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夏への扉
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【この小説が収録されている参考書籍】
夏への扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全493件 461~480 24/25ページ
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冷凍モノは「人生逃避」だと思っていました でもそうではないぞ。と思えた小説 SFだけれどSFじゃないような気もする。 疑問が残り、作者様に質問してみたい部分もある だけど「心情」でそんなのいいじゃないの! と乗り越えられる魅力があります。 読んだ後に 「これが2回目の時間と思ったらどう?」 と単純に思うと、気が晴れた。 今現在、逃げ出しちゃいたい願望がある人はゼヒ! | ||||
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家の本棚で埃をかぶっていましたが、 爽やかな題名に思わず手が伸び、読んでみました。 ああ、こんなSFもあるのか、とその手法の見事さに感服。 未来でも現在でも、過酷な環境にウジウジせず、肝の据わった主人公が 見てて爽快でした。 友人に恋人に騙されながらも、最後に主人公を救うのは人と人との絆。 逆境は素敵なハッピーエンドに繋がる伏線。 読後感は、その題名に相応しい爽やかで、暖かなものでした。 名作の誉れ高い作品です。是非読んでみてください。 | ||||
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とにかく読後感がさわやかで、頭の中で映像化しながら読むことを存分に 楽しめる作品です。およそ50年前の作品ですが、人間、技術、そしてもちろん 猫も、根本の部分では変わらないことを改めて教えてくれます。 主人公は発明するエンジニアで、仕事以外はちょっとダメな情けない、 けどへこたれないタイプ。おそらく当時の「オタク」の理想像では? 他の登場人物達も魅力たっぷりです。主人公とともに技術者魂を体現する チャック、誇り高く、媚びることを知らない「護民官」ピート、そして彼の 天敵であり、素晴らしい対比で描かれているベル、とことんイノセントな サットン夫妻、禁断の技術を操るトウィッチェル博士、皆、俗であり 人間臭くもありながら、信念を持って主人公と接し、このドラマを盛り上げて います。そしてタイムトラベルものの宿命であるパラドックスを綺麗に 「かわいく」決着させるリッキィ。 登場人物だけでなく、社会・風俗・小道具も魅力的です。この物語の時間軸は ちょっと複雑で、1957年に1970年の世界が現代として、そして未来が2000年 となっています。つまり、ハインラインは二つの未来世界をこの作中で描いて います。両方の未来の社会・生活の描写がまた楽しい。ただ単に、当時の生活 や家電・生活用品類が高機能化しているのではなく、説明を読むと「ああ、 なるほどね」と納得を通り越して感心してまうほどのリアリティがあります。 細部は読んでのお楽しみだが、例えば未来の洋服なんかは、とても魅力的で 着心地まで想像してしまい、その快適さに思わず頬がゆるむ程です。 SFであり、冒険活劇、仇討ちものでもあり、また淡い恋愛小説の一面もあり ますが、個人的には自分の中の眠っていたピート的な部分が一番刺激され ました。「ライ麦畑で~」のホールデンと共通する純粋で柔らかな内面、 そしてそれを守るための、ぶっきらぼうで乾いた外側。読後感の中に普段、 自分では気が付かない自分が目覚めていることでしょう。 | ||||
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心が疲れたとき読み返したくなる。 SF入門にも最適。 道具立てはちょっと古めかしいけど、逆にそれがいい味出してます。 いつまでも読み継がれてゆくべきオールタイムベスト。 これを読んだ後は、「月は無慈悲な・・・」がオススメです。 山下達郎の同名曲をバックに読んでみたり・・・ | ||||
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今まで読んだことがなかったSFの代表作だけど、大ヒット。本全体がひとつのトリックのようになっているので、あらすじの紹介はできないけど、ぜひ読むべき。 映画バック・トゥ・ザ・フューチャー顔負け、いやそれ以上の展開とカタルシス。 スピルバーグの映画や、「アド・バード」「水域」「武装島田倉庫」といった椎名誠SFが好きなら、ぜひ読むべき。ほかにも、小説好きならぜひ読むべきだと思う。 久しぶりにスカッとする楽しい本を読んだ。 | ||||
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ロバートAハインラインの超右翼的な思想が私は嫌いです。ただし、この本は別。奇跡的に美しく力強くそして希望がいっぱいつまっていて、つらい時や苦しい時はいつもこの話を思い出します。猫のピートがいつも夏へ通じる扉を探しているところがいいんだよね。僕もそうだから。僕にはピートもリッキーもいません。でも、いつかは夏への扉を見つけるのだと思うのです。 ああ、そういえば、ディックがどこかの本で、ハインラインの思想は嫌いだけれど、困った時にお金を貸してくれて他にもいろいろ暖かいもてなしを受けたので、ハインラインは人間として素晴らしい人だったというコメントを残しているのを今ふと思い出しました。 | ||||
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ちょっと設定に無理を感じた箇所が ところどころあれど、 題材がなかなか面白く、 一気に読ませてくれた。 海外作品(翻訳モノ)が苦手な人の 入門編としてはとてもいいと思います。 2005年の現代に初めて読んだけれど、 それでも色あせてないのは凄いなぁと思う。 ただ、主人公のキャラにはちょっと感情移入しにくかった。 感情移入できないと面白いと思えない人には 向かないかもですね。 | ||||
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一番面白いところはネタバレになるので書けません。 猫好きにオススメのSFと言うことで紹介された本だったのですが、もう本当に、そのものでした。 猫が好きでSFも読める方には絶対オススメ。扉を開けて冒険の旅へどうぞ。 | ||||
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巧みなストーリー展開もさることながら、この小説の魅力はなんといってもピートの存在に尽きると思います。犬好きの私もピートにはすっかり参ってしまい、今でもたまに本棚から引っ張りだしてはピートに会いに行っています。SFだからと言って敬遠せず、是非読んでほしい小説ですね。 | ||||
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SFというと、男の人の読むジャンルのような気がしますが、この本は女性も楽しく読めると思います。私は夫に借りて読みました。おすすめです。 | ||||
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レビューやその他の評価が高く、興味をそそられてよむことにしました。あまり読んだことがないSFで、しかも海外SFは初体験となったのが本作でした。 どうしても、翻訳された作品と言うとコアで読みにくいイメージがあったのですが、これは私の偏見を見事に崩してくれる作品でした。この作品が、79年に書かれたというのが未だに信じられません。とても新鮮で、瑞々しさに溢れているように感じました。 私見ですが、本作のような物語こそ、中高生の教科書に載せる作品とすべきではないでしょうか。必ずや将来の自分に役立つ経験の一つとなると思います。 内容は確かにSFでしょうけど、またとない冒険小説とも言えるのではないでしょうか。切ない恋愛模様や、先の読めないハラハラする展開。とにかく飽きませんでした。これだけの長編作品を、こんなに早く読み終えたのは初めてです。ともかく楽しみながら読むことが出来ました。 始めは、主人公の余りに情けない境遇に、お手上げしてしまう読者も多いのではないかと思います。私自身、なんか可哀想で泣きたくなってしまいました…… しかしこの作品の真の面白さは、物語中盤から! 決して投げ出さないで下さい。終盤まで、気持ち良いぐらいの展開が、あなたを待っている筈です。 私は主人公、ダン・ディヴィスから、技術者根性のようなものを垣間見たような気がしました。2000年には冷凍睡眠はもちろん、文化女中器なんて現人類には到達し得なかった技術です。この作品に出てくるようなロボットが完成するのは、2004年の今からでも、恐らく50年以上はかかることでしょう。でもだからこそ、これからの時代を担う人たちには、こういった作品から良い意味での影響を受け、新しい分野を切り開いていって欲しいと思います。 若い世代の方々は、常に未来を背負っているのです。 そこのエネルギーに満ち溢れたあなた。 第二のダン・ディヴィスになるのは、あなたかも知れませんよ? | ||||
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恋人や親友に裏切られた主人公が、冷凍睡眠やタイムマシンを使って未来、過去を行き来するのだが、当初の目的であった復讐を結局は行わなかったのが良かった。 もっとポジティブに明るい未来を目指して行動する様が清々しい。 癒され、ポジティブにさせてくれる小説です。 | ||||
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初めて手に取ったのは、高一くらいの時だったと思う。 非現実すぎる小説についていけないため、どちらかと言えばSFが苦手な性質です。 その俺が数年に一度、ふっと読み返したくなる事があるSF作品がコレです。 確かに、随分前に書かれた小説なので現在読むと違和感や古くささを感じる箇所も多いですが、そこを差し引いても「読む価値」のある小説だと思います。 青春小説、純愛小説などの要素の中にSFというものがちりばめてある感じです。 そのSFという手法によって、一人の男の本来ならありえない人生がより効果的になっています。 SFが苦手で…むしろ、そういった方に読んでもらいたいです。 簡単なあらすじ等は他の方が書いていますから、ここには書きませんが、興味をもたれた方はぜひどうぞ。 | ||||
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SFとしてはそこそこ古いものだが、古典SFのようにメカバリバリ、哲学どっさりではない、日常に程よく組み込まれた近未来の機械が現代のロボットに通ずるところ(掃除ロボットとか、アシモ、PC)があり、なかなか作者の読みはいいところをついている。内容はなんか「よみがえる金狼」のように金的なものをとりかえすというのが大まかな流れだが、それだけだけでなく、タイムマシン!?、や冷凍睡眠などを駆使している。 これだけでなく、この本では猫(もっとも擬人化されてるが)がキーとなってきて、それがこの本のスパイスとなっている。 よんだあとにスッとするような本書はこれからの季節によいかもしれない。 | ||||
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この作品は、「なるほど!」と読んでいく内に言ってしまいます。怪獣とかが出てくるSFではないですが、現実にありそうな物語でいろいろな 状況がからみあっておもしろいと思います! | ||||
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「アルジャーノンに花(束)を」系の癒しをSFに求めるのならば、この一冊はやや系統は異なりますがお勧めです。カバーの絵も内容にマッチしているし、the door into summer という題も読後いつまでも心に残る仕掛けがあります。絶対に後悔しない一冊だと思うので内容を紹介することはしません。単純明快で信じた道を進むというアメリカ的であることを身上にしているハインラインですから、そこにひっかかりを覚えるのかもしれません。でも、例外中の例外だと思います。買って損は無い名作です。 | ||||
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ハインラインの猫より意思が強いのだろう。 山下達郎のアルバム「ライドオンタイム」に収められた「夏への扉」は 吉田美奈子がこの本にインスパイアされて作詞したもの。 筆者はライナーからこの本を知り、この本のファンになった。 どこに行くか解らないタイムマシン。 その大らかさ、好きだなぁ。 科学がファンタジーを嘲わない限り、 未来は心待ちにできるもの。 アジアに行って戻るたびに感じる時代差。 ああ飛行機もタイムマシンなんだと気づいた今日この頃。 子供の頃描いていたタイムマシンとは違うけど、 グローバリゼーションは別のタイムマシンを作った。 未来を自分の下に引き寄せるには、 より強い意志があった方が可能性は高い。 猫にとっても、それは絶対同じ。 鳴いてアピールせにゃあかんで、君らも。 | ||||
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~猫が好きでロリコン気味でヌーディストで・・というのがハインライン属性なので、その辺は目をつぶってあげてください。 ~~ それはともかく、逆境に見舞われた主人公が、様々な難局を乗り越えて逆転していく、以下にも古き良き時代のSFです。もっとも、タイム・トラベルが出てくるくらいで、今の我々にはすっかり「現代」なのですが・・。(さすがに文化女中機はないですが。) ~~ 起承転結の流れがとても心地よく、「ああっ、小説を読んだなっ!」という感じにさせてくれます。もちろん、魅力的なキャラクター(特に可愛い女の子)も欠かしません。 SF食わず嫌いの人も、「面白い小説」だと思って一度読んでみてください。~ | ||||
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SFファンとして、個人的には、ハインラインはあまり好きではない。が、この作品は娯楽小説としては明らかに一級品だといえる。『アルジャーノンに花束を』と同じく一人称で主に語られるこの作品は、福島 正実氏の素晴らしい翻訳もあって(原書よりはっきり言って良い)、家中のドアを開けるようにせがむピートと同様、どれか一つは、夏に通じていると固く信じる力を読者に与え続ける。『宇宙の戦士』が一般にはメジャーな著者だが、まだハインラインを一冊も読まれていない方には本書を最初に読むことをお勧めしたい。そして、今、冬の気分に在る人にも同様に。90点。 | ||||
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早川書房の『SF入門』で、海外篇のお勧め作品ベスト1に選ばれていたので読んでみたのですが、読み終わって「うーん、うまい」とうなりました。詳しいことは言えませんが、読んだあとから「ああ、あれはそういうことだったのか」と感心することしきり。訳文も読みやすい。SF初心者の僕が言うのもなんですが、これからSFを読んでみようという人だけでなく、いい本、面白い本が読みたいという人は是非読むことをお勧めします。 | ||||
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