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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全471件 221~240 12/24ページ
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「このミステリーがすごい」ほか、史上初のミステリランキング6冠達成の離れ業を 達成した作品だと納得できました。 最初から映画を観ているように、映像が浮かんできて最後まで一気読みしました。 いや、きっと多くの方が読み始めると止まらなくなります。 主人公のアレックスと、事件と謎を追うカミーユ警部と彼の2人の部下の それぞれのキャラが際立っていて、飽きさせません。 この物語は、猟奇残虐なシーンが淡々と、しかし切り口鋭く描写され ただただ破滅、崩壊な結末に向かうのだと読み進めておりました。 つまりきっと読み終わったら、何か喉につかえたような気分、 ちょっと塞ぎ込んでしまうようなある種の重苦しい空虚感に満たされるのだろうな、と。 物語のバックグラウンド、つまり「なぜ事件が起こるのか」といった背景には 奥深い社会的恥部を浮き彫りするような重苦しい問題があり それが空虚感をいやがうえにも予感させるものだったのです。 しかしそうではありませんでした。 破滅、崩壊と同時に、実は「再生」の物語でもありました。 この点が救いを差し伸べてくれ、不思議な感動に満たされてしまうのです。 ああ、読んで大正解だった、と実感しました。 残虐だけど満たされる、こんな味わい深いサスペンスには なかなか出会えるものではない、そう感じました。 あとがきを読むと、ジェームズ・B・ハリス(James B. Harris)監督によって 映画化が進められているようで超楽しみです! 言えることは・・・ R15指定になることは絶対と言ってよいくらい間違いないでしょう。 | ||||
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緊張感のある序盤は、さらなる展開への文字通り序章に過ぎないことがすぐ分かります。いやー、楽しめました。 | ||||
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特に第一部がいいですね。これだけでもよかったかもしれません。 謎の男に監禁された美女の話として。 ただ、二部三部の描写などがとても残酷です。著者と訳者の筆力でもあるのでしょうが。 | ||||
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一つの小説世界の中で、視点の違いがもたらす、妙味というかトリックというか、が最大の醍醐味である作品。 ショッキングなシーンを描くことで、それぞれの窓から見える外の世界は明らかに異なり、見事に書き分けることには成功している。 その中で、カミーユやアレックス、その他の人物造形がしっかりとあり、物語として成り立っている。 人それぞれ自分の窓から外の世界を見ていて、我々が今生きている現実世界も似たようなものかもしれない、などと考えされられ、単なるミステリー小説を超えた、文学的な価値を内包している貴重な作品なのかもしれないなあ、などと思った。 | ||||
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レビューの中に、作者が読者に開示する情報の示し方や順序が、不当であるという趣旨の批判が散見される。 その理由は、この作品をミステリ・推理小説と考えて読む読者が多いからだと思われる。おそらくは、本作の文中に刑事の視点から叙述している章が多いためであったり、また、「このミステリがすごい」などのミステリ・推理小説ランキングで上位にランクされているためだったりするせいだろう。 しかし、本作は、ミステリ・推理小説ではなく、サスペンス小説である。サスペンス小説として読めば、大筋のプロットや、場面の語り口は素晴らしく、優れた映画を観終わった後のような感慨に浸ることができる。 確かに本作は、ヴァン・ダインが示した推理小説の20則の一つである、「作中の人物が仕掛けるトリック以外に、作者が読者をペテンにかけるような記述をしてはいけない」というルールに抵触する面がないわけではない。 しかし、そもそもミステリというのは、作者はすべてのネタとプロットを自分で創り出して、自分でそれらを知った上で書いているもの。いかに読者を「気持ち良く」あざむくかということを主目的に、必要な情報の叙述の順番を考えて小出しにしているのであり、この叙述トリックと呼ばれる要素は、どんなミステリ作品にも大なり小なり存在する。 問題は、読者によって、この叙述トリックをどの程度まで許せるかがさまざまに異なるという点である。 本作の場合は、サスペンス小説なので、叙述トリック云々ということさえ言及するのは不適当であるのだが、もし読者がミステリとして本作を読んだ場合、この叙述トリックがあまりにもあざといため、叙述トリックに対して許容幅の小さい読者はだまされたという感覚に陥る一方で、比較的叙述トリックに対して寛容な読者はプロットに意外性があって面白い、と感じるのであろう。 要するに、ミステリという分野も、さまざまな手法が出尽くしてきたため、かなりきわどい叙述トリックを弄さないと、雑多な作品群の中で抜け出せなくなっている、ということだろう。 ただし、本作をミステリ小説の基準で評するのは、不当であると思う。 | ||||
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話を衝撃的にするためだけに監禁パートをくっつけただけに見えるし脱出後のストーリーとの繋がりもイマイチ。 読者に情報を与えず最後の最後で新情報を持ってきて無理矢理どんでん返し風に。 そして監禁中にあれほど生きたいと願っていたアレックスが最終的にあっさり自ら死を選んだのが納得いかない。 | ||||
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ベストセラーでも当たり外れはありますが、これは確かにみんながスゴイ!というだけのことがある作品です。 若い女性が屈強な男に有無も言う隙も与えず強引に車に連れ込まれ、倉庫に連れて行かれ、立つことも寝ることもできない木の檻に閉じ込められる場面から始まるのですが、そこからの展開が全く読者の想像できない方向に進んでいくからです。 残酷描写も確かに多いです。でも今の時代、決してショッキングなほどではありません(まあ、そういうのに慣れてしまっている読者も問題なのですが)。 犯人を追い詰める刑事の三人組も若干マンガチックですが、キャラがしっかり描かれていておもしろいです。料理の種類やワインとの組み合わせなどが豊富に出てくるところがさすがフランスの小説だなと思います。 | ||||
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前半と後半でガラリと展開が変わるのが売り、のようですが・・ プロットを2本用意して後からくっ付けたんだろうな・・ というのが読んでいる内に分かって興ざめ。 所々辻褄が合ってなくて雑な所があるし。 あと、尺を割いている割に登場人物達の印象が薄いと思いました。 話題になるほどの作品かどうか、疑問です。 | ||||
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フランス警察も日本人と同じような義理と人情と浪花節的な方がいて親近感を覚えましたが、小説は、さすがにウ~ンと唸りました。 グロと感じればそうですし、別な意味でエロを感じればそうだし、単なる復讐劇ではありませんね。是非読んでいただきたい1冊ではあります。 | ||||
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書評で評価が高かったので購入。内容は意外性があったりまあまあの 犯罪小説ではあるが、如何せん、翻訳が硬いというかこなれた日本語に なっておらず、欧米文の直訳的文章では読んでいて引き込まれない。 | ||||
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登場人物に魅力なし、笑えるところなし、泣けるところもなし、だまされた感なし、ただ悲惨なだけの駄作で、ランキング一位でなかったら最後のページまでもたなかった | ||||
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個人的にジャンルが好みではなかった(殺人シーンがあり、しかも残虐でリアル)のと、ベストセラー1位になるほどのものなのか?と感じて星2にしました。 確かにおふれこみ通り、衝撃の展開でした。特にアレックスが誘拐されて、犯人のトラリユーがトラックに引かれ、アレックスが逃げ出し、刑事たちがアレックスを追い、アレックスの旅、この先どうなるのかというワクワク感がありました。 アレックスの行う殺人シーンは、私自身詳しくないので実際にそうなるのかは分かりませんが、とてもリアルでまさか作者側に経験者がいるのではと想像してしまうほどでした。 刑事側のキャスティングは、ちょっとあり得ないかなと思いました。 背の低いヴェルーヴェン警部、巨体上司、部下に金持ちと節約家。漫画かと思った。 | ||||
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何度も期待を裏切られて、先が読めない。テンポの良さと相まって一気読みしました。 | ||||
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主人公の女性に対するこちらの見方が二転三転する展開はうまいものです。騙される快感に酔いしれはしました。しかし、こういう解決はどうなんでしょう。フランスの警察は怖い、でっち上げなんか平気ということなんでしょうかね。「正義」という言葉が恐ろしいとは思わないのでしょうかね。特に権力の側が言い出すことに。復讐されて当然とは思いますが、権力が片棒を担いではいけないでしょう。 | ||||
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特に前知識もなく購入しましたが、舞台はなんとパリでした。 聞いたことのある通りが出てきて、旅行の思いでも蘇ります。 内容はネタバレになるといけないので触れませんが、ありふれた展開のようで今まで読んだことのない展開。 読んで純粋におもしろかった。 | ||||
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陰惨な殺人を繰り返す犯人パートと、それに追いつけない警察パートが交互に語られる。最初から最後まで目を覆いたくなるような残虐な描写が繰り返される。 国内外で大評判の本作だが、この程度の捻りは激賞されるほど予想外でもなく、個人的にはさっぱり面白いと思えなかったし、オチは正義とは程遠いと思う。 | ||||
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強く儚い主人公です。 読み終えたあと、もう一度読む必要あります。 | ||||
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話題作であることは知っていて、そのままスルーしていたけれど、複数の友人から勧められたので購入。 日本語訳が平易でとても読みやすく、慣れないジャンル&複雑に入り組み、次々変わる舞台(場所)であるにも関わらず、一気に読み進むことができた。 新聞広告や書店の平台ポップでしばしば見かけた「驚愕の展開」「どんでん返しに次ぐどんでん返し!」「真犯人は一体?!」という煽り文句もなるほどー、と納得できる内容で、充分楽しんで読むことができたのだけど。 (というかアルマンいい男だよなあ……かっこいいなあ……) しかし。 話がつまらないわけではない。ないのだけど、再読しようという気がこれっぽっちもわいてこない。 ここまで読後感の悪い、言葉通りに胸糞の悪くなるような話は初めてだ。繰り返すけど、話はすごく面白い。 勧めてくれた友達に、正直に感想を述べたらば、 「そうでしょう? 私も夢中で読んだし、面白いと思ったし、人にも勧めるけれど、もう一回読もうとは思わないのよ」と笑顔で返された。 ――― なるほど…。 | ||||
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最後に「絵」の話をもってきて 感動的に終わったつもりかもしれないが、 この”有能な”刑事たちがやったことといえば 権力乱用による不当な逮捕くらいではないだろうか? ミステリというよりは単なるサスペンス、エンタメ小説といったほうがいいかもしれない。 | ||||
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ネタバレ 裏のあらすじにどんでん返しがあることが書かれているため、酷い目にあうアレックスをやや冷めた目で見てしまいましたね。 多分これだけの事をされる理由があるのだろうと。 案の定彼女は殺人鬼で、行く先々で一見行き当たりばったりに残虐な殺人を繰り返します。 とんでもない性悪だ、あのまま死んでれば良かったのにというところでまたどんでん返し。 うーん、彼女の境遇は悲惨でとにかく同情してしまいますが、彼女の犯した凶悪殺人が肯定されて良いのかと思っちゃいますね。 兄に同情の余地は無いですが、被害者達は過去に未成年相手の買春をしたとはいえ、硫酸飲まされて死ぬほどの事はないんじゃないかと思ってしまいます。アレックスを酸で焼いたのは兄であって、その点は被害者たちは関係ないでしょう。過去を暴露してやるとか他に方法はあったと思います。 兄ではなくてあさっての方向に異常な残虐性をむけている点で、可哀想とはいえ彼女は異常者だと思いますね。 だから「人生をかけて復讐を果たした強い女アレックス」と素直に思えないし、刑事たちがそんな彼女の意を汲み取ってやる必要はあったのかと思ってしまいます。 そういうモヤッとする気持ちはありましたが面白かったです。 | ||||
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