■スポンサードリンク
猿丸幻視行
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
猿丸幻視行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大学卒業前の青春を書いた「ぼくらの時代」と伝奇SF「猿丸幻視行」が一緒になっているのは違和感を覚えるかもしれませんが、どちらも乱歩受賞作だけあって、読み応えは十分。当時のミステリの中で、この2つが受賞したという意味合いを考えさせられる貴重な一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第26回江戸川乱歩賞受賞作。ずっと昔から気になってはいたのだが、いままで読む機会がなかった。ミステリというよりはSFだと思うのだが、ミステリの範囲はすでに20年前にここまで広がっていたのだな。 話は面白い。よくできているし、よく調べてある。特に、人麻呂から猿丸になったのではなく、その逆であるとという発想が秀逸。ただ、暗号解読のくだりと、終わりの方で会話だけで謎の解明がなされるところがややわかりにくい。 また、あくまでも折口の目で見たものしか知り得ないはずなのに、そうなっていない部分もあってちょっと残念。 しかしこれを26歳で書いたというのだから大したものだ。世の中にはすごい人がいるんだなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第26回の江戸川乱歩賞受賞作。 ややSF的なアプローチで始まるものの、猿丸太夫=柿本人麻呂説と”いろは歌”の謎を解き明かしていくストーリイ。”いろは歌”を使った暗号ミステリーも舌を巻くが、歴史ミステリーとしても充分成り立つと思う 謎解きの最後で出くわした、本編最大の謎に関しては未消化であるが、この展開ならば納得が行くだろう。 一気に読んでしまう筆致は、当時まだ若かった筆者を考えると小気味良く、また、かなりの博識振りが伺えた。 謎に迫る中で、以後『逆説の日本史』を上梓している筆者の片鱗が垣間見られるのは興味深い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!