■スポンサードリンク
イノセント・デイズ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
イノセント・デイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全226件 181~200 10/12ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全くもってミステリーではありません。 初めの方から結果は見えている。 そして、とにかく、 救いがない。 「は?」で終わります。 この小説を通して作者が世に何を訴えたいのかもわからない。 読後の気持ち悪さが半端無いです。 時間を返して欲しい。 そしてこの気分の悪さも取り返しがつかない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯の広告、本屋での宣伝、辻村さんの解説。 迷うことなく手に取りました。 魅力的な文を書く人だな、と思いました。 熱のこもったヒューマンドラマにめくる手がとまりませんでした。 自分も読後、寝込みました。 風邪でした。 一番嘘をついているのは帯広告という、破天荒なミステリーでしょうか。一体どこの誰が3日ほど寝込んだのか、が最大の謎です。 本を売るのは大変ですね。 推理作家協会も大変ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ベストセラーということで読んでみました。満足度は中くらいでした。「死ぬために生きる」主人公を描くというアイデアの新鮮さはありますが、視点を交代しながら登場する語り手それぞれの物語はどれもいささかありきたりで、作り物めいてもいて、物語全体としてリアリティがないように思いました。司法制度等はきちんと調査されて細部まで具体的であるのですが、人物たちがうすっぺたい。ちょっと厳しい言い方かもですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
放火殺人で死刑判決を受けた女性。 冒頭、死刑執行日から物語が始まり、第1章からは、彼女が産まれてからの人生が語られる。 各章のサブタイトルに、判決文の一部がセンセーショナルに付いている。 第1章は何気なく進み、第2章まで読むと、読み手は違和感を感じるようになります。あれ? 判決の内容と、彼女の人生に食い違いがあるのでは? そして第3章からは、その違和感が形になって現れてきて、この時点で読者は結末を予想するようになります。 救いのある結末か?それとも最悪の結末か? 読み手としては、どちらの結末が来てもいいように心構えは出来ているのですが、物語中盤までにピークを迎えたストーリーは、後半からラストまで、ひねりや驚きもなく、ただ直行するだけです。 ラストにも、もうひとつ物語展開のピークが欲しかったように思います。 しかし、読者をグイグイ引き込む文章で、登場人物たちの心理を魅せる書き方は素晴らしいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当に、出版社は帯で読者を騙すのはやめてほしい。売れれば何でもいいのか? この本のどこがミステリーなんだ?! 登場人物の視点がどんどん入れ替わるのも、あらすじを読まされているようでつまらない。 ラストはそのまま終わって全然ミステリーになってない。 登場人物の性格付けが魅力もないし、リアリティもない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無駄のない読みやすい研ぎすまさせた言葉に途中飽きさせない展開。主人公に感情移入してしまう。よかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「殺人犯」「ホステスの子供」「強盗少女」 「整形女」「ストーカー」 一体、どの彼女が本物なのだろうか。 ただただ、必要としてくれた人のために 尽くし続けた、女の物語。 本書を、読み終えたとき 最初の人物と、最後の人物では 印象が大きく違ってみえることでしょう。 ただ、他の方のレビューを見ても わかるとおり、帯に書いてあるほどの 衝撃はありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
よく練ってある感じがするし、冒頭はキレイな描写で期待させる始まりでした。 しかし、主人公の絶望や行動に全く共感できず、個人的には読後感も悪いです。 話題性から宮部みゆき氏の火車を読んだ時の感覚に近いです。 かなり苦手な部類の小説でした。 この作品が世の中では歓迎されているのか、と思うと感覚の差に戸惑います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【ネタバレあり】 これをミステリーとは感じない。 寝込むほどのラストでもなくほぼ予想通りいつこれをひっくり返すのかと思ったけと、そのまま終わってしまった。人物像からもどっちかというと人殺すように思えないし、殺してたほうが意外性あるくらい。その女アレックスみたいにしたかったとしても、幸乃は悪そうな感じしないし。まーた周囲の人の偏見や思い込みがあったり、マスコミが捻じ曲げて報道してんだろうなあーと思ってたらそんな感じ。 登場人物が多い割にそれが生かされていない。ミステリーだと見えない繋がりがあったりするが… あらすじをなぞってるだけで、感情移入できない。ミステリーと思っていたので新田と佐々木が同一人物で、恋人を刑務官になるよう誘導したのかと思ったが、全く別人だし、別人の割にイメージはなんだか被っている。ミスリードにしては中途半端だし。 女子高生の言葉使いがすごく悪かったり、三十代がうはーとか口調が軽々しく、不自然な感じがする。 嫌われ松子の一生のような話。結局不良のいたづらというオチまでも似たようなかんじじゃなかったっけ? 翔がかませ犬感があった。第三者にモテそうって言わせてモテる印象つけるのが鬱陶しかった。会話のやり取りのうまいだろってドヤ顔の返しがうまくない。だんだんやなやつだったな。なんでやなやつにしたのか?わかんなかった。作者が慎一推しだったのだろうけど。 いろんな人があともう一歩踏み出していたら、というのがたくさんあるのに結局保身から行動せずイライラする。 幸乃もそんだけの理由で整形する?影響され過ぎで危うい。なんでそんななの?深い描写ないからなんでそういうふうになったのかもわかんない。レイプも、事実としてされてました、ってだけで悲劇のヒロインのテンプレだなあって。 いろんな設定がただそれだけだった。陽子が翔を好きだったとか、それだけでそんな深い描写もないし、その後なんも繋がらない。9月15日だからなんなの?クマは結局どっちのクマで、だからなんなの?全てのエピソードが、登場人物が、表面を滑って行った感じ。 あとなんで灯油缶は捨てたの?どこまで関わってたの。 意味深に思えたことがなんの意味もなかった。 翔が子供時代のエピソード覚えていなかったり、海外に行ったことが活きてくるのかと思ったらそうでもないしただ翔って名前のためだけのエピソード?慎一も成長したみたいに書いてたけど、自分から解決というより、種まいて待ってただけというか。行ってこなかったらどうしてたんだろ?自分でなんとかするっていっても一般人はほぼ無力だし、賢く弁護士の手も借りてよかったんじゃないの?時間切れなるよ。手段選んでる場合じゃない。陽子もそんなあっさりなんかとか。連れて行く日に美智子が幸乃に話したのが重要なことがあるのかと思ったらなんも出てこない。 でも一番思ったのは、結局そこに追及されないように真犯人が死んだことにしたのだろうけど、無実の自分が罪をかぶることで真犯人が逮捕されず別の犯罪を犯した時責任取れるのか、真犯人にとって罪を償う機会を奪っているということ。解説ではフォローしてたけど、やはり自分勝手なのではと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリ・タッチで読む者の"価値観"を問うた重い作品。雪乃という女性が一家焼殺事件の犯人として死刑を宣告される所から物語が始まる。以下、雪乃の姉、雪乃の中学時代の友人、焼殺された一家の主人で雪乃の彼氏だった人物の友人の視点で雪乃の小学時代~事件直前の生い立ちが語られる。ただし、題名は「イノセント(innocent)・デイズ」。「innocent」は裁判用語では「guilty(有罪)」に対して「無罪」、一般的には「純粋無垢、無邪気」を意味するので、雪乃が「純粋無垢、無邪気」な女性(少女)で「無罪」である事は題名から自明である。即ち、作者が初めから冤罪問題、死刑という罪刑の是非、あるいは雪乃が有罪か否かを問題にしていない事は明らかである。 じゃあ、何を問題にしているかと言うと、唐突だが、私は実はTVドラマ「相棒」を思い出した。官房長の小野田が杉下右京を評して以下の様に言うのである。「杉下は必ず真実を暴き出す。だけど、杉下の正義は怖いよぉ~」。作者の考え方は、(杉下ではなく)小野田の見解に近いもので、「真実は1つかも知れないが、人には各々の正義(信条)があるので、人が自分のモノサシで他人の正義(信条)を判断するのは傲慢だ」というものらしい。確かに一理はある。複数の人物の視点を借りて、対象人物の生い立ちを語るという手法はミステリを中心に多く見られ、とかくステレオ・タイプに陥り易いのだが、その点はかなり綿密に計算して伏線含みで堅実に綴られている。 しかし、雪乃が「自分は生きている価値がない人間」と思い込む程のエピソ-ドかと言えば、う~ん、そこまでの程のものとは思えなかった。同時に、雪乃もまた、自分を支援してくれる人々(の存在を雪乃は知っていた)の期待(正義)を裏切る形で自身の正義(信条)を押し通したので、雪乃も傲慢という事になってしまう。結局、作者が問うている"価値観"の問題は堂々巡りという印象を受けて、何だかスッキリとしない読後感を覚えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幸乃はあれで本当に救われたのでしょうか。 少なくとも、私は納得出来ない。 それは私の独りよがりかもしれないけれど。 ただ、こんな事は許されないと思ってしまうのです。 幸乃の人生は、こんな風になるはずではなかったのですから。 真相は結局どこに行ってしまうのでしょう? その後が気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんな事件にもそれに関わる人達の人生模様がある。 その一つを深く掘り下げた作品になっている。 作者はきっとやさしく熱い人だと思う。 幸乃への思い入れが強く、最後の場面では作者の鼓動をビンビン感じた。 慎一の幸乃への気持ちが深いと感じとれなかったことが ラストの感傷を少し薄めてしまった。 泣けるわけでもなく爽快なわけでもないが読んだ後余韻の残る作品となっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分は本書を読む以前に「死刑のための殺人 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録」(読売新聞水戸支局取材班)を読んでいたので、「ああ、この本をネタに創作した小説かあ…。事実は小説よりも奇なりなんて言葉があったな。日本推理作家協会賞って大した賞じゃ無いの?」程度の感想しかありません。 また時間とお金の無駄遣いをしてしまいました。 ちなみに上記の読売新聞水戸支局取材班には星三個あげます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
また帯に騙されて買って読んでしまいました。 な~にが、「読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました」だ。 大仰も大仰、誇大広告も誇大。こういう帯の宣伝文句はいい加減にしてほしい。 ミステリ系のどんでん返しやラストの衝撃を求めて買おうと思ってる人は、待ってください。 この小説はそういうタイプの小説ではありません。 ヒューマンドラマを描く、人間心理の描写がメインの小説です。 ミステリ小説のような「謎」は出てきません。 表紙の後ろに「長編ミステリー」と書いてあるので、自分はミステリ小説だと思い込んでました。 「この物語の着地地点が全く予想できないぞ。スゴイなこれ」とワクワクしながら読んでいました。 なんのことはない、ミステリではないのでミステリとしての着地地点など端から存在してませんでした。 読了後、壮絶な肩透かしを食らってあっけなく終わった本書を片手に、しばらくボーゼン・・・・。 そして、この帯の宣伝文句や表紙裏の概要を書いた人たちへ怒りすら沸いてきました。 とにかく、怒りをもってこのレビューを書いています。 ミステリでもなんでもないヒューマンドラマ小説を「読後は寝れなくなるほどの衝撃が」と思わせるミステリ風に仕上げて売る 浅ましい商売してる連中のワナにはまらないように気を付けてください。 小説自体はそれなりに熱中して読めたので途中までは面白かったのですが、 やはりラストの肩透かし感はマイナスです。よって星3つの評価。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯に騙されることが多いですが、 この本の帯に偽りなしです。 読み進めるのに心が痛いと感じることが多かったですが、なんとか最後まで読めました。 楽しいとか面白いとかそういう部類の本ではありませんが、 期待を裏切らない、最後まで幸乃のこれからを祈るように読みました。 読んで損なしです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それと間違って行くことができない! 店は長い間、良い売り手のためのコレクションを持って、確かに期待どおり、最初のレートは、非常に売り手のためになります。 うれしい私はこれで私の前に置き換え 私はいくつかの友人に推薦して、彼らは製品を受け取った後満足していると私に言った。 売り手は非常にいいです。 私が助けを求めるときはいつでも、私はすぐに答えました。 私が今までに買った完璧なアイテム。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
付き合っていた男性のアパートに放火した罪で死刑判決となった女性(幸乃)。 その罪の背景には一体何があったのか、女性の関係者の証言が綴られている。 終盤は衝撃的事実が明らかになるものの、個人的には想定の範囲内の衝撃度であった・・・。 また、終盤の描き方がモヤモヤ感が残る感じがするなど、より丁寧に詳細が解かるとさらに良かったかもしれない。 ただ、一気読みする面白みを持っていたのは確かであるし全体として「幸せとは何か」を考えさせられる面白い作品であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は「人に必要とされる人間になる」ことだけが 自分の存在理由だと信じていたため、「人に必要とされ なくなった私」に絶望して自殺をしようとした。 主人公の気持ちは分かるが、それだと周囲の人に振り回さ れる人生になってしまう。人間同士の関係は変わっていく から、ある時は相手を必要としていても、状況が変われば 逆に相手が邪魔になることもある。その度に絶望して自殺し ていたら、命がいくつあっても足りないのではないだろうか。 主人公は、『誰も自分を必要としなくても、自分が生きて いること自体に価値がある』ということを悟ることなく、 形を変えた自殺によって死んでしまったんですね。 お気の毒です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先に読んだのが2016年刊行の「赤毛のアンナ」だった。驚くほど似ている構成にびっくり。が、黙秘の理由も結末も全く違う。 「人に必要とされる人間になれ」という教えが如何に罪深いか。 幸乃にとって絞首刑は、二度と人に裏切られない完璧なシェルターだっだ。 星マイナス1なのは、判決後に幸乃の言った「生まれてきてすみませんでした」が、反省を口にしない服役態度と矛盾していること。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えがあります。 幸乃に対して何度も、 希望を見出してくれ!と願うばかりでしたが、 読み終わった後は重く、色々と考え、何とも言えない気持ちにさせられました。 短期間で読めると思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!