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イノセント・デイズ
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イノセント・デイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全226件 201~220 11/12ページ
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読み終わって、それぞれのスピンオフを読んだ。という気持ちになりました。どこまで行っても人と埋る事の無い感情が延々と続いていきます。最後まで救われません。 救われないからこそ、神も仏も無く人として私達はどう生きるのかと問われている、そんな気がしました。 巻末に記載されている参考書籍も面白いです。 | ||||
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田中幸乃のことがどんどん気になって、真相が早く知りたくて一気に読破。読み終わったあとのなんとも言えない感覚。色んな感情が湧いてきてしばらく呆然としてしまった。 どんな事件も、どんな報道も、真相は私たちには本当の意味では語られない。罪を犯した人間のことを理解することもできないし、理解する必要もほとんどの場合ないのかもしれない。 ただ、判決の主文の、たった一文には収まらない人生が、誰にだってあるんだということは分かった。作品としての完成度の良し悪しというよりかは、記憶に残る作品という意味で星5です。 | ||||
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確かに面白いは面白いのですが、どうしても気になる点がありました。 司法、警察、消防無能すぎます。 そして人間関係も薄情で、正義感や良心が希薄です。 それを補って余りあるとは、感じられませんでした。 | ||||
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ネタバレ有りです。 結論的に言えば、救いのない話。だと思うけど。 いじめ 虐待 DV 受けている人は、本当はたくさんいると思う。 子供の頃、幸せな愛情いっぱいの家庭で育った人には、解らない話 かもしれないけれど、 そういう育成環境で無く育った人達には、少し理解できるかもしれない。 それでも、自から死を望むのは 出来れば避けてほしいと願うような お話でした。 | ||||
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次が気になってグイグイ読めましたが、かなり序盤でラストが読めてしまいました 面白かったけど、それってミステリーとしてはどうなんだ?と思ったのでこの評価で。 | ||||
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感想を正直に表現するなら「うおおおぉ、うわーん、うわーん、あぎゅううぅ、うおーん、ばぁーん、ぶだぁー、うっうっうっ、うー」って感じです。本書を読めば、なぜこんな表現をしたか分かってもらえるはず。言葉にできない感情が読者を襲うからだ。そしてこの物語が完全なフィクションであることを願うが、きっとノンフィクションな事例はあるのだろうと思ってしまう。これも偏見かもしれない。偏見が人の人生を狂わし、死ぬことを願うまでに追い詰める。死刑囚の田中幸乃の周りにいた人は彼女に小さな影響を与えた。影響を与えた当人は“大したことない”と思っているだろう。いや、影響を与えたことさえ認識していないかもしれない。幸乃にとっては、積もった塵が山となるように生きるための壁が大きくなった。そして脇道に目をやると“死”という楽園があることに気づく。死刑制度とは、警察とは、検察とは、弁護とは、たくさんのことが頭の中を回る。決して読後感は良くない。生きることについて強制的に考えさせられるような脅迫まで感じる。巻末の参考文献一覧を見ると、たくさんの文献が並ぶ。丁寧に取材した結果の作品であり、物語にリアリティーを添えている。だから分からなくなるのだ。死ぬこと、生きること、生き続けること、死なされること、生かされること。とても重い小説である。 | ||||
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可哀想、とか救われない、とかいう風に見せたかった割に、終始色んな人に心配されたり後悔させている描写が続くため、ただ1人で立つ気のないだけの甘えた悲劇のヒロインというように私には感じられた。 | ||||
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かつての恋人を殺しに行って、恋人はおらず、そこに居た妻と2人の子供を殺したとされ、死刑判決を受けた女の話です。 主人公が謎めいていて、その力で話が進んでいきます。 最後の方になると、殺害の理由(正確には殺害ではないのですが...)が、気になってきて、話を引っ張って行ってくれます。 全ての伏線が上手く使われていないのがもったいないなーと思いますが、十分に楽しめると思います。 | ||||
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まどろっこしいとこもあるけど、世の矛盾をこれでもかと感じるミステリー。別世界。 | ||||
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放火殺人事件の確定死刑囚の話 各章の題名からノンフィクション?と構えてしまいましたがフィクションです 各章さまざまな時系列で、かかわりのある人たちの話ですがどの章も引き込まれます こういう悲惨な恵まれない話はないこともないんだろうなぁと思いながら、読み進めましたが 最後まで救いがなく、読後感は良くなかったです とても面白くはあったのですが、☆4つの理由は ここまで救いのない考え方の主人公はどうなんだろう、物語のために追い込みすぎでは?と思ったからです 引き込まれて、あっという間に読んでしまう1冊です | ||||
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ページをめくるごとに徐々に明かされる女性死刑囚の全人生。胸に迫ってくる痛痒。衝撃の展開が待っています。読むのを止められません。なんの先入観も無しに読んでほしい作品です。これだけは確かです。一年に一度級の傑作です。 『お願いだから静かに逝かせて……。』 | ||||
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悲劇の主人公だった…。 嫌われ松子の一生とか、ダンサーインザダークとか、最近だと紙の月みたいなお話しでした。 | ||||
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死刑囚となった女性の人生や、彼女を巡る家族、幼なじみ、同級生などとの関わり、これらの登場人物の個性や感性といったことが丁寧に書き込まれていて、引き込まれるように読み進められます。 ストーリーがどう展開するのか、先を知りたくてページをめくっていくという、エンタテイメント小説を読む楽しさも味わえます。 ただ、最後があっけなく、ひねりがない上に、読後感が良くないという欠点があります。作者自身、本作で受賞した日本推理作家協会賞の受賞のことばで、「これはミステリーではないと指摘されることも覚悟の上でした」(2015年5月5日付け毎日新聞)と述べていますが、まさにミステリーとしては肝心のところが弱いと言わざるを得ません。 中身の濃い、上手い小説ですが、やはりミステリーとしてはそこそこの評価にとどまるように思います。 | ||||
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主人公、元の恋人のアパートに放火して、家族(母親と双子の娘)を死なせたとして、死刑判決を受けた田中幸乃の人生を、関係者数人の証言(述懐)で語るという構成である。 (以下ネタバレ)結局、冤罪ではあるのだが、本人がもう死にたいと考えていて、そうなることが本人にとっての幸せである、というような収束であるのだが、確かに可哀相な人生ではあるのだが、何か共感できない。 多分主人公が、あまり魅力的でないせいではないかと思う。 また小学校のときの「丘の探検隊」という遊びのグループをいつまでも引きずっていることとか、真犯人が唐突で安直な感じがするのとか、あちこちのセリフがうそ臭いとか、そんなところが気になった。だから処刑されても特に感慨もなくびっくりもせず読み終えました。 | ||||
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死刑囚田中幸乃の人生を、彼女(その親族)と接した人々が各章毎に時系列に語っていくストーリー。扱ってるテーマが重いため、全体的に暗いトーンです。 ラストの衝撃に繋がる話もしっかりと書かれておりミステリーとしての面白さもありますが、その事よりも田中幸乃の人生を浮き彫りにしていく過程の方が読み応えがあります。壮絶な人生ですが、どちらか言うと田中幸乃が静かに壊れていく様が、尚哀しく遣る瀬無い気持ちになります。 構成上、殆ど過去の話となりますが、女性刑務官の目線の話は現在の田中幸乃を語っており、女性刑務官の苦悩と田中幸乃の死に対する境地がヒシヒシと伝わってくる気がします。 | ||||
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こんなに不幸なのだからハッピーエンドにしてもらいたかった。希望が見えるのにそれを掴もうとしない幸乃が残念でした。ある種、きれいごと。なんか、弱すぎてかわいそう。死刑と言う形の自殺じゃないか。こういう結果を作者が望んだのは、作者もハッピーエンドを望むが、現実にはそれが叶わないのだよと強く突きつけられた気がした。久しぶりに社会的なメッセージと批判が込められた小説を読んだ気がした。 でもこれは小説なのだからハッピーエンドにしてもよいのでは? | ||||
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書評を読みすぐに注文をしましたが、読んだのは昨日一昨日です。 確かに一気に読めますが、登場人物が多い分、あるいは時間の経過と舞台が多いため、粗筋を読んでいるようです。 もっと一人一人の人物描写をしっかり描いてほしかったです。 物語の展開が、技巧的で必然性を伴わない。 全体を倍の長さにして物語を時系列で自然な流れにしてほしかった。 | ||||
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死刑囚となった田中幸乃の人生を、裁判長の判決理由ごとに振り返りながら、田中幸乃と関わった人物たちの視点で展開されていくミステリ小説。 誰かに必要とされたいが、嫌われるのが恐い。田中幸乃の悲痛な叫びが伝わってくるリアルな展開で最後まで一気に読んだ。田中幸乃と関わった人物たちは、もう少し彼女に何か伝えてあげることはできなかったのかと考えてしまい、悲しくてどこかやりきれなかった。 ただ、幸乃の人生が「生まれてきてすみませんでした」というほど、すべてを諦めて何も抗わず死刑判決を受け入れるほどのものだったのか、幸乃がそこまでの思いに達するまでの描写がもう少しほしかった。 | ||||
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もっと早く、真実にたどり着いて欲しかった。幸乃が、なんとしても幸せになって生き抜く姿が見たかった。後味が悪く、とても怖い作品でした。 | ||||
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物語が進むにつれて事件の真相が明らかになってくる。最終章で事件がひっくり返るのではと期待させながら、そのまま収束してしまう。物語で一貫して言いたかったのは「イノセント」の意味くらいか。ちなみに321ページに誤植あり。(誤)逃げだ ⇒ (正)逃げた 日本、海外の最近のよくある小説をつぎはぎにして物語を作った感じがして、がっかりです。 | ||||
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