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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全471件 41~60 3/24ページ
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第1章感想…①海外の小説ははじめて。いや、正確にいえば、二度目で、一度目は「星の王子様」なんだけど、あれはちょと別枠だから置いといて。海外の小説は、そもそも食わず嫌いで、まず登場人物名や地名などがカタカナでながったらしく、しかもファーストネームだったりアンダーネームだったりと読み手が混乱しそうだという印象でしたが。読み始めてからすぐに、しかしいい意味で裏切られました。とにかく読みやすい。物語が始まる前にいしばん初めに主な登場人物名紹介がフルネームで書かれてるからいざとなったらそれを見返せばいいし。文章ひとつひとつがけっこー短文で読みやすい。これは日本語訳した人の腕かな。②アレックスがおかれている状況の絶え間のない地獄の苦痛は読み手にも伝わってきてきつい。とにかく常人であれば精神がもたない、もつはずがない!…ところを、屈強な精神力判断力で脱出に成功しているあたり、普通の女ではない…。そもそも籠(檻)が破壊できたからって拘縮と衰弱と脱水ですぐ動けるとは思えないし…。殺したネズミの牙をつかって檻を削った?(と勝手に予想)。③刑事たちのキャラクターも非常にわかりやすく、頭の中でイメージしやすい。メインキャラクターが、見た目も(実際に絵が描かれてるわけじゃないけど)性格もわかりやすく個性的。④「誘拐は事件発生から救出までの時間が勝負。時間が過ぎるにつれて被害者の生存率は急速に下がる」。つい前回読んだ小説で何度も強調されていたフレーズがここでも。 第二章感想…①第一章のアレックスは異常者な怪力男に監禁され絶望的な死を目前にした被害者でしたが、第二章のアレックスはシリアルキラー。読む側もアレックスをまったく見る目が変わります。しかもかなりサイコで聡明でセクシーな連続殺人鬼。つい今の今まで親しくしてくれていた人を、次の瞬間に躊躇なく残忍なやり方で殺す。殺したあともまったく同情もしなければ。ただ淡々と作業をこなす。邦画「ヒメノアール」にも似た怖さ。②カミーユがアレックスを追い、近づきつつあるけど、しかしアレックスはさらに次の殺人をハイスピードでこなしていき、そしておいかけっこがようやく終わり、やっとアレックスとカミーユが対面(…といってもすでにアレックスは死体で、アレックスもまた、壮絶な最期を遂げている。)しましたが、まだアレックスがなんの目的でこういう所業を行ったのかはまったく謎が解けていない。第三章もすぐ読みたい!③ドイツ(あるいは日本国外はそういう国が多いのかもしれないが)にある高速道路の広いサービスエリアのことを「ひとつの町くらいの大きさ」と表現してあったけど。こんなにも広いSAが当たり前にあるのかと知りました。 第三章感想…アレックスの異父兄への取り調べを中心に描かれており、そのなかでアレックスの生い立ちや周囲との関係、そしてアレックスの殺人が無差別でなく兄への復習であったことが明らかにされていきます。アレックスの自殺は兄の殺人であるかのように完璧に偽装され、きっとカミーユもそれをわかった上で異父兄を殺人容疑で逮捕しているんだろうと思われる。アレックスは決して最初からサイコビッチだったわけではなく、幼少時に兄から心身破壊されその人生の最後の数年をを服従に捧げたというわけで、やっぱアレックスを作り上げたのはこの兄。しかしそれにしても殺された六人はだれもアレックスをアレックスだと気づかなかったのかと不思議。1-3章を通じて、この小説はそれぞれの章はまったく違った切り口で、読み手からしたらその面白さはまったくそれぞれの章で面白さの性格が違います。しかもとにかく読みやすい。小説のなかでカミーユの過去(イレーヌを失った過去)などを含め、シリーズの他の小説「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」も読んでみたくなります。 | ||||
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文章の流れが悪く、展開も遅すぎ。途中でいやになって読むのをやめた。 | ||||
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前作を読んで、こちらも購入しました。 とてもグロテスクで、うーんと思うところもありますが、おもしろいです。 今回は、捜査がなかなか進まないあたりに少しもどかしさを感じたので☆4つです。 展開が意外で、2、3度ほどおぉ!っと感じました。 最後は悲しいけれど、すっとする感じもあり良かったです。 文体が落ち着いた感じで読みやすいですね。 また読みたいです。 | ||||
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虐待経験者の女性が一人で力強く生きていく姿は我々の心を揺さぶるものがありますね、世界的にヒット した理由は人類の心がまだ壊れていない証拠でしょう、ストーリー自体は作り物で虐待経験者の実像とは 乖離がありますが、彼女達の心の苦しみは伝わってきました、小説としては十分成功だと思う。 こういう作品がもっと広く読まれる世の中になってほしい。 | ||||
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この小説は最高です。 ですが、この本を読む前に、悲しみのイレーヌから読んでください! 翻訳版が前後してるだけですので、正しくは悲しみのイレーヌが先です。 それだけが伝えたかったです。 | ||||
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面白い | ||||
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サスペンス小説として、こういう構成で文章を進めていくのは斬新なのかな?ミステリーとして読んだら、面白くなかった。。個人の好みに左右されるかな、構成もミステリ好きなら特に驚く程のものではないし。 | ||||
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適当に目についたこの本を購入し読み始めた際、あまり期待はしていませんでした。 実際100ページを超えるまでこの本にはこれといって特別な感想を抱いてはいなかったのですが、そこからの怒涛の展開はまさに驚きの連続で、「え?これどうなるの?」と声に出してしまったほどです。 読み終わる頃には、ずっと手元に置いておきたい本になっていました。 作品としては素晴らしいですが、グロテスクな表現があるので耐性のない方にはあまりお勧めできません。 | ||||
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海外文学が苦手で先入観が出来上がってたのですが、勧められたの読みました。 そんな不安はすぐに無くなりスタートからテンポ良く飽きさせない話で面白く読ませてもらえました。 三部構成の話になっていて部が変わる毎にアレックスの印象が変わるのが素晴らしい。 カミーユシリーズ作品ですが、この作品の主人公はアレックスで彼女の謎を楽しみ、事実が分かるにつれ彼女の心情(怒り、悔しさ、哀しみ、虚しさ)を理解出来るかどうかがカギだと思います。 彼女に感情移入して辛い、誰かに助けて欲しかったのに助けて貰えなかった そういう人が世の中にどれくらい居るんだろ?と思うと辛い | ||||
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オーディブルできいたのですが、展開は読めるですが、その度にその動機づけが裏ぎられ、全く犯人もわかるのですが、その度にその動機づけに裏ぎられ、果たして簡単な推理小説なのか、難しい推理小説なのか、平凡な推理小説なのか、高等な推理小説なのか、全く判断できないまま、最後まで引っ張られてしまうという、やはり凄い小説なのだなと思いました。内容自体、言葉の言い回し、全く難しくなく、さらに哲学的でもない。ただし、心奥深く訴えてくる力強いストーリーでもある。もしもこのレビュー読んでからと思いの方いたとしたら、ぜひ、とりあえず読んでほしい。素敵でそして強く悲しい少女、アレックスに出会い、知ってほしいと思います。 | ||||
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凄惨な復讐劇や人の細かな感情などよく描かれていて、展開も平凡ではなく、飽きることなく読み終えました。 しかし!!!(以下ネタバレ) パスカルの父親がアレックスを監禁した上で凄惨な方法で殺そうとするのには、相当な理由があるんだろうな〜と期待?していましたが、アレックスが監禁された時点では、パスカルはまだ死体も見つかっていないし、アレックスはただ息子がいなくなった原因だと考えられる人ってだけですよね? もしかしたらアレックスが殺したから、息子が家に帰ってこなんじゃとは思ってるかもしれないけど、死体も発見されていないのに、アレックスから話も聞かずに、自分の命を投げ売ってまで、あんなに残酷な方法で殺そうとする理由が分かりません! アレックスもあんなに人を殺しておきながら、何故私がこんな目にとか考えるもおかしいです。自分が殺した関係者が復讐に来たんだと、真っ先に思うはずですが? 過去のアレックスの身に起きた事は確かにとても凄惨なことだったけど、アレックスが惨殺した人達は、トマが斡旋した人達ってだけで、自分の命や幸せを投げ売ってまで殺さなければならないものではなかったと思います(特にザネッティ夫人は、事情を知っているとはいえ、自分の男にトマを紹介しただけじゃないですか?)。彼らこそ罪を償わさせて、トマだけはアレックスが監禁されたような方法で殺してやりたいと思うはずですが、何故かアレックスは自分の命を使って、トマが捕まるように仕向けるだけで終わってしまいました。 しかもアレックスは警察やカミーユ警部のことなど理解してないのに、カミーユ警部だったからこそトマは捕まったのに、もしかしたらトマは捕まらずにノウノウと生き続けたかもしれないのに、あんな警察の捜査頼みで終えるのは、何か納得できませんでした。 動機がよくわからず、中途半端な復讐で終わってしまっては、最終的には評価が良くなりませでした。 | ||||
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傑作、評判通りの予測不能ミステリー 原作の素晴らしさもさることながら、これは翻訳が上手い。 ネタばれなんて絶対できない、聴いた人だけの秘密。 | ||||
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導入から展開、結末まで構成が素晴らしい。 一つの小説なのに、何冊も小説を読んだくらいに惜しみなくネタが使われている。久しぶりに凄い推理小説を読んだ。推理小説のジャンルになるのかと思うくらい。 ただ、海外の小説によくある描写が私には少しくどかったかな。 | ||||
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ストーリーが繋がって繋がって、なるほどーみたいな話 | ||||
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読ませます。各賞受賞も頷けます。テンポが良い、読者のアレックスに対する印象がどんどん変わっている構成も巧み。ただ、描写がキツイ…誰にでもお勧めできるものではないです。★3つか4つか迷いました。 | ||||
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ストーリー展開が驚く。強い衝撃。映像が目に浮かび、登場人物に感情移入しやすい。 ただし暴力、エロ、グロ作品なので、読後感は悪く、一週間くらい嫌な気持ちが続きました。 小説としては非常に面白いので、大人にはおすすめします。 | ||||
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カミーユ警部シリーズ第2作目となる本書は、イギリス推理作家協会賞受賞。 1作目の「悲しみのイレーヌ」で妻を誘拐殺人事件で亡くし、失意のどん底にいたカミーユ警部のところへ、また誘拐事件の捜査が来た。 謎の男が、女アレックスを路上で拉致し、暗く寒い建物の中に監禁した。 「なぜ私なの?」「おまえがくたばるのを見たいからだ」なぜ男はそういうのか。 狭い檻の中で徐々に自分の死を予感する。 必死に苦しみと戦う辛い辛いアレックスの視点と、これまた必死に捜査するカミーユ警部たちの視点が、交互に、すごいテンポで書かれる。 そして話はその女を救えるのか?どうやって?どこにいるのか?という問題から、その女は一体何者なのか?へと変化していく。 孤独な女の壮絶な過去が明らかになるにつれ、読者は激しく翻弄され、魂を揺さぶられ、涙を流す。 なんとも言えない新しい驚きと興奮が連続する読書体験ができる。 同じ女としては、あまりに辛く、重く、悲しかった。 | ||||
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2011年。フランス。原題:Alex. 3部構成になっているがめちゃくちゃ面白くて、1日で読破。誘拐~殺人~過去、家族 とどんどん話が展開していく。 | ||||
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アレックス。女性。歳は30歳で、独身。仕事は非常勤看護師をしている。美人だが、子供の頃ガリガリにやせていて可愛いと言われたことがなかったので、本人は自分が美人だという自覚がなく、そのせいで恋愛もちょっとあきらめているところがある。ただそれでも、一人なら一人の人生を楽しもうという心境であった。その日は、ヴォージラール通りの<モン=トネール>で、夕方から一人で食事を楽しんだ帰りだった。夜の歩道を歩いていると、突然、歩道に横付けしてきたバンから50代の男が出てきて、全力の力で殴られて髪をつかまれ車に押し込まれ誘拐されてしまった。通報を受けたカミーユ警部率いる捜査班は、アレックスの緊急捜査に乗り出すが……。だがしかし、話はここから二転、三転する。アレックスは本当は何者なのか?そして、“犯人”の“計画”とは? この作家は、ストーリー展開の仕方はすごく上手だなと思いました。ただ、ストーリーの構成など、文章や場面の見せ方などのテクニックに凝るあまりに、倫理的な部分を後回しにしてしまっているような、“人の死”というものを“小説のネタの一つ”と捉えて軽んじているような印象を受けるので、その点ちょっと嫌悪感を覚えます。また、終盤まで登場人物の誰にも共感・感情移入できません。犯罪者側に共感できないのは言うまでもありませんが、主人公がチビでハゲで癇癪持ちという、カミーユのキャラ設定にもいまいち乗れませんでした(汗)。 また、エロ・グロシーンが終盤まで続いて読んでいて苦痛です。結末が気になるから一回は読めますが、結末を知ってしまった2回目は、ただ苦痛だけを味わう形になると思うので、私は2回は読まないと思います。(ただ、2回目は結末がわかっているので、物語のどこに伏線が張られているのかがよくわかるという利点はありますが。)そして、最後の検察の態度は(ちょっと大げさですが)のちのち冤罪を助長してしまうかもしれない可能性もあると思うのでいかがなものか?という懸念を一方で感じます。(犯人が最後まで自分で決着をつければ私の中では筋が通るのですが。)そもそも、犯人については、どんなに悲しい過去があろうとも幸せになる事をあきらめない選択をしてほしかったな、などと(小説的には面白くなくなるようなことを)勝手に思ってしまいました。ただ、そうは言うものの、またその一方で、“全てを分かった”上で犯人の案に乗ったカミーユ達の捜査方針と、ヴィダール判事の最後の言葉にちょっと救われたところもあります。公には×ですが私の中での心情としては「カミーユよくやった!」とも思うので、(この作家の力量は認めるものの、個人の好みから言えば好んで読みたい作家ではないという感想ですが)評価は星4にしました。 | ||||
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非常に面白く読めた。 この小説がある意味異色だと感じたのはカミーユの存在。 何故145㎝という底身長の設定にしたのか。 三部作あるうちこの二作目から読み始めたのでそこのところの説明があるかどうか分からないけども。。。 誘拐、監禁から始まり物語が一転二転することよりもカミーユのことが気になって気になって、、、 事情聴取の真面目なシーンでも床に足がつかずにブラブラさせてる、とかの描写をすぐ付け足してくるこの作者の手法にもだいぶやられました。 場面を想像するととてもシュールなんです。 要所要所に組み込んでくるので何回も『フッ…』となりました。 この作者かなりのユーモアの持ち主です。 そして忘れてならないのがアルマン! 作者は貧乏人アルマンの扱いが非常にうまいです。 ケチケチしてて貧乏で抜け目なくそれでいて憎めない愛されキャラだと思ったのですがどうでしょうか。 最後の最後には感動のサプライズもあります。(アルマンに幸あれ!) カミーユ、ル・グエン、ルイ、アルマンの4人組の中でも欠かすことの出来ない存在だと思いました。 誘拐事件から始まりそういう物語かと思ったらアレ?違うぞ…?となる展開も本当に凄いけど自分はカミーユやルイたち警察に対してとても魅力を感じた。 だから最後まで楽しく読めた。 とにかく底身長のカミーユを始めキャラが強烈すぎます(良い意味で) 金持ちのルイも嫌味がなくとてもとてもいい人に思えた。 誠実で優しくて頼れて信頼のできる人だと思う。 アレックスの生い立ちとか連続殺人の部分もサスペンスとして楽しく読めたけど話そのものよりもカミーユたちのやりとりがとても面白かった。 順番はバラバラになったけど三部作あるので全部読んでみたいです。 | ||||
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