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イノセント・デイズ
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イノセント・デイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全226件 121~140 7/12ページ
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死刑制度を考える、みたいなテーマはおいといて、一気読み必至のミステリー。 語り部達を通して、人間の孤独と無力について心がえぐられる。 謎が解けていく後半。果たして少女を救うことはできるのか?そもそも救いとはなんなのか? 絶望を抱いてるヤツこそ、これを読め! | ||||
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田中雪乃という女の子の一生が描かれたシンプルな作品である。 ただそこには女の子が強く、また弱く、そして田中雪乃という人間形成を周りが作り出しいくストーリーが面白くて、スラスラと読めて先が気になった。 小さい頃に受けた心の傷は大人になっても 消えることのない『誰かに求められたい』 必要な人でありたい。 私は思う。綺麗事に聞こえるかもしれないが、 そういう子どもが少しでも減り、子ども自身が自らの力で生き抜こうと思える世の中にしたい。 それは大人達が作るべきである。 | ||||
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結末はプロローグで予想できたものの、読後感はダンサーインザダークを見終わった時と同じでした。 | ||||
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読みやすいのでさらっと行けます。 幸乃という人物を関係者が語るのですが、 マスコミで言われているような悪女ではない。 だから、可哀想でしょう、不条理でしょう、と言いたのでしょうか? ただの共依存で、自分を持たない人ですね。 周りにいたら、慎一共々イラっとくる人です。 「自殺したらいけない」と言われたから、自殺に失敗したから 「そうだ!「死刑」になれば良いんだ」ってね。何それ? 理子や真一、老婆、被害者夫、アパートのオーナー他、 それぞれが自覚の有無に関わらず人の人生を変えるほどの罪を犯していながら 無自覚、無責任で、ただ自覚した時「告白」すればそれでOKという安易な感じも、なんだかね。 暇つぶしにどうぞ。 | ||||
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中盤の幸乃の不憫さに、一旦読むのを中断しました。 しかし、読み直し始めてからは一気に読み終えました。 つつけば、アラはあります。 判決後の、周りの人の幸乃への関心・思いの強さ。 幸乃がどうしてそこまで自分を責めるようになったのか。 もう少し説得力のある描写があってもよかったかな。 ただ、中盤から最後までの「読ませる力」はとても良かったと思います。 とくに最後、幸乃と女性看守のやり取りの場面は、凄みすら感じました。 暗く、万人受けする作品ではないかと思いますが、最後まで読み通せて良かったと思いました。 | ||||
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なんかどうでもいい感じでした。こんな風に感じる͡娘がいるんだね。 | ||||
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ラストは想定外の展開で驚きました。 ドラマ化されるので原作を読んで楽しみたいと思いました。 | ||||
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冒頭のプロローグより、場面は法廷へ。 その後は雪乃の過去や背景を各関係者の視点から描かれる形。 私は良いと思いましたし、読みにくいとは思いませんでした。 ここから先は私個人の意見です。多少内容にも触れます。 あくまで個人の意見ですのでご了承ください。 正直、雪乃の過去や背景を知っても雪乃が生きることを止めた理由に納得がいきませんでした。 私からすると理由が弱いと感じます。私が割とドライな性格だからかもしれませんので、人それぞれでしょうね。 あと、帯の言葉で期待しすぎて所があると思います。 読んでる最中も雪乃に愛しさは感じるものの、「何でそういう事してしまうの?優しすぎるよ。受身すぎるよ」と歯痒くなることばかりで、「筆舌に尽くせぬ孤独」を私はこの小説からは感じられませんでした。 最後のあの切ない終わり方は想像できるものの、どこかで安心する私がいました。 あんな状態の雪乃に、これからも生きる事を強いるのはむごいかと思います。 最後まで読ませる作品ではありますが、もう読まないと思います。 | ||||
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心に残りました。 重くもとても良い本なんだと思います。 沢山の本を読んでも、これは忘れないと思います、 | ||||
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まだ読まれてない方の邪魔にならないように内容は書きませんが、初めから終わりまで喉がつかえる感じがずっとありました。苦しくて、でも登場人物たちから目を背けられず、1日も経たずに数時間で読み終わりました。読み終わった後、本を抱きしめました。 お恥ずかしい限りですが、早見和真さんの作品を読むのは初めてでした。きっかけは三省堂書店・新井賞を受賞された作品の中にこちらの作品があったからです。大切な本と出逢えた喜びと、早見和真さんの作品をじっくり読む宝のような時間をくれたことはひたすら感謝です。 | ||||
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嫌いなタイプの小説ですが、体が反応したんで5点です。きょう福岡地方は寒いので風邪引き初めのゾゴゾゴかもしれませんが。面白いんだけど、難は浅いというか薄っぺらな印象を受けることと胸糞の悪くなるようなやつが次から次と出てくること。 | ||||
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田中幸乃を取り巻く男たちで、なぜそこまでにして幸乃にはまり込んでいってしまうのかが不思議だった。猫目で切れ長の目をもっており、肌も白く背が高いという描写があるので、やっぱり美人の部類というか男を虜にする魅力があったのだろう。例えば八田(放火被害遺族の親友)はおそらく幸乃に惚れていたと思うし、判決を聞いた傍聴席で幸乃が八田ではなく佐々木慎一(幸乃の幼馴染)に微笑んだことに強いショックをうけている。また翔(幸乃の幼馴染)で幼少期以降から面識がなかったのに、なんとかこじつけた面会で佐々木慎一の存在をきいて、自分ではなく他の男性も助けようとしている事を知り、出し抜かれたようなショックをうけている描写もある。 幸乃のなぜそこまでにして厭世的(人生を悲観し死に急ぐような人)になってしまうのかがわからなかったが、とりまく人物達のほうがよっぽど人間臭くて彼、彼女達の言語行動のほうが共感できた。陽子(幸乃の中学同級生)が皐になびくところとか、中学生の閉塞的、屈折した世界観が生々しく再現されていたので、とても興味深かった。翔も、立派な家庭に育ち誠実な人格者に育っていたのか思いきや弁護士としての名声に目がくらんだのか、後半の佐々木慎一とのやりとりでひと悶着を起こしてしまっている。 ああ、登場人物がこんなにも人間臭いからこそ幸乃の存在が儚げにうつっているのかな。 | ||||
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全体的に薄っぺらい印象ですね。 登場人物を不幸にしておけば読者が喜ぶとでも言いたげな。 小学校時代のわずか数年間に仲が良かった…だけで、そこまで入れ込みますかね。 それほど魅力がある主人公とも思えないし、そこまで同情を誘うほどの不幸でもないし。 恋人に別れを告げられてそこまで食い下がるキャラ設定でした? それぞれの独りよがりの集合体みたいな内容で、深い部分が描ききれていません。 これで寝込むってどんだけ純真無垢な方なんでしょ。 この帯書いた人こそ『イノセント』なんではないでしょうか? | ||||
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後半は一気によんでしまいました。星4つは 最後に雪乃を抱きしめてあげたい 気持ちでいっぱいになったから | ||||
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途中までは、かなり面白かったと思います。 幼馴染の翔と慎一が相次いで主人公のために動きだす辺りまでは、「よしよし、いいぞ!」という感じで、ワクワクしながら読みました。 最後に近い刑場に向かう場面でも、「昔からの持病という設定はここで生きるのか!」と感心しました。 しかし、何と、こうした設定は、最後には生きないのです。 しかも、それらを無駄に終わらせるだけの説得力があったとは思えません。 他の人も書いていますが、主人公が、「生きている価値が全く無い」というほどどうしようもない人生を歩み、他人から必要とされない人間になってしまっているとは感じられませんでした。 あのような最後にすることによって、「この本から何かを得る」ということがほとんどできなくなってしまいました。 仮に、私が期待していたようなラストだったら、この本から爽快感を得られたし、「やっぱり幼馴染はいいな」とか「諦めず生きていれば必ずいいことがある」とか「見る人は見てくれている」というような教訓も少しは得られたと思うのですが。 うーん、何だか非常に惜しい!という作品でした。ちょっと残念。実際の人生は、もう少し希望があると思いますよ。 | ||||
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すべてが、ほんの少しズレただけで、ほんの少し間に合わなかっただけで。 誰かが、誰かひとりでもいいから、もう少し幸乃の人生に踏み込んでいたなら。 そうすれば、変わっていたのだろうか? 幸乃の人生も、彼女を取り巻く人たちの人生も。 結局は、タラレバ論になってしまうのだが。 あれこれ思い巡らせてみても、何が正しかったのか、何が悪くて 誰が正しくて 間違えで、何が本当で何が嘘で、誰が本当で誰の言っていることが正しくて、何が正義で、誰が悪人で、何がどうなって、どこでどうやって、誰がどうしてこうなったのか… 結論など出なくて。 あーだこーだと思い巡らすだけ。 せつない とか、苦しい とか、そんな言葉では足りない。 クライマックスに向かえば向かうほど、真実に近づけば近づくほどにイライラは募る。 どいつも こいつもッ! 思わず声に出してしまった。 小曽根理子も、翔も。敬介も姉も。 幸乃を取り巻く誰もが身勝手すぎる。 幸乃の人生を、真実を語りながら、結局、赦しを乞うて赦しを求め、解放されているのは彼らだったように思う。 幸乃の人生をなぞると共に、自分の人生に区切りをつけて、次に進んでゆく彼ら。みんながそれぞれに次なる一歩を踏み出し、生き続ける。 翔は慎一の名前も幸乃の誕生日も覚えていないのに、なぜ、幸乃を助けられると思ったのだろう。そして、なぜそんなにも傲慢な態度でいられるのだろう。人の気持ちに寄り添うこともできない、しない翔のような人間が弁護士だなんて、私はイヤだ。そんな翔が弁護士として生きてゆくということに 微かな嫌悪感も抱く。 もう少し、ほんの少しでいいから慎一に近づき、幸乃を思ってくれれば。何かが変わったかもしれないのに。 小曽根理子には失望しかない。 幸乃に罪をなすりつけたまま大人になり、名声も得て。講演までするような大人になって。子どもたちに「人生が変わるかもしれない」などとたいそうなことを言っておきながら心の中では 「逃げ切った」 などという思いを抱いているだなんて。 信じてはいけない。 目に映るもの、目にしたものが、本当にそのまま真実だなんて、信じてはいけないのだ。 誰かが言った言葉も、テレビも雑誌もニュースも。鵜呑みにして、信じてはいけない。 本当のことを知るには、自分で立ち向かわなければ。 失われてゆく命や人生がある一方で、生き延びてゆく人もいる。何食わぬ顔で、何も知らぬままで、あるいは嘘を抱えて、赦されたのだと勘違いしたまま、逃げ切った、と都合のよい解釈をしたまま。そうやって、生きている人もいる。 幸乃がいなくなっても、変わらず回り続ける人生が多々ある。 やるせない。 結局、人生なんてそんなものなのかと、やるせない気持ちになる。 「寝込む」ほどではなかったけれど、重くのしかかる読書ではあった。軽い風邪の引き始めのような。 まとまらない。 感想という感想もまとまらないし、書きづらい。 何度か読んで抱く自分の思いが見つかるかもしれない。 けれど、再読するにはまだまだしばらく時間を要する。 翔は、「大切な友達の誕生日」と幸乃が言ったことを知る日はあるのだろうか? 慎一は、すれ違い、間に合わなかった幸乃の人生に再び苦しみはしないだろうか。 知らないこと、気づかないこのなんと多いことか。真実かどうかもわからない人生。 それでも続いてゆく。 望んでも望まなくても。 幸乃はでも、自ら望んでその道を絶った。 そして、遺された者の人生は…… | ||||
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読み終わってから時間が空いているので、ハッキリした事は言えませんが 私には理解が出来ませんでした。読み易かったのは間違いありません。 理解出来ないが故に、最後の所で法律はこれで良いのか?などと筋違いな事を考えてしまう瞬間がありました(汗) ・・・時間を空けて、また読んでみようと思います。 | ||||
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著者が何を表現したかったのかはさっぱりわからなかったので感想はありません。 とにかくわからないことばかり。登場人物の心情も理解できず、金銭を要求する暴力を伴ったいじめが たまたま友達二人の身に降りかかるのは都合良すぎる。 中心となる人物が変わる度にそれ以外の人物がなぜか悪者みたいになる。 ドラマになるということで読みましたが、読むのが辛くて大変でした。 | ||||
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色々な視点、観点での描写を重ねていく という手法に新鮮味は感じられない。第2章までを読んで後が想像出来たことと、いたたまれなく切なくなったのでエピローグに移動しました。 こうした人物をモチーフにする意図は理解出来ますが、これでもかという哀切さ描写が想定内であること、表現が幼いこと、非文芸的でありながら救われようのない結末であること(文芸的であれば救われなくても可)など粗が多少目立ちました。 次作に期待します。 | ||||
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憤りしか残らない話でした。 井上啓介、丹下翔にもその父親にも八田にも 佐々木慎一にもヒカルにも美智子にも陽子にも理子にも。 何より田中雪乃に激しい憤りを感じました。 生まれてきてごめんなさい。人に必要とされないなら 死んだ方がいいなんて身勝手な思いです。 必要とされてない人は死んだ方がいいと言われたら 生きていけない人は大勢いると思います。 生まれてきたのは雪乃のせいじゃないのに。 怒りと悲しみとやりきれなさで「納得できません」。 | ||||
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