■スポンサードリンク
四日間の奇蹟
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
四日間の奇蹟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 201~205 11/11ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あらゆる新人賞を辛らつに批評し続けてきた「このミス」の新人賞だけに大きな期待と若干の懐疑が入り混じった気持ちで手に取ったが、不幸なことに後者が当たってしまった。メインアイデアが有名な先行作品と同じであることは問題ない...と言いたいが、ここまで似ているとちょっと首を傾げざるを得ない。そのアイデアを借りてさらに優れた物語を紡ぎ出すことができているのなら、その点は目を瞑ってもいいし、その心意気に拍手喝采してもいい。しかし、僕にはそこまでの出来とは思えなかった。全体によくできた話ではあるし、最後まで緊張の糸が途切れぬまま読ませる筆力・構成力は大したものだと思う。しかし、そこでとどまってしまっていて、それ以上に突き抜けるものはない。<以下、ネタばらしとまではいきませんが、物語のプロットについてヒントを与える記述があります。ご注意ください>これが癒しの物語として読者に感銘を与えるためには、癒される以前の登場人物の苦悩がポイントになるはずだ。ところが、その苦悩といったらいかにも作り物めいて深みにかけるし、その描き方一つ取っても声高に叫ぶだけで胸に迫ってこない。(その点「スキップ」や「ターン」の北村薫はほんとに上手い。)さらに、絶望したその人物の取る行動ときたら物語に刺激を与えるための下手な小細工としか思えず、もうそれだけで僕はゲンナリしてしまった。また、結末ももうひと工夫あってよかったのではないか。と貶してはみたものの、最後まで一応楽しめたので、まあ許してあげようか。あの「このミス」の新人賞だからといって入れ込みすぎてしまったのがいけなかったんでしょう。ミステリ新人賞最高峰の乱歩賞にだって「これが?」ってやつがあるし(というか、そっちの方が多いかも)、しょせん新人賞なんてこんなもんなんでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このミステリーがすごい大賞という、新しい文学賞の受賞作である。全体を読んでの印象は、ミステリーと言うよりも、村上春樹の文体と似ていて、世界観も同じである。死と再生を、一人称で見つめる。登場人物も、主人公と、死を背負った女性、生の中でもがく女性であり、『ダンスダンスダンス』、『ノルウェイの森』、『羊をめぐる冒険を』を読んだ読者にとっては、これ何?という感じである。出版社(宝島社)は、面白くなければ返金するという、著者のサイン会を発売に先駆けて、開催したが、面白いか面白くないかは、最後まで読ませて判断するものである。購入時、同じように並んでいた、海辺のカフカを購入せず、この本を選んだのは、『このミステリーがすごい大賞』の受賞作だからである。しかも、巻末の選考委員の選評にあるように、ネタそのものは、東野圭吾の『秘密』、ダニエルキースの『アルジャーノン・・・』をあわせたようなもので、精神医学その他についても、多島斗志之の『症例A』にはかなわない。何よりも、読み始めて、次のページをめくりたくなるかが問題であるのに、返金とか言う問題ではない。この先が、もしかして、あの作品・・・?と思わせるミステリーなど聞いたことが無く、それを苦言や短所とせず、四人の選考委員(現役作家ではない)が揃って、そんなことは問題ではないと選評するのには呆れる。他のどのようミステリーやエンター系の新人賞の選考委員(現役作家)も、まさか、『どひゃー・・』ではじまる選評を書いたりはしない(巻末にある)。ミステリーやサスペンス、新本格やメールなどを、誰も考えていないトリックや推理を、懸命に書き込んだ作品を読みたいからこそ、書店でお金を払って購入する読者に対して、これでは、はじめから、『これはミステリーではない大賞』と断って売るべきである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ãã¬ã³ã¼ãä¼ç¤¾ã§æ'楽系ã®ãã£ã¬ã¯ã¿ã¼ã'å¤ããçµé¨"ã®ããæå¹ç"ã¾ãã¨ãã£ã¦ãæ¬æ¸ã¯ã"ã¢ãã¹ãã¨è³ã«é害ã'æã£ãå°'女ã¨ã®ã鳿¥½ã«æ·±ãã"ã ãã£ãåç"ã®ç©èªãã"ã¢ãã'å¼¾ã'ãªããªã£ãã"ã¢ãã¹ãã¨ãè³ã«é害ã'æã¡ãªããé³ã®å¤©æã§ããå°'女ããå°ããªã"ã¢ãã³ã³ãµã¼ãã'é-ãããã«å°ããªç¦ç¥æ-½è¨ã'å·¡ã£ã¦ããããã"ãªä¸æ-¥ã«å§ã¾ããåæ-¥å¾ã«çµããçããç¾ã-ããç'ã-ã®ãã¡ã³ã¿ã¸ã¼ã»ããã«ããã'ã¥ã¼ãã³ãªãã¼ãã ã¼ã"ã¼ã'è¦ã¦ãããã®ããã§ï¼ä¾ãã°ãã¬ã¤ã³ãã³ãï¼ãããããã¤ã-ãå½¼ãã辿ãçããå±±ä¸ã®ç¾ã-ãè³ç¥çµé-¢é£ã®ç "ç©¶æ-½è¨ã§ã®ä»è·ã®è©±ã«ç§»ã£ã¦ãããã©ã"ããã¹ããªã¼ï¼ãããã-ãç-'åã'ããä¸ç¬ã®ã§ãã"ã¨ãå"çªã«è¡¨é¡ã®ãå¥è¹ãã®å§ã¾ãã«å¤ãã¦ãããèµ·æ¿è»¢çµã¨ããå½¢ã§ã®ã¯ã£ãã!!!ã-ãæ§å³ãã"ã®ä½å"ã«ããã"ã¨ãããããã"ã"ããã¯ãã ãã ã¯ã©ã¤ããã¯ã¹ã¸ã¨æµéº-ã«éªå'©ãè¾¼ã"ã§ããç©èªã®ä¸»è»¸ã®ç¢ºãããããã°ããããã¹ããªã¼ã§ãããã©ããã®ç-'åã¯ã¨ããããã"ã"ã¾ã§ã®å¿ã'æãã¦é¢ããªããã®ãããªçè'ãã䏿¯ããããã³ã³ãã¯ãã«ãã£ã¦è¸ãå§ããããè³ã®ç "ç©¶æã¨ããç§'å¦ã®è±¡å¾'ã®ãããªå 'æã¨ãè³é害ã®ç¡å¢ãªå°'女ãæã'失ã£ãã"ã¢ãã¹ãã®èªãæã¨è¨ºçæã§åºä¼ããå·ã¤ãã¦ãªããç®èº«çãªã'ãã¤ã³ãæ¨åãæ»ãçºããã¤ãå¤ã¨é¨ãå±±ä¸ã®ç¾ã-ãå...æ¯ã¨ãå¿ã®éããããããåã®æ¶ã礼æå ã«é¿ããæå...ãã®æ²ãæã...ã®å¤¢ãããã©ã"ãã§è¦ããããªãè'ãããããªè©±ã§ããã¨æããå°èª¬ã¨ã-ã¦ãã¾ãã«ã¾ãåãä½"é¨"ã'ã-ã¦ããã¨æãèªè...ãå°'ãªããªãã¨æããããã ã'ã®çåã¨æ§æã!!!ãããçã«ã¹ãã¼ãªã¼ããªã³ã°ã'æã£ãä½å®¶ã®æã«ãªãæ'ãã®ç©èªã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラスト50ページは確かに読ませる。中盤まではシオリをはさむ回数が多かった。ただ、「ラストは感動する」と、多くの評論家がいってるので、それを目当てに読み進んだ、という感じもする。ある作品とネタがかぶるが、それはあまり気にならなかった。正直な話、大絶賛のわりには・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「このミステリーがすごい!」大賞第1回受賞作にふさわしい作品。ふだんから本に親しんでいる読者なら、また、本にではなく映画に親しんでいる読者にも、この作品を読み進めて行くと、ある時点で有名な別の作品が頭に浮かぶだろう。ヘタなミステリー・推理小説なら、その時点で読了してしまったかのように白けてしまうのだが、この作品はそうではない。実は、その部分に至るまでのページ数もかなりのもので、そこからこの作品の本質的なストーリーが始まるといっても過言ではないのだが、それも感じさせずにそこまでの枚数、そして後半を一挙に読破させてしまう作者のすばらしい力量がある。四日間という区切られた期間を長編で丹念に追う筆致は、そうした読者をがっかりさせてしまう可能性をまったくと言っていいほど排除している。事故でその才能を活かせなくなった音楽家、その事故をきっかけに音楽家と暮らすことになり、その才能を受け継ぎつつある少女、また、彼らの人生にとって重要な役割を果たすことになるもう一人の登場人物。彼らの織りなす心情が、作品を通して登場するピアノ曲のように細やかに、そして激しくつづられていく。そうした彼らに訪れた再度の転機となる第二の大きな事故後の数日間のストーリーは、陳腐な表現だが涙無くしてページを繰ることができない。この「四日間の奇蹟」は、巻末の選評にもあるように、「有名な先行作品」を持つことが弱点であるどころか、それを超えて新たな定番になると言ってもいいくらいの作品と言えよう。惜しむらくは、読者たる私に音楽の素養がまったくないことくらいだろうか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!