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四日間の奇蹟
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四日間の奇蹟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 101~120 6/11ページ
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最初から最後まですべて読んで、「ホラーは一体何処にあるんだ?」と思いましたが、これはこれで、良かったと思います。恋人のようで、恋人ではないような真理子と敬輔の関係ですが、読んでいるうちに、お互いに魅かれあっているように思えます。私的には、千織と敬輔の関係を、もっと知りたかったです。クライマックスの方は情景が目に浮かぶようです。6月上旬に東映系ロードショーで四日間の奇蹟をやるようなので、とても楽しみにしています。 | ||||
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描写力は確かに新人とは思えぬほど達者です。ストーリーもなかなかでしたが、正直、泣くところまではいきませんでした。かなり早いペースで読めましたが、もう少し短く、三日間の奇蹟くらいでも良かったかもしれません。しかし、無難な作品に受賞させるような変な政治的配慮もなかったと思われる、「このミステリーがすごい!」大賞の意義は大きいかもしれませんね。独自の選考基準でこれからも良作を世に送り出して欲しいものです。 | ||||
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これってミステリー?って感じ。主人公と少女(千織)の特異な状況、関係。彼らの演奏旅行の様子。奇蹟の始まり部分から、「ア、これって」と思ってしまった。それでも、引き込まれて読んでしまった。ラストの部分もいい。ミステリーとして読むのではなく、ひとつの物語として読みました。 | ||||
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感想を一言で言うと、良い本だったと思います。けど、これってミステリーなの??という疑問が残りました。それに私の個人的な嗜好から言うと、奇蹟の部分いらなかったかなってちょっと思ったりします。。。それが起こった時予期していなかったので、えぇっ!?ってなりました。私はもっと千織と敬輔のふたりの話が読みたかった。でもやっぱり心に残る言葉も内容も多かったし、真理子の話もそれなりに感動しました。妙な先入観を持たずに、ただの本として読み始めてもらいたい作品です。 | ||||
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たくさんの人が当たり前に出来ることが出来ない、あるべきものがそこにはない、自分を守るために身に着けているものが知らないうちに誰かを傷つけている。いろんな思いがたった4日間の中に集結したかのように描かれていて前半は面白かったのですが、3日、4日目あたりからちょっと考えさせられるような文章がところどころにありました。人物の中身だけが入れ替わる。というストーリーはこれまでにいくつもありましたがこのお話は、他のさまざまな経緯がストーリーに引き込むのだと思います。入れ替わるだけじゃ、面白くないですしね・・・ | ||||
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帯に書いてるような「魂の奥が揺さぶられる物語」ではありませんでした。しかし、千織のピュアさにはとっても愛しいものを感じました。「あの事故」が起きるまでは引き込まれるように読んでいましたが、「ああ、奇蹟ってこの事なのか。」とわかった瞬間すこし引けてしまったというか、冷めてしまいました。私は千織にどういう形で奇跡が起こるのかとワクワクして読んでいたのですが・・・。真理子が千織をああいう事で利用した形になったのが残念です。千織を主人公にしたピュアなラブストーリーにして欲しかったです。 | ||||
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第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作。そして東映系にて映画公開作品、と話題の作品です。前半部の展開から突然中盤に「あれれ...?ふぇ~ぇぇ!」の展開に。この中盤からの展開ネタは他の作品や映画にも見られる手法かと思いますが、相手を想う気持ちに絡めて感動の世界へ導いていく手法は、結局皆が求めているストーリーなのでしょう。自分も何かあった時にはこういう風に他人に想われたいと....。映画では如月敬輔に吉岡秀隆さん、岩村真理子に石田ゆり子さん、そして千織に尾高杏奈さん(?=よく知りません)がそれぞれ演じるそうです。この本の魅力は、伝えきれない想いをたった四日間の中で表現しなければならないそれぞれの登場人物の心の動きだと思います。映画の中でこの微妙な部分が伝えきれるか楽しみになりました。 | ||||
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物語のポイントなる部分が、映画化もされた某有名小説と同じで、それがわかった時点で、一気に読む気が失せてしまいました。(ストーリー自体は全く違いますが) 私にとっては、大いに期待はずれでした。 映画化されるようですが、「いかにも」というキャスティング。 これでよいのか? | ||||
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人の心はどこにあるのだろうか?人の心は、つねにその人自身の体とともにあるものなのだろうか?診療所に勤める敬輔の高校時代の後輩の真理子。その彼女の不思議な体験。科学では決して解明できないものがそこにはあった。脳の不思議さ、心の不思議さ。私たちは体の中に、もうひとつの宇宙を包み込んでいるのかもしれない。真理子の心が、真理子の思いが、いつまでも敬輔や千織にそっと寄り添っている。そんな気がしてならなかった。 | ||||
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この本を読んで涙が出るとしたら、いわゆる“セカチュー”のような目の幅からどっと出る涙ではありません(わたしはそうでした)。ひとは悩みを抱えながら、苦しみながら生きています。でもきっとそこから半歩でも前に進みたいと思っているはずです(と信じてます)。この本はそんな悩みを持っている人に読んで欲しいです。ゆっくりだけど、やさしく手を引っ張ってくれるような…。持ち続けたこだわりを、時には捨てなければ新しいものも入ってこない。心がよどんでいるなーと感じたら読むといいです。サラサラと~というまではいかないかもしれないけど、チョロチョロ~ぐらいは流れ出すかもしれませんよ。ゆっくり暖まって、いつまでもポカポカする…地熱という言葉が思い浮かびました。 | ||||
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とっても素敵な話でした。そして、人物の描き方が私は好きでした。しかし、ミステリーのジャンルとして考えるとちょっと評価は変わります。まず、物語の軸になる仕掛けが東野圭吾さんの「秘密」と同じであること。そして、ラストの展開があまりにも`奇跡`過ぎること・・ファンタジー小説を日頃読まない私としては、ちょっと感動とまではいきませんでした。(私個人の感想ですからねっ!くれぐれも)しかし、登場人物を映画の役者さん達をイメージして読んだので、その点ではとっても読みやすかったです。ぴったりですしね。結論は、「とってもファンタジーなので、私のような慣れない人はちょっと読みにくいかも・・?」 | ||||
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この本を読み終わったとき、とかく「若い」と思った。小説家を目指す少年が映画を見て、「この作品は最高だ。僕もこんなものを書きたいな」と思ってしまう感じそのままの印象を受けた。表現力がしっかりしているというのは確かにその通りだった。しかし見せ場と思われる個所その全てが、「どこかで見たことのありそう」「オリジナリティに欠ける」と思えてならない。つまらなくはないし別段気にならないならそれはそれで構わないが、新人らしい青臭さが感じられない作品だ。「新人離れした……」と宣伝されているが、まさにその通り、話のネタまで新人から離れた作品だった。 | ||||
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漫画のシティハンターに似たような話があり、どこか見慣れた話でした過剰なプッシュといい『世界の中心で愛を叫ぶ』的なノリと感じる人も多いのでは | ||||
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東野圭吾氏の『秘密』と同じ仕掛け?と感じた方も多いかと思いますが、四日間という限られた時間の中で自分の存在を確認するという点でテーマは大きく異なる気がしました。コピー小説では無く、この作品自体にオリジナリティや存在感があり、『秘密』ファンの私が読んでも感動しました。指を失ったピアニストと精神障害のある少女との演奏旅行、そこで知り合う施設の世話をする女性との心温まるストーリー。このミステリーはすごい大賞受賞作ということですが他の有名文学賞をとってもおかしくない作品かと思います。 | ||||
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色々な意見があるのは当たり前だと思う。しかし「四日間の奇蹟」の設定や内容がある作品に似ているというひとは多いと思うが「だからそれが一体なに?ただ似ているというだけでなぜ非難をするのか自分には理解できない。」「四日間の奇蹟」は「四日間の奇蹟」であり、「四日間の奇蹟が似ていると言われる某作品」は「某作品」でしかない。それは紛れもない事実である。ここまでしっかりとした舞台設定の本を自分は初めて読んだ。四日間の奇蹟の評価が低い原因は幾つかある。そのひとつは書店や出版社等が「泣ける又は感涙する」と大げさすぎるほどの宣伝をして、それを信じて期待したもしくは期待しすぎた読者を落胆させ、せっかくの作品をだめにした部分がある。大げさな宣伝をしなくてもこの作品は、ちゃんと評価されたと思う。 | ||||
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第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作品。 とある事件によりビアニストになる夢を砕かれた青年と、その事件がきっかけで青年と暮らすようになった脳に障害のある少女。 2人は少女の演奏するピアノによる慰問のために様々な施設を訪れていた。 そして、いつもと同じように訪れた山奥の診療所。そこは一般社会とは隔離されたどこか不思議な世界だった。 不思議な光景や出会いを経験したからか、少女の立ち居振る舞いは良い意味で普段のそれとは違っていた。青年は不思議に思いつつも喜んでいた時、ある事件が起こる。 事件がもたらした終焉と再生の奇蹟。 青年と少女が山奥にて過ごした四日間で経験した奇蹟に私は目頭が熱くなりました。 物語は中盤から後半の始め辺りに掛かっても、動きらしい動きはありません。最後の最後にドドッと動きがあり、それまでにじっくりと時間を掛けて張り巡らされてきた伏線が一つになっていくといった構造です。 なかなか動きがなく退屈してしまうのではないかとも思えるのですが、スラスラと読むことができてしまう文体によって引き込まれ、気付いたら読むのを止めることができなくなっていました。 小難しい脳に関する話やクラシックに関する話がスラスラと読めてしまうことに自分でもビックリするぐらいでした。 著者の筆力や恐るべしです。 今や新人賞なるものはたくさんあります。そうすると、応募されてくる作品は星の数ほどあるでしょう。 そんな中でこの『四日間の奇蹟』という原石を見付けた『このミステリーがすごい!』大賞に私は今後とも大いに期待したいと思います。 ソレデハ… | ||||
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第1回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作だが、読んでみたらSFファンタジーだった。前半は会話の長さにやや辟易し、中盤で起こる不思議な出来事には、なーんだ、よくあるネタだと少しがっかり。しかし、この小説の凄さはその先にあった。新人だけあって、とくに前半部の説明のくどさなど、文章に開発の余地はある。しかし、読み進むにつれて、この小説を貫く著者の生命に対する真摯な想いが伝わり、運命に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿に素直に感動できた。過去に映画化された某小説に酷似しているという批判もあるが、荒筋としては確かに似ているかもしれないけれど、テーマ性は全く違うのでは。(某作品は映画しか観ていませんが。)この作品には、障害を持ちながら生きることの困難さ、死に直面した人間の心理、人は何によって生かされているのか、人生の価値とは・・・と、多くの濃厚なテーマが凝縮されている。ミステリーでも、ただのSF小説でもなく、人生哲学が盛り込まれた感動の傑作だった。 | ||||
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書店の宣伝文句に「泣いてください」とあったが泣けなかった。泣けるからといっていい作品とは限らないし泣けないからといって良くはない作品とも限らない。「泣ける」と書けば売れると思い込んでいる(?)書店の姑息さがうかがえる。もともと浅倉氏の別の作品を購入するつもりが、売っていなかったので繋ぎとして仕方がなく購入をしたのだが、本を好きになって初めて数ぺ-ジ読んだだけで「これは、面白いな」と直感した。どう面白いと思ったのか・・・という・・・説明は卑怯な言い方かも知れないが言葉では言い表すことが出来ない。さて読後の感想は「泣かなかったが、感動をした。」ただ欲を言えば説明くさい長ったらしい文章をどうにかして欲しかったしかし読み進むにつれて引き込まれていく。「四日間の奇蹟」を読んで一番印象に残ったのは、「二章 前日-夜」の180ぺ-ジの千織の考えていたことネタばれをしそうなのでここでは書かないが、千織の思いに心をぐっと鷲掴みにされ温かいなにかが、疲れきって傷ついる心に広がっていった。解説に「出会えたことに感謝したくなる傑作」と書いてあるが、本当にそう思う。生意気な書き方だが、これから浅倉氏は作家としてどうゆう風に成長していくのか楽しみだ。 | ||||
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ミステリーとは言うよりファンタジー的要素が強い作品だと思いますが、ドキドキしながら、どんどん読み進みました。ミステリーと知らず買い求め、読み始めましたがミステリーだったのか?という感じもあります。途中まさかこんな展開になるなんて~と思ったりして。しかし心引き込まれる感じに驚きながら読み終わってしまいました。先はどうなるのかと心をせかせる作品でした。主人公がピアニストである為、ピアノ曲に慣れ親しんでいる人は、す~っと入っていけそう。最後は心が温まる感じと人を大切にする心を味わえる作品です。 | ||||
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当初、使い古されたネタや東野圭吾のなんたらって本に似てるなど、あまりイイ先入観で読まなかったのが逆に良かったみたいで、イイ意味で裏切られました^^確かにネタバレ的なところはあるけど、描写力がハンパなくスゴイです!!この本を読んで泣きまではしませんでしたが、読み終わるとどこかしっとりした気分になれるイイ物語だと思います!!リアル鬼ごっこの作者にも、この本を読んでもっと勉強しなさい!!と言いたいです!! | ||||
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