アトポス

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評判

アトポスの評価:

4.04/5点 レビュー 23件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(5pt)

とても好きな作品です

読んだのは中学生のとき、友達が貸してくれました。
とても長くて、それでもどんどん読みたい!と思うような作品でした。
読み終わっても繰り返し読んで結局返すときには4回読んでました。
後ほど自分の分も買いました!
アトポス (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社ノベルス)より
4061818856
No.13
(5pt)

先が見えないぐらい長いです

シリーズを重ねるたびに長くなっていく「読ませられる作品」なのであります。かったるく感じてしまうでしょうがある程度プロローグ・ハリウッドでの描写の要点を押さえないと楽しめなくなってしまうので気になるところは頭に刻みつけたほうがよさそうです。そしてさらに注意事項としては肝心の御手洗潔の登場が非常に遅いということ。最初からなんてもちろん登場いたしません。なんと7割を越さないと登場しないのです。8割までは行かないですけど。だけれどもそこからのたたみかけは本当にものすごいです。トリックもこちらが予期しないものを用意してくれて驚かされることでしょう。普通の考えではまず思いつかないはずです。面白いのではありますが読むペースが遅い人には1000ページ近いこの作品は非常に圧迫感を感じてしまうことでしょう。それと基本的に著者の作品はグロテスクな表現が多めですので気をつけたほうがいいです。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.12
(5pt)

蔵書向きの秀作

重厚かつ不可解なデザインの装丁と、意味不明のタイトルのコラボで絶妙な「保存向き」作品。
アトポスとはアトピーのことで、皮膚疾患問題の深層を背景に、療養&研究施設の異色な建築物と「怪人」の「真の姿」に挑む御手洗の痛快劇。
アトポス (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社ノベルス)より
4061818856
No.11
(3pt)

な、長い……。でも面白い……。島田荘司だから仕方なし……。

 な、長い……。でも面白いのは事実。900頁が大して苦にならなかったから。
 でも推理小説としてはもう少し短くできることも事実だろう。実際エリザベート・バートリの物語はほとんど本筋と関係なく(はないが、過去の事実の簡単な記載で充分)余計と受け取られかねない。ただ全体を通す怪奇趣味の一翼を担っているのは事実ではある。
 従って本書はエリザベート・バートリに基づく怪奇冒険譚として別に出版し、その怪奇を前提に本書を出版するという形を取ればすっきりするのでは無いだろうか?ヘビーな読者は両方読んで深く作品を味わい、そうでない読者はどちらかの作品を読んで愉しむ事ができる。この作家ならそういう芸当も可能だと思う。是非一考していただきたい。
 トリック、犯人に関しては大仕掛けなトリックで唖然とする程。だが、死体をセットの上に突き刺す方法は誰でも分かるだろう。ただ最後の犯人に関しては、推理するための材料が何もなく、アンフェアと言われても仕方がない。
 本作での御手洗の登場シーンはやたら格好が良く、ファンでなくても痺れるかも。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.10
(5pt)

グロいし長いけど面白い!

サブストーリーが鬱々としてて長いし怖いしグロいしで
読んでるときは半ばほんとに気分が悪くなったりしましたが、
不思議とまた読みたくなる面白さがあります。
怖いもの見たさというか読みたさというか…
推理部分はかなーり強引な気もしましたが、独特な雰囲気を楽しめるって点で
本棚に入ってる一冊です。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.9
(3pt)

冒頭200ページは傑作

「水晶のピラミッド」「眩暈」、そしてこの「アトポス」と、この時期の島田作品はやたらと分厚い大作ばかりですが、はっきりいってどれも成功しているとは言い難い出来です。これらの大作に共通しているのは、作品の世界観を大きく見せようとするためか、無駄に長いサイドストーリーが挿入されていること。「水晶〜」などはふたつもサイドストーリーがあるうえ本筋との因果関係が薄く、読後は徒労感だけが残りました。
この「アトポス」も冒頭から劇中小説という形で、17世紀に実在した[血の伯爵夫人]ことエリザベート・バートリの怪談が語られるので「またか・・・」と少々ゲンナリしていたのですが、読み進めてみるとこれが抜群に面白い。並みのホラー小説も真っ青のスリルと恐怖が約200ページにわたって濃密に展開されています。このエピソードのテンションがズバ抜けて高いためか、残りを占める本筋の方は読めば読むほど徐々にトーンダウンしていき、御手洗が登場する終盤にいたってはメイントリックが予測できたこともあって最早どうでもよくなってしまいました。
正直言って本筋の展開は退屈ですし、各エピソードとのバランスもよくないので作品全体としては散漫に映ります。それでもやはり、冒頭のエリザベート・バートリの物語だけは読む価値が十分にあります。手に汗握るとはこのことで、ここだけ別に出版してもよいくらいの出来です。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.8
(3pt)

悪くないけど・・・

コレの前に出てた「水晶のピラミッド」と構成やオチが、とてもよく似てる印象を受けました。
なんか、中核の話に、いろんなエピソードをごたごたつけて、尺を長くしているという構成・・、そのエピソードも直接には関係がなかったりするので、無駄に長いのが頂けません・・。
玲於奈がピンチに陥る死海が舞台のお話なんだけど、玲於奈と御手洗以外に外人しかでてこないし、ピラミッドと同様な得体の知れない建物とかも、共通です。
さいしょにあったエリザベート女史による吸血の話のほうが、本編よりも面白かったかな・・。
アトポス (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社ノベルス)より
4061818856
No.7
(2pt)

たるい

多分、京極の影響なのでしょうね。この頃に出版された文庫は、嫌がらせと思えるほど分厚いのが多かったです。東野圭吾がそれを痛烈に皮肉った話を書いてましたっけ。本書もそんな分厚い文庫の1冊で、島田の全著書中で一番の分厚さとなってます。もう、手持ちのブックカバーには入らないし、重くて手が疲れるし、ほんと嫌がらせですよ。原稿多くても、それなりの内容ならいいけど、やっぱり無駄な箇所が多い。寄り道しすぎですねー。伏線といえるほどのものでもない1個の話が「長すぎる序曲」とかで300頁くらいある有様。そこだけでもう長編ですからね。肝心のメインストーリーもなんだかたるい。死海なんか行ったこともないし、そこに建ってるヘンテコリンな建造物ってなことで、もう全く情景が浮かびません(玲於奈と御手洗以外、みんな外人だし)構成とか建物に関してとか「水晶のピラミッド」と酷似してます。もう病気ネタはうんざりだっちゅーの!!
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.6
(5pt)

歴史的地理的冒険を楽しみましょう

わたしも「同じ世界の住民」なので,自分の境遇に腹が立ったりもします。
地下室のトリックとかプロペラとか,現実的にはかなり無理もありますが(私は理系の人間なので),やはり島田氏の作品は「異邦」な香りと地の果て的人間関係(地理的・歴史的両面)の織り成す極限性をぎりぎりのところで読者も楽しむ,という点でほかの追従を許さないものだとおもいます。そうでなければロサンゼルスから死海のほとりへ,ニューオーリンズから横浜まで,話がつながるはずがありません。
私は横浜在住ですが,横浜の異邦性のようなものをそこはかとなく感じたりもします。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.5
(5pt)

死海では、人は沈まない。

『水晶のピラミッド』の次に読む作品です。『アトポス』という題名が、全てを物語ります。御手洗は後半にしか登場しません。推理・謎解きを目当てに読むと、その分量は僅かしか無いと言えます。前半はルーマニアの吸血一族の史実の描写が秀逸です。こんなことが本当にあったんですね。また、阿片に溺れていく中国人の話も興味深く読むことができます。女優レオナの生き様を通して、「遺伝」というものが人格形成にどれだけの関わりを持つのかを考えさせられます。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.4
(5pt)

御手洗の登場はなんと754ページ目!

御手洗シリーズ971ページの長編。並列して発動するストーリーに伝説や過去の重要な事象それ自体をひとつの物語として組み込む手法が加えられ、それらが最後に一つに連環し、一挙にリンクする素晴らしいプロットが完成するという仕立てはここに完成を見たというべきだろう。そのためか御手洗の登場はなんと754ページ目となる。登場の仕方も驚きだ。『水晶のピラミッド』と同様ストーリーを動かす主軸はレオナとなっている。『水晶・・・』がアイーダ、本作がサロメをバックグランドに据えていて、オペラ好きにも響く。併せて本作にも氏の社会問題への氏なりの解釈と警鐘が現れている。その踏み込みの深さが素晴らしい。構成の実験性も高く、文学として素晴らしいと思う。御手洗好きは厚さにめげず挑戦すべし。
アトポス (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社ノベルス)より
4061818856
No.3
(5pt)

御手洗の登場はなんと754ページ目!

御手洗シリーズ971ページの長編。並列して発動するストーリーに伝説や過去の重要な事象それ自体をひとつの物語として組み込む手法が加えられ、それらが最後に一つに連環し、一挙にリンクする素晴らしいプロットが完成するという仕立てはここに完成を見たというべきだろう。そのためか御手洗の登場はなんと754ページ目となる。登場の仕方も驚きだ。『水晶のピラミッド』と同様ストーリーを動かす主軸はレオナとなっている。『水晶・・・』がアイーダ、本作がサロメをバックグランドに据えていて、オペラ好きにも響く。併せて本作にも氏の社会問題への氏なりの解釈と警鐘が現れている。その踏み込みの深さが素晴らしい。構成の実験性も高く、文学として素晴らしいと思う。御手洗好きは厚さにめげず挑戦すべし。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.2
(5pt)

シドニーシェルダン以上に読み始めると止まりません

約900ページもある本で、しかも長い前奏だけで200ページ以上もある大作。でもこの長い前奏が最高に面白い!ここだけで一冊の本にできるくらいの熱い内容。ぜんぜん面白くない200ページ程度の本よりあっという間に読み終えてました。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604
No.1
(3pt)

島田荘司の作品世界を楽しもう

「暗闇坂の人喰いの木」で登場して以来、御手洗探偵と因縁浅からぬ天才女優、松崎レオナ。今回はレオナの主演する映画のスタッフに猟奇的な殺人や嬰児誘拐事件がつぎつぎに襲いかかる。情緒不安定なレオナに容疑がかかるが、決定的な証拠は発見されない。そして舞台はイスラエルへ移る。警察はおろか民家すらない死海のほとりでさらに奇怪な殺人事件がロケ隊に連発。犯人はやはりレオナなのか?かなり長い作品ですが、意外にさくさく読めました。エリザベート・バートリ伯爵夫人(ハンガリーの女吸血鬼)の事績について書かれている導入部分はいくらなんでも長すぎますが、これも作品の雰囲気作りなのでしょう。上海の伏線は本筋から遊離しすぎていただけません。全体に漂う残虐嗜好、トリックを実現す!るため無理に固めた舞台設定、屈折したナショナリズムなど、島田荘司の作品に常に見られる要素が満載です。たしかに読み応えはありますが、散漫な印象を受ける作品でした。
アトポス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アトポス (講談社文庫)より
4062633604