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夏への扉
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【この小説が収録されている参考書籍】
夏への扉の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全500件 421~440 22/25ページ
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| 本書のオリジナルは1957年の出版で、話は当初1970年が舞台として始まる。そこから30年後の2000年へのタイム・トラベルが始まる。この主人公ダンがコールド・スリープによって、30年後の世界にタイム・トラベルするきっかけが、ヴェンチャー企業の共同経営者3人の経営方針の違いによる別離というところが興味深い。 我々読者は、既に1970年代も2000年代も知っている。作者ハインラインが1957年当時これらの年代をどのように描いていたのかを見ることができるのは、SFファンの醍醐味である。読者それぞれがどのように感じるかは、個々の読者にお任せするが、それにしても発表当時は、2000年代にパソコンとかワープロに匹敵するような事務機器が登場することは考えていなかったんだなあ・・・・・。スペル・チェックに該当するようなツールは描かれているが・・・・・。 それにしても、SFが描く未来社会、本書ではいわゆる「家事ロボット」がその中心となっているが、2009年の現在、身障者向けの様々なロボットが、ここ数年、出てきていることを考えると、1957年という発表当時を考えるとなかなか鋭い着眼点ではないだろうか。 福島正美氏の旧訳を数十年前に読んだことがあるが、この新訳は日本語がこなれていて読みやすく、一気に読み進むことができる。名作はいつの時代も名作である。 | ||||
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| 超のつく有名作。 とはいえ何処まで明かしていいのでしょう。 一方通行を逆行する、あるいは早送りする、その際の方法が新しい。 古典的作品で新しいというのも変な話。でも今読んでもやっぱり新しいと思う。 数年前この装置の実物がテレビに出てました。 | ||||
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| 若い頃に読んで感動し、いつか再読しようと思いながらも社会に出てからは日々の忙しさに追われて、あっという間に十年二十年過ぎてしまった、という本が何冊もありますが、「夏への扉」もそのような本の一冊でした。今回、この新訳をきっかけに再読してみたところ、とても楽しく読めました。十代の頃の瑞々しい感受性が失われているであろう自分には楽しめないのではないかという心配もあったのですが無用でした。やはり名作は名作ということでしょうか。 訳の比較などには全く関心がないのに、新訳になったというだけで読みたい気持ちが高まるから不思議ですね。再読のきっかけを作ってくれた訳者と出版社に感謝です。村上春樹の新訳が生み出したムーブメントに乗ってみただけだけなのかも知れませんが(笑) 初めて読む方に一言。この作品はSFの名作中の名作であることには間違いありませんが、感動して涙が止まらなくなるとか、人生観が変わるとか、そういったハードなタイプではなく、読後にじんわりと心が温まって、口元に小さな笑みがわいてくるといったソフトなタイプの作品です。極端な期待をせずに普通に読めば、とても楽しい時間を過ごせると思います。 | ||||
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| とにかくおもしろい。 ページをめくる手が止まらない。 面白い小説を読みたいという期待には100%こたえられる。 でも、人生に影響を与えるほどではないから☆三つ | ||||
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| 夏への扉 [新訳版] 信じていた人たちから裏切られ、仕事を失いそして、 と始まるのですが決して暗くない。 全編通して未来への希望がみえるからでしょうか。 心が凍てつくような冬でも夏への扉は必ずあると信じてつきすすむ 主人公の行動力には感動しました。 いろんな人々を勇気付けてくれる作品だと思いました。 旧訳は読んでおりませんがこの新訳版、大変読みやすかったです。 旧訳と読み比べてみるのも良いかもと思っています。 | ||||
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| 旧訳版で読んでいましたが、 翻訳がどのように変わったか気になったのと、 夏らしい表紙につられて購入しました。 とりあえず違いを確かめようとページをめくっていたら、 結局一気に最後まで読んでしまいました。 やっぱり、面白いです。 さすが『アルジャーノンに花束を』の翻訳をされた方ですね。 名作のたたずまいを残しながら、 現代に合わせて洗練された、とても読みやすい訳になっています。 言葉選び、文章のつながり、ひとつひとつが丁寧で、 物語の空気や登場人物の雰囲気までも伝わってくるようでした。 勢いがあってジェットコースターのような旧訳版と、 メッセージを噛みしめて、味わえる新訳版という感じでしょうか。 「家じゅうのドアを開けてみれば、 そのなかのどれかひとつは必ず、 "夏への扉"なのだという信念を絶対に曲げようとしない。」 もちろんわたしも、そんなピートを信じたくなりました。 何度読んでも勇気をもらえる、 全編を通して「可能性」に満ちあふれた物語です。 | ||||
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| 昨日新訳版が出たのを知りました。毎年読んでるのでそろそろ今年も 読もうと思っていたところ、この新訳版を見つけすごくワクワクして います。 今日は日曜日なので、早速今から買いに行きます。都会の大きな本屋 で買いたいと思います。。絶対! | ||||
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| 「夏への扉」・・・いつ聞いても、何かワクワクする、 このタイトルがあまりにも有名で、緻密な構成が読者をひきつける 永遠の古典ファンタジーです。 物語の骨格は、「新発明」、「恋人と共同経営者の裏切り」「タイムマシン」 「タイムパラドックス」で、いかにも「典型的なSF」なのですが、 ここまでの娯楽物語にして、ハラハラドキドキ、次はどうなるのか? という、「センスオブワンダー」風、ロマンチックファンタジーを作り上げた のは、名匠のなせる業。 なんといっても、常人では思いつかない、この魅惑的なタイトルと、 猫のピートを登場させて、ファンタジー要素をググッと増した ハインラインの卓越した緻密なストーリー構成の面目躍如でしょう。 そんなに多くはない登場人物と濃くはないキャラでも、SF古典的ガジェット をこれでもかと登場させ、「物語」と「構成」の力で、ここまでおもしろい 「お噺」ができるのか、と関心します。 福島正美の軽妙でリズミカルな翻訳の妙で、テンポよく一気に読めて、 読後はカタルシスに浸れる、ファンタジーです。 「ご都合主義」「陳腐で違和感をもつガジェット」は、実はそこも魅力で、 古きよき時代、未来への夢と希望に満ち溢れていた、ノスタルジーと メランコリックな感情に浸れます。 | ||||
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| 七転び八起きの心意気で、どん底に落ちても次から次へ打開策を見出して、前向きに実践してゆく多情多感な主人公に、読者は励まされるでしょう。何かで落ち込んだ時に読むとよいかもしれません。SF的には、冷凍睡眠と時間旅行をシンプルに絡めていて、ビッグスリーの時代の作品としては標準レベルでしょうか。全体的によくまとまって、予定調和していると思います。 ただ、完璧なハッピーエンドを目指すあまり、実に都合よく主人公の前に弁護士や公証人が現れたりするのは、いくら小説とはいえ、やや強引な感じがします。もちろんファンなら当然許せるところでしょう。 そしてわたし的には、ハインライン翁の社会観や人生観が鼻について、あまり主人公に感情移入することができませんでした。「強いアメリカ」、「不屈のアメリカの男」に、登場する主な女性は、か弱く少し頭の弱い、かわいらしい若い女か、さもなければとんでもない悪女という極端な対比。やはりこの巨匠の最高傑作は「異星の客」ではないかと思ってしまうのですが。 | ||||
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| 1980年だったでしょうか、手にしたのは。 当時兄が山下達郎きちがいで、同名曲「夏への扉」 を聞かされたのですが、特に何も感じなかった。 しかしこの本を読んでからもう一度聞くと、 ドーっと涙が流れました。 サイコーだぜ、達郎、ハインライン。 SF漫画家の星野之宣もハインラインに影響を受けてますね。 「愛に時間を」とか「メトセラの子ら」とか、 ラザルス・ロング物も読みましたが「夏への扉」の方が良い。 不思議なことに「宇宙の戦士」は手にしなかったのですが、 映画「スターシップ・トゥルーパーズ」、原作とは全く別物と いうことらしいですが、楽しめました。(2、3は全然面白くなかった。) | ||||
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| ハインラインてかわいいらしい生き物の描写が ほんとうにもう…。 ちょっと古臭いけど決して色あせない傑作であるし、 猫好きでこの本に心を揺さぶられない人はいないんじゃないでしょうか 確かに猫要素は表紙絵からもつ期待度からしたらうすいですが、 最後のシーンは猫好き、とくに愛猫を看取ったことのある 人にはきっとたまりません。 ほんとにこれが現実なら、いつかまた会えるなら、 とはてもないことを願ってしまい、 涙がとまりませんでした。 | ||||
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| 私がハインラインを愛読する、最大の理由は、《好き》だからと言うより、《必要》だからである。好き嫌いで言うなら、スタージョンの方が好きだったりするが、必要性で言うなら、ハインラインの方が遥かに上である。ハインラインの作品は、一種の《実学》として成立している、と思う。本書においても、ハインライン流の《実学》が、ある意味、理想的な形で描かれている。やはり、ハインラインは、本当に《偉大》な作家なんだと思います。 | ||||
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| 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) 一回きりの読了では、この本の魅力が味わえない。 色々なところに、ラストへの伏線が隠されている。 タイムマシンの発明者に対する態度は、いささか強引で、幼稚な感は否めないが、その点を差し引いても作品としては充分魅力的である。 タイトルの意味を反芻することは、想像力をいくらでも膨らませることができて、楽しい。 | ||||
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| 古典SFとして名高い小説ですが、どうやら、読む人によって着眼点が変わってくるような気がして面白く感じています。 自分は、この作品を読んで、夢の詰まったお話だなと思いました。というのは、こんなことできたら、あんなことをしてくれたら、そんな夢物語が素直に描かれているのです。同時に、未来が悪くなるなんてそんなことはないと将来の不安をばっさり、より良い未来へ目を向けることを提言しています。 これはあくまで私というフィルターを通した見方です。 どんな本もそうですが、この本は特に他人の評価など忘れて、素直に自分なりの読み方をするのが良いです。 | ||||
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| 登場人物に愛嬌があるのがいい。 科学的な要素は実に素朴だが、逆にそれが、この作品の魅力を引き立てている。 人間味溢れるコメディ作品といえるかもしれない。 読後の爽快感は格別である。 | ||||
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| 主人公はかっこよくもなく善良でもなく・・・ でもはねるような軽妙な物語に魅せられてしまいます。 まさに猫のような小説。 | ||||
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| 本作発表時、既にSF作家としての名声を確立していたハインラインが贈る心温まるファンタジー。冷凍冬眠によるタイムトラベルも登場するが、SFを読んでいるという感じはしない。SF的設定は単なる味付けであろう。 冬のコネチカット州の農家に住む失意の三十男と男が飼う猫ピート。ピートは家のアチコチの扉を開けて回る。「夏への扉」を捜しているのだ。この「夏への扉」は、引き続く未来へのタイムトラベルの入口に対する直喩でもあるが、もっと幅広く「未来への希望の扉」の象徴であろう。三十男と歳の離れた娘とのロマンスも物語の中で違和感なく語られる。ファンタジーの世界であり、読む者に夢と希望を持たせる話なのである。それにしても、猫好きの私にとって、作者がピートを活躍させてくれて嬉しい。私も小さい頃は、飼い猫と会話していたのだ。 ファンタジーの世界の中で、読む者に「あなたも自分の「希望の扉」を開けなさい」と、励ましを与えてくれるハートフルな秀作。 | ||||
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| SFなんぞなーも分からなくても楽しめる。 主人公の逆転劇のすがすがしさといったら……! これは間違いなく名作です。 半世紀前のSF作家が夢見た2000年がいとおしく、そしてうらやましく思える。 2000年を何年も過ぎた今でも、”夏への扉”は、 この世界のどこかで、開かれているだろうか。 | ||||
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| 猫好きにはたまらないSFの古典。 主人公がこれでもかと言わんばかりに痛めつけられ、 知らず知らずのうちに感情移入、 いつの間にか主人公を応援しているのに気づきます。 そして終盤はあっといわせる展開での逆転サヨナラホームラン!ハッピーエンド。 ありがちな手法ではありますが、はまります。 SF好きでなくても十分読めるこの作品、何度読み返したことだろう。 | ||||
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| この小説が書かれたのは1957年です。 この中に出てくる未来の技術がどれだけ実現しているかは 読んでのお楽しみとして。 今、いろんな危機に直面していたり 抜けられない悪循環に嵌っていると思うことがあっても じつはそれは過渡期にすぎなくて 日夜良いほうに向かっている。 この小説にはそんな希望を感じます。 まわりの人を信じることの大切さと 信じるために、ときには誠実に疑うことも必要なこと そして騙されても、きっと明るい未来がある。 SFという名の素敵な夢がいっぱい詰まっています。 | ||||
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![夏への扉[新訳版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41i94BLdluL._SL450_.jpg)


![夏への扉 [新版] (ハヤカワ文庫SF)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51J5DY7OSJL._SL500_._SL450_.jpg)
