の熱量は凄いものの、過剰に冗長で冗漫、展開も設定も強引だし、ショッキングでグロテスクなシーンの連続。ひとことでいったら悪趣味の極みな一作。細かい展開では説明もなくすっ飛ばされてしまった事柄も多くて、解説で「読者は島田荘司という作家の力技でねじ伏せられてしまう」などと書かれてしまうくらい、御都合主義だらけでツッコミどころが満載です。 真相も論理で突き止めたというより、唐突に新事実が明らかに!(事実が確定してから御手洗潔が分かりやすく説明してみせます!)といった感じでして、本格ミステリじゃなくて通俗スリラー大作といった印象なのであります。うーん……。 冒頭のエリザベート・バートリや、上海のエピソードも必要だったの? 脱線がとても多くてまとまりは悪く、内容を整理したら、半分のボリュームに収まったような。 御手洗潔の登場はようやくラスト200ページを迎えてから。窮地に陥ったトフラー監督とレオナを救いにやってきた格好ですが、正直、それまでの両人の素行が悪過ぎて、たとえ犯人ではなくても社会的に抹殺しちゃった方が世のためになるんじゃないの?とげんなりさせられてしまいます。 両人に限らず、この作品の登場人物、まるで1980年代のB級ホラー映画のように「どうしてそんなことを!?」と自分から殺されにいっているようにしか思えない行動が多いです。 よかった点をいえばいつもはワトソン役の石岡和己が登場しなかったため、御手洗が登場してからの展開がすっきりしたことでしょうか? でも、御手洗はこんなキャラクターだったかなあ(それとも石岡がいないからですか?)…… ところで、タイトルが暗示するように本書ではアトピー性皮膚炎とステロイド害悪論の問題が取り上げられているのですが、現在ではこの問題は反ワクチンと同じようにマスコミが医療不信を過剰に煽り立てた報道被害という評価で落ち着いているようです。 時事問題を取り込んで、患者への偏見や無理解を主張しながら、かえって偏見を助長しているようにしか思えないのはいかがなものか。 医療従事者の目から見て、この作品への感想がどんなものやら少々関心が湧くところ。 | ||||
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松崎玲於奈を襲う危機を御手洗潔がどう解決するのか。この壮大なミステリーは間違いなく御手洗シリーズの最高傑作のひとつだと思います。ただ、その伏線となる前半部分は少し長いかなぁと思いました。ここまで長く書かなくてもメインのストーリーにはそれほど影響はないと思います。島田荘司先生は実はここを書きたかったのかもしれないと思いました。 | ||||
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御手洗潔シリーズの一つの輝かしき頂点だと思う。少し贅肉が多いようにも思えるし、未回収の伏線もあるが弩級の傑作であることは変わらない。 | ||||
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やはり素晴らしい。 何度読んでも面白い‼️レオナと御手洗はやっぱり良いです‼️どんでん返しがたまりません。まさに白馬に乗った王子様でした‼️ | ||||
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父島の行きの船で読みました。 御手洗さんが出てこないまま終わるのかと思いました。 | ||||
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読み終わってみれば、「アタック・オブ・ザ・キラートマト」並の問題作。 連続的に同じ場所で猟奇事件が起こって、×××だと思ってたら、そんなことはなかったというオチが多すぎますね。 トンデモトリックに目をつぶっても、ストーリーに無理と無駄がありすぎる。『星籠の海』もそんな感じでしたが。 しかしながら序盤の、劇中劇にあたる怪奇小説がすばらしく面白いので、これ目当てに読むのはあり。 | ||||
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馬に乗ってやって来たのが、すでに変人。 いろいろ盛り込みすぎて長くなっちゃいました。 っいうか長すぎだ。 なんで石岡がいないんだ! 石岡出せよ! 石岡がいないなんて御手洗じゃない! | ||||
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他の作品に比べ、トリックも真犯人も解りやすかった。 犯人は中盤でだいたいわかってしまった。 ミステリーとしてより、ホラー好きには良いかと思いますね。 | ||||
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読んだのは中学生のとき、友達が貸してくれました。 とても長くて、それでもどんどん読みたい!と思うような作品でした。 読み終わっても繰り返し読んで結局返すときには4回読んでました。 後ほど自分の分も買いました! | ||||
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シリーズを重ねるたびに長くなっていく「読ませられる作品」なのであります。かったるく感じてしまうでしょうがある程度プロローグ・ハリウッドでの描写の要点を押さえないと楽しめなくなってしまうので気になるところは頭に刻みつけたほうがよさそうです。そしてさらに注意事項としては肝心の御手洗潔の登場が非常に遅いということ。最初からなんてもちろん登場いたしません。なんと7割を越さないと登場しないのです。8割までは行かないですけど。だけれどもそこからのたたみかけは本当にものすごいです。トリックもこちらが予期しないものを用意してくれて驚かされることでしょう。普通の考えではまず思いつかないはずです。面白いのではありますが読むペースが遅い人には1000ページ近いこの作品は非常に圧迫感を感じてしまうことでしょう。それと基本的に著者の作品はグロテスクな表現が多めですので気をつけたほうがいいです。 | ||||
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重厚かつ不可解なデザインの装丁と、意味不明のタイトルのコラボで絶妙な「保存向き」作品。 アトポスとはアトピーのことで、皮膚疾患問題の深層を背景に、療養&研究施設の異色な建築物と「怪人」の「真の姿」に挑む御手洗の痛快劇。 | ||||
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な、長い……。でも面白いのは事実。900頁が大して苦にならなかったから。 でも推理小説としてはもう少し短くできることも事実だろう。実際エリザベート・バートリの物語はほとんど本筋と関係なく(はないが、過去の事実の簡単な記載で充分)余計と受け取られかねない。ただ全体を通す怪奇趣味の一翼を担っているのは事実ではある。 従って本書はエリザベート・バートリに基づく怪奇冒険譚として別に出版し、その怪奇を前提に本書を出版するという形を取ればすっきりするのでは無いだろうか?ヘビーな読者は両方読んで深く作品を味わい、そうでない読者はどちらかの作品を読んで愉しむ事ができる。この作家ならそういう芸当も可能だと思う。是非一考していただきたい。 トリック、犯人に関しては大仕掛けなトリックで唖然とする程。だが、死体をセットの上に突き刺す方法は誰でも分かるだろう。ただ最後の犯人に関しては、推理するための材料が何もなく、アンフェアと言われても仕方がない。 本作での御手洗の登場シーンはやたら格好が良く、ファンでなくても痺れるかも。 | ||||
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サブストーリーが鬱々としてて長いし怖いしグロいしで 読んでるときは半ばほんとに気分が悪くなったりしましたが、 不思議とまた読みたくなる面白さがあります。 怖いもの見たさというか読みたさというか… 推理部分はかなーり強引な気もしましたが、独特な雰囲気を楽しめるって点で 本棚に入ってる一冊です。 | ||||
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「水晶のピラミッド」「眩暈」、そしてこの「アトポス」と、この時期の島田作品はやたらと分厚い大作ばかりですが、はっきりいってどれも成功しているとは言い難い出来です。これらの大作に共通しているのは、作品の世界観を大きく見せようとするためか、無駄に長いサイドストーリーが挿入されていること。「水晶〜」などはふたつもサイドストーリーがあるうえ本筋との因果関係が薄く、読後は徒労感だけが残りました。 この「アトポス」も冒頭から劇中小説という形で、17世紀に実在した[血の伯爵夫人]ことエリザベート・バートリの怪談が語られるので「またか・・・」と少々ゲンナリしていたのですが、読み進めてみるとこれが抜群に面白い。並みのホラー小説も真っ青のスリルと恐怖が約200ページにわたって濃密に展開されています。このエピソードのテンションがズバ抜けて高いためか、残りを占める本筋の方は読めば読むほど徐々にトーンダウンしていき、御手洗が登場する終盤にいたってはメイントリックが予測できたこともあって最早どうでもよくなってしまいました。 正直言って本筋の展開は退屈ですし、各エピソードとのバランスもよくないので作品全体としては散漫に映ります。それでもやはり、冒頭のエリザベート・バートリの物語だけは読む価値が十分にあります。手に汗握るとはこのことで、ここだけ別に出版してもよいくらいの出来です。 | ||||
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コレの前に出てた「水晶のピラミッド」と構成やオチが、とてもよく似てる印象を受けました。 なんか、中核の話に、いろんなエピソードをごたごたつけて、尺を長くしているという構成・・、そのエピソードも直接には関係がなかったりするので、無駄に長いのが頂けません・・。 玲於奈がピンチに陥る死海が舞台のお話なんだけど、玲於奈と御手洗以外に外人しかでてこないし、ピラミッドと同様な得体の知れない建物とかも、共通です。 さいしょにあったエリザベート女史による吸血の話のほうが、本編よりも面白かったかな・・。 | ||||
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多分、京極の影響なのでしょうね。この頃に出版された文庫は、嫌がらせと思えるほど分厚いのが多かったです。東野圭吾がそれを痛烈に皮肉った話を書いてましたっけ。本書もそんな分厚い文庫の1冊で、島田の全著書中で一番の分厚さとなってます。もう、手持ちのブックカバーには入らないし、重くて手が疲れるし、ほんと嫌がらせですよ。原稿多くても、それなりの内容ならいいけど、やっぱり無駄な箇所が多い。寄り道しすぎですねー。伏線といえるほどのものでもない1個の話が「長すぎる序曲」とかで300頁くらいある有様。そこだけでもう長編ですからね。肝心のメインストーリーもなんだかたるい。死海なんか行ったこともないし、そこに建ってるヘンテコリンな建造物ってなことで、もう全く情景が浮かびません(玲於奈と御手洗以外、みんな外人だし)構成とか建物に関してとか「水晶のピラミッド」と酷似してます。もう病気ネタはうんざりだっちゅーの!! | ||||
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わたしも「同じ世界の住民」なので,自分の境遇に腹が立ったりもします。 地下室のトリックとかプロペラとか,現実的にはかなり無理もありますが(私は理系の人間なので),やはり島田氏の作品は「異邦」な香りと地の果て的人間関係(地理的・歴史的両面)の織り成す極限性をぎりぎりのところで読者も楽しむ,という点でほかの追従を許さないものだとおもいます。そうでなければロサンゼルスから死海のほとりへ,ニューオーリンズから横浜まで,話がつながるはずがありません。 私は横浜在住ですが,横浜の異邦性のようなものをそこはかとなく感じたりもします。 | ||||
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『水晶のピラミッド』の次に読む作品です。『アトポス』という題名が、全てを物語ります。御手洗は後半にしか登場しません。推理・謎解きを目当てに読むと、その分量は僅かしか無いと言えます。前半はルーマニアの吸血一族の史実の描写が秀逸です。こんなことが本当にあったんですね。また、阿片に溺れていく中国人の話も興味深く読むことができます。女優レオナの生き様を通して、「遺伝」というものが人格形成にどれだけの関わりを持つのかを考えさせられます。 | ||||
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