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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全471件 441~460 23/24ページ
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1人の人間でも見方によって、こうも印象が変わるものか・・・・・ 犯罪者としてのアレックス 被害者としてのアレックス 少女としてのアレックス 大人としてのアレックス 正義・・・・・見方によっては・・・・・・ 読後いろいろ考えさせられる作品でした! | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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旅行に持っていきましたが、つい読みふけってしまいました。 最近、荒っぽい北欧ミステリーばかり読んでいたこともあって、 とても洗練されていると思いました。各章ごとに、光の当て方が かわり、面白い。難をいえば、4人の刑事たちが類型的、という ところでしょうか。 | ||||
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多くのレビューに書かれているように、この小説は単なる誘拐犯罪とその救出劇を描いたものではない。 残虐であまりにも乱暴な手口の誘拐から始まり、残忍極まる連続殺人が起こる。 アレックスという一人の女性が、被害者となり加害者となり、その経緯が少しずつ明らかにされていく。 読者は、最後までアレックスが何者なのか、何を目的として不可解な行動を繰り返しているのかを 知りたくてページをめくることになる。 そして、最後に、アレックスという一人の女性の人生、アレックスが喪失したあまりにも大きなものを 衝撃を持って知ることになる。 アレックスには、成し遂げなければならないことがあり、そして、大きな代償を持ってそれを成し遂げた。 罪と罰。善と悪。 読後、しばらくして、同じ女性としてアレックスという女性の人生を想って泣いた。 | ||||
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ぐいぐい引き込まれて面白いけど、細部に物足りなさがありました。 警部と妻に関するわりと重要なことがらが、とってつけたような注釈(?)で済まされていたのが謎です。 第三部をもっと深く、内容濃く書いてほしかった。 登場人物はそれぞれ個性的で、想像しやすくてよかったです。 | ||||
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まぁ予想の範囲だわと読み進めていたが最後でわかる事実にやられた。全てが繋がる感じ。 人物も生き生きと書かれているし、文章も訳文だが作者の文才を感じさせる。 絶対、映画化するなコレ。 | ||||
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いささか「読み」に徹してサスペンスへの構えととっていましたが、シンコペーションで裏リズムへ引き込まれました。 お見事です。 | ||||
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1粒で2度おいしい、いや3度おいしい小説。 1部・2部・3部で読み方がガラッと変わるストーリー。 「ん?」と疑問に思う箇所もあるのだが、サスペンス小説としては 非常によくできていると思う。 特異な設定や、奇抜性のみに頼った小説でないことは 充実したキャラメイクにも表れている。 ストーリーの性質上、あまり多くは語れないのだが これから読もうとしている方は ぜひ、まっさらな気持ちで読み始めてほしいと思う。 | ||||
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ここまで急転するストーリは初めて読んだように思います。 どんでん返し、というものは、ラストで展開されることが多いと思いますが、まさか、このタイミングでこう切り替わるかと、大変驚かされました。 冒頭で誘拐されるアレックスは、古屋に監禁され、凄惨な目にあわされます。 このままでは、ストーリの最後まで生き延びられないのでは、と、アレックスが憐れで、身震いしながらも、ページをめくる手がとまりませんでした。 一気にストーリーが急転してからは、さらなる壮絶、凄惨なシーンには強烈な恐怖感を覚えつつ、恐怖感の高まり以上に、この事件の真実を知りたいという思いの方がどんどんと強くなっていきました。 さらに、いくつもの事件へとストーリが広く拡大していきます。これらの事件とアレックスとの関係について、結末ではさらなる衝撃が用意されています。 捜査側の登場人物が大変特徴的に描かれています。 一人一人の刑事の思考、行動が明確に描かれ、強い印象を残します。 このことが、ストーリ展開のわかりやすさにも繋がっていると感じました。 ラストでは、ストーリをきっちりと仕上げてあるため、これだけたくさんのドキドキと恐怖感を味わわされながらも、読後は不思議なまでのスッキリ感に包まれます。 あたかも「オバケ屋敷」から抜け出て、陽光の下に戻ってきた時のような、読み終えたあとはそんな気持ちになりました。 | ||||
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普通のサスペンスだと思っていたら本当に裏切られます。残忍な場面がかなりあるので、その手の描写が無理な人には向いていないかも。でもとにかく面白いし読後感も悪くないです。 | ||||
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かなり衝撃的な作品。誘拐・監禁されたアレックスの脱出劇はほんの序章に過ぎない。アレックスの過去が徐々に明らかにされるにつれ,ストーリーは二転三転する。最終的にその全貌が見えたときに読者が受ける衝撃といったら・・・・。アレックスの復習劇は壮絶だが,あまりに切なく悲しい。 | ||||
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正直なところ、ほかの皆さんの評価がなぜこれほどまでに高いのか、わかりません。 確かに、プロットだけを見ると惹かれます。 けれども、ところどころで描写のポイントがずれているなと感じました。 警察官同士の関係や、その中でも核となる警部の私生活などはかなり詳細に描かれている一方で、肝心のアレックスという女性に関しては、描写が大ざっぱすぎます。 もっと彼女の成育史や家族関係が文中に盛り込まれていれば、彼女がああいう行動をとった彼女なりの必然性に説得力が増したのに… 個人的には深い余韻もなく、大味で冗長な印象で終わりました。 | ||||
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まず、登場人物がよい。妻と胎児を誘拐殺人で亡くした主人公のカミーユ警部(小柄だけど気は短い)、その部下である二人、タバコも食事もとことんせびる超どケチなアルマンに、インテリ、金持ち、男前と三拍子揃ったルイ。小生意気な予審判事。彼らの小気味好いやりとりに時にはニヤリとさせられ、時には大きく頷き、そこはフランスミステリの面目躍如である。カミーユの内面描写も胸をつき、個人的にはそれだけでも読んだ価値はあった。 一方肝心のストーリーだが、帯の惹句は正直言って煽り過ぎである。オットーペンズラー大丈夫か?「三部構成の各パートで全く違ったストーリーに見えるのが本作の肝だ、二転三転する展開に翻弄される!」というが、そうだろうか?キャラクター造形を除けば、私は第一部から一貫してホワイダニットが読みどころだと思っている。どこか肝心なことを書かない印象を受ける描写に違和感を感じ、第一部はなぜアレックスが監禁されたのか?という疑問で読み進めることになる。第二部はまた違った話であるのは間違いないが、話の展開よりはアレックスの一連の行動の謎が読者の一番の興味ではないだろうか。その謎は終盤でピークを迎え、第三部ではいくつもの謎が明かされる。ただし情報の後出しがほとんどで、本格スピリットを期待してはいけない。唯一評価できるのは、TシャツをXXXXXところだな。若干無理目ではあるが、素直に頷けた。 そして読み終わった後に、これまで感じた違和感を確認するために第一部を読み返す。このときアレックスが何を考えていたかに想いを馳せるとそこでようやく、違ったストーリーに見えてくるのだ。本作はホワイダニットを中心に据えることで、アレックスという1人の女の壮絶な軌跡を読者の心に焼き付けたのである。 余談だが、アレックスで検索すると、本作の横にモニカベルッチ主演の仏映画アレックスが出てきた。アレックスという名前は創作物上では報われないな。 | ||||
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【多少ネタバレしているかも知れません】 誘拐監禁事件の第一部、警察による追跡劇の第二部、どんでん返しの第三部と、それぞれ異なった展開で読者を飽きさせない。 最後の数ページで、それまで見えていた風景が180度変わってしまう卓抜な終幕は、快感ですらあります。 読後、ヒロイン、アレックスの壮絶な人生に、誰もが想いを馳せずにはいられないはず。 ーーが、ふと立ち止まって考えると、この話は、当然ながらフィクションだという事に思い至ります。 フィクションであれば尚更、面白さを追求するためなら、女性あるいは少女がここまで残虐な仕打ちを受ける設定もありだとする事には、疑問符を付けたくなります。 自分も含めて、架空の話であるミステリに多少の残虐性を求めるのは一般的な傾向の範囲内だとは思いますが、本作の場合、直接的な描写は無くとも度が過ぎている、というのが正直な感想。 何しろ、ヒロインに救いが無さすぎる。 刑事たちのユニークな個性も個人的には不要。 シリーズものの二作目のようなので(一作目は未訳)仕方がないのだろうけど、彼らの内輪のエピソードは本筋とはほとんど関係が無く、ヒロインの個性が強烈なだけに、この物語を単体として見ると、シリーズものをあまり読まない自分には蛇足だと感じられました。 諸悪の根源である人物に対する処罰は、他の人物に対するそれと比べると軽すぎる気がするし、フランスには死刑制度は無いので、数十年経たずに出所してしまうのでは? ストーリーと筆力は至極、しかし上記のように釈然としない部分は若干残る。 よって評価としては、細かいですが、星3.8ぐらいです。 | ||||
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長く生きて、大量の読書をしてくると、なかなか「これは!」という作品に巡り合わなくなってきます。 そんな中で、本作品は久しぶりに「こんな小説を待っていた!」と思わせてくれるものでした。 発売されたばかりなのに、アマゾンで数週間待ち!・・・・そんな興味から、本屋に走って購入しました。 「残酷な描写やシーン」も多々ありますが、それが最後にはその描写やシーンの必要性に納得させられました。 良い作品と出会った時には、読了してから2~3日間はなんとなく小説の世界から抜け出せずに「放心状態」のようになることがありますが、当該作品はまさしくそのような小説でした。 読み終えて、時間が経てば経つほど、アレックスの心に寄り添わずにはいられません。 | ||||
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ゆるやかな導入部分だが、30歳で美人のアレックスが誘拐される段になって、そのリアルな暴力と悍ましさが緊張感を強いる。監禁された倉庫内で、隙間のある木箱の中に全裸で入れられ、その箱は横になることも立つことも出来ない狭さだった。そこには鼠も徘徊しており、弱っていくアレックスをじっと見ている。誘拐犯は早い時期に判明するが、警察の追跡中に事故で死んでしまうので、アレックスの居所は不明のままだ。 しかし話はアレックスの脱出劇のスリルを味わうのがメインではなく、序章に過ぎなかった。被害者と加害者が錯綜し、意想外の展開となる。伏線もきっちりとさり気なく有り、警察側を含める人物造形も類型的でなく、個性が際立っているので、ストーリーに深みがある。 3部構成だが、2部の死体の山はやりすぎだろうと思え、どうなるのかと心配したら、きっちりと3部で納得させられる。何と云ってもアレックスが謎めいているので、途中で止めるにやめられない。原題アレックスを、「その女アレックス」と変えているだけで、平凡なタイトルだと思っていたのだが、徐々に意味深なタイトルに変貌する。そして着地が見事に決まり、このミステリーはすごい! | ||||
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久々に、人に薦めました♪ 本は、個人的な物だと思っているのであまり人にはお薦めしませんが・・ この本は!! それでも誰かに読ませたくなりました! 誘拐から進むサスペンス。 テンポ感読みやすさはどちらかと言うとハードボイル系 犯人が誰かよりも、誘拐されたのは誰なのか??が主題になって行きます。 被害者が犯人!? 犯人が被害者?! 誘拐事件を追いかけて行きながら悲しい過去と向き合う刑事。 まぁ、こういうお話は刑事や探偵はたいてい過去がありますが 個性的な(フランスっぽい)刑事達が出てきます。 そこがまた読んでいて面白い。 資産家の相続人の全身たぶん高級ブランド?で固めたハンサムで 会う女性が皆色目を使いたくなる刑事さんに個人的には会ってみたいですが・・ | ||||
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凄いものを読んだ。大満足。久々に一気読みできるミステリーに出会った。内容を説明してオススメしたいのだが、下手に喋るとネタバレしてしまいそう。みんな、早く読んで…。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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とても人間くさいミステリーです。アレックスの生きたあかしは、あまりにも悲しく、ひどいもので、結末に至った状況に怒りのすべてが込められていると思いました。誘拐事件から始まった謎ときが、警察をあっちこっちにひっぱっていきますが、底に流れているカミーユ警部や、ルイ、アリソンらの部下たちの個性でこの本を面白くしています。若い女性の誘拐事件が、暗闇のストーリーの発端ですが、切なく、強い女性の生き方が、心をゆさぶります。 | ||||
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