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四日間の奇蹟



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【この小説が収録されている参考書籍】
四日間の奇蹟
四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟の評価: 3.38/5点 レビュー 205件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 1~20 1/6ページ
No.110:
(4pt)

時間をおいてまた読みたくなる本

引っ越しを期に15年ぶりに再読。前に感動したところのページに折り目がついていました。やはり同じところで目が潤みます
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
4796630597
No.109:
(4pt)

泣きはしないが小説の醍醐味に溢れた一作

「泣ける小説」として有名な100万部超えのベストセラーだが、一滴の涙も出なかった。障害、自己犠牲、悲恋…ひねくれ者が鼻白む要素のオンパレードである。しかし、そんなマイナス点がどうでもよくなるくらい、とにかく読んでいる間、「幸福」であった。
資料的に本を読む日々が続いている中、「小説を読んでいる幸福感」を久々に味わせてくれた稀有な一冊。500ページ超えの長編だが、一文足りとも読み飛ばさずに読了した。

このミス大賞第1回金賞受賞作。選評や解説にもあるが、本作は超有名作家の超有名作とトリック(?)が同じという、(まだ世にない小説を発掘することが目的の)ミステリ系新人賞における最大の御法度を犯している。そもそもどう考えてもミステリーではなくファンタジーである。
しかしそんな制約云々よりも、加点主義で純粋に面白いエンタメ性を評価して本作に第1回の最高賞を与えたところから、「このミス」の方向性が決定されたと考えることもできる、このミス史における重要な作品。

ただ、そう書いておきながらも、本作は良くも悪くもこのミス大賞作中、最も「このミスらしくない小説」だった。それは、まだ1回目だからカラーが定まっていないとかそういう表面的な話ではなく、もっと深いところ――文体や台詞回し、構成といった作者の小説に対する態度がこのミスらしくない……いや、「宝島社っぽくない本」のである。
個人的には、講談社ノベルスっぽい本だと感じたが……英米文学感もあった。作者が翻訳業をやっていたからだろうか

「今のこのミス」は良くも悪くもライトでハイテンポで派手なエンタメ小説に振り切っているので、それらと比較すると本作はキャラは薄いし題材は地味。展開は遅く、ひねりの一つもない淡々とした筋立てである。台詞も一文も長すぎるし、描写が丁寧すぎるし深みやメッセージ性がありすぎる。
今のこのミスだったら、7割くらいの文量に刈り込まれて、その上で派手な要素や漫画的なキャラが足され、前半に事件がいくつか盛り込まれ、ラストにはどんでん返しを加えられるのではないだろうか。つまり、改稿ののち隠し玉としての受賞である。

良くも悪くも新人感がなく、「すでにクラシックの風格を備えている」という大森望の選評はまさにその通りだと思うのだが……こういった「非このミス感」は、老害読者には「うんうん、こういった示唆に富んだ文章や豊穣な物語こそ、小説本来の味わいだよなぁ」と嬉しく思わずにはいられなかった。
このミスに限らず、今のエンタメ系小説は先鋭化が進みすぎていて、すぐに漫画化や映像化ができる、「原作」のようなものばかり。そっちのが広くウケるのはわかるが、「それなら初めからシナリオを読むよ」と言いたくなることも多く……
本作は、そんな、「純文学ではないエンタメ小説ではありながらも小説の醍醐味に溢れた作品」だった。(そしてつまり、そのような感慨を起こさせてくれる小説が、個人的に講談社ノベルスに多いと感じていたということだ)

一方、同賞の銀賞、東山彰良の『逃亡作法』、優秀賞の『沈むさかな』、隠し玉の『そのケータイはXXで』なんかは、どれも(今の)このミスっぽく、宝島社っぽい小説だから……そういう意味では、やっぱり第1回というよりも、この小説が特別なのだろう。

読みやすい文章や、綺麗な描写というものはあるが、本作はとにかく「読ませる文章」である。
変な言い方になるが、文章そのものはそこまで大したものではない。ただ、その文章を読ませんとするパワーが凄い。

しかし選評でも「説明を排した描写」と絶賛されているように、描写力や文章力……とくに堂々とした書きっぷりなんかは新人離れした完成度だと思うのだが、文法や語彙、漢字の使い方でところどころ首を傾げてしまう箇所があった。
しかしそれは意図的なものっぽくも見える。翻訳に従事していた作者のこだわりか、癖なのか……
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
4796630597
No.108:
(4pt)

表紙は違う

表情が写真と違うものに代わってました。
変わる前の表紙のこの本に思い入れがあるので少し残念でしたが、内容は当然同じなので…、そこは問題ありません。
大好きな小説です。
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No.107:
(5pt)

読んでいて、綺麗な景色が思い浮かべられ、ピアノの演奏が聞こえてきそう

元天才ピアニスト如月敬輔と、障害をもった少女、楠木千織が体験した奇跡の四日間。

冒頭は小さな音楽室でのピアノコンサート、一片の狂いもない完璧な演奏をする少女、演奏を終えたその少女が無邪気にしがみつくひとりの青年、その手袋に包まれた左手の、不自然に潰れている薬指。
物語の冒頭の数ページで、とくに印象づけたい部分を前面に押し出していくことで、読者の心をいきなりつかんでしまう本書の文章構成はたいしたものだと、とりあえず思わされてしまった。少女の名は楠木千織、青年は如月敬輔。千織は先天的に知的障害をかかえているが、一度聞いた曲はすべて完璧に記憶し、ピアノで奏でることができるという、特異な才能をもっており、それは他ならぬ敬輔によって見出されたものだった。ピアニストとしてその将来を有望視されていながら、とある事件によって左手の薬指を失い、永遠にその道を閉ざされてしまった敬輔にとって、千織はその原因の一端となった憎むべき存在であるとともに、自分が守るべきか弱きもの、その才能をいつくしむべき存在でもあるという、きわめて複雑な関係であることが、本書を読んでいくにつれて徐々にあきらかになっていく。
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No.106:
(4pt)

宿題用

子供の読書感想文用に 内容も面白い
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No.105:
(5pt)

心が。

途中からの展開が予想外でした。
心が暖かくなるっていう表現とは少し違うかな。でもそれになんか近い。
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No.104:
(4pt)

ミステリーというかファンタジーです

「このミステリーがすごい!」の大賞金賞受賞作ということだったので、事件が起き推理をしながら物語を進めていくのかと思いきやファンタジーでした!?
でも読んだ結果、ものすごく感動しました!

脳に原因不明の障害を負った少女とある事件でピアノが弾けなくなってしまった男性。
その二人がとある診療所に訪れ不思議な魅力を持った女性に出会う。それに関わる人達との出会い。
中盤前あたりまでは、黙々と話を進めて読んでいたのですが、中盤以降どんどん物語に引き込まれてしまいました。
四日間の奇蹟というタイトル通り、読後とても暖かい気持ちにさせてくれました。
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No.103:
(4pt)

ミステリ・・・?

ミステリーというよりはサスペンスでは? まあカテゴリの文句はおいといて内容ですよね。 とても綺麗な文章です。 それはもう、広大な景色が眼前に浮かぶぐらいの綺麗な文章です。 見事としか言いようがありません。 が、入れ替わりの要素があまり生かされていないように感じます。 必要あったのか?と思わず突っ込んでしまいました。
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No.102:
(4pt)

感動しました

夢を断たれた音楽家の主人公が、幼き少女に希望を託す。 、が問題発生。 読んでください。
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No.101:
(5pt)

三冊目の購入です

本当に大好きな本で、友達にプレゼントしたりしているので、これで三冊目の購入です。心から感動できます。東野圭吾さんの「秘密」と比べられる方がいますが、それぞれ良さがあって、私は別のものだと思っています。私はどちらも好きですが、あえて言うならこちらの方が深いと思います。
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No.100:
(4pt)

ミステリーではない

けど、楽しんで読めました。最後の、ピアノを弾くシーンは圧巻。
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No.99:
(5pt)

音楽が聞こえてくるような大作

障害の少女と寄り添いながら生きる「元ピアニスト」のスタイルには
好感が持てます。致命的な指の欠けで、どんなに苦しんだことでしょう。
しかし、変わりにピアノ演奏する少女と共に成長する過程や、
聴覚の認識の正確さなど、きれいで緻密な文章には感心しました。
 ありふれた展開かも知れませんが
題材の音楽と合わさった心地良さがあります。
 いつものように二人は招待演奏に出かけますが、高原の
施設で過ごすことが、不思議な奇跡を呼びました。
後半は、どんどん読み進められます。月光の曲が聞こえるような場面。
 少女と青年の成長は、厭な事件の思い出の地「ドイツ」に向かわせます。
生きる路が見いだされたラストに満足しています。
 ページ数の多いことが、この物語の良さです。
じっくり腰をすえて読む方には、お勧めです。
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No.98:
(4pt)

素直に読めば 泣ける本! 

説明が長いのが欠点だが、作者はそういう事にこだわるのだろう! 主人公と千織のピアノ巡業になると、ぐいぐい引き込まれてくる。
う〜ん ファンタジーかSF小説か? 奇跡が起きてくる。

浅田次郎ファンですが、鉄道員(ぽっぽや)、メトロ(地下鉄)に乗って、
と似ているなぁ〜と途中で感じつつ、泣けました!

新人のデビュー作にしては
大したもんですよ!
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No.97:
(5pt)

良かった


結構否定的な意見もあるようですが、
私はすごく感動した。
涙とか、そんなんじゃなくて「魂が感じられる」って言うか…。

素敵な作品だと思います。

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No.96:
(5pt)

まさに奇蹟

ベートーベンのピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」という曲は
予備知識として聞いておいた方が感動が増すかもしれません。
ヴラデミール.アシュケナージという人の演奏はオススメです。

このミスの第一回大賞という事で読んでみました。現実離れした設定でしたが、
「だから奇蹟と言うんだろうな」と思うと納得せざるを得ませんでした。
でも描写力があり後半以降は熟読してしまいました。そして最後は感動でした。

このミス大賞作ですが、ファンタジーっぽい内容です。
まぁ、「奇蹟」が題材なのでいいのかな?....という事で甘めに☆5です。

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No.95:
(5pt)

"生"と"死"に正面から向き合った、命の傑作

100万部を超えるベストセラーで、映画化もされたらしい良作。 さっき読み終わったのだが、本当に凄い。 一言で言うと、 「"生"と"死"に正面から向き合った、命の傑作」 生きる意味を考えさせられる。 自分の人生に自信をつけさせられる。 そんな心動かされる、感動の作品だった。 個人的には、ミステリーの趣向よりも主人公の少女のかわいさに虜になった。 知的障害者の彼女が、ことあるたびに「あん?」とか「おうっ」とか発する声に思わずほころんでしまう。 筆致に暖かさが感じられるから、とても感情移入しやすいというか、作中の世界に入り込んでしまうよう。 ベートーヴェンの夜のソナタ(通称は月光)、ショパンのノクターン第2番など、私の好きな曲が奏でられるところも良かった。 読み終わった後は、感動が渦を巻いて居座っている。
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
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No.94:
(5pt)

「このミス」大賞受賞も納得の出来、読んで後悔なし

物語を読む、というよりは人生について考えられさせられる内容の本でした。「何故自分は生きているのか?」「誰のために?」「何の目的で?」「自分が死んだらどうなるのか?」悩むのは主人公だけではありません。読者にも問いかけているように感じました。私としては、第一回「このミス」大賞受賞!というのも納得。なので星5つ!!
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
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No.93:
(4pt)

タイトルどおりの「四日間の奇蹟」

主人公の指をなくしたピアニスト、サヴァン症候群の天才少女、これだけでも「レインマン」ばりの面白さにもかかわらず、そこに素敵な女性が現れて、しかも実は彼女は主人公に恋焦がれていた、という設定だからもう大変。しかも、さらにさらにまさにタイトルどおりの「四日間の奇蹟」。これらの定番ともいえるベタ設定をうまいこと利用して、うまいこと組み合わせた作品。
脳と心って、どうなってるんだろうねぇ。昔のエジプト人は、脳ってのは、鼻水を作る臓器と考えていたという。なので、ミイラには脳がない。そのころから、心ってのはやっぱり心臓の辺りにあるもの、って考えられていたのかなぁ。もしくは、実態のない何か?死んだ後の体重は、死ぬ前の体重よりちょっと軽くなる、というのもよく聞く話。実際、モノを考えているのは脳なんだろうけど、なんで物質のカタマリである脳がいろいろ考えたり感じたりすることができるか、なんとも不思議ですなぁ。。ただ、ニューロン間のシナプスで電気信号により伝達物質が受け渡されるだけなのに。。と、いったことを考えさせられる作品でもあり、話の構成上、実は奇蹟が起きていたわけではなく、単に解離性同一性障害である可能性も示唆されている辺りもこの作品をSFファンタジーに終わらせない要素である。
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
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No.92:
(5pt)

過去これほど何度も泣いた本は無い

これはやばいだろ。
ってくらいに泣きました。電車で読んでいても、細切れで読んでいても、すぐに感情移入してしまう。物語の最後には声をあげて泣き続けてしまった。(思い出した今は鼻の頭が赤い。。。。。)
読み進めて真理子のやさしさ痛いほど感じたからこそ、搾り出すように苦しさを語る彼女から目を離せなかった。救ってあげたかった。真理子を抱きしめてあげたかった。
神様がくれた四日間はとても長く読み終わった今となってはとても短かった。この作品を読んで、自分も救われた部分があったかもなぁ…って思ってたりして。
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
4796630597
No.91:
(4pt)

長い!

とにかく、いつになったら本題に入るんだ?と思いながら読んでいました。半分くらいよんでもまだエンジンがかかってこないような感触でした。それもこれも、おそらく説明する文章が多すぎるんだと思います。台詞の中にも説明するような文が多かったし、どうでもいい台詞も多かった気がします。
 でも話自体は結構好きです。もう少しまとめてくれれば星5つだったかも。
四日間の奇蹟Amazon書評・レビュー:四日間の奇蹟より
4796630597

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