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その女アレックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
その女アレックス (文春文庫)

その女アレックスの評価: 3.65/5点 レビュー 471件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全471件 301~320 16/24ページ
No.171:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

読者の視点の切り替えが面白さの秘訣

店頭での「このミステリーがすごい」で1位という宣伝文句に惹かれて読んでみました。感想は「なるほど」です。

昔、私が社会人になりたての頃、小説を書きたくて、いろいろ物語のモチーフを毎日、通勤電車の中で夢想していたものです。そのなかの一つが、最初は主人公は犯罪者として映り、後に、自由への逃亡者として映るようなしかけの物語でした。一方の、主人公をとらえようとする刑事は、最初は正義の人として映り、後に、主人公の行く手を阻む抑圧的な世界の番人のように映ります。

本作品の面白さの秘訣は、そうした読者の視点の切り替えを意識的に使ったということにあるのではないでしょうか。

以下、ネタバレ気味につき注意ーーーーーーーーーーーーーーーー

本作品は、3つのパートからなります。

第一部では、ヒロインであるアレックスが、変質者から拉致され、衰弱死寸前まで監禁される不幸な被害者として映ります。
第二部では、一転して、ヒロインが、行き当たりばったりに、男を残忍な方法で殺害していく、シリアルキラーとして映ります。
第三部では、ヒロインの壮絶な過去が明かされ、ヒロインのやってきたことが、同情されるに足る復讐であることがわかります。

視点が二転三転しつつも、最後までヒロインの動機や計画もわからないので、それなりにひっぱりこまれました。

しかしながら、つっこみどころがないわけではありません。端的に言って、読者に明かされるヒロインのモノローグさえも、実は嘘、あるいは巧妙に事実が伏せられただったというのはアンフェアな感がありますし、一番の復讐相手に対する方法が生ぬるく、偶然に委ねすぎなのではないかという気もします。

まあ、それはそれとして、面白く読むことができたのではないでしょうか。ミステリー好きなら読んで損はないと思います。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.170:
(5pt)

いままでにない読後感

信用できない語り手によるミステリー小説である。
単純にミステリーといっていいかどうか疑問が残るが、ほかに適当な言い回しもない。
全体は三つのパートからなり、それぞれ読み心地が違う。
真相に近づくにつれ、ぐいぐいと引き込まれる。
ほんとうの真相は読んだ読者の数だけある。深みがすごい。
規格外の小説である。

宝島社のムック「このミステリーがすごい!2015」の海外部門第1位、
「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第1位、
『ハヤカワ ミステリマガジン』「ミステリが読みたい!」海外編第1位、
「IN☆POCKET文庫翻訳ミステリー・ベスト10」第1位、
英国の「英国推理作家協会 インターナショナル・ダガー賞」、
フランスの「リーヴル・ド・ポッシュ読書賞」を受賞、
という絶賛評価は伊達ではなかった。

翻訳物は文章が苦手という人も多いかと思うが、本書は翻訳の文体も素晴らしい。
すべての小説ファンにお勧め。
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No.169:
(4pt)

評価はいろいろ分かれていますが、読む価値はあると思います。

表題の通り、いろんな方のレビューを読んでいると評価は分かれていますが、私にとっては久しぶりに手にしたミステリーかつ事前情報も持っていなかったので、面白い作品だったと思います。
一部、二部、三部の話の展開の早さと意外性。被害者と思っていたアレックスが実は復讐計画を着実にこなしていく冷徹な殺人鬼であったりと、良い意味でのショックを受けました。ただ、ストレートな描写や表現は慣れていない私としてはもう一回読もうと思うまでには時間が必要な感じです。
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No.168:
(5pt)

少々疑問点は残りますが

とても楽しく読めました。後半は少しグロが続き精神的にきついですが…。
自分はラストも好きです。こういう終わり方が正しいと思いました。

どのような種類の本や映画でも、なんとなく先を想像して(当たっているにしろ、外れているにしろ)つまらなくなってしまいます。
しかしこの本は、内容を理解できたと思ったら次から次に新しいことが起こり、続きを想像する余裕がありませんでした。
その追い付ききれないという気持ちが不思議と心地良いのです。
新しいことがどんどん起き、情報量が増えていくにも関わらず、どの情報も言われればページをさかのぼる必要なく「ああ、あれね」と思い出すことができる。
それもまた不思議です。

ぜひ人にすすめたい本です。表紙もかなり気に入っています。
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No.167:
(2pt)

期待しすぎたせいでしょうか?

「それほどでもない」というのが素直な感想です。
喝采を浴びたらしい≪どんでん返し≫も、警察小説もどきのあれこれ人間模様やカミーユの
コンプレックスの描き出し様も、
わざわざこんな暗くて惨い話を読む価値を生むレベルではないように思います。
特にアレックスの心理的背景についてのエピソードの不快さは、
女の私としては耐えられない。

おまけに・・・
そのおぞましく不快な設定は、結末に説得力を持たせるためでしょうが、
あんな決着のつけ方は浪花節的で安直としか思えない。
馬鹿にされているのか、私の読解力が足りないのか、
読み終わった直後キョトンとしてしまった。
作者の献辞に妻への感謝があったけれど、奥さんはこの結末に共感したのかなあ?
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No.166:
(5pt)

予測不可能な結末

ネタバレになるので書けませんが、この結末は「1本、取られた」感じでした。これを予測できた人は凄い。
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No.165:
(4pt)

途中まではとても早く読めますが・・

ある時点からページをめくるのが遅くなってしまい・・・。どの時点かはネタバレに通じるので言えませんが。でもそこまではとても面白くってほぼ一気読みでした。ちょっと最後尻すぼみかな。。。自分で勝手に思い描いていた展開と違ったのでしょうね。
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No.164:
(3pt)

登場人物像が希薄

この頃ミステリーは読んでいませんが、あまりにも「今、No.1のミステリー」と随所で見かけるもんですから買ってしまいました。それで、こちらから読んだのです。「ネタバレになるので内容は書けない!」というのが、キャッチで、わたしも内容を書くことは控えます。「心躍る予想外の展開」ともありますが、こんな展開でいいの?…っていう感想です。『その女アレックス』の読後感は、「憂鬱」です。とても暗い気分になって、落ち込んでしまいます。

どうしてかと考えると、この本は「展開」だけが売り物だからではないかと。世間に出ている書評は、もう少しその内容を伝えても良いのではないか。そうでないと、「だまされた」という印象を持ってしまいます。それから、登場者の人物像がもっと描かれていたなら、展開だけの興味で引っぱっていく必要性はないのではないかと。「これでもかこれでもか」という展開とバイオレンスには辟易してしまいます(と言って全部読んだが)。

それからもうひとつ思ったことは、女性はいつからサスペンス小説や映画、テレビで戦うようになったのだろうということ。現在の物語の中では、女性はどんなに殴られてもレイプされても、立ちあがり戦わなければなりません。ほんの少し前までは、女性は殴られませんでしたよ。せいぜい平手打ち。でも今は、「ぐう」で殴られます。殴られて倒れても、蹴飛ばされます。顔も踏んづけられます。フェミニズムの賜物でしょうかね。
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No.163:
(5pt)

面白い

話の展開が面白かった。もう一度読み直してみたい。展開がめまぐるしくてついていけなかったところもあった。
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No.162:
(1pt)

期待したのにがっかり

ただただホントのことを隠していって「実はこうでした~」とするのは簡単。やられた感はゼロ、辻褄も合わないし、なんだかずるい。こんなんで賞いっぱい取れるなんて、日本のミステリーってレベル高いんだなと思いました。
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No.161:
(3pt)

むむむ

確かに変わった展開でなるほどね、と思って見ましたが、誰にも感情移入できないのが残念な点。
おもしろいけど、残酷でまた見たいとは思わないしオススメはしません。
見終えた後に数点の疑問も残ります。
以降ネタバレです。
トラリユーは折角アレックスを捕らえたのに、なぜ息子の事を聞かなかったのか?
最後のホテルで、いろいろと偽装するならいっそ兄を呼べば良かったのにとか。
結局アレックスに酷い傷を残したのは誰だったのか・・など。あと、妄想が多くて読むのが面倒に思う面も。もっとテンポよく進めて欲しいと思うのは個人的な好みの問題かもしれませんが。
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No.160:
(1pt)

評判が良かったけど・・

アレックスという女性のサバイバルですが、あれはサバイバルにはなってません。ただ嫌な感じが残りました
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No.159:
(3pt)

秀逸なミステリーだけど、、、

各国で評価の高い作品なので、期待して読みました。
各所に散りばめられている伏線に気付かず、読み進み後で感心した次第です。
ストりー展開が読めず、つい引き込まれます。
ミステリーとしては秀逸です。
しかし、フランスの作品の特徴なのか、この作家の作風なのか、贅肉の多さにウンザリする事もありました。
丁寧と言うよりは贅肉と言った方が良いくらいに執拗な人物描写に度々話の腰を折られます。この辺りの描写は必要ないだろうと思いながら読んだのは私だけでしょうか。
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No.158:
(1pt)

茶番ミステリー

ミステリーは星の数ほど読みましたがこんなにつまらない作品は初めてです。
何故、高評価を受けているのか理解に苦しみます。内容は予想通りの展開が繰り返されるだけの茶番劇です。
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No.157:
(5pt)

映画化に期待

可哀想な被害者と思いきや実は殺人鬼でも本当は復讐のため生きる「その女」。始めて読む人は絶対顛末を知らない方が良い。ページをめくる手が止められないほどグングン惹かれ、読後はアレックスに鎮魂の献花を!と思った。そして2回目は「アルマン」を愛しながら再読したい。映像化には限界はあるだろうけれど是非期待したい。
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No.156:
(3pt)

特になし

特になし。予想以下の作品でした。ミステリー小説として各社の評価以下でした。
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No.155:
(5pt)

すばらしかった

文句無しっ!。ここ何年かのベストです!!。
100ページおきに訪れる驚きに、身をゆだねていただきたい。
そして終盤に訪れる静かな疾走感に、胸を焦がしていただきたい。
この小説の魅力を損なわないために、何の先入観も持たずに読んでいただきたい。
できれば、Amazonのレビューも読後に読んでいただきたい。
期待は裏切られません。
これほど陰惨な小説なのに、清々しい終幕が待ち受けています。
忘れる事を赦さない小説となることを約束します。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
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No.154:
(1pt)

なぜ評判なのかミステリーです

これは期待外れですね。前評判から、かなり期待をしたせいもありますが…はっきり言って、日本のミステリー作家の方がレベル高い!職場の女性に読み終わったら貸してと言われましたが、貸せません。女性には勧められないし、読んでも不快になるだけかと…なぜ、こんなに評価されるのか…謎です。こっちの方がミステリー(笑)
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No.153:
(4pt)

謎解き目的で読むと辛いかも?

前半は引き込まれました。訳文がとても読みやすかったおかげも大きいと思います。残酷描写は想像力を潜めてさっさと読み進めました。謎解きに期待した分、終わりが見えてくる頃に真の犯人が誰か突如判明する為アッサリし過ぎた感が残りましたが、警察側の人物描写が面白かったので他のカミーユ作品も読みたくなりました。

ミステリーとしては同著者のサイコサスペンス『死のドレスを花婿に』のほうが読後の満足度が高かったです。こちらも女性が主役で惨たらしいことになってます。汗。アレックスとは違い、読んでる半ばで著者の趣味の悪さ?に気分を害して読むのを止めようかとむかつきつつ(笑、最後どうなるか知りたくて一気に読み進めてみるとアレックスよりも感慨深く、より筆力を感じました。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
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No.152:
(5pt)

こいつは面白い!

久しぶりに面白い小説に出会った。
ラーソンの『ミレニアム1  ドラゴン・タトゥーの女』といい勝負。
文句なくお勧め、以上!
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
416790196X

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