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四日間の奇蹟
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四日間の奇蹟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 21~40 2/11ページ
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何が面白いのか、どこで感動するのかわからなかったです。子供を産めない女性への扱いがヒドイな、という印象しか残らない。 大賞を取ったらしいですが、どういう選考システムなんでしょうか。 | ||||
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途中までは素晴らしい 流暢な文章もあり、知的障害を持つがピアノを上手く弾ける少女と、指を失いピアノが弾けなくなった男というコンビがどういう出来事に関わることになるのかと期待ができる始まり方をしてくれる が、それが途中で一転、魅力的な千織はフェードアウトし、ただの普通の女性である真里子と主人公の どうにも面白みの無いただの会話劇に成り果ててしまう そこからがとにかくつまらない タイトルで四日間と区切られているのでその四日の間に何か起こるのだろうと誰もが予想するだろうが、 その間最初の奇跡を除き特に起こることはない。ただ会話してるだけだ そしてラストもどうかと・・・・ 確かに知的障害は生きていくうえでハンデになるものだが、だからといってあんな解決は興ざめだ そこは努力で何とかするべきだっただろう とにかく文章は上手いので読むのは容易いが、そこまで読むほどの本でもないだろう | ||||
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障害の少女と寄り添いながら生きる「元ピアニスト」のスタイルには 好感が持てます。致命的な指の欠けで、どんなに苦しんだことでしょう。 しかし、変わりにピアノ演奏する少女と共に成長する過程や、 聴覚の認識の正確さなど、きれいで緻密な文章には感心しました。 ありふれた展開かも知れませんが 題材の音楽と合わさった心地良さがあります。 いつものように二人は招待演奏に出かけますが、高原の 施設で過ごすことが、不思議な奇跡を呼びました。 後半は、どんどん読み進められます。月光の曲が聞こえるような場面。 少女と青年の成長は、厭な事件の思い出の地「ドイツ」に向かわせます。 生きる路が見いだされたラストに満足しています。 ページ数の多いことが、この物語の良さです。 じっくり腰をすえて読む方には、お勧めです。 | ||||
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説明が長いのが欠点だが、作者はそういう事にこだわるのだろう! 主人公と千織のピアノ巡業になると、ぐいぐい引き込まれてくる。 う〜ん ファンタジーかSF小説か? 奇跡が起きてくる。 浅田次郎ファンですが、鉄道員(ぽっぽや)、メトロ(地下鉄)に乗って、 と似ているなぁ〜と途中で感じつつ、泣けました! 新人のデビュー作にしては 大したもんですよ! | ||||
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最後はあれじゃダメでしょ。 あくまで千織は今までの千織で生きていかなきゃダメでしょ。 障害者に対して失礼です。 | ||||
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結構否定的な意見もあるようですが、 私はすごく感動した。 涙とか、そんなんじゃなくて「魂が感じられる」って言うか…。 素敵な作品だと思います。 | ||||
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ふらっと入った古本屋でタイトル買いした『君の名残を』がとても面白かったので、『四日間の奇蹟』も読んでみました。 説明調なセリフ、良い歳の女の女子セリフ、無理やりすぎで引いた事故、先の読める展開。 ありのままの千織、というか障害を否定された気がしたので残念でした。 読んですぐに古本屋に売りに行きました。 | ||||
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ベートーベンのピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」という曲は 予備知識として聞いておいた方が感動が増すかもしれません。 ヴラデミール.アシュケナージという人の演奏はオススメです。 このミスの第一回大賞という事で読んでみました。現実離れした設定でしたが、 「だから奇蹟と言うんだろうな」と思うと納得せざるを得ませんでした。 でも描写力があり後半以降は熟読してしまいました。そして最後は感動でした。 このミス大賞作ですが、ファンタジーっぽい内容です。 まぁ、「奇蹟」が題材なのでいいのかな?....という事で甘めに☆5です。 | ||||
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真理子が元々余命半年とかだったらまだ納得できたけど、千織がいなければ多分事故に遭わなかったと思うので、なんか悲惨すぎる。最期真理子が死なない方が素直に感動できたかな。 登場人物が説明のためにしゃべりすぎて興ざめすることが何度かあった。いろいろなことが都合良すぎだなあと思って読んでいたが、途中から感情移入してきたのだけど、最後恋心を真理子が千織に伝えるみたいな部分でガッカリした。千織は腹話術の人形状態で可哀相だ。 この作者は「君の名残を...」が最高によかったので期待したが、これは微妙だった。 | ||||
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展開が強引過ぎてついていけず、あらゆる事柄がご都合主義過ぎているように思える。 如月の過去も壮絶というほどではなく、言い訳作りの為に用意された事件のようで何の感慨も得られない。 真理子は真理子で十分幸せで充実した人生だと思えるし、彼女が死んだところで読者は何の悲しみも湧いて来ないのではないかという疑念が読み進めるごとに強くなり、まず死を迎える展開になんてしないだろうと祈りにも似た思いがあったが無駄だったようだ。 そもそも、偶然の事故で命を危うくして何が奇蹟なのかと……神が起こした奇蹟なら私はハリセンで突っ込みいれてることだろう。 ただのつまらない小説というだけならレビューなんてする気も起きなかっただろうが、時間を掛けて500ページを読んだので正直なところ腹が立つ。 実際、ページ数の割りに内容は薄く無駄な文章もあり表現力もそれほどないのだから、もっと短くまとめてもらいたかった。 何より許せないのは、感動作と謳ったPOPや帯だ。 感動できる面白い小説なんて幾らでも在る。本当に幾らでもあって涙なしには読めない作品も在る。 だが、この作品だけは違うと断言できる。 伏線が云々、文章力が云々と誉めそやした煽り文句には嫌悪を感じるし 自己犠牲がどうこうといった書評には溜息と苦笑が同時に漏れたくらいだ。 こんなものを読むくらいなら私はカミュの「異邦人」を30回は読み返していたほうがよかった。 | ||||
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”このミス”の大賞作品だと言うので読んでみたのですが、 設定は使い古された物だし、 本来、好感を持たさなければならない準主役の真理子の キャラが最初は良かったのですが後半は 自己中のとんでもなく嫌な女に書かれていたりで 泣けるどころか読み進めるがきつくなりました。 言葉の使い方などにも矛盾点や不快な部分も多々有り、 だらだらと何を言いたいのか分からない文章に これだけのページを使う意味を感じられませんでした。 浅田次郎なら同じ題材ををこの半分でもっと素晴らしい作品に 仕上ていたはずだと思えば、時間の無駄以外何物でもなかった の感はぬぐえません。 第1回の大賞ですから該当作なしにはしたくなかったのかもしれませんが、 これを選んでしまった書評家の先生方にはがっかりです。 | ||||
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100万部を超えるベストセラーで、映画化もされたらしい良作。 さっき読み終わったのだが、本当に凄い。 一言で言うと、 「"生"と"死"に正面から向き合った、命の傑作」 生きる意味を考えさせられる。 自分の人生に自信をつけさせられる。 そんな心動かされる、感動の作品だった。 個人的には、ミステリーの趣向よりも主人公の少女のかわいさに虜になった。 知的障害者の彼女が、ことあるたびに「あん?」とか「おうっ」とか発する声に思わずほころんでしまう。 筆致に暖かさが感じられるから、とても感情移入しやすいというか、作中の世界に入り込んでしまうよう。 ベートーヴェンの夜のソナタ(通称は月光)、ショパンのノクターン第2番など、私の好きな曲が奏でられるところも良かった。 読み終わった後は、感動が渦を巻いて居座っている。 | ||||
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大賞受賞作とは知らず読みました。 内容はありきたりな感じですが、読んでいくうちに入り込み一気に読んでしまいました。 大賞受賞作だと知るとそこまでの作品かは疑問ですが、心温まる感動する本だと思います。 確か映画化や漫画にもなったみたいで映画は見てみたいです。(レンタルであるなら…) | ||||
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物語を読む、というよりは人生について考えられさせられる内容の本でした。「何故自分は生きているのか?」「誰のために?」「何の目的で?」「自分が死んだらどうなるのか?」悩むのは主人公だけではありません。読者にも問いかけているように感じました。私としては、第一回「このミス」大賞受賞!というのも納得。なので星5つ!! | ||||
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脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で一つの奇蹟に遭遇する。 導入部分が巧い、巧い。 「脳に障害を負った少女」と「ピアニストの道を閉ざされた青年」の身の上話が秀逸。 これは同情なのか。 とにかく感情移入しまくりました。 いつのまにか、主人公と一緒に千織を見守っている。 そして、真理子。 かなりしゃべるが、その語りに含まれている熱っぽさがたまらなくいい。 そう、導入は完璧なのだ。 評価が分かれているのは、その後の展開でしょう。 なぜそっちにいってしまった というのが正直な感想。 あまりにも「秘密」と被り過ぎでしょう。 私は「秘密」がとても好きなので、読みながらどうしても頭にチラつき、熱が冷めてしまった。 導入部分からもわかるように、この作者ならファンタジー路線に走らずとも、十分魅せられただろうと思う。 もったいない。 この作品はあまり好きになれなかったが、この作者は好きになれそうです。 また他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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圧倒的なつまらなさです。正直面白くなさすぎて逆に読めました。 ピアニストがたまたま指を撃たれるって・・・偶然出会った少女を守ったとか・・・。 どうしようもないご都合主義、少しは考えてよと言いたくなるいいかげんな設定、ありきたりすぎるストーリー、個性の無い薄っぺらい登場人物。 人気さえ出ればなんでもいいんでしょうけどいくらなんでも・・・。 | ||||
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まるで白昼夢でも見せられているかの様なリリックな冒頭には思わず瞠目した。これは一年に一度出逢えるか否かの作品ではないだろうか?そんな言い様のない期待感が沸々と胸に込み上げてきた。 だが、話が進むにつれ、高尚な抽象画だった筈の絵画は急速に輪郭を崩し始めた。クラシックの荘厳さや過去の悲劇という鍍金を塗っただけのグラフィティだという事に感づき始めたからだ。 何故か急速に存在感が希薄になる主人公。うんざりするくらいの登場人物の長口舌。そして、肝腎のネタが直木賞候補にもなった某超有名ミステリの二番煎じだとわかるに至る。最初の興奮は一体何だったのかと、まだ中盤なのに既に腰砕けに終わってしまう。 作品も残念だが、選評もこれに輪をかけて酷い。選考委員が口を並べて「これは二番煎じではあるが」と前置きした上であれやこれやと持ち上げているのには、余りの滑稽さに失笑さえ漏らしそうになった。 この著者は恐らく、筆致自体は一般のそれを遥かに凌駕した才覚を持っているのだと思う。それだけに、よりによって何でネタがこれなんだ?という疑念だけが最後まで拭えなかった。 | ||||
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頂き物の本に混じっていたので読みました。 第一章の時点で自己陶酔的文章と古臭い台詞まわしに嫌気が。。。 いつもなら読むのを止めるのですが、裏表紙に第一回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作・「描写力抜群、正統派の実力」「新人離れしたうまさが光る!」「ここ十年の新人賞ベスト1」と大絶賛だったので、本当かどうか確かめるために最後まで読みました。 結果は時間の無駄でした。 展開には違和感があるし、長台詞も必要性を感じない。細かい描写も的確ならいいんですが、やり過ぎな長文は邪魔なだけです。 話を進めるための強引な事件が起こるのはまぁいいんですが、それを補って有り余るだけの人間性あふれる内容でもないんですよね。主人公には魅力を感じないし、女の子のキャラクターも死んでるし、女性の描写も駄目ですし。 人の悲しみや優しさって、もっともっと深いものじゃないですか?解っていない人が人間の表面だけをなぞったような、薄っぺらな物語でした。 この作品の大賞受賞によって、埋もれてしまった数々の作品が気の毒です。熱い感情や素晴らしい人間性をぶつけた作品はもっともっとあるはずなのに、出版社も選考者も作品を世に出す責任を今一度考えて欲しいものです。 あとがきにて、大好きな書評家の茶木則雄さんがこの作品を大絶賛していたのでかなりショックでした。私にとってはこれが最大のミステリー。 | ||||
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主人公の指をなくしたピアニスト、サヴァン症候群の天才少女、これだけでも「レインマン」ばりの面白さにもかかわらず、そこに素敵な女性が現れて、しかも実は彼女は主人公に恋焦がれていた、という設定だからもう大変。しかも、さらにさらにまさにタイトルどおりの「四日間の奇蹟」。これらの定番ともいえるベタ設定をうまいこと利用して、うまいこと組み合わせた作品。 脳と心って、どうなってるんだろうねぇ。昔のエジプト人は、脳ってのは、鼻水を作る臓器と考えていたという。なので、ミイラには脳がない。そのころから、心ってのはやっぱり心臓の辺りにあるもの、って考えられていたのかなぁ。もしくは、実態のない何か?死んだ後の体重は、死ぬ前の体重よりちょっと軽くなる、というのもよく聞く話。実際、モノを考えているのは脳なんだろうけど、なんで物質のカタマリである脳がいろいろ考えたり感じたりすることができるか、なんとも不思議ですなぁ。。ただ、ニューロン間のシナプスで電気信号により伝達物質が受け渡されるだけなのに。。と、いったことを考えさせられる作品でもあり、話の構成上、実は奇蹟が起きていたわけではなく、単に解離性同一性障害である可能性も示唆されている辺りもこの作品をSFファンタジーに終わらせない要素である。 | ||||
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設定がどうだの、これはミステリーではないだのといったことはさておいても、一言で言うと長すぎ。くどい。感動の押し付け感が強い。とりわけ登場人物の饒舌さは読むのに苦痛。もっともっと刈り込んで短く出来るのでは?短編であれば、もっとさらっと、余韻の残る感動を与えていたのでは? 巻末の解説は手前味噌なぐらい褒めすぎなのだけど、ほんとにそう思ってるの?と突っ込みたくなった。新人賞の作品主義化に異論を唱えていたが、これも作品主義な選択なのでは?原石というにはちょっとあざといぐらい出来すぎてるんですが・・・ | ||||
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