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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全471件 201~220 11/24ページ
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二転三転のサスペンス、登場キャラも魅力的で確かに面白いが、終わりが唐突で えっ、終わり?って感じ。 | ||||
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最初はグロテスク。 最後は哀しく終わる物語。 映画にはできない物語。女性、子供にはおすすめできない。 この著者の他の本も読みたくなった。 | ||||
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どんでん返しというか大逆転という意味ではディーバーに通じる部分があると思う。ディーバーは物語の終盤でどんでん返しを畳み掛けるのに対して本作は各章ごとにどんでん返しが繰り返されるのが特徴と言えるのではないか。本作は3部構成になっているが、それぞれの章に3つの犯罪に3人の犯人、それにその根源となるもう一つの犯罪が隠されている。その意味で3冊分のプロットにそれを総括する結末が用意されている。 他のレビューを見るとミステリーとしてフェアではないとの意見が散見される。本作をフーダニットにフォーカスしたロジックパズラーとして読むとそのような印象を持つこともあるかもしれない。しかしよく読んで作者の意図を考えれば破たんはしていないと私は感じた。しかし本作の読み方としては、作者のトリック公正さを審査するのではなく、目の前を高速で展開するストーリーの流れに身を任せてエンターテイメントマジックを愉しむ気持ちで読むのが良いだろう。そのうえで、犯人の動機を考え、罪を考えるのが本作の味わい方なのだと思う。 | ||||
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とした感触がいつまでの舌に残る。男が書いた作品。そんな言葉が浮かんだ。大団円を期待していたわけではない。「二人の主人公」として。 一人にはうっすらと光がさして来たのに対し、もう一人にはあまりに救いがない。それが不快な痛みとなりいつまでも胸を刺す。そんな作品。 | ||||
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単なる謎解きではありません。 物語が進行するにつれて、主人公のイメージを変化させる作者の技法に感服しました。 | ||||
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へそまがりの私は評判のよい本、「この本がすごい」といったたぐいの宣伝の ついている本はすぐには読みたくない。この本も何度も書店で目にしたが我慢した。 でもゴールデンウィークにあまりもひまだったのでつい買ってしまった。というか、 この本の表紙の写真が気になって買わされてしまった。 当書の原題は「Alex」。原書の表紙もモノトーンのすこし険のある女性の写真で 地味。それが文春文庫版では題名が「その女アレックス」。見得をきっている。 表紙は Getty Imageから借用してきた「椅子に拘束されている女性」の写真。 この題名と表紙が実にいい。惹きつけられる。なにかおどろおどろしい、江戸川 乱歩的な味わい。実際、表紙の写真ではアールデコ調のがらくたの散乱する地下室で 明り取りの窓から外光がうすぼんやりと差しこんでいる。椅子にくくりつけられた 女性はうなだれて顔が赤毛に隠れているから年齢はよくわからない。でもむきだしの、 ほころびのあるメッシュのストッキングに包まれた膝からふくろはぎの豊かさと 白さを見ると多分若い女性だろうと推察される。椅子に太縄で拘束されているが なぜか太縄はゆるんでいて、一体この女はなにものなんだろう、どうしてこんな 地下室に拘束されているんだろうと想像をかきたてられる。官能的である。 当書は一級の推理小説だと思う。捜査側だけ見ても、カミーユ・ヴェルーヴェン警部 (彼自身心の闇をかかえている)、その上司にして友人のジャン・ル・グエン部長、 カミーユの部下のルイ(冷徹でブランドに身を包んだ金持ち)、おなじくアルマン (超倹約なおねだり屋)、エリートの鼻持ちならない予審判事ヴィダールとじつに多彩で、 彼らが織りなす友情や敵対の物語も本編の筋とおなじくらい面白い。手練れである。 話はひとりの女性が誘拐されるところから始まる。内容については一切触れないが、 展開はシャープで極めてロジカル。ほとんどノンストップで読んだ。ノンストップで 読んだのは、次はどうなるんだろうとわくわくしながら読むというよりはむしろ 早くこの本を読み終わって、納得して終わりにしてしまいたいという感じ。 なんだか後味が悪いのである。やりきれないのである。全体的に面白く、著者の頭の よさもわかり、もちろん意外性も楽しめたが、でもこの本を子供たちや妻には推薦する 気持ちにはなれない。「それはオメエがナイーブなだけの話だろう」と言われれば その通りと言うしかないのですが。けっして当書を貶めているわけではありません。 うまく言えないが、例えば非の打ちどころのないフランス料理のフルコースを高級 ワインとともに味わって、ああ、おいしかった。大満足した。 でもフォアグラはちょっと俺には苦手だったなという感じです。 | ||||
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冒頭部からしばらくはちょっとだるい感じかなと思っていたら、話が転がりだしてからはまさに怒涛の展開。このミス1位、週刊文春1位、さらに本屋大賞1位の実力は伊達ではなかった。面白い。 | ||||
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この話はそもそも感動するような話なのでしょうか。もちろん作者もたぶん求めてはいないと思うけれど本の帯にあったので。 自分もそういうことははなっから求めてはいなかったので別に期待はずれというわけではないのですが。 小説自体はぐいぐい読ませてくれるし始めて読む作家なので新鮮味もありました。 あまり書くとネタバレになってしまうので差し控えますが、ああいう目にあってあそこまでしたような人がああいう行動を起こすだろうかという違和感は残ります。 でもフランスの警察小説としてはとても面白く興味深く読めました。日本とはやはり国民性も違うのねという感じとか。 ただ「読めば感動必至」みたいな安易な宣伝は作者に対しても読者に対してもなんだか失礼な気がして興ざめです。 | ||||
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誘拐されたアレックスの生命力、意志の強さを 描いたものではありません、 一部その要素はありますが、 はるかに次元の違う作品です。日本人では 書けないえぐい発想が詰まっています。 | ||||
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物語としては面白いです。意外な設定にも驚きます。ただ、読後に何かが残っているかと言うと…何も残りません。 | ||||
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本屋大賞に惹かれて購入したが、閉所恐怖症の私は読み始めて直ぐ後悔。 殺人に誘拐・虐待・レイプと暴力の連鎖でげんなり。どんでん返しを2回用意されていても題材が残酷すぎる。 人にはとても紹介できない。 売れれば良いってものでは無いと思う。 作者の神経を疑います。 | ||||
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評価の高さに… ぜんぜんどんでん返しなんて事はないし、周りの登場人物たちのエピソードだけで半分くらいおわってる。 なんども寝落ちして、でもこれから何かあるんだろうって思ってがんばってたら終わりでした。 こんなんでいいの? あまり低評価のレビューは書かないですけど、書かずにはいられませんでした。 たぶんホラーかグロテスク映画にしたらオモシロイのでは? | ||||
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自分は”どんでん返し”を期待して、本書を手に取った。 騙される感動を求めて、読み進めていったがその意味では期待外れだった。 というのも、伏線と呼べるものがほとんどなかったからだ。 女が誘拐される⇒女の捜索願が出ない⇒裏がある女なのではないか⇒… 展開そのものは大きく動くが、情報が後出しで場当たり的。 特に、女がどうして自分が誘拐されたかわからないと感じていながら、誘拐されるだけの理由が十分にあるのはひどかった。 要するにミステリーではなくサスペンス。 それならそれで、スピード感のある展開にすればよいと思うのだが、人物描写が丁寧な分、物語の進捗は遅い。 色々な部分でちぐはぐな作品。騙されたいと思って買うならお勧めはしない。 | ||||
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様々なところで激賞されていたので読んでみました。 訳文もスムーズで、おそらく原著もスムーズな文章なのでしょう。 登場人物の描写も良くできています。 多少のグロテスクな表現もまあよしです。 ただ、そこまで激賞されるほどか?というと甚だ疑問です。 衝撃の大どんでん返し、想像を絶するラスト、、、等々の 惹句に反して、読後は「え?これで終わり?」。 つまらない本ではないのですが、それほどのものかなぁという 感想でした。 | ||||
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少しでもストーリーに触れようとすると、展開がわかってしまいそう なので、できるかぎりここには触れないようにして... ストーリーの展開はさすがだな、と思います。 ぐんぐん読み進めさせてしまうところもすごい筆力だな、と思います。 文句なく1級品の作品なのだろう、と思います。 ...が、 読後感が良くないのです。 これを期待してはいけないのかもしれません。 物理的な攻撃だけでも十分に残酷ではあるのですが、 物理的でない攻撃は抵抗のできなさや、ダメージの持続からか、 想像される臭気からか、苦しさを通り越して絶望を感じさせます。 読後感が良くないのは、たぶん、この感触が残るからでしょうね。 読者にこの感覚を残すということであれば、十分すぎるほど成功して います。 | ||||
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新奇性を求めて反則技に手を出しちゃったね。悲惨なだけで感動なし。それに、主人公の女は誘拐・襲撃される理由ありありなのに、「なぜわたしなの?」はないよな。 こういうのを面白がる現在の出版界のレベルの低さが本の売れない一因だと思っている。 風刺画だけでなく、フランス人の感覚はやっぱり違うんだね。 唯一の救いは、日本語訳が句読点の打ち方を含めて比較的まともだったこと。 | ||||
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久しぶりに小説というものを読みました。 最初はアレックスに凄く同情して辛い気持ちになりましたが、途中からなんてやつだ!って気持ちになり、最後にまたアレックスの気持ちを思うと辛くなる作品でした。 続きを早く!知りたい!って思える作品でした。 | ||||
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私の感想も黒連星さんと全く同様。ミステリーに必要な「意外性」を”無理やり構築した感”が強い。 長かっただけに、ちょっと時間返せ的な・・・ | ||||
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誘拐されたアレックスの心理と、ユニークな刑事三人組を中心とした捜査が交互に語られる第一部、意外な展開を見せる第二部、取り調べでの神経戦が見ものの第三部と、楽しめる内容だった。特に、 第一部でのアレックスのネズミとの睨み合いによる恐怖描写が印象的。物語の進行とともに、アレックスに対する見方が二転三転し、面白いと感じた。 しかし、真相を知った時、この物語は完全に破綻していることを知った。第三部は有りえない真相に基づく蛇足にすぎない。 なお、この作品には伏線らしきものは全くない。真相につながる事実はすべて後出しだし、あるのは、読者をインチキな記述で惑わす逆伏線のみ。 (ネタバレ注意) 実を言うと、最後まで読み終えた時、アレックスの死亡原因が「兄による他殺」なのか、「自殺」なのかがよくわからなかった。 第二部49を読み返し、「兄による他殺に見せ掛けた自殺」だということがわかった。そうだとすると、相当無理、無茶苦茶な設定と言わざるをえない。第三部での取り調べ、冤罪による誤認逮捕という意外な結末につなげたいがためのご都合主義にすぎない。 これだけ残忍な復讐劇を繰り広げてきたアレックスが最も憎み、残忍な方法で殺害すべき人物は兄、その人に他ならない。その人だけを自ら手を下さずに、警察が取り上げるかどうかもわからない不確実な証拠をねつ造した上で、警察による逮捕、司法の裁きの可能性に委ねるということは全くありえないこと。警察が自殺として処理する可能性の方が圧倒的に高いし、警察がアレックスの意図を読み取ってしまう可能性もあるし、裁判で証拠不十分で無罪となる可能性も高いし、何らかのアクシデントで兄にアリバイができる可能性すらある。こんな低い可能性に賭けるわけがない。 | ||||
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身ぶり手振りの描写が多いがテンポが落ちることなく引き込まれる | ||||
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